代表の真部です。

最近、面白い本を読んだので共有させていただきます。

 

 

アスピーラボという、悩みはあるが社会には適応しているぞというASDの方々のサークルで

定型発達の心理士の金織先生とメンバーとの対話で作られたものです。

 

ASDの人は空気が読めない, 融通がきかないなどというイメージがあるかもしれません。

私自身もASDがありますが、半分は当たっているけど、それも違うんだよな~と思いつつもうまく言葉に表す

ことができませんでした。

この本では、私の感じていた違和感を明確に表現してくれています。何度も対話を重ねてきたからのものですね。

 

例えば、空気を読むことはできるが、なんとなくで読むことは苦手, 真面目に考えすぎてしまうは首がもげるほどうなずき

ました。定型発達の人が一瞬で自動的にできることが、考えないとできないのです。考えているうちに状況が変わるので、

よく「ぼーっとしている」と言われてきました。

 

この本では、同時に定型発達の人たちがどうしているかについても表現されているのが面白いです。例えば、雑談をどのようにとらえているか。定型発達の方は、雑談により、内容よりは、どれぐらいの付き合いができるかなと距離を測っているとあり、なるほどと思いました。皆、そこまで考えずに無意識でやっているんでしょうけど😅

 

最後に、著者の「もっと自分を労ってください」という言葉も心に染みました。私自身、自分自身に厳しくし追い込んでしまうところがあります。もっと気楽に生きていくことを少し意識しようと思いました。

 

この本は知的障害のないASD当事者の方におすすめできますし、周囲の方にも読んでいただきたいと思います。