心理的安全性と関係性の質 | 社長の独り言

社長の独り言

徒然なる雑記です

皆様こんにちは。

 

本日のタイトルでもある”心理的安全性”と”関係性の質”ですが、どちらも目にすることが多いと思います。

 

当社では、3年ほど前よりピラミッド型組織からフラット組織へと移行を図っており、その際に参考にし、社内浸透を行ってきたのが「心理的安全性」と「関係性の質(成功循環モデル※1)」です。両考えは、異なる教授が提唱していた内容ではありますが、「心理的安全性」を図る際に「成功循環モデル」の活用をしております。

 

この心理的安全性の考えは確実に社内に浸透しており、一年前よりも関係性の質が良くなっております。

心理的安全性が確保されてくると具体的には、どのような行動が確認できるようになるでしょうか?

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・無知だと思われる不安を解消し、「わからない」と気軽に言える、知らないことや不明点を遠慮なく尋ねられる

・無能だと思われる不安を解消し、失敗やミスを素直に認める、できないことは事前に相談できる

・邪魔をしていると思われる不安を解消し、自分の意見を発言することでユニークなアイディアの創出につながる

・ネガティブだと思われる不安を解消し、チームの問題を建設的に議論する、必要な際は否定的な意見が発言できる

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心理的安全性が高い職場は決して優しい職場でも仲が良い職場でもないのです。

表面上仲が良くて、お互いに優しく、発言も忖度をして指摘をし合わないチームとならぬよう、目的達成のために安心して活発に意見交換ができる社内環境を引き続き目指してまいります。

 

心理的安全性を創り出す第一歩が、一人ひとりが心がける関係性の質の向上となります。

一人ひとりの日々の心掛けの努力が社風≒企業と風土となるのです。

※1:成功循環モデル:ダニエル・キム教授(MIT組織学習センターの共同創始者)が提唱した組織開発のフレームです。組織の状況を4つの要素とサイクルで定義し、より良い組織に導くためのフレームとして、多くの組織開発で活用されています。 ダニエル・キム教授が提唱する「成功循環モデル」の特徴は、組織の結果の質を高めたいとき、まず関係性の質を高めるべきという点です。関係性の質が高まると、従業員同士のアイディアに対して前向きな意見が出るようになります。そして、組織全体の思考の質が高くなり、行動と結果につながるというものです。 このように一見遠回りするように見えますが、持続的に結果を出すためには、関係性の質に着目して良いサイクルを回していくことが必要です。