【イケない契約結婚】黒崎諒ルート 第10話 愛される喜び 10~15 【GREE版】 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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大好きゲームのプレイ日記です。

モ○ゲーなどのソーシャルや、月額登録アプリなど、節操無しで乙女ゲームを食い散らかしてます。

攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

こんばんは!



今日は休みで、夫と食べ歩きしてきたまなみんです!!



また太りそうだな・・・(笑)



さて、クライマックスに近づいております、黒崎先生レポです~


水滸伝のイベントに期待してたものの、つい最近のイベントの再登場でがっくりきております・・・


いや、あのイベントは楽しくて大好きなんだけど・・・古いのをやるのなら、一番最初のイベントがやりたいです(泣)


あのイベント、レポできてないからね!


それでは、愚痴ったところでネタバレです。




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そこへ、諒さんが戻ってきた。

私とお父さんが手を握り合っているのを見て、眉を寄せながら駆け寄ってくる。



黒崎「今度は俺の女に手を出すつもりか!?」

彩香「ちょ、お父さんになんてこと・・・」

黒崎「お前は黙ってろ。・・・死にかけてまで、節操のない男だ。手を離せよ!」


www大人げない(´-ω-`)www



諒さんは無理やりに、私とお父さんの手を引き離し、私の手をぎゅっと握った。

お父さんはというと、怒鳴られているのにどこか嬉しそうに見える。

そして、耐え切れない、という風に笑い出した。



佐和透「ははは・・・諒は本当に、彩香さんのことが好きなんだな」

黒崎「・・・はあ!?」

佐和透「こうして昔よく、お前と奈津の取り合いをしたな・・・」

黒崎「・・・覚えてないな」



諒さんは、ふいっと透さんから目をそらす。



佐和透「安心したよ、本当に・・・」



お父さんはそう言って優しく微笑んだ。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




その日の夜。

再び面会時間外に美濃部さんが現れた。


wwwほんっと、セキュリティの甘い病院だなwww



美濃部「黒崎先生を説得できましたか?」

彩香「いいえ。説得していませんし、これからもするつもりはありません」

美濃部「・・・それは、この書類を公表しても構わない、ということでしょうか?それにあなたの会社での立場が悪くなる、ということもあり得ますよ?あなたの会社と取引を中止すると言えば、あなたの上司はなんとおっしゃるでしょうか?」


wwwお前みたいな平社員にそんな権限あるもんかwww


彩香「会社のことは、あなたがどうこうする前に辞表を出します。私のことで会社に迷惑をかけられませんから」

美濃部「へえ、ずいぶん思い切りがいいんですね?」



馬鹿にしたように言われ、ムッとしたけれど、言い返したりはしなかった。

私は私の正義を貫けばいいことだから・・・。



彩香「その書類、見せてください」

美濃部「あなたが見ても何かわかるような書類ではありませんよ」

彩香「見せられないんですか?」

美濃部「・・・いいでしょう。どうぞ」



私は書類を受け取ると、目を通すこともなくすぐビリビリに破いた。

突然のことに、美濃部はあっけにとられて私を見ている。

証拠を隠滅してしまえば、諒さんに不利なことも表沙汰にはならないはず・・・そう思っていたのに。



美濃部「あはははっはははははっ」



美濃部さんはお腹を抱えて笑い始めた。

今度は私があっけにとられる番だった。



彩香「な・・・何がおかしいの!?」


wwwそりゃおかしいだろうよwww


美濃部「あなたは本当に可愛らしい人ですね。黒崎先生を守るためにそんなに必死になるとは・・・けれど、残念でした。そちらの書類は原本ではないんです」

彩香「えっ!?」


www当たり前だろうwww


美濃部「大事な書類の原本を持ち歩く馬鹿がいると思いますか?まあ、あなたなりに色々考えたんでしょうけど」

彩香「!!」


wwwOLのくせに、コピー機の存在も知らないのかねwww



確かに、よく考えればわかることなのに。

切り札となる書類を持ち歩き、簡単に私に手渡すはずなどない・・・。

私は悔しくて唇を噛みしめた。


www恥ずかしくて、じゃないの?www



美濃部「あなたがどれほど黒崎先生を大切に思っているか、よくわかりました。あなたを利用することはできそうにありませんね。諦めます」

彩香「・・・どうするつもり?」

美濃部「英士さんの判断に委ねましょう。これからどうなるか・・・あなたも楽しみに待ってるといい。失脚した医師にそう簡単に次の職など見つかりますかねえ?しかもあなたもこれから無職ですから・・・大変ですね?」



美濃部は意地の悪い笑みを浮かべ、病室を出て行く。

ドアを閉める前に振り返って言った。



美濃部「ああ、その書類はプレゼントしますよ。お好きにご利用ください」



私は閉まるドアに向かって、破れた書類の束を思い切り投げつけた。

散らかった書類をそのままにしておくわけにもいかない。

書類を拾い、誰かの目に触れたりしないように、丁寧に細かく破ってゴミ箱に捨てる。

ちょうど書類を処分し終り、ベッドで一息ついていると、諒さんが現れた。



黒崎「どうした?お前、顔が赤いようだな?」

彩香「そ、そうかな!?」



書類が分厚かったから、処分するのが大変だったせいかも・・・。

諒さんは顔を近づけ、なんとおでこをくっつけて熱を測ろうとする。



彩香「ちょ、諒さん!」

黒崎「こうするのが一番確実なんだよ」


www医者の言うことかwww


彩香「体温計持ってるでしょ!」

黒崎「体温計だと時間がかかるだろう?・・・熱はないみたいだな」



百合さんに撃たれ、入院してからの諒さんは本当に優しい。

今までどおり強引ではあるけど・・・それにもまるで私を包み込んでくれるような温かさがあった。



(別に、優しくしてほしかったから、諒さんを庇ったわけじゃないんだけどな・・・)



これは私のわがままだ。

優しくしてもらえるなら、そこに愛情があってほしいと思う。

今の優しさは、私への負い目と同情なんだってわかっているから・・・。


www勝手な思い込み、うぜえなwww


私の髪を梳いていく諒さんの指は、やはり泣きたくなるぐらいに優しかった。




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数日後の夜。

再びお父さんの容態が悪くなったと連絡があった。



黒崎「どうする?お前も行くか?」

彩香「うん、もちろん」



病院につくと、すでにお父さんの意識はなかった。

院長と英士さんが主治医の部屋に呼ばれ、病室に残ったのは私と諒さんだけになる。



彩香「先生に話を聞きに行かなくてもいいの?」

黒崎「どうせもうダメだろう・・・話を聞いても無駄だ。ここにいる」



1:いったほうがいいよ

2:冷たいんですね

3:本当にそれでいいの?←



彩香「本当にそれでいいの?」

黒崎「・・・・・」



私はそれ以上は何も言わずに諒さんに寄り添った。

ベッドの傍らに立っていると、お父さんの手がピクリと動いた。



彩香「りょ、諒さん!お父さんが!」



諒さんが静かにベッドに近づいてくる。

ふっとお父さんの目が開いた。



佐和透「・・・諒?」

黒崎「・・・ああ、俺だ。無様な姿だな」

佐和透「・・・まったくだ。今までやってきたことの・・・報いを受けたのかもしれんな。諒・・・お前には本当にすまないことをした」

黒崎「何を今さら・・・」

佐和透「わかっている。今更だってことは・・・でも言わせてくれ」

黒崎「・・・許せるはずがないだろう」



諒さんの声は震えていた。

しばらく黙り込んだ後、諒さんは静かに言った。



黒崎「・・・アンタにずっと聞きたかったことがある」

佐和透「・・・ああ」

黒崎「母さんのこと・・・どう思ってたんだ?」



お父さんは答えず、しばらくずっと天井を見つめていた。

やがてゆっくりと口を開く。



佐和透「奈津を今でも愛している・・・」

黒崎「なら、どうしてだ。なぜ俺たちをゴミみたいに捨てたんだ。母さんは事故に遭って、一度も意識が戻らないまま死んだ。その時アンタは・・・見舞いにすら一度も来なかったじゃないか」

佐和透「今となっては言い訳でしかないが・・・奈津が死んだことを知ったのは、それから5年も経ってからのことだった・・・後悔したよ、心から。今でもずっと後悔し続けている」

黒崎「・・・!」



諒さんは唇をかんで黙り込んだ。

握り込んだ拳は、わずかに震えている。

お父さんは苦しそうな息のまま、続ける。



佐和透「あの頃の私は野心の塊だった。清香に望まれ、佐和総合病院の事務局長の椅子をちらつかされ・・・心を動かされた。今考えれば愚かな選択だ。金や権力よりも、大事なものがあるのだと・・・あの頃の私は気づきもしなかった。諒、私を恨んでいるだろうな」



問われた諒さんは、考え込むようにうつむいた後、顔を上げてまっすぐにお父さんを見た。



黒崎「過去形だ。今はもう・・・何とも思っていない」


www切り替え早ッ!!www



諒さんは昔を思い出すように目を細めた。



黒崎「俺はアンタと同じ轍を踏むことはしないだろう。金より権力より、大事だと思う人がいるからな」



お父さんの目から、涙があふれてくる。

その涙につられるように・・・私の目からも涙がこぼれ落ちた。



佐和透「すまなかった・・・」

黒崎「それはあの世で母さんに言ってやってくれ。許してくれるかどうかは知らないが」



淡々と冷たく言い放った諒さんだったが、最後に父親の手にそっと触れた。



黒崎「・・・・・」



そしてかがみこんで彼の耳元になにかをそっと囁く。

何と言ったのかは聞こえなかったが・・・お父さんの表情を見れば、わかるような気がした。

長年の重荷を降ろしたようにホッとした表情で、彼はゆっくりと目を閉じた。




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なんか、あっさりと許しちゃいましたねwww


お父さんの話は、ほんと単なる言い訳にすぎないよね~


健康なら、絶対にこんなことは言わないだろうwww