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✳️iOS26 Yahooニュースより 終わり

✳️iOS26 2025年9月11日木曜日 Yahooニュースより


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 ここ最近、特によくわからない電話番号からの着信が増えている。

 

 auの電話番号に「NTTドコモだが、2時間後に通話ができなくなる」とか、総務省を名乗ってきたりなど、とにかく厄介な迷惑電話がとても多い。

 

 選挙日が近くなると「どこの政党を支持しているのか」や、筆者が電気自動車に乗っているせいか「ソーラーパネルはどうか」なんて売り込みが、自動音声でかかってくることが本当に増えた。

 

 明らかに海外の電話番号であれば無視するのだが、固定電話や時に090や080といった携帯電話番号からかかってくることもある。仕事柄、知らない携帯電話番号からコメント依頼が来ることが多く、そうした電話番号は無視できない。慌てて出てみると、迷惑電話だったことが多く、本当に辟易しているのだった。

 

 そんな状況の救世主となりそうなのが、今年9月に正式配布されるであろう、iPhone向けOSの「iOS 26」だ。

 

通話のスクリーニング機能に注目

 

 iOS 26は、すでにパブリックベータ版が配布され、あちこちでレビュー記事や動画がアップされている。

 

 注目はデザイン面の刷新である「Liquid Glass(リキッドグラス)」で、画面上に水滴が垂れているような見た目で、その水滴を操るようなユーザーインターフェースが楽しい。

 

 一方で、iOS 26はセキュリティやプライバシーを保護するという「地味な進化」も取り入れられている。なかでも、個人的に試してみて、期待しているのが通話のスクリーニング機能なのだ。

 

 iPhoneに知らない番号から電話がかかってくると、発信者に対して「名前と要件を録音してください。発信先が応答できるか確認します」という音声メッセージが流れる。発信者がそれに答えて自分の名前などを話すと、iPhoneの画面上にテキストになって表示される。もし、必要だと判れば、電話を取って通話を始めればいいという流れになる。

 

 いちいち、怪しい電話番号から着信にビクビクしながら応答しなくてもいいのは、結構、ストレスがなくなって快適だ。

 

 これで、迷惑電話から少しでもおさらばできると思うと、本当にうれしい限りだ。

 

最初に対応する自動音声は気になる

 

 ただ、気になったのが、最初に対応する自動音声だ。

 

 自分が初めて電話をするような相手に発信してみたら、謎の自動音声が再生され「名前と要件を録音してください。発信先が応答できるか確認します」と言われたら、速攻で、通話を切ってしまいそうだ。携帯電話の場合、固定電話と違って、必ず本人が出ることが多いので、いきなり自動音声に対応されると「間違い電話しちゃったかな」と不安にさせられる。

 

 iOS 26の通話スクリーニング機能を我先に導入すると、本当に電話したいとかけてきた人に対して、面食らわせるようなことになってしまいそうだ。「初めての携帯電話番号にかけると、自動音声で対応されることがあるので、ちゃんと名前と用件を伝えよう」というのを世間が認知する期間が必要かもしれない。

 

 キャリアが提供する留守番電話サービスは自分の声を吹き込むことができた。電話をかけると、相手の声が本人なので「あ、いま電話に出られないのか。留守電を引き込むか」という流れになっていた。

 

 iOSでも自分の声で対応できるようになると「ビックリして切られる」なんて事も減りそうだ。

 

アップルが“革新的”なわけではない

 

 iOS 26で提供される通話スクリーニング機能について「アップルはなんて革新的なんだ」と褒める気はサラサラない。

 

 なぜなら、同様の機能はグーグル・Pixelで提供済みだし、シャープ・AQUOSでは詐欺電話音声のデータベースとAIを組み合わせた警告表示などもできるようになっている。

 

このあたりにおいては、アップルは「他社の後追い」であることは間違いない。

 

 ただ、アップルがiOS 26で、9月に発売されるであろう次期モデルだけでなく、iPhone11以降で通話スクリーニング機能が使えるようになると、この機能が一気に世間でメジャーになっていくインパクトはあるのは間違いない。

 

 ユーザーとすれば、迷惑電話に出る回数が減るのは間違いないし、迷惑電話をかける側にとって、成功確率が一気に減る可能性があるのだ。

 

 そういった面では、日本にいるスマホユーザーの半分がiPhoneを使っているということを考慮すると、通話スクリーニング機能がiOS 26によって「民主化」していくことだろう。

 

 特殊詐欺電話の被害に遭いそうなシニアにも是非とも使ってもらいたいし、この機能が普及することで、こうした特殊詐欺電話が減っていくことを期待したい。

 

  

筆者紹介――石川 温(いしかわ つつむ)

 

 スマホ/ケータイジャーナリスト。「日経TRENDY」の編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界の動向を報じる記事を雑誌、ウェブなどに発表。『仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術』(朝日新聞)『未来IT図解 これからの5Gビジネス』(MdN)など、著書多数。