生田「あすかー」

飛鳥「なにー」

生田「なんの本読んでるの?」

飛鳥「ん、これ?」

生田「うわ、病みそうだね、これ」

飛鳥「うん」

生田「あすかちゃん!聞いてる?」

飛鳥「ん?うん」

生田「あすか!」

飛鳥「、、、」

生田「、、、」

(ごめんねいくちゃん。最近はいくちゃんのだる絡みにもなれてきて、嫌いじゃないけど、今この場面は集中したいから。)

そう思って椅子の上に体育座りをする飛鳥。
華奢だから椅子の中に綺麗に収まる。

生田はそんな飛鳥を、つんつんとつついてみたり、フゥーっと息を吹きかけてみたりしている。

真夏「いくちゃんやめなよ。あすかに嫌われても知らないよ。」

生田「え〜。分かった、、、」

ほっぺたをぷっくりと膨らませてわざと大袈裟に拗ねてみせる。

生田「あすかと一緒にいたかったな〜!」

いつもより大きめな声で言う生田。

真夏「いくちゃん!ほらあすか嫌がってるじゃん!」

飛鳥は、膝に顔を埋めてしまっていた。
ところが生田は気づいていた。嫌がっているのではない。膝の中で顔は真っ赤になっているはずだ。

生田「あーすか!( ≖ᴗ≖​)ニヤッ」

後ろから抱きしめる。体育座りをしているため、すっぽりと包まれる飛鳥。
ニヤニヤする生田を、やれやれと真夏が見ている。そんな真夏に聞こえないように、言う。

生田「あすか、可愛いよ。」

すると、照れて真っ赤になった飛鳥が、少しだけ顔を上げた。恥ずかしいのか涙目になっている。
クリクリとした瞳がうるうるとしているため、幼さが増す。

飛鳥「うるせーっ////」

真夏に聞こえないように答える飛鳥。そんな姿が可愛すぎて、生田は変な動悸がした。

生田「ご、ごめんっ////」

急いで離れる生田。そんな2人の一連のやり取りを、不思議そうに見ている真夏。

家に帰ってからも、あの時の飛鳥が頭から離れない生田。
それからしばらくの間、まともに飛鳥を見れなくなったのは言うまでもない。

飛鳥「いくちゃん、最近変だよ。」

生田「そ、そんなことないよ〜、、、」

ナチュラル小悪魔飛鳥ちゃんに、しばらく悩まされる生田であった。

おしまい