オリエンテーション3日目、遊園地。
この日は初めて班で行動することができる。
秋穂の班は秋穂の他に少しおっとりしている真加、元気いっぱいの未来(みき)の班だった。この3人はよくもてるが秋穂には誰も手がだせない。
狙ってる人が怖いから。

「ねね!!あれ乗ろうよ!!」と未来は言った。指さしているのは絶叫マシーン。

秋穂はビクッとした。あまり知っている人はいないのだが秋穂は絶叫マシーンが嫌いなのである。

「・・・・・真加は大丈夫なの?」秋穂は真加におそるおそる尋ねた。

「平気だよ~。おもしろいから」真加はにこやかに言った。この子おっとりしてるに・・・・・・・・・

「んじゃ、行こう!!」と未来は2人の腕をひっぱていった。

やっぱり~!?・・・・・・・


それから秋穂はしばらくしゃべらなくなってしまった。
怖いからということもあるけど、1番の原因は夏芽と春斗を見たからだ。
2人が楽しそうにしているのは嬉しいけど、悲しい。
そこには冬季もいたのですぐ自分が何を思っていたのかバレただろうなーと思った。


人によりオリエンテーションが楽しかったかつまらなかったは違うけど、秋穂にとっては複雑な3日間だった。

そして、過ぎるようにオリエンテーションは終わった。