代表の真部です。
久しぶりのブログ更新です。
今日は、児童精神科医で信州大学の教授・本田秀夫先生の著書「知的障害と発達障害の子どもたち」を紹介します。
本田先生は発達支援では著名な先生で、これまでも著者や講演を聞いていて、飽きていた(ごめんなさい💦)のですが、
知的障害にフォーカスを当てているのが新鮮で購入することにしました。
内容としては
・知的障害の定義など基本
・早期支援の重要性
・知的障害の解説
・ゆっくりにみえない軽度知的障害と境界域知能
・勉強について
・育て方:大人になった時の状態から逆算する
・進路選択
など幅広くカバーされています。
重要なことは、
・早き気づき、支援を受け始める
・お子さんのゆっくりを理解して育てる
→安心できる環境を提供
それがうまくいかないと、情緒が乱れる2次障害のリスクとなる
・大きくなったら本人の自己決定を大事にしよう
であることを本田先生が強調されています。
あ、もっと重要なことが・・・
児童発達支援事業所は、保護者も見学したり、参加できるところをおすすめします、と書かれていました。
理由は、保護者の方が相談にのってもらいやすいからです。
コンパスでは、家族支援や子育てサポートという形での保護者の方の相談にも対応しております。
私自身、療育と同じぐらい家族支援を重視しておりますし、それがコンパスを立ち上げた大きな理由の1つです。
評価は10段階の8です。
内容については値段以上ですが、文字数が多く、保護者の方によっては内容が難しいかもしれません。
保護者向けに書かれたと思いますが、支援者の方にも読んでほしい1冊です。
支援に役立つと思います。