亡父の今世の人生計画についてのお話です。

 

父が亡くなった時、私は15歳でした。

随分と時が経ち、父の亡くなった歳も超え

私も同じ脊髄小脳変性症を発症し

ご縁があって 清水浦安先生に

病気の原因に何か家系の因果がないかを調べるため

父の直近の過去世をリーディングしていただく機会がありました。

 

 

 

名も無いような平凡な貧しい農民の息子でした。

(以下、仮名:権兵衛とします)

領主である旗本のお屋敷が近くにあり、

その家の息子とは顔見知りでした。

 

大きな戦があって、領主が世話になっている他地域の大名を助けるため

領主とその息子を含む武道の心得のある男たちが援軍に駆りだされます。

皆戦地に行ってしまって、残されたのは女子供と年寄りばかり。

 

お屋敷に番頭さんは残りましたが若い男性がおらず

領主の息子と顔見知りということで、権兵衛が代理で何かと引っ張りだされます。

領主は戦で亡くなり、息子は怪我をして戦地に留まります。

 

数年経って息子が領土に帰還すると

権兵衛が領主であるかのようにお屋敷で生活していました。

 

息子は「留守をありがとう」といって権兵衛に屋敷を出るよういいますが

息子の妻であった女性との間に子も設け、居座ります。

結果、相続権のある息子が不本意ながら出ていく形になりました。

 

 

 

 

このリーディングのお話を聞いて

本来自分のものではないものを ひょんなことから得てしまった。

持ち主が帰って来たのに、得たものが惜しくて返せなかった。

自分の利益優先で、領主の息子の失望や苦しみを顧みられなかった。

 

照らし合わせてみると

・長子を差し置いて会社を継ぐため無給で働いていたのに継げなくなる

 →領主の息子から奪ったものを逆に奪われる体験をする

 

・家族に心を許せる人が居らず、愛情の薄い家庭

 →領主の息子の妻や家を奪い、すべてを失わせた喪失感を体験する

 

残酷な人生に思いますが、過去世で顧みられなかった後悔から

実体験をして学びに来たのだとすると

魂の進化のために選択したことに納得がいきます。

(かなりチャレンジャーですね)

 

 

 

実は 母の方が魂の課題は大きいのです。

私の霊査では 猟奇的なカニバリズムを持っています。

(アステカの心臓を神にささげる生贄に自分の娘を差し出して名声を得るなど)

嫁姑の葛藤で非常にストレスを溜めて居り、

腹いせに私を虐待していました。

 

父は私を育てない条件で勝手に産め、といったものの

母が幼少の私へ暴行をして大怪我をするのを見て、

「このままではいつか殺すな」と勘が働いたようで

毎日母の愚痴・悪口を 毎晩じっくり2時間聴いてあげるようになりました。

 

これは 父本人は母が子を殺したら一大事、と何の気なしに始めたことでした。

でも魂的には 大きな徳を積む行為なのですね。

愛の薄い家庭に育ち、愛を知らないながら

出来る形で弱きものを守る。

「愛してる~」「大好き~」でなくても、色々な形の愛を学びますね。

 

 

 

次回は、なぜ旧カルマシステムを終わらせたいか?についてです。