図書館でタイトルに惹かれて、真梨 幸子さんの【みんな邪魔】を借りました。
単行本では【更年期少女】です。
読んだ後で嫌な気分になり、後味の悪さが癖になる小説。
イヤミス小説では湊かなえさんの作品はいくつか読みましたが、真梨 幸子さんは初めてです。
少女漫画をこよなく愛する中年女性たちが、オフ会でハンドルネームで呼び合います。
ハンドルネームとはかけ離れた容姿、服装から周りからは滑稽に見えてしまいます。
40代の頃にK-POPにはまり、オフ会でハンドルネームで呼び合っていた過去の自分が重なり、笑えない
読み進めると、6人の女性たちのそれぞれの立場や環境が分かってきますが、一番辛かったのは介護が必要になった母親の話です。
生き場所がなく苦悩する母親と、「オムツを替えるの 耐えられない。臭くて1分もいられない」と叫ぶ娘。悲しすぎました
イヤミス癖になりそうです。