【一〇八恋星☆水滸伝】豹子頭・林冲ルート 第十一章 第十一話~第十五話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

タチの悪い風邪をひいてしまいました・・・


熱は下がったのに、なかなか咳が止まりません(泣)


咳のし過ぎで胸が痛いです(ノД`)・゜・。


それでは・・・それでは・・・


とうとうここまで来ました!


林冲ルート、クライマックスです!!


これが終わったら日本シリーズです!!←違




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




【呉用から見た景色】




李俊からの報告で、林冲と彼女が地下牢に向かったと知った私は、李俊を連れて、二人を迎えに行くことにした。



呉用「しかし・・・随分と暗いな。李俊、先に行ってくれ」

李俊「なんだ、軍師ドノは、暗がりが怖いのか?」

呉用「暗がりが怖いのではない。自分の目で確認できない場所が、嫌なだけだ」

李俊「同じことだと思うぜ・・・」

呉用「・・・・・・」

李俊「ま、暗いが見えないわけじゃねぇ、少し我慢しときな・・・ったく、色気も何もありゃしねぇ。お嬢ちゃんと一緒なら、手でも握って甘い言葉のひとつもささやいてやるんだがな」

呉用「私で悪かったな、早く行くぞ」



そう言って李俊を急かすと、私たちは地下道を降りて行った。



李俊「なんだ?ありゃぁ」



前方にぼんやりと、灯りが見える。

私は、李俊と顔を見合わせ、目配せしてから慎重に降りた。

すると・・・。



李逵「・・・」



そこには、灯りを持った李逵が立っていた。



呉用「李逵、こんなところで何をしている」

李逵「暗がりは歩きにくいだろうと思って、灯りを持って来たのさ。さあ、行こうぜ、先生」



李逵が私たちの前を歩き、灯りを照らした。



李俊「・・・なかなか粋なことをするじゃねぇか」



李俊が私の背中を促し、再び歩き出す。

すると、また前方に灯りが見えた。



呂方「おれたちも」

阮小五「お供させてください」


www桃太郎形式www



今度は二人が私たちの後ろにつく。

そこからは・・・。



戴宗「随分と待たされたぜ、軍師。何、遊んでやがったんだ」

史進「・・・林冲が手数をかけた・・・すまない」

呉用「・・・・・・」


wwwブレーメンの音楽隊くらいの人数になってきたwww



彼らは次々と現れては、私たちの後ろにつき、気が付けば男ばかりの大所帯となっていた。

後ろを振り返った李俊が、おかしそうに笑う。



李俊「一組の男女のために、これだけの男が動くのか。まったく、林冲の奴は幸せもんだな」

李逵「何、言ってんだよ。おいらは姉ちゃんを迎えに行くんだぜ」

呂方「おれもさ!」

史進「いや、俺は・・・林冲を」

戴宗「んで、お前はどっちなんだ?軍師さんよ」

呉用「私は・・・・・・二人ともだ」

阮小五「僕もですっ!先生!!!」


www優等生www


呂方「あーぁ、何、お前、かっこつけてんだよっ!」

呉用「静かにしろ。出陣の刻までもうすぐだ。さっさと、あの馬鹿どもを呼びに行くぞ」




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




私は、林冲に閉じ込められた地下牢の中で、彼の正直な思いを受け止めていた。



郁里「林冲、あなたの気持ちは嬉しいけれど、やっぱり私もあなたや、あなたの大切な人を守りたい」

林冲「でも・・・」



林冲が唇をかんだ時、扉が大きな音をたてて開いた。



李俊「お邪魔しマァァァッす!迎えに来たぜ、林冲」


wwwなんか、李俊のキャラじゃないwww


林冲「・・・・・・げっ。李俊くん・・・それに呉用さんも。どうしてここに?」

呉用「だから君たちを迎えに来たと言っているだろう。まもなく出陣だ。早急に準備をしたまえ」

林冲「でも・・・・・・」

李俊「なんだよ、まだウダウダ悩んでんのか?」

呉用「林冲、君はひとつ、大切なことを忘れている」

林冲「大切なこと?」

呉用「そうだ、君には・・・」



李俊さんが扉を開けた。

するとそこには・・・。



李逵「・・・」

呂方「・・・へっ」

阮小五「・・・」

史進「・・・」

戴宗「・・・よっ」

郁里「みんな・・・」

呉用「林冲、郁里、君たちには私たちはついている。一人で戦おうとするな」

林冲「・・・」

戴宗「要は、子猫ちゃんに術を使わせ過ぎなきゃいいんだろ?戦況は逐一オレが報告する。それを軍師が、最も有効な策にあてはめりゃいいってわけさ」

呂方「陣はおれが完璧に守ってみせる。アリ一匹・・・いや、砂一粒だって通しゃしねぇよ」

呉用「林冲が言うように、今の我らだけでも戦に勝つことはできるだろう。だが、郁里がいれば・・・」

林冲「誰一人、犠牲を出さずに済むかもしれない」



林冲がみんなの顔を見て言った。

その顔は、さっきまでとは違い、いつもの凛とした林冲の顔。



林冲「これだけみんなに言われちゃ・・・もうこれ以上、自分が情けないなんて言ってられないな」

郁里「林冲」

林冲「・・・・・・郁里」



林冲が私の手を強く握りしめ、見つめてくる。



林冲「オレはもう逃げない。だから・・・オレに、オレたちに郁里の力を貸してくれないか?」

郁里「・・・もちろんだよ、林冲」

林冲「ありがとう、郁里。その代わり、キミのことはオレが必ず守るから!」




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




夜が明けてすぐに、準備を終えたみんなが大広間に集合した。



宋江「皆の者、よく集まってくれた。みなの侠気に、この宋江、心から感謝する」



いつもとは少し違う、固く厳かな宋江さんの声が大広間に響いた。

その声に、大広間の緊張感がさらに増す。



宋江「今日という日を迎えるために、各々強い思いを抱いて過ごしてきたと思う」

林冲「・・・」

宋江「そして、いよいよ晁蓋殿の無念を晴らすときが来た。それぞれの怒り、悲しみ、憎しみの全てを決戦にぶつけよ」

郁里「・・・」

宋江「皆の者、行くのだ!敵は曾家にあり!」



宋江さんの声が高らかに響き、その右手が挙がった。

それと同時に、割れんばかりの歓声が大広間を埋め尽くす。



郁里「敵は曾家に・・・あり、か」



宋江さんの言葉を繰り返す。



(この戦の最大の目的は、晁蓋さんの仇を討つこと。つまり、史文恭の首を取ること。でも、私は・・・)



私はひとつの覚悟を胸に秘め、宋江さんの姿をじっと見つめていた。



李逵「それじゃあ、出陣前の景気づけに、勝利の天女様からお言葉をいただこうぜ」



突然、李逵さんがそう言いだすと、みんなの視線が一斉に私に集まった。



郁里「え?え?え?」



全員が、無言の笑顔で促す。



1:わかりました←

2:私でいいんですか?

3:無理です



郁里「わかりました」



うなずいてから、隣にいる林冲の顔を見る。



林冲「行ってくるといいよ。キミの言葉はみんなに勇気を与えてくれるからね」

宋江「こちらに来てくれるかい」

郁里「・・・はい」



そう返事をしてうなずく。

緊張でいっぱいの私を見て、李俊さんがおかしそうに笑った。



李俊「なんなら、ひとりひとりに激励の接吻をしてくれてもいいんだぜ」

林冲「それは駄目」



林冲が、私を李俊さんから守るように抱きしめた。



李俊「だったら、林冲以外にもご利益があるように、一言くらいはもらわねぇとな」

郁里「だって、私・・・」

林冲「このままじゃ、李俊くんの言う通り、全員に接吻するはめになっちゃうよ。そんなの、オレは嫌だ」


wwwなんでそんな羽目になるのさ。意味わからんwww


郁里「そりゃあ、私だって嫌だけど」



気付けばみんなが私を見ていた。

その期待溢れる表情に、大きなため息を吐いた。



郁里「じゃあ一緒に来て、林冲」

林冲「承知した」



改めて林冲が私の手を取り、宋江さんのところに向かう。

宋江さんの横に立ち、みんなを見渡す。



郁里「え、えと・・・」



胸の印に手を当て、大きく深呼吸する。

そして、私はゆっくりと口を開いた。



郁里「まず・・・みなさんごめんなさい。私は勝利の天女なんかじゃありません」

呉用「!?」

李俊「ぶはっ」

郁里「私がいるだけで戦の勝利につながるなんて、そんな都合のいいことはないと思います」

戴宗「確かに」

郁里「だから、私もみんなと一緒に戦います。私の存在が少しでもみんなの役に立つのなら・・・」

呉用「・・・・・・」

郁里「私もみんなと一緒に戦いたいんです。私を109人目の仲間にしてください」

呂方「なに言ってんだよ、姐御はもうとっくにおれたちの仲間だろ?」

阮小五「ふふ、僕たちみんな郁里さんのことを頼りにしてますよ」

郁里「ありがとう、みんな」


(みんなの笑顔が私を後押ししてくれる。大丈夫、出来る。そして、梁山泊は、絶対に負けない!)


郁里「みなさん、絶対に死なないでください。お願いだから、全員、誰一人欠けずにここに戻ってきてください!」



懸命に頭を下げると、さっきの宋江さんの時よりも大きな歓声が、私を包み込んだ。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




出陣した私たち梁山泊は、呉用さんの指示のもと戦場が見渡せる高台に陣を構えた。



呉用「では、もう一度確認しておこう。まずはここで敵の動向を探り、攻撃に備える。そして、敵が押し寄せてきたら、まず郁里の妖術で先手を打つ」

郁里「私が敵の攻撃を防げばいいんですよね」

呉用「そうだ。上手く発動すれば、敵は意表を突かれ、戦どころではなくなるだろう」

林冲「もし、郁里の妖術が発動しなかったら?」

呉用「その時は・・・」



呉用さんが目を細めて、にやりと笑った。



呉用「これまで通りの戦をするまでだ」

林冲「・・・承知」



林冲がおかしそうに笑って、そう返事をした。



李俊「しかし、いい演説だったじゃねぇか、お嬢ちゃん。宋江サンの話より、盛り上がってたぜ」


www私のモチベーションはダダ下がりですがねwww


郁里「そ、そんなことないですってば」

呉用「君の言葉で士気が上がったのは事実だ。大したものだよ」

李俊「もしかしたら、本当に女頭首が生まれちまうかもしれねぇな」

郁里「いいえ、それはありません。これからも、宋江さんが頭首を続けます」

呉用「何故そのようなことが言い切れる?」

郁里「それは・・・この戦いで史文恭の首は討たせない」

林冲「郁里っ!?」

呉用「ふむ、では史文恭の首を討たずにどうするつもりだ」

郁里「うーん、と。殺さずに、とっちめるとか」


(´Д`)マタソレカ・・・


呉用「・・・」

林冲「・・・」

李俊「くっ、くっくっくっ・・・ははっ、お嬢ちゃんらしいぜ」



李俊さんが耐えきれなくなって笑いだした。



呉用「笑い事ではない、李俊。殺さずにとっちめるというのは、いったいどういうことだ。どんな方法で・・・」

郁里「そこは呉用さんが考えてください。頭のいい呉用さんのことですから、きっといい案が浮かぶはずです」

李俊「はっはっは。こりゃあ面白れぇこと言いやがるな、うちの天女さんは」

呉用「・・・・・・」



李俊さんが笑い、呉用さんが困った顔をした。

でも、私は本当に決めていた。

誰が何と言おうと、史文恭は殺させないと。



(誰かを殺せば、また憎しみが生まれ、仇討は止まらない。だったら、私がその憎しみの連鎖を断ち切ってみせる)


うっぜ!!!!!( ゚Д゚)


戴宗「呑気に談笑してるところ悪いんだが、いよいよ敵さんがいらっしゃったぜ」



戴宗さんの声に、緊張が走る。



呉用「全員、配置に着け!攻撃に備えよ!!!」



呉用さんの合図で、みんなが各々の持ち場につく。

そして、林冲が笑顔で私に手を差し出した。



林冲「さあ、行こう、郁里!」




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




終わったぁー!!!ヾ(≧▽≦)ノ


それにしても最後の最後で来ましたね、「憎しみの連鎖ガー」www


結局、部外者だからそんなこと言えんのよね。




さてさて、とうとうエンドまで来ました!


エンドは恋星・水滸・惜別・夢幻の4つあるのですが、夢幻のエンドは・・・もうありません(泣)


夢幻エンドを残してたサイトがなくなってしまったのです(T_T)


なので、エンドは恋星・水滸・惜別の3ルートのみとなりますので、ご了承ください!