ついに読み始めましたよーゼミの本紹介用の本。
結局「なぜ『よい子』は暴発するのか」(村山士郎)にしました。
途中まで読んだんだけどやっぱ感慨深いね。
よい子ゆえの少年犯罪。。
いうなれば彼らの同じような家庭環境で暮らしていた真が犯罪を犯さなかった理由。
それってなんなのかな?
真は今のところ、「未来志向」のおかげなんじゃないかって思ってる。
父親をどんだけ嫌って、まじで殺してやりたいときもあった。
でも、なぜ実行に移さなかったかって言ったらそれは自分の未来を棒に振りたくない、それだけのせい。
そう思ってたから、行動に起こさなかっただけ。
もしかしたら未来がどうなってもいいなら殺してたかもしれない。
紙一重だよ。
キレてるとき(正確には気がふれそうなとき)って、周りなんて見えてなかったからね。
でも、だからこそ今自分がこの道を選んでよかったと思うよ。
だってもう自分で稼いだお金で専門行ってるし、文句はいえないでしょ?
自分でやりたいって思ったから自分のお金で行くんだもん。
もちろん大学は行かせてもらってるから、「4年で卒業しろ」とかそういうのは言われてもあれだけどね。(ていうかいわれんでもするけど)
でも、就職と専門については何も言わせない。
文句言いたきゃひとりで言ってな。
あたしは聞かないよ。
就職したら最初の1年は金がないから無理だけど
1年くらい貯金して、2年目は家を出るつもり。
ママのことは好きだし、今も夜おばあちゃんとふたりでご飯とかかわいそうでならないけど。
でも、それより大事なことがあるんだよ。
あたしはあと3年したら自立しますよ。
家にも仕送りとかして、文句言わせないよ。
日ごろこんなにも明るい真だけど、心の奥にはまだ暗いものが残ってたりする。
隠すことは苦じゃないから、愚痴は言ってもこんなとこまで日常で見せたりしないよ。
見せることで見せた相手が気分を暗くする方があたしには苦だ。
だから「包み隠さずなんでも話して?」的スタンスは別にいらない。
ここに書くことに意味もないし、何かあるわけじゃないけど(助けてサインとかね)
もう過去の話しだし。
でもここに書くことで忘れないようにしたい。
あのころの気持ちを忘れたくない。
暗い過去だけど、削除したくない。
記憶に残しておきたい。
あれを乗り越えたから今があるんだから。
自殺とか、殺人とか、強盗とか、いじめとか、引きこもりとか
今少年犯罪や社会問題は多様化してる。
増えてるんじゃなくて「多様化」
だから報道の比率も上がる。(実際は件数はそこまで増えてない)
だから、そういうことを抱え込んでる人がこれを見てるかもしれない。
「刺激しないで」って思う人もいるかもしれない。
でも、今予備軍な彼らはこれを超えたら大きくなるよ。
もちろん具体的に手を出してしまった子はそれだけじゃ済まないけどね。
前向きに考えることって難しい。
すぐに暗い世界に入っていっちゃう年頃だから。
でもそれを乗り越えられたら、大きくなれる。
「うちの子がそんなことするはずない!」じゃなくて
「うちの子なら大丈夫。乗り越えられる」って思って見守ってあげよう。
大人が子供を変えることだっていくらでもできる。
溺れてるからってすぐに助けにいっちゃだめ。
傍観しててもだめ。
浮き輪をなげてあげよう。
彼らは絶対自分の力で戻ってこれるから。
戦後第5次ピークがそろそろ始まってる気がする。。