肺炎の原因は病院側に??
今日も母さんから父さんの様子の報告電話があった。
アタシ達が行った翌日から熱が下がり、ちょっとづつ体調が安定してきている。
今日は口腔外科の先生の診察があったそうです。
上手にゴックン出来ないから、咽の状態を見てもらったんだって。
まずは
氷を口にふくみ、口の中で融け出したお水をゴックンして、先生が聴診器でそのゴックンの音を確認する。
結果、片方のゴックンの音があまり良くないという事だった。
原因は、
手術する際(弓部大動脈瘤)、その近辺にある咽(?)の神経を少し触ったんだろう・・・という事だった。
でも、先生いわく
『この部分の手術をした患者さんは、術後こうなる事が多いのですが、ゴックンの練習をすれば元に戻りますよ。』
診察は、氷だけでなく、ゼリーでもやったようですが、
『水と違って、ゼリーは上手に飲み込めてますね~』という事だった。
肺炎の事を話すと、
食事する時の姿勢の話になったそうで・・・
ベッドをきちんと起こして体もおこしている状態でも、まだきちんと座れない父さんは、頭だけはベッドにもたれてる状態になっており、
ようは、
首の位置が、人工呼吸する時の気道確保!!みたいな状態になっていて、
食道がふさがって、気道全開みたいな格好で食べさせられたので、食べ物が食道に入っていかず気道に入った為に肺炎を起こしたのだろう・・・
という口腔外科の先生のお話だった。
って事はさ・・・・
病院側の落ち度なんじゃないの
先生も、
『食事を出す時期がちょっと早すぎたんだろうね。でも、今度はみんな慎重になりすぎるくらい慎重になってるから大丈夫でしょう。』
と言ったらしい。
いやいや
最初から慎重にやってもらわなきゃ困りますから
ちなみに、
食事はしばらくリハビリしてからじゃないと出してもらえないようです
先生も、
『早く口から食べる食事を出してあげたいのは山々だけど、連休明けまでは出せないね』
との事でした。
連休がなかったら、もうちょっと早くだしてもらえたかなぁ
ゴックンのリハビリは、30日にあるそうです。
母さんが先生に、
『もう何日も前から、アイスクリームが食べたい食べたいって何度も言うんですけど・・・・』
と言ったら、
『では、リハビリにアイスクリームを使いましょう☆』
と言ってくれたそうです
これには、父さんも大喜びしたそうです★(pq・c_,・。)アハハ~
30日は、父さん念願のアイスクリームが食べれるんだって
良かったね~父さん
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話は前後しますが・・・
術後調子が悪く、病室でずっと寝込んでいた父さん。
今日、
一階下の口腔外科へ行くために、術後初めて病室から出ました。
数日前、ベッドに腰掛ける練習では、頭がふらついて一人では座れる状態じゃなく、本人も
『ふらついて気分が悪いで寝かせてくれ』
という状態でした。
今日も車椅子に乗せられる時、
『ふらつくで怖い』
と言ったそうです。
でも、看護婦さんに助けてもらい上手に車椅子に乗ることが出来たようです。
ベッドに座る事すらままならない状態に本人はショックを受けていたのですが、
今日、車椅子にふらつく事もなくちゃんと座れた事に本人もちょっとビックリしたようで、母さんに
『俺、ちゃんと座っとるか』
と聞いてきたそうだ。
母さんが、
『フラフラもしてないし、しっかり座ってるよ』
と言ってあげると、とっても嬉しそうな顔をしたそうです。
座ることすら出来ず、
何に対しても自信をなくし、
もうダメだと思っていた父さんにとって、
車椅子にしっかり座っていられた事が、【まだ大丈夫だ】【出来るんだ】という自信につながったようです。
病室を出て廊下を進むと、父さんがキョロキョロと辺りを見回した。
看護婦さんが、
『○○さん、久しぶりでしょ~。ずっと病室だったから気分が違うでしょ~』
と声をかけると、
嬉しそうに、
『おぉー、ずっと病室だったでな。
久しぶりだなぁ・・・・・』
と、まわりを見渡したのだとか。
病室は廊下側で、
カーテンで囲まれて、ずっと天井を眺めていた父さん。
術後初めて見た病院内の様子と、窓から見えた外の景色が何より新鮮で嬉しかったんでしょうね。
病室で寝ていた時の顔とはまるで別人のように、目が輝いていたと母さんが教えてくれた。
こうしてちょっとづつ前に進むことが出来て、
念願だったアイスクリームも明後日食べれるし、
次逢いに行く時は、この前とは違う父さんに逢えるかもしれないね。