
要約教室で使用している「わくわく文庫」を導入する塾が参加する勉強会がありました。
多くの保護者が「子どもの読解力不足に悩んでいる」とするアンケート結果は、マナビオへ入会を検討されるお客様とも符号するものでした。しかし、「わくわく文庫」が備える"速読"機能について、
「読む早さと読解力に顕著な相関関係はない」
という立場の塾は少数で、"速読は付随的な指標"と考えるアプローチは、マナビオの大きな特徴であることが分かりました。
私達は、読む早さよりも、「読解力不足」と判定された子ども達がおしなべて「文章や言葉で表現することが極度に苦手であること」に着目しています。人は、歌なら歌って聴かせること、絵なら描いて見せることが楽しいから、その行為を行います。文章を書くことも、本来は、誰もが楽しめるはずなのに、語彙が豊富で、字が綺麗な人しかやってはいけないように思われています。これでは、読解力不足とされる子どもが、「自分の考えを他人に分かる文章や言葉で伝えること」に全く価値を見出せなくなってしまうのも当然です。
まずは、好みのスピードで文章を読み、次いで、書いて伝える楽しさを子どもが知ることだと思います。