【要約教室:文章を書くと読解力が高まるのは何故か】 | 市原市「マナビオ」のブログ

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マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。


読む速さと読解力の関係

 要約教室で使用している「わくわく文庫」を導入する塾が参加する勉強会がありました。


 多くの保護者が「子どもの読解力不足に悩んでいる」とするアンケート結果は、マナビオへ入会を検討されるお客様とも符号するものでした。しかし、「わくわく文庫」が備える"速読"機能について、

「読む早さと読解力に顕著な相関関係はない」

という立場の塾は少数で、"速読は付随的な指標"と考えるアプローチは、マナビオの大きな特徴であることが分かりました。


 私達は、読む早さよりも、「読解力不足」と判定された子ども達がおしなべて「文章や言葉で表現することが極度に苦手であること」に着目しています。人は、歌なら歌って聴かせること、絵なら描いて見せることが楽しいから、その行為を行います。文章を書くことも、本来は、誰もが楽しめるはずなのに、語彙が豊富で、字が綺麗な人しかやってはいけないように思われています。これでは、読解力不足とされる子どもが、「自分の考えを他人に分かる文章や言葉で伝えること」に全く価値を見出せなくなってしまうのも当然です。


 まずは、好みのスピードで文章を読み、次いで、書いて伝える楽しさを子どもが知ることだと思います。