今日は厚い雲に覆われ小雨が降ったかと思うと、弱い日差しが降り注ぐ中、２回目の散歩に行きました。

日本水仙を見に行こうとすると、まなが立ち止まり、礼拝室を見つめていましたが、年配のおじさんがお参りに来た人に案内をしている最中で、少し離れた所で出待ち柴と化しました。

あ、おじさんが居るね

おじさんが案内を終えて礼拝室から出て来るのが見え、まなが一目散に歩み寄ると、おじさんはニコニコしながら「こんにちは。

まなちゃん、散歩やね〜」と、まなの背中を撫でてくれました。

おじさんを待った甲斐があったね。

おじさんは今日の案内はこれで終わりですとホッとした様子でした。

事務所に戻るのに途中まで同行しましたが、まなが傍に寄り添い歩くのを見て「柴犬は元々は猟犬と聞いたけど、まなちゃんは落ち着いているね」と、おじさんが優しく見つめていました。

まなを家に迎えたのが生後３カ月過ぎで、当時から愛想良しでもなく怖がりでもなく特別な事をしなくても社会に早々と馴染んだ旨を話すと、おじさんは仔犬の頃から周りの人に恵まれていたんやねと笑っていました。

その点は、私も常日頃から有り難いと思っています。

おじさんが事務所に戻るのを見届け、別の場所に行きました。

ザザザッと何かを引きずるような音が聞こえてくると、まなが立ち止まり、耳をすませていました。

歩道の下で花に詳しいおじさんが溝に詰まった土や落葉を回収していましたが、まなは近くに、おじさんが居るのを知っていた感じでした。

「お〜い、来たんか」と、おじさんが階段を上ろうとした為、私が下りて行きますと、まなを抱いて、おじさんの傍に歩み寄りました。

おじさんの屈託のない笑顔は、私も見ているだけで心が和みます。

まなと同じ目線になって、おじさんが耳の後ろや顔周りを撫でてくれましたが、おじさんも嬉しそうでした。

おじさんは溝に詰まった土や落葉が気になっていたそうです。

今日は天気が不安定で、なかなか捗らんけどなと呟いていました。

おじさんにも、お疲れ様ですと告げて帰途に着きました。

家に帰る途中、再びまなが前方を眺めていました。

班長さん、市の職員、優しいおじさんが落葉の回収作業を行っていましたが、ツツジの葉が多いそうです。

班長さんが「おい、散歩か」と、まなの背中を軽く撫でてくれて、市の職員や優しいおじさんにも声をかけられたね。

程なくして、柴犬が好きなおじさんが軽トラックを運転して、班長さん達の所にやって来ました。

助手席には気さくなおじさんが乗っていましたが、荷台にはゴミ袋が多く積まれていました。

おじさん達は何箇所かゴミ袋の回収もしていたようです。

気さくなおじさんが軽トラックから下りて「まな、おはよう〜、散歩やな」と、まなの傍に行くと、まなが後退りをしながら、おじさんの傍に行くのを繰り返し、最後はおじさんに背中を撫でて貰い、身体を伸ばしていました。

おじさん達が作業を終えて、気さくなおじさんと優しいおじさんが事務所に戻るのに途中まで同行しましたが（他の人は軽トラック２台に乗って帰りました）まなの足取りは軽やかでした。

まなが気さくなおじさん、優しいおじさんに寄り添うのを見て、おじさん達も表情が優しかったです。

今日も優しい人達に会えたね

出待ち柴と見守り柴