こんにちは!
めっちゃ買い物してきた、まなみんです!!
ほとんど子供の冬服ですが(笑)
さて、遅々として進まない林冲レポです。
だって、楽しくないんだもん←言っちゃった
じゃあなんでレポしてんのかっていうねwww
では、開き直ってネタバレします~♪
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
宋江さんに見解を聞かれた林冲さんは、突然、隣に立っていた私の腰に手を回したかと思うと、ぐっとそのまま抱き寄せた。
郁里「え?」
驚いて見上げると、すでにすぐそこに林冲さんの顔が・・・。
(ち、近いっ。も、もしかして、また・・・?)
少し前にされた熱いキスがよみがえり、、思わず身構える。
すると・・・。
林冲「・・・そんなところも、やっぱり可愛い」
郁里「・・・・・」
イライラ(-""-;)
林冲さんはくすりと笑うと、そのまま宋江さんに向かって話を続けた。
林冲「彼女は我ら、109人目の仲間、あるいは・・・どんな戦も勝利に導いてくれる、天女」
郁里「天・・・女?」
頭の中に?マークが浮かんだ。
(いったい、何を言い出すの?)
そう思ったのは私だけではなかったみたいで・・・。
呉用「・・・・・」
李俊「・・・・・」
宋江「・・・・・」
みんな、呆れたり、ぽかんとした顔をしていた。
そのうち、李俊さんがこらえきれなくなったように笑いだす。
李俊「くっくっく。いくら早く晁蓋さんの仇討に行きたいからって、仲間はともかく天女はねぇだろう?」
呉用「私も同じ意見だ。仇討を時期尚早と反対したのは、兵も武器も作戦も整っていないからだ。女ひとり増えたからといって、好機にはならない」
林冲「・・・そうかな。呉用さんの言う通り、兵や武器や作戦は戦にとって重要事項だ。でも、もっとも大切なのは、そんなことじゃない」
呉用「ほう・・・では聞こう。君が言う、もっとも大切なものとは?」
林冲「もちろん、ここだよ」
林冲さんは、自分の胸元を指した。
www私の大嫌いな精神論だ(´Д`)www
李俊「確かに心臓をやられちゃあ、おしまいだが・・・」
wwwそうじゃねえwww
呉用「李俊」
李俊「へいへい」
林冲「戦に勝つために、もっとも必要なのは“成し遂げたい”という強き思い。その思いが、どんな武器や作戦より、大きな力になる」
呉用「それが・・・勝利の天女、だと」
林冲「いかにも。その証拠に、彼女の胸には、オレ達と同じ印がある」
呉用「・・・馬鹿馬鹿しい、話にならない」
呉用さんが苦笑して、部屋に沈黙が流れる。
呉用「連星ひとつあるだけで、尋問もせず仲間とするのは浅はかにもほどがある。それにそれは本当に連星なのか。痣など、どうにでもなるのではないか」
林冲「・・・・・」
(林冲さんには申し訳ないけど、私が天女だなんて話は出来過ぎだと思う。それにしても、仇討ってどういうこと?)
呉用「宋江様、聞いての通り、林冲は短慮にして結を急いでおります。ここはまず・・・」
林冲「オレに任せてはくれませんか?」
呉用「林冲!」
宋江「・・・考えがあるのかね?」
林冲「はい」
宋江「ふむ・・・では、彼女のことは林冲に任せるとしよう。それでいいかな?お嬢さん」
(えっ、私にも聞いてくれるの!?)
郁里「は、はい。ありがとうございます」
(まさか一番疑わしい私に意見を求めてくれるなんて・・・全力でかばってくれた林冲さんもだけど・・・なんかみんな、人としての器が大きいな。それに、林冲さんのそばにいれば、捕まって尋問とかはなさそう)
ほっとしている私の腰を、また林冲さんがぐっと抱き寄せた。
wwwいちいちベタベタとうっとおしいな~(-""-;)イライラwww
林冲「さて、そうと決まったら・・・」
林冲さんは、私の腰を引き寄せたかと思うと、そのまま軽々と持ち上げた。
(ま、またお姫様だっこ?)
林冲「では、オレ達は失礼しますよ。ごっきげんよう~!」
wwwバカか、この男はwww
呉用「・・・・・」
李俊「・・・ハン」
宋江「はは・・・ま、くれぐれも頼んだよ、林冲」
林冲「御意!」
林冲さんは、はっきりとした大きな声で返事をすると、私を抱えたまま、振り返ることなく部屋をあとにした。
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
林冲さんが、私を抱えたままどこかに向かう。
(林冲さんのお世話になることになって、さっきはほっとしたけど。ほんとにいいのかな?)
林冲「・・・・・」
見上げてみると、林冲さんの顔はなんだか楽しそうで。
少なくとも、迷惑してるようには見えなかった。
郁里「・・・・・」
ふいに、さっきのキスがよみがえる。
同時に、心臓がとくり、とひとつ鳴った。
wwwほんっと、欲求不満なんだねwww
(・・・あ、また・・・キスくらいで、何をいちいち動揺してるんだろ)
蘇った感触を振り払おうと、軽く首を振ってみる。
でも、余計にあの時の甘い痺れが襲ってくるようで、ますます鼓動が加速する。
大きなため息をついて、何気なく見上げる。
林冲「・・・・・」
すると、心配そうに私を見る林冲さんと視線がぶつかった。
林冲「もしかして郁里ちゃん・・・」
林冲さんが、顔を近づけて心配そうにのぞきこんできて・・・!
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
林冲「もう、お腹空いてるならそう言ってくれよ!いくら居候だからって、食は基本だからね。さあ、何が食べたい?」
林冲さんが腕まくりをしながら、私に聞く。
(えと・・・ここは、台所?)
石でできた調理台や窯があって、あちこちにお鍋や調理器具が置かれている。
林冲「あれからなんにも食べてないから、腹減っただろ?オレ、料理得意なんだ。なんでも作ってあげるよ」
郁里「ありがとうございます」
(もう、意味ありげに顔をのぞきこまれたから、また・・・ちょっと期待してる自分が・・・はぁ、これじゃ、私飢えてるどころか欲求不満みたいじゃない)
wwwえ?違うとでも?(・∀・)www
林冲さんが私に背を向けたまま料理をしているのをいいことに、私はがっくりとうなだれて、大きなため息をついた。
林冲「そういえば、郁里ちゃんってさ・・・」
突然名前を呼ばれて、反射的に起き上る。
すると・・・。
林冲「キミってほんとに天女なの?」
郁里「えと・・・」
1:違います←
2:すみません
3:わかりません
郁里「ち、違います」
林冲「ほんとに?」
郁里「ほんとです。両親も家族も、祖父母もみんな普通の人間です!」
林冲「・・・・・」
林冲さんが、覗き込むようにして、私の顔をじーっと見つめた。
林冲「でも、まあ、結局は・・・天女なんかじゃ、ないよね?」
郁里「え?」
(あれ?今までの話の流れからすると、林冲さんは、私のこと天女だって思っていたんじゃないの?)
林冲「ま、呉用さんや李俊くんが言うように、そう都合よく天女なんて現れるわけないか」
私は、意外と冷静に考えている林冲さんを、不思議な思いで眺める。
(この人・・・大人なのか子供なのか、ほんとわからない・・・)
そんなことを考えていたら・・・。
彼はまた無邪気な顔を向けて、言い放った。
林冲「でもさ、仲間ってのは確かだよね。連星はあるし、妖術だって使えるみたいだし」
郁里「えっ、いや・・・仲間だとか、妖術とか、それ以前に、ここがどんな場所でどんな人たちの集まりなのか、それすらわかってないんです、私・・・」
林冲「・・・なるほど」
私の力説に気圧されるように、林冲さんがうなずいた。
林冲「わかった。それじゃ、飯を食いながら色々説明・・・」
突然、林冲さんの顔から笑みが消えた。
そして、険しい顔で私の後ろを睨みつけるように見つめる。
林冲「・・・・・」
(え・・・?私の後ろで何が起きてるの?それとも、誰かがいるの?)
林冲「ずいぶんとデカいネズミがいるもんだな・・・」
その瞬間、男が厨房に飛び込んできた。
その手には、刃渡り1メートルはありそうな、大きくて太い剣を振りかざしている。
(なっ・・・!?)
林冲「危ない!」
郁里「きゃっ!!!」
呆然とする私の前に林冲さんが立ちふさがって、それと同時に、ガツンという大きな音が部屋に響く。
(な、何!?)
驚いて見ると、林冲さんは、私を庇うようにして、中華包丁一本で、男の大きな剣を防いでいた。
郁里「林冲さんっ!」
林冲「すぐに片づけるから、郁里ちゃんは下がってて」
郁里「は、はい」
とは言っても、扉は男の後ろ、ひとつだけ。
私は林冲さんから離れると、部屋の隅で身をかがめた。
(せめて・・・邪魔にならないように・・・)
目の前で人が刃物を振るっているというのに、私、やけに冷静だ。
そんな自分に驚きながらも、じっと林冲さんを見守る。
???「そんな包丁一本で、俺様に勝てるとでも思ってるのか?」
林冲「うーん、どうかな?でも、勝ったらおもしろいと思わない?」
???「思わないねぇ・・・おまけに、お前が勝てるとも思わない・・・」
男の人が林冲さんの包丁を弾き、攻撃をする。
男の人が剣を振るたびに、林冲さんはお鍋や椅子、厨房にあるあらゆる物で防ぎ、男の人は、そのすべてを振り払い、斬り捨て、攻撃を続ける。
それはまるで、昔見た、カンフー映画のようだった。
wwwジャッキー・チェンねwww
???「狭いところで・・・ちょこまかと・・・ネズミの名はお前の方がふさわしいんじゃないか?」
林冲「林チュウ・・・なんてね」
(=_=)
冗談を言う林冲さんから余裕はうかがえなかった。
その証拠に、肩は大きく揺れていて、息はもうとっくに切れてる。
おまけに、林冲さんの後ろは・・・壁。
逃げ場のない林冲さんに、男が剣を突き付ける。
その時。
私の心臓が、どくり、と鳴った。
(あ・・・この感覚、どこかで・・・?そうだ、あの時・・・私を助けてくれた林冲さんが、男に襲われそうになった時だ。あの時は確か・・・)
男がゆっくり剣を振り上げた。
???「さて、どうする?」
林冲「ただ今、考え中・・・」
???「残念、時間切れッ!」
林冲さんが言い終わらないうちに、男が剣を振り下ろした。
私は思わず目を瞑り・・・。
郁里「止めてーーーっ!」
何かが起こる前に、私の体は林冲さんに向かって飛び出していた。
そして、無我夢中で、男から庇うように林冲さんの体に抱きつく。
???「何っ!?」
林冲「郁里っ!?」
www呼び捨てにすんじゃねえwww
(・・・こ、殺される!)
私はそう覚悟し、ぎゅっと強く目を閉じた。
(・・・・・・・・・・あれ?)
???「おい、どういうことだ。林冲」
林冲「ええと・・・」
拍子抜けした声がして、恐る恐る目を開く。
すると・・・。
???「・・・とんだ無駄働きだな」
すでに剣を収めた男の人が、吐き捨てるように言った。
郁里「え、え・・・どういうこと?」
林冲「えっと、それは、つまり・・・また危機に直面すれば、キミの妖術が発動されるんじゃないかって」
郁里「それって・・・もしかして・・・」
???「お前さんを試したんだよ」
林冲「戴宗!直接的すぎっ!」
wwwやっと名前が出たねwww
(試した・・・?私を・・・?あんなに怖い思いをしたのに、全部、お芝居だったってこと?)
林冲「・・・・・」
申し訳なさそうな顔をする林冲さんに、私は・・・。
1:怒る
2:泣く
3:ほっとする←
郁里「・・・よかった」
私は安堵のため息をついた。
郁里「林冲さんが無事で・・・全部お芝居で、ほんとによかった」
林冲「郁里・・・ちゃん。怖い思いをさせて、ほんとにごめん。でも・・・キミがオレを助けに飛び出して来た時・・・すごく嬉しかった。ありがとう」
林冲さんは、そう照れくさそうに笑うと、私をそっと抱きしめた。
戴宗「さて・・・と、オレはもう行く」
林冲「うん、ありがとう、戴宗。また相談するから、よろしく」
戴宗「オレを囮に使うなんて、見くびられたもんだな」
林冲「すまんすまん!」
戴宗「この借りは、高くつくぜ。それじゃ、また遊ぼうぜ・・・子猫ちゃん」
私を年増扱いしたり、“子猫ちゃん”と呼んだりしたその人は、にやり、と目を細めて部屋から出て行った。
(一体、何なのよ、あの人・・・)
林冲「驚いたよな。ちょっと変わってるけど、彼も・・・」
郁里「実は・・・いい人?」
林冲「っ!?うん、そうだよ。戴宗って言ってね、情報探索兵の総まとめ役なんだ。おまけに妖術も使えて、だからキミのことを相談してみたんだ」
私が“いい人”と言ったことに安心したのか、林冲さんが戴宗さんについて説明してくれた。
(林冲さんがそう言うんなら、そうなんだろうけど・・・戴宗さんか・・・いい人だったら、いいな)
林冲「さてと・・・始めるか」
郁里「え?何をですか?」
林冲さんが、私の両手を取って、じっと見つめてくる。
林冲「そりゃあ、もちろん・・・」
林冲さんは、私の顔を見ながら、ニッコリと微笑んだ。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
掃除だろwww
なんせ、鍋やら椅子やら飛び交ってたみたいだからねwww
ていうか、戴宗はいつヒロインちゃんを年増扱いしたんだ?
読み飛ばしちゃったかな(笑)