
いすみ市「ポッポの丘」に展示されている車掌車の内装です。
子どもの頃、貨物列車の最後尾に必ず車掌車両が連結されていたように記憶していますが、記録によると1985年のダイヤ改正で「原則不連結」となったようです。
内装はほとんど木製です。テーブルや椅子は、床・壁に固定されています。窓の内側には、洒落た木製の網戸がついています。
ストーブが目を引きます。画面左奥にあるベージュの鋼製の造物が燃料タンクです。ストーブ本体には電動(?)の送風機がついています。煙突は天井を貫いて屋根上から排煙しており、雨仕舞が気になります。消火器の設置義務などはなかったのでしょうか?明示は全くありません。
画面奥の入り口の上に垂れ下っている紐は、左右の壁についた換気口を開閉するためのものです。引き紐と同じ位置に、屋根上への突き出し型の換気口の操作棒もありました。トイレはありません。
この車両に乗務した車掌さんは、どんなことを思ったのでしょうか?