ポケポケ海外大会レポート:最新の優勝デッキと注目の構築を徹底考察
こんにちは。ポケモンカードゲーム「ポケモントレーディングカードポケット」(通称:ポケポケ)の最新メタレポートをお届けします。今回は1月15日から1月22日の期間に開催された海外の大型大会の結果を振り返りつつ、注目のデッキレシピを考察していきます。
✅ 今週の注目ポイント
- ミュウツーex&サーナイトが使用率14.7%でメタを牽引
- ピカチュウex&デンチュラが勝率53.6%でトップに
- 優勝デッキにはギャラドスex&クリムガンも登場
最新のデッキ別使用率&勝率データ
海外の大会データを集計しているLimitlessによると、今週の環境で最も使用率が高かったデッキは以下の通りです。
- ミュウツーex&サーナイト(14.7%)
- ピカチュウex&ゼブライカ(9.4%)
- ギャラドスex&クリムガン(7.7%)
一方、対戦数が100件以上のデッキに絞って勝率をみると、ピカチュウex&デンチュラとピカチュウex&ライチュウがともに53.6%で首位に立っています。続いてウインディex&ファイヤーexが53.4%、プテラex&オコリザルが53.3%と好成績を残しました。
ミュウツーex&サーナイトは使用率トップながら、勝率は51.8%と平均的な数字に留まっています。使用者が多い分、対策が進んでいるのかもしれません。
各デッキの特徴と対策
ミュウツーex&サーナイト
サイコショックでベンチのポケモンにダメージを与えつつ、エナジーリムーブで相手の動きを鈍らせるのが基本戦術。サーナイトの不屈の闘志でアドバンテージを保ちやすい点も魅力です。
ただしピカチュウexの波導でサイドを取られやすく、ミラーマッチでは運要素が大きくなるのが悩みどころ。対策としてはマーイーカのみがらをピンで入れておくと良いでしょう。
ピカチュウex&ゼブライカ
ゼブライカの連続感電でエネルギーを加速しつつ、ピカチュウexの波導でサイドを取るのがメインプラン。ピカチュウexとの相性が非常に良く、多くのデッキに勝ち越せるポテンシャルを持っています。
ただしギャラドスex&クリムガンには苦手意識があるので、このマッチアップだけは要注意。とはいえ、先行を取れれば十分戦える実力はあるでしょう。
ギャラドスex&クリムガン
ギャラドスexの鋼鉄の剣でワンショットを狙いつつ、クリムガンでダメカンを張るのが主な役割。特にピカチュウex&ゼブライカに対しては圧倒的に有利に立ち回れます。
弱点は動きが遅いこと。ファーストアタックを取られると一気にペースを掴まれてしまうので、コインフリップには気を付けたいところです。
優勝デッキレシピのチェック
続いて、今週の大型大会で優勝したデッキレシピを見ていきましょう。
Ursiiday's Pocket Weekly #12 優勝デッキ
Ursiiday's Pocket Weeklyは参加人数1610名を誇る大型大会。今週の優勝デッキはミュウツーex&サーナイトでした。
このデッキの特徴は、メインアタッカーにミュウツーexを2枚投入している点。エネルギー加速要員のファイヤーexも3枚採用され、序盤から一気にサイコショックを打ち込む構成になっています。
新鮮な点は、カイリキーexとスピーダーを2枚ずつ採用していること。効果的なダメカンとポケモン入れ替えで、相手の攻撃をしのぐ動きが可能になっています。
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BEC Exeggutive Series! 2/8 優勝デッキ
533名が参加したBEC Exeggutive Series! 2/8では、ギャラドスex&クリムガンが優勝を果たしました。
ギャラドスexを4枚積みした点が最大の特徴。序盤から一気に場に出してワンショットを狙う、シンプルながら強力な構築です。
ポケモン回収要員としてペルシアンとエネコも投入。相手の場にポケモンが残っている状態でも、手札を回復しながらアタッカーを補充できるのが強みとなっています。
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Pocket Legends League #16 優勝デッキ
546人規模のPocket Legends Leagueを制したのは、ミュウツーex&ジャローダのデッキ。
基本のベースはミュウツーex&サーナイトと同じですが、ジャローダを採用しているのが最大の違い。エネルギー加速を兼ねたドローソースとして機能し、ファイヤーexを含めトータルで4枚のサポートポケモンを確保できるのが強み。
さらに特殊エネルギーにスピードエネルギーを投入している点も見逃せません。序盤のエネルギー事情を多少緩和しつつ、中盤以降はスピーダーとの相性が非常に良くなっています。
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FrogEX Weekly Cup #3 優勝デッキ
最後に470人規模のFrogEX Weekly Cup #3ですが、こちらはセレビィex&ジャローダが優勝。
基本線はPLLの優勝デッキと似ていますが、よりドローとサーチに特化した形となっています。ジャローダとジュペッタを各4枚採用しているのが特徴で、徹底的に手札を回転させる構築になっています。
また、エクストラレギュレーションでカイリューを採用しているのも面白い点。シンプルながら強力な特性で、終盤のワンショットを支えています。
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まとめ
以上、1月15日から1月22日のポケポケ海外大会レポートをお届けしました。
今週もex弱点ルールにより、ギャラドスexやミュウツーexを中心とした構築が幅を利かせる結果となりました。
一方で、ジャローダを採用したセレビィexデッキの活躍も目立ちます。ドロー加速による安定感は、今後のメタを大きく変える可能性を秘めているでしょう。
次回は最新パック「時空の激闘」の発売を控え、さらなるメタの変化が予想されます。新たなデッキの台頭にも期待したいところです。
ぜひ、皆さんもこの記事を参考に環境の読み解きを進めてみてください。より良いデッキ構築のヒントが見つかれば幸いです。
次回のメタレポートもお楽しみに!