
昨日、とうとう上級クラスが終わりました。ホワイトボードには、生徒が書いたアルゴゲームの席順を決めるあみだクジ、日付の下には"日直"として生徒の名前が残されていました。
毎週同じ時間、同じ顔ぶれで3年間、授業を行いました。最後の授業もそれは変わりません。もう、彼らにアルゴを教えることはありません。
卒業の挨拶を交わし、夕暮れの中、保護者に連れられて帰るいつもと変わらぬ生徒の後ろ姿を見送りながら、
「ああ、伝えるべきことを、しっかり伝えることができたかな?」
と自問せずにはいられませんでした。