今年度最後の「読書表現」の講座です。
小学生を対象とした国語の授業のひとつとしてスタートした「読書表現」。
今までは、読書感想文の発表などをしていたのですが、今年度からはみんなでひとつの物語を読むという試みをしてきました。
ひとつの物語を読み、出てきた問いをみんなで考え、それについて話し合う─
つまり、「対話」をベースにした講座を展開しようとしてきました。
しかし、初めは子どもも大人も戸惑いました。
子どもからしたら、「答えは何?はやく教えてや!」
大人からしたら、「答えはない!それより疑問に思ったことない?」
そんなコミュニケーションの行き違いが生じていたように思います。
でも、徐々に雰囲気が変わってきました。
それは、大人が子どもの間に入って、自由に疑問をぶつける姿を見て、子どもたちも「あれ?こんな感じでいいんや…」と思ったからかもしれません。
また、大人も子どもたちの鋭い問い返しに驚き、「あれ?自分の解釈のままでいいんか…?」と思ったからかもしれません。
理由はよくわかりませんが、今までのように「教える/教えられる」みたいな関係性が崩れてきて、一緒に「学ぶ」という関係性ができたことは確かだと思います。
…そんな読書表現の最後の講座では、自分たちで詩を作って発表しました!
これまで3週にわたって、いろんな詩を読んできました。
─こんなんも詩なんや、これもありなんや
みんなの中で詩が身近になってきて、「はやく作ろう!」と言いだす子どもまで出てきて、今回にいたります。(どんだけ作るん好きやねん)
テーマは
「声に出していいなと感じるような詩」
さぁ、大人と子どものガチンコバトル開幕です!
※詩を作るのに勝ち負けはない
どうでした?
大人、完敗ですよね?笑
私も作ったのですが、桜井先生と同様、何の中身もない作品になりました。笑
悔しい!
子どもたちの勝ち誇った顔…
今に見ておれ!次は必ず勝つ!
とまぁ、最後の最後まで、大人と子どもが真剣に取り組むことができた講座になりました。
来年度はさらにパワーアップするんでしょうか?楽しみです!