アウラ学びの森では、毎週金曜日に小学生を対象とした「読書表現」という講座を展開しています。
ひとつの物語を、大人や高校生、小学生という多様な層のメンバーと一緒に読み込む、ワークショップ型の授業です。
物語の中から根拠を探し、自分の意見を述べるための、論理的な思考力を養うことを目指しています。
この講座では今、子どもと大人が一緒になって物語を作っています。
今回も、ああでもないこうでもないと言いながら、一緒に書き進めていきました。
よく、「子どもにはとんでもない発想力がある」とか言ったりしますよね?
私とペアになった男の子も、見てて恥ずかしくなるようなファンタジーの世界をどんどん展開していきます。
もっとこんな風にしよう!もっとありえない世界にしよう!
そんな思いが伝わってくるかのように、子どもは目を輝かせています。
一緒に物語を作っていると、このワクワク感が私にも伝染してきます。
始めのほうは、「もうなんやねんそれ~」と、少し冷静に見ていたのですが
後半はもう、自分が作った作品かのように、ポンポンとアイデアが浮かび、「俺が書く!」と、原稿用紙を取り上げてしまいそうになるのを必死で抑える始末…。
そして終わりの時間になり、ふと我に返った時に思ったことがあります。
─子どもにはとんでもない発想力がある。
これは本当に子どもに限ったことなのでしょうか?
私は、この歳になって、どこか恥ずかしい気持ちとか、ちゃんとしたものにしないととか
そういう「一線」のようなものを勝手に自分で引いてしまっているだけなのかもしれないと思いました。
でも本当は、いくつになっても「とんでもない発想力」は発揮できるものだと思います。
この「一線」って、なんなんやろう。
どうやって身についたんやろう。
そんなことを今考え中です。
そして、この「読書表現」という講座では
この「一線」がなくなる面白さがあることを、今回は伝えたいと思ってブログを書きました。
大人も子どもも本気になってしまう「読書表現」
講座のお申込み、お待ちしています。
