さて、全く終わる気配のない林冲ルートでございます。
以前はちまちまupしてたのですが、もうエンドまで保存して、終わったら一気にupする予定です。
なので、この記事がupされてるということは、なんとかエンドまではレポ終わったということです笑
では、いつになるのやら、のネタバレです。
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【林冲から見た景色】
オレは郁里を捜していた。
最近、郁里と会う機会が減ったような気がする。
そう、あの夜、郁里の部屋で話した翌日から。
wwwいいんじゃない?なんか、危険だしwww
(もしかして、オレが言ったこと気にしてる?そりゃ、我慢するって言ったのはオレの方だけど、会う時間まで削られたら・・・)
林冲「・・・寂しいよ」
wwwコイツ、恋愛しか頭にないバカ女みたいだなぁwww←暴言
ひとつため息をついて、また歩き出す。
李逵「おっ、林冲さん、いいところに」
弾むような声がし、李逵が現れた。
林冲「李逵、何か用?」
www男にはそっけないwww
李逵「先生が探してたぜ。なんだか新しい陣があーちゃら、こーちゃら」
林冲「ああ、この前頼んでいた隊の陣形のことか。うん、わかった、今から行くよ」
李逵「そういう話かい。だったら、おいらをいい場所に置いてくれるんだろうな」
林冲「そうだね。最近の李逵の活躍は目覚ましいって、呉用さんも褒めてたからね」
李逵「先生がおいらを褒めてくれたって?そりゃあ本当かい?」
李逵が嬉しさ余って、オレの肩をバンバンと叩いた。
林冲「ちょ、ちょっと痛いって」
痛がるオレに気付いて、李逵が慌てて肩をさすった。
そんな李逵を微笑ましく思う。
(しかたない、郁里はまた後で捜すとしよう)
李逵「そういや、林冲さん。姉ちゃんは大したもんだな」
李逵が唐突に郁里の名前を出して、ドキッとする。
(まさか、オレが郁里のことを考えてることが・・・?)
李逵「ほんと、姉ちゃんはすげえ」
李逵はオレの顔など見ず、腕を組んでうなずきながら感心している。
(李逵に限ってそんなはず、ないか)
林冲「なんだよ、急に」
李逵「いやあ、梁山泊の中でも姉ちゃんの話で持ち切りだぜ。女だてらに、あの戴宗さんの指南を受けるだなんて、ってな」
林冲「・・・なん、だって?」
思ってもいなかった李逵の言葉に、唖然とする。
李逵「戴宗さんっていやぁ、男のおいらでもちょっと遠慮してぇくらいだもんなあ。それなのに、梁山泊のために妖術を習得したいって・・・さすが、姉ちゃんだ。ますます惚れちまうな」
李逵が羨望の眼差しで遠くを見ながら、力説する。
その様子に、嫌な予感がよぎる。
(戴宗の指南っていったいどういうことだ?郁里には、あれほど妖術には首を突っ込むなって言ったのに。まさか、戴宗が無理やり?)
www誰か、このバカどうにかしてよwww
李逵「ほら、早く先生のところに行ったらどうだい。待っていやすぜ」
(仕方ない、まずは呉用さんのところにいってから、改めて郁里と話をしよう。・・・呉用さんか。李逵が知っていて、呉用さんが知らないわけがない。それに、郁里が妖術を習得したとすれば、兵として利用しないわけがない。それにしても・・・)
林冲「なんでオレだけ知らないんだよ!」
wwwそんな性格だから、友達いないんじゃない?www
オレは腹の底にもやもやしたものを感じながら、呉用さんのところに向かった。
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呉用「そうか、李逵がやる気になっていたか」
林冲「ああ、だから今度の戦では、もっと前に出してやってもいいんじゃないかな」
呉用「いや、それは駄目だ。調子に乗った李逵は、隊を乱す」
林冲「呉用さん、そんなこと言わなくたって・・・」
呉用「しかし、力をつけてきたことも確かだ。もう少し考えて、適所を探してみるか」
林冲「うん、李逵も喜ぶと思う」
呉用「・・・今日のところはこれくらいでいいだろう。他に何か気になることはあるか?」
林冲「気になるといえば・・・」
呉用さんの言葉に、オレはひとつ息をのんだ。
林冲「郁里のことなんだけど」
呉用「ああ、そう言えば、戴宗のところで妖術の鍛錬をしているようだな」
(やっぱり知っていた・・・)
オレは様子をうかがうようにして、言葉を選びながら続ける。
林冲「それは、呉用さんの意向かな?」
wwwこいつ、回を追うごとに嫌な奴になってくねwww
呉用「私の・・・?」
林冲「・・・」
呉用「いいや、私は何も言ってはいない。戴宗は確か、そう・・・『子猫ちゃんが、手とり足とり教えてくれってよ』とか、なんとか」
www語尾に萌え( *´艸`)www
林冲「なんだって?郁里が?」
呉用さんから戴宗の言葉を聞かされたオレは、一瞬頭の中が真っ白になった。
呉用「前回のことがある以上、彼女の力は非常に危ういものだということは理解している。しかし・・・彼女が協力を申し出、かつ、戴宗が問題ないと判断すれば、私達はありがたく、彼女の力を借りるつもりだ」
反論を許さないような、その強い口調に、オレはただ唇を噛むことしかできなかった。
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【郁里から見た景色】
戴宗「オレの指南を受けりゃ、林冲なんてイチコロだぜ」
wwwイチコロwww
(私が林冲を癒してあげられるのかな・・・?)
戴宗「これが大赫(だいかく)ってツボだ」
戴宗さんの手が、私のお腹をまさぐり、くすぐったい感触が走る。
wwwいつまで続くの、このツボ談義www
郁里「ぐえっ」
お腹にめりこんだ指のあまりの痛さに、のたうち回った。
郁里「な、何をするんですかっ!」
戴宗「おお、悪い悪い。林冲くらい鍛えてる体だと、これくらい強く押さなきゃならないからな。それじゃ、次のツボを教えてやろう」
郁里「も、もう結構です」
お腹に強い痛みを感じながら、慌てて戴宗さんから離れる。
戴宗「はっはっは。知りたくなったらいつでもこい」
(どんなに知りたくなったとしても、戴宗さんにだけは教えてもらいたくない)
戴宗「まぁ、子猫ちゃんが相手なら、ただ寝転がってるだけでも、林冲は癒されるんだろうがな」
郁里「は?」
戴宗「それだけ、林冲はお前に惚れ込んでるってことだよ」
郁里「そうだったら、いいんですけど」
戴宗「そうでなけりゃ、困る。でなきゃ、奴はずっと昔のオンナに囚われたまんまだ」
(昔のオンナ?それって・・・)
郁里「その人、林冲の婚約者だった人のことですか?」
戴宗「なんだ、林冲から聞いてんのか」
郁里「はい、少しだけですけど。それで、その人のこと、戴宗さんもよく知ってるんですか?」
戴宗「そうだな。知ってるって言やぁ、知ってる。なんせ・・・オレが彼女を殺したんだからな」
戴宗さんの言葉に息を飲んだ。
(林冲の婚約者を殺した・・・?それじゃ、林冲が言ってた“ある人”って、戴宗さんのことなの?)
戴宗「厳密に言えば、オレじゃねぇんだが。オレの部下のせいで・・・オレの詰めの甘さのせいで・・・彼女を死なせちまったんだ」
戴宗さんが、視線を落として言った。
(戴宗さん、そのことをすごく後悔してるんだな。いつも偉そうにしているのは、傷ついた自分を隠すためなのかも・・・)
戴宗「だから、林冲には幸せになってもらいたくてな。そうでなけりゃ・・・オレの腹ん中が気持ち悪くて仕方がねぇ」
郁里「・・・は?」
戴宗「あの笑顔の下で、一生恨まれてると思ったら、ぞっとするだろ?」
郁里「・・・林冲は、そんな器の小さな男じゃありませんから」
wwwそうかね?www
戴宗「そうか?」
www被ったwww
戴宗さんが、がははは、と笑った。
(前言撤回!この人、絶対に見たまんまの人だ)
私は大きなため息をひとつ吐いた。
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郁里「疲れた・・・戴宗さんの指南って、半端ないな」
戴宗さんの厳しい指南に耐え、私は重くなった体を引きずりながら部屋に向かっていた。
すると・・・。
林冲「郁里っ!」
郁里「林冲!!!」
林冲の姿を見ると同時に、体の疲れが消えていくような気がする。
(林冲って私の癒しだなぁ・・・私も林冲にとって、そんな存在になりたい)
そう思いながら、林冲の顔を見つめていたけれど・・・。
林冲「・・・」
(あれ?なんか林冲の様子が・・・不機嫌というか、怒ってるような・・・?)
郁里「どうしたの?林冲、なんだか機嫌が悪いみたいだけど」
林冲「オレは今、思いっきり不機嫌だよ」
郁里「え?どうして?」
(私、林冲に何かしたっけ?)
wwwほっとけよ、そんなめんどくさい男www
私の心の中に不安がよぎる。
そんな私を睨みつけながら林冲が言った。
林冲「不貞だよ、不貞」
郁里「ふてい?」
林冲の言葉に首を傾げる。
(不貞って確か・・・不倫とか・・・って、もしかして、浮気を疑われてるの!?)
郁里「いやいやいや、そんなことしてないって」
慌てて否定しても、林冲の表情は変わらない。
それどころか、ますます不機嫌になっていくような気がした。
林冲「してた。オレに黙って、男と会ってたでしょ?」
郁里「どこで!?いつ!?誰と!?」
まったくもって身に覚えがない私は、食いつくように林冲を問いただす。
林冲「・・・戴宗」
林冲が口を尖らせながら答えた。
郁里「戴宗・・・さん?」
戴宗さんの名前を聞いて、私の口から安堵のため息がもれ、体からは力が抜けていく。
郁里「それは誤解だよ、林冲。私はただ、戴宗さんに妖術を教えてもらおうと・・・」
そこまで言って口をつぐむ。
(そうだ、私、林冲には心配かけたくないと思って、このことを話してなかったんだ)
林冲「オレはそんなこと一言も聞いてないよ。だったら、不貞だって誤解されても仕方ない」
うぜぇ!!!!!((o(-゛-;)
郁里「う、うん・・・ごめんなさい」
素直に謝る私を、林冲が抱きしめた。
林冲「・・・ああもう!そんな顔で謝られたら、これ以上責められないだろ?少しは・・・言い訳とかしなよ!」
郁里「でも、林冲に黙って、戴宗さんに会ってたのは事実だから。ほんとに、ごめんなさい」
林冲「ほんとに反省してる?」
郁里「うん」
林冲「そう・・・でも、許さない」
イライラ(-""-;)
林冲は、怒ったようにそう言うと、私の顎をくいっと持ち上げた。
林冲「悪いのは郁里だよ?オレが必死に我慢してるのに・・・っ他の男と・・・二人きりで会ってる・・・なんてさ」
郁里「だから・・・相手はあの戴宗さんなんだってば」
林冲「相手が誰だろうと関係ない!それに、最近、オレより戴宗に会ってる時間の方が長いでしょ」
wwwめんどくさい女子か、お前はwww
郁里「林冲、それって・・・」
1:確かかも
2:ヤキモチ妬いてる?←
3:屁理屈だよ
郁里「・・・ヤキモチ妬いてる?」
林冲「・・・その通りだよ、悪い?でもね、オレにヤキモチ妬かせるのは、郁里だけなんだからね」
www他にもいたら問題だろうがwww
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林冲がウザくて仕方ないのですが、みなさんどうですかwww
なんなんかね、このバカップルは笑