野菜の歴史~スイカ&ジャガイモ~ | 真奈のスイカ大好き食いしん坊日記

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皆さん、こんばんは[みんな:01][みんな:02][みんな:03]

やってきました!
第二回歴史のコーナー[みんな:04][みんな:05]


今回は、野菜ソムリエの資格を持ってるので、野菜と歴史を絡めて野菜の歴史を皆様にお伝えしたいと思います[みんな:06]

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と言うことで、まずは~

☆コロンブスと野菜との意外な関係性☆

コロンブスが新大陸である西インド諸島を発見したのは、1500年ほどです。
日本では戦国時代のはじまり頃となりますが、このコロンブスの新大陸発見は、今、日本でさまざまな野菜を楽しめることと大きな関係があります。


その証拠に、西インド諸島発見より約10年間で、アメリカ大陸を原産とする、さまざまな野菜が、ヨーロッパに渡来したことが分かっています。


例えば、トマト、ジャガイモ、ピーマン、トウモロコシなどがあります。
サツマイモ、カボチャ、トウガラシなども、その中に含まれ、私たちの食生活には、欠かせない野菜ばかりです。


こうしてアメリカより、ヨーロッパに渡ったさまざまな野菜たちは、長い年月をかけて、私たちの国である日本はもちろん、世界各国に広まって行きました。


コロンブスと野菜との意外な関係性はこのようなところにあります。
コロンブスが西インド諸島を発見していなければ、野菜の改良などはもっと遅れており、今、普通に楽しむことの出来る野菜が食べられなかったかも知れません。

コロンブス、すごいですね[みんな:07][みんな:08]

アメリカ大陸の発見だけでなく、大好きな野菜も発見してくれて嬉しいです[みんな:10]


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 今の日本でたくさん作られている野菜は、ほとんどが遠い世界各地から渡ってきたことが分かります。
何千年という長い歴史の中で、地球上の遠いところから、長い道のりを通って日本に伝えられたのです。
日本カボチャが北米原産というのは不思議な気がしますが、伝えられてから長い間日本で改良され、日本料理に合うようになったのです。

 
ちなみに、最近、江戸の歴史に触れることが多いので、江戸時代に渡ってきた野菜をご紹介します[みんな:10]

☆江戸初期☆
ホウレンソウ・日本カボチャ・ツルムラサキ・ミブナ・キョウナ・フダンソウ・カエンサイ・ナタマメ・リョクトウ・インゲンマメ・エンドウ・ハチショウマメ・ソラマメ・ニンジン・パセリー・サツマイモ・トウガラシ・ジャガイモ・[みんな:11]スイカ[みんな:12]・ニガウリ・トウモロコシ

☆江戸中後期☆
イチゴ・ベニバナインゲン・ライマビーン・セルリー・ヨウサイ・チョロギ・トマト・ヘチマ・クリカボチャ・シュンギク・キクジシャ・チコリー・スイゼンジナ・キクイモ・モウソウチク・アスパラガス・ナガイモ

このように、スイカは、江戸時代に日本にやってきました[みんな:13]
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江戸時代万歳~[みんな:14]

鎌倉時代より前の時代、日本の野菜の種類は今のように多くありませんでした。ですから、平安貴族の贅沢といっても、野菜については種類が少なくて、ジネンジョの甘煮などが最高のご馳走でした。



☆ジャガイモの歴史☆
突然ですが、フランス国王ルイ16世の王妃として有名なマリー・アントワネット。マリー・アントワネットがこよなく愛した花があります。それはなんだと思いますか[みんな:19]
それはバラの花でも、ユリの花でもありません。
実は、それはジャガイモの花でした[みんな:20]

王妃は舞踏会などでジャガイモの花の髪飾りを好んでつけたと伝えられています。王妃が愛した花がジャガイモというのも意外な気もしますが、ジャガイモは白や紫色をしたなかなか美しい花を咲かせます。
さて、今でこそ料理には欠かせないジャガイモ。しかしジャガイモの歴史をたどると、普及するまで長い時間がかかりました。少し覗いてみましょ~[みんな:21]

☆野菜の地位☆
ずっと昔、野菜には身分相応に分けられていました。簡単に言えば、上にあるものは価値が高く、下にあるものは価値が低くなるという考えがあり、食物では鳥が最も貴く、地上を動き回る動物が次に続き、そして地に根を張って動き回る事が出来ない植物は最下位のものとされました。さらに植物の中にも順列があり、同様に空中に実をつけるものの方が、地下の根や茎が食用となるものよりも上とされました。

そこで話は中世フランス、マリー・アントワネットの時代に戻ります。この頃、フランスでは天候不順などから飢饉に苦しんでいました。当時のフランスではジャガイモは地に根を張る植物として偏見をもたれていた為、今ほど普及していませんでした。
やせた土地でも収穫でき、保存のきくジャガイモは、飢饉を防ぐ上で重要な作物。マリー・アントワネットがジャガイモの花を愛したのは事実のようですが、ジャガイモの髪飾りをつけたのは、ジャガイモのキャンペーンの意味合いもあったようです。
マリー・アントワネットの夫、ルイ16世は、飢饉から国を救う為にジャガイモの普及に乗り出しました。ルイ16世は当時の国王にジャガイモの花束を贈り、彼のボタン穴にはジャガイモの花を飾って、ジャガイモを大きく宣伝。さらに妻のマリー・アントワネットがつけたジャガイモの花飾りの宣伝効果は絶大で、美しい観賞用の花としてジャガイモの栽培がフランス上流階級に広がっていったのです。

次にルイ16世は、国王の畑にジャガイモを栽培させ、「これは王侯貴族の食べるものであるから、盗んではならない」とお触れを出して見張りを立てました。凶作を防ぐ為にジャガイモを普及させたいはずなのに、王侯で独占するようにしたのには理由があります。彼は夜なるとわざと見張りの兵隊を引き上げさせました。そこで好奇心旺盛な者や農民が夜中に盗みに来て、自分たちで栽培するようになりました。こうしてルイ16世の策略により、ジャガイモは見事に庶民の間に広がったのです。

ジャガイモって、こんな歴史があっんですね[みんな:15]


マリーアントワネットが愛した花が、ジャガイモの花だったことが意外でした[みんな:16][みんな:17]


長い時代の間、たくさんの種類の野菜を次々に日本にもたらし、栽培し、改良を続けて来てくれた先人たちのおかげで、現代の私たちはさまざまな野菜を料理して豊かな食生活を楽しむことができているのです。
これらの人々に感謝しながら、毎日色々な野菜をいただきましょう[みんな:18]

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バニラムードカフェで、私がプロデュースしてるお祭りサラダ、野菜たっぷり&栄養たっぷりなので、ぜひ食べてください[みんな:22]

ちゃんちゃん[みんな:23][みんな:24]

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