
平山窯展を見に、市原市内から車で40分の鶴舞にある上総更級美術館へ行ってきました。
鶴舞は、幕末に幕府ゆかりの人物を他県から向かい入れ、わずかな期間だけ鶴舞藩となった歴史があります。市原市内の漁村や田んぼ文化とは少し異なるものを感じる、県外出身者の私にとってはとても興味のある場所です。
また、明治に生まれ、"鶴舞の神童"といわれ、毎日新聞社の社長を勤めた高石真五郎氏の出身地でもあります。高石氏の出身家では、古くは呉服商をされており、後に鶴舞郵便局として地元に親しまれたそうです。
上総更級美術館は、現鶴舞郵便局の真向かいにあります。しかも、蔵造りの外観の美術館です。真っ白な外壁にピンク色に塗られた木製建具が取り付けられ、外観はとても現代的です。内観は、古材がむき出しになっており、古さを感じます。
鶴舞の歴史を感じる小さな美術館で、焼物と銅版画を堪能することができました。