みなさま「大丈夫」な日々をお過ごしでいらっしゃいますか?

 

 

 

人の悩みのほとんどは「お金と人間関係」と申します。

お金は稼ぐなり、倹約するなりでなんとかできても

集団の中での人間関係は親しければ親しいほど難しいこともあります。

 

 

 

 

ご自身がすでに「大丈夫な境地」にいらっしゃっても

面倒見が良かったり、親切で思いやりにあふれるような方であるほど

器用貧乏と申しますか

人に利用されたり、優しさに付け込まれて依存されたり

一方的に鬱憤晴らしのターゲットにされたり…。

 

 

自分はそこそこ誠実に善行を行って生きているつもりなのに

なんで私ばっかり犠牲になるの?損をするの?

繰返す度、悲しい被害者意識が湧いてしまったり。

 

せっかくの「大丈夫な人生」に他人に穴を開けられて

幸せをダダ洩れさせてはいないでしょうか。

 

 

 

 

 

そんな時、くるりと視座を換えて

一体何が起こっているのか把握して視ましょう。

 

 

まず、大丈夫な人はまわりの大丈夫でない人のエゴを脅かします。

エゴまみれで苦しんでいる方の立場から観察してみましょう。

 

1⃣プライドの高い人

あなたが執着を明け渡して飄々と生きているだけで

エゴを鷲掴みして自分が得ることに奔走している方を刺激します。

自分は満たされなくて苦しいのに、アイツはなんで平気なんだ、ムカつく!

自分にはないあなたの輝きで、自分の影・汚点が炙り出される気がして

プライドを傷つけられたように敵対心を持ったりします。

 

 

2⃣依存傾向の人

②の記事で取り上げました

”自己愛性パーソナリティ障害”系の家族の面倒を見てきた経験のある方は

自己犠牲によって場を収めてきたご経験から

依存傾向の人からロックオンされる可能性が高いです。

自分で自分の面倒を見られない人は、絶えず質の高い被依存者を求めています。

 

 

 

 

自分から何か悪いことをした訳ではないのに

なぜエゴの強い人を刺激して、執着させてしまうの?

酷いよ……不安あせるあせる

 

エゴに翻弄されて他人に危害を加える人々に

反省させて倫理感を持って接してもらうのはとても時間がかかるでしょう。

 

彼らの自分の執着への苦しみは

今後ご自身で対処していただくよう放っておいて

ご自身でできる対処法を検討していきましょう。

 

 

 

 

1⃣のプライドの高い方はあなたに嫉妬しています。

嫉妬というのは自分と極近いレベルの人にしか持てません。

大差ないのに刺激してくるから、引きずり降ろしてやろうと意地悪をしてくる。

 

「出る杭は打たれるが、出過ぎた杭は打たれない」

誰も及ばないほど抜きんでて圧倒的な成果を上げると打てなくなるでしょう。

彼らは意地悪をする前に優しい弱い人か、必ず人を見ています。 

 

 

2⃣の依存傾向の方はあなたが経験則から見捨てずに世話をすることを狙ってきます。

何度「No!」を言って断っても、

そのことで自分がどんなに傷つくか、あなたはそんな冷たい人じゃないとか

責任感や罪悪感を刺激して踏みとどまらせます。しつこいです。

あなたのことを自分を庇護してくれる唯一の代わりの利かないかけがえのない人、の様に言い寄って来ますが実は下に見ています。

利用してもいい人。犠牲を働いて自分に尽くすべき人。

ですからこちらの持ち出しばかりでギブ・アンド・テイクが成立しません。

彼らには教え諭したり、愚痴に傾聴する必要はなく、

「ごめん、あなたに興味関心が湧かないんだよね」と平然と伝えるとよいでしょう。

情に訴え、責任感や罪悪感を持たせようとするので駆け引きに乗らないことです。

 

 

 

 

どちらも 自分のエゴの苦しみを他人で解消しようとする例です。

弱い人と思って付け込む、対等な関係性ではありませんね。

優しい方は自分が悪い人になってしまうのは嫌だ、と

他人のエゴのターゲットになりがちです。

そんな時、真に自分を愛し、守る。

嫌なものは嫌だということを自分に赦す。

しなやかな大丈夫さを纏ってまいりましょう。