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今日一日で「僕はパパを殺すことに決めた」を読みました。
あんな分厚い本を1日で読み上げるとかびっくり!!

この本はちょうど1年前に起きた、奈良の高校1年生が医師である父親を殺そうと思ったけどいなくてそれでも放火を決行して継母と妹弟を殺してしまったという事件についての本です。
放火の後、民家に侵入して、サッカーを見ようとしたなんて報道もあって覚えてる人も多いと思います。あの事件です。


あたしはこんなに手記がしっかり載っている本なんて他の事件にはないから
この事件を自分の卒論の題材にしようと思って
この本を買って読みました。

でも読み終わった今ちょっと不安です。


それはあたしの父親とこの家の父親があまりにも似ているからです。


うちの父も少年の父も学歴が高く、またそれを得るのに苦労したため
子どもである私や少年に対して
体罰も含めた、とても厳しい教育をしていました。
少年の場合は幼稚園に入学する前から事件を犯す高校生までずっと尽きっきりで父親が勉強を教えてたし
私も小1から塾に通って、小学校も私立に転入したし、中学受験前は2~3時まで父親に算数を教えられてました。
それもわからなかったり、眠さに負けて居眠りしていると殴られたりしてね。
あたしはチャレンジ校だった帝京に合格したとき「お父さんが遅くまで算数教えてあげたからだね」と言われたことを今でも忘れてません。
また、成績が悪いと殴られて怒られたりして、段々親に嘘を付くようになっていったのも同じ。

その積み重ねが恐怖から、憎しみに変わってしまった過程なんかが自分と重なって冷静に見れない気がするんです。
研究なんだから、あくまで平等な視点で物を見ないといけないのに。。


うー…ん


「自分なら罪を犯してしまった少年たちの気持ちがわかってあげられるはずだ」と思ってこれを題材に選んだのに
それが仇になっちゃうのかなー


こんなあたしだからこそ、もっと違う内容に切り替えた方がいいのか迷ってます。
気持ちが辛いとかは別にないんだけど。意外と。
たぶんあたしの場合過去だからだと思います。

あと、今更変えて間に合うのかってのも相当気になる点です(爆)

ていうひとりごとです。←長ぇーー