こんにちは。
NPO法人 カラーユニバーサルデザイン機構
伊賀公一氏による
8/24 カラーユニバーサルデザイン
~すべての人にやさしい「色のバリアフリー」~
を聴講して学んだことを、引き続き書こうと思います。
コメント、ありがとうございます ![]()
色弱とは ![]()
色の見え方の特性が、その他大勢の人と異なるということです。
これは、眼の神経細胞の機能が違うことにより生じます。
そのために、緑系の色と赤系の色を混同することがあります。
その他にも、簡単にはお答えできない内容のものがあります。
『こころの色 ガイドブック』より 抜粋
色弱は、
これまでさまざまな言葉で呼ばれてきました。
「色弱」「色盲」「色覚障害者」「色神異常」「色覚異常」など。
伊賀公一氏は、次のように区別されてお話になりました。
「色弱」… 現在の一般的な呼び方。少しでも差別感が少ない表現として。
「色盲」… 昔の呼び方。
「色覚障害者」… マスコミが使うことが多い。
「色神異常」… 50才以上の方々は知っている表現。
「色覚異常」… 眼科医や科学の分野で使われている。
色覚異常の反対は、正常色覚、健常者?ってなんかおかしいですよね![]()
とおっしゃっていました。
色の見え方感じ方は、人それぞれ個人差
があります。
私は、色弱という表現を使用しました。
色覚検査について![]()
文明国の中では日本でだけ、
「色覚一斉検査」が小学校4年生のときに
行われていましたが、2002年に廃止されました。
当時の問題としては、
色弱がそうでないかを区別するだけで、
フォローも何もない…
ので、
踏み絵のようだった、とおっしゃっていました。
選択できる、職業の幅もぐんと狭くなります。
ただ、今の問題としては、
21才以下の方は、検査をしていないので、自分が色弱かどうかわからない ![]()
色弱模擬フィルタ「バリアントール」
(私が体験した、色弱模擬フィルタを通して見た見え方は、
強度の一例であり、簡易的に再現したものにすぎないとのことです。
いろいろなTypeの方がいらっしゃいます)
22才以上の方は、沈黙している…。
そのため、社会問題化せず、
色による、装飾性・感情効果・判別性が進められ、
わかりにくい世の中のまま、なかなか変わらない、とのことでした。
特に「判別性」は、より早く、より正確に、
より簡単に情報を伝えることができる、色の特性でありますし![]()
そこで、色覚バリアフリーを目指す
カラーユニバーサルデザインのポイント
として、
実際の照明条件や使用状況を想定して、
誰でもわかりやすい色(配色)を選ぶ。
色だけでなく、
「形のちがい」「位置の違い」「線種や塗り分けパターンの違い」等を併用し、
色がわかりにくい場合の手助け を工夫する。
色名(色の名前)を使って、
相互伝達(コミュニケーション)することが予想される場合、
色名を明記する。
上記に付け加えて、
目に優しく見て美しい
デザインを追及する。
視覚、聴覚、身体感覚等、いろいろな情報の受け取り方がありますが、
メーラビアンの法則(人間の第一印象を決める要素は、視覚によるものが55%)
といわれるように、
いちばんのインパクトは、視覚情報。
これから街で見かけるサインに対して、
本来の役割のほかに、
特定の人だけではなく、みんなに適応して作られているのか
見るようになりそうです (^-^)
お読みいただきありがとうございます。

