こんにちは!北海道の大学生、矢次真也(やつぎまなや)です!
今回はこれまで紹介してきたギラティナexやマニューラex、ピカチュウexといった攻撃的なデッキとは一線を画す、コントロール系デッキの「スピアーexデッキ」について解説します!
スピアーexデッキの最大の特徴は、相手のエネルギーを破壊する能力と高い耐久力を兼ね備えていること。特に現環境で強力なエネルギーを多く必要とするデッキに対して、絶大な効果を発揮します。
私自身、ランクマッチでギラティナexデッキが流行した時に、このスピアーexデッキを使って対抗し、ダイヤモンド帯まで上り詰めることができました。相手が「あと1エネルギーでワザが使えるのに…」と悔しがる姿を見るのは密かな楽しみでもあります(笑)
それでは、スピアーexデッキの魅力と効果的な使い方を余すことなくお伝えします!
スピアーexデッキの基本コンセプトは「高耐久力を活かしながら相手のエネルギーを剥がして展開を阻害する」というものです。
現在の環境では主に3つの構築が存在します:
どの構築も共通しているのは「スピアーexの高い耐久力とエネルギー破壊能力」を軸にしている点です。特に個人的におすすめなのは「ナッシーex入り」の構成。序盤から中盤にかけての展開力と耐久力のバランスが取れているからです。
スピアーexの性能を簡単に説明します:
最大の特徴は「クラッシュスピア」のエネルギー破壊効果です。ダメージ自体は80と控えめですが、相手のエネルギーを確実に1枚トラッシュできるため、相手の大技の発動を遅らせることができます。
また、HP170という高い耐久力も大きな強み。これに草タイプポケモンを回復できる「エリカ」を組み合わせれば、アグロデッキに対して圧倒的なアドバンテージを得られます。
通常のexポケモン:HP140〜160
スピアーex:HP170 + エリカによる回復50 = 実質HP220以上
⇒ 多くのポケモンの2〜3回分の攻撃を耐えられる驚異的な耐久力!
ビードル ×2
コクーン ×2
スピアーex ×2
タマタマ ×2
ナッシーex ×2
【トレーナーズ:10枚】
博士の研究 ×2
ナツメ ×1
アカギ ×1
エリカ ×2
モンスターボール ×2
スピーダー ×2
【エネルギー:10枚】
草エネルギー ×10
✨ このコードをデッキ作成ツールに入力すれば、すぐに使い始めることができます!
「ナッシーexで序盤を乗り切る」
このデッキの最大の特徴は、ナッシーexとスピアーexという2つの強力なポケモンを組み合わせている点です。ナッシーexの高HPを活かしてスピアーexへの進化までの時間を稼ぎつつ、1エネでワザを使用できる利点を活かして序盤から打点も稼げます。
ナッシーexが早期に起動できないと展開が厳しくなるため、序盤のドローと進化を意識したプレイングが重要になります。
📌 ビードル→コクーン→スピアーex
📌 タマタマ→ナッシーex
📌 エリカ
📌 ナツメ・アカギ
ナッシーexの代わりに採用すると、打点の安定性を重視したデッキになります。環境に合わせて、耐久面を重視するかダメージ面を重視するかで選択しましょう。
スピーダーの代わりに採用すると、進化事故が起きにくくなります。ただし、その分スピアーexのワザによるエネトラッシュを最大限に活かしにくくなる点には注意が必要です。
スピアーexデッキを効果的に回すための基本戦略は以下の通りです:
ビードルの「ふえる」でデッキを圧縮し、進化ラインを揃えながら、ナッシーexも展開していきます。
ナッシーexの高HPと1エネで使える「サイコキネシス」で相手にダメージを与えつつ、スピアーexへの進化を準備します。
スピアーexを展開したら、「クラッシュスピア」でダメージを与えながら相手のエネルギーを破壊していきます。
ナツメやアカギを使って相手のベンチにいるエースポケモンをバトル場に引きずり出し、スピアーexでエネルギーを破壊します。
この戦略を実行することで、相手のエースポケモンの展開を遅らせながら、自分のペースで試合を進められます。
【ビードルの「ふえる」でデッキを圧縮】
ビードルの「ふえる」でもう1枚のビードルをベンチに置けるので、デッキ圧縮が可能です。これにより進化ラインやサポートカードを引ける確率を上げることができます。序盤に積極的に使っていきましょう。
【ナッシーexがいる場合はタマタマを前に出す】
ナッシーexの進化ラインが揃っている場合は、タマタマを前に出すのがおすすめです。後攻であれば、2ターン目から80打点を狙うことができ、非常に強力な動きができます。ただし、次のターンにタマタマが倒されてしまう可能性には注意が必要です。
次のターンに相手が攻撃してきた際、タマタマがワンパンされる可能性がある場合は、出すのを控えましょう。特にダークライexの特性による打点込みのマニューラexなどは、タマタマを簡単に倒せるので要注意です。
【コクーンのマヒでの時間稼ぎも活用】
コクーンの「いとをはく」は、コインが表なら相手のポケモンをマヒさせることができるため、時間稼ぎに使えます。この間にスピアーexに進化させ、展開していきましょう。
【ナツメやアカギで相手のエースを狙い撃ち】
ベンチで育成している相手のエースポケモンを「ナツメ」や「アカギ」で呼び出し、スピアーexで攻撃することで、エースポケモンに集めているエネをトラッシュしつつ打点も稼ぐことができます。
【エリカで回復し耐久面を強化】
スピアーexはHPが170と高いため、高耐久のポケモンです。また、エリカの効果でHPを50回復できるため、耐久面がさらに強化されます。エリカが手札にある場合は、相手からの最大打点を計算しつつ、積極的に活用しましょう。
スピアーexのエネルギー破壊効果を最大限に活かすには、相手のエースポケモンのエネルギー数をよく観察することが重要です。例えば、ギラティナexなら3エネ、ダークライexなら3エネでワザが使えるので、あと1エネというタイミングでエネルギーを破壊すると効果的です。
ビードル ×1
コクーン ×1
スピアーex ×1
ニャオハ ×2
ニャローテ ×2
マスカーニャ ×2
【トレーナーズ:11枚】
博士の研究 ×2
エリカ ×2
ナツメ ×1
アカギ ×1
レッド ×1
ロケット団のしたっぱ ×1
モンスターボール ×2
大きなマント ×1
【エネルギー:10枚】
草エネルギー ×10
こちらはマスカーニャを採用することで1-1-2で相手にポイントを取らせる動きができるデッキです。スピアーexの進化ラインが1枚ずつなのは、スピアーexは1枚展開できれば十分なこと、そしてニャオハの「ともだちをよぶ」で進化ラインを揃えやすいという利点があるからです。
このデッキの強みは、非exポケモンのマスカーニャを主力にすることで、exデッキに対して有利なポイント交換ができる点です。特に環境上位のexデッキに対して有効な戦略を取れます。
ビードル ×2
コクーン ×2
スピアーex ×2
【トレーナーズ:14枚】
博士の研究 ×2
ナツメ ×1
エリカ ×2
アカギ ×1
ロケット団のしたっぱ ×2
ナンジャモ ×2
大きなマント ×2
ポケモン通信 ×2
【エネルギー:10枚】
草エネルギー ×10
スピアーの進化ラインのみのデッキにすることで、最速でスピアーを完成させるデッキです。スピアーexは敵のエネルギーを剥がすことができ、さらに「ロケット団のしたっぱ」も採用することで、エネルギー破壊に特化した構成になっています。
3〜4ターン目にスピアーexを完成させれば、相手に大技を使わせないまま倒すという戦略が取れます。特にエネルギーを多く必要とするデッキに対して効果的です。
スピアーexデッキは、現環境においてTier2〜3(中堅デッキ)に位置づけられています。トップメタのギラティナexやギャラドスexほどの使用率はありませんが、特にエネルギーを多く必要とするデッキに対しては強力なカウンターとなります。
強みは何といっても「エネルギー破壊による相手の展開阻害」と「高い耐久力」です。特にエリカとの組み合わせにより、アグロデッキなどの中打点デッキに対して非常に強いという特徴があります。
一方、弱みは「打点が80点と物足りない」ことです。スピアーexのワザは効果自体は優秀ですが、打点が低いため長期戦になりがちです。そのため、早期に進化ラインを揃えてスピアーexやロケット団のしたっぱで妨害する立ち回りや、ナッシーexと組んで高耐久を活かした戦闘を行うなどの工夫が必要になります。