【身近な風景:幼児用椅子】 | 市原市「マナビオ」のブログ

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マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。


幼児用椅子

 現在、中3の長男が2歳だった頃、私が製作した幼児用の椅子です。


 9mm厚のシナ合板でできており、規格サイズ(910mm×455mm)の板から全ての部材がとれます。


 子供が持って運べるぐらい軽くしようと思い、背板と脚の板をくり抜いて作りました。重量はわずか708gしかありません。大人が片足で載ってもびくともしない強度をほこり、10年以上経った今でもマナビオで使っています。板はかくし釘で固定しているので、幼児がビス頭にひっかけて怪我をする心配はありません。


 座面の縁先のペンキが無いのにお気づきでしょうか?当初、座面は、現在の切り跡より3cmほど広く作りました。ところが、幼児は、椅子に深く腰掛けることが難しく、浅く腰掛けると椅子自体が前に倒れてしまう為、後からカットしました。いつか塗ろうと思っていながら、結局、今日に至りました。


 自分で作った物への愛着が、こんな風に長い年月を経てもなお持続するというのは、自分にとっても発見です。