こんにちは!
寝違えてしまったらしく、首の後ろの下のあたりが痛くてちょっと辛いまなみんです!!
ちょうど腕が届きにくいところで・・・シップも貼れなきゃ薬も塗れないとか(涙)
さて、早く終わらせようと気ばかり焦っている呉用さん後伝です。
エンドが二種類しかないので、そんなに大変ではないはずなんですがwww
ネタバレです。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
郁里「なんですか?渡したいものって・・・」
呉用「これを・・・」
呉用さんは私の手を取ると、何かを握らせてくれた。
赤い紐で作られた、ストラップのようなものだ。
紐と同じ赤い房が二つついている。
郁里「これは・・・?」
呉用「お守りだ。身の安全を祈願するものでな」
優しく私を見つめる、呉用さんの瞳。
郁里「あ、ありがとうございます・・・でも、なぜ・・・」
呉用「・・・今度の戦い、郁里にも来てほしいのだ」
郁里「えっ!?」
てっきり留守番組だと思っていたので、驚きの声をあげてしまう。
郁里「一緒に、ですか?」
呉用「ああ。危険を承知の上で、君を連れて行きたい。私のそばにいて、私を支えてほしいのだ」
郁里「それは・・・もちろん!でも、いいんですか・・・」
呉用「・・・戦場では何が起こるかわからない。だから・・・気休めにしかならないかもしれないが、このお守りを持っていてほしいのだ」
私は、もう一度手に握らされたお守りを見つめる・・・。
郁里「私・・・呉用さんにもらってばかりですね」
呉用「いいんだ、私がそうしたいだけなのだから」
郁里「でも・・・私も何か・・・そうだ!」
首にかけていた石のついた首飾りを外す。
郁里「これ、扈三娘さんと一緒に作ったんです。受け取ってください」
呉用「・・・いいのか」
郁里「はい!この石には、魔除けの力があるって、扈三娘さんが言っていました。きっと、呉用さんを守ってくれるはずです」
呉用「・・・ありがとう。肌身離さず、持っているようにしよう」
郁里「あ、じゃあ、私が・・・」
呉用さんに近づき、前から腕を回すようにして呉用さんの首に首飾りをかける。
ふと見上げると、呉用さんと視線が絡み合う。
(・・・っ!)
思いのほか、呉用さんとの距離が近くて、緊張してしまう。
(いつまでたっても、呉用さんとこんなふうに距離が近くなるのには慣れないな。未だにドキドキするなんて・・・)
呉用「郁里・・・」
不意に、呉用さんは私の腰に腕を回した。
呉用「本当は・・・何もいらないのだ」
郁里「え・・・?」
呉用「君から何かもらおう、などとは考えていない。ただ、君が笑ってくれる・・・それだけで、私には十分なのだ・・・」
郁里「呉用さん・・・」
優しい笑みを浮かべる呉用さん。
けれど、それとは逆に私の胸はぎゅっと締め付けられていく。
(嬉しい言葉のはずなのに・・・どうしてこんなに悲しい気持ちになるんだろう・・・)
呉用「泣いているのか?」
郁里「いえ・・・ただ、なんだかとても悲しい気持ちがこみ上げてきて」
呉用「悲しい?」
郁里「この前から、呉用さんがどこかに行ってしまうんじゃないか、私の前からいなくなってしまうんじゃないかって、そんなことばかり考えてしまうんです」
呉用「私は、どこにも行かない」
呉用さんが私の体を抱きしめた。
しかし・・・。
(怖い・・・)
一瞬、そう思ってしまった自分に、衝撃を受ける。
(方臘討伐に向けて呉用さんが考えているのは、戦のこと・・・)
仕方がないとわかっていた。
(でも、二人っきりで、抱き合っているときだけは、私のことを考えてほしい。そう思うのは、私のワガママなの?)
wwwワガママだねwww
呉用さんの手が私の首筋に触れた。
呉用「震えているな・・・どうした、寒いのか?」
素肌と素肌が触れ合う。
ぴりっと電流が走った気がした。
www静電気じゃないの?www←よくバチッてなる人
触れた部分から、呉用さんの気持ちが流れ込んでくる。
郁里「・・・・・」
どんな言葉が流れ込んできてもいいように、私は覚悟を決めた。
でも・・・。
それは、溢れんばかりの・・・愛だった。
郁里「呉用さん・・・!?あの・・・これは・・・」
驚いて問い返すと、呉用さんは顔を赤くした。
呉用「私は、簡単に口にするべきものではないものがある、と、そう思っている。口では・・・なんとでも言える」
郁里「この・・・気持ちは・・・本当・・・?」
呉用「私が嘘をつけないのは知っているはずだ。しかし・・・考えていることがそのまま伝わってしまうとは・・・厄介な能力だな、本当に」
wwwめんどくさい子だしねwww
苦笑いを浮かべる呉用さん。
けれど、私は、すぐに次の言葉が出てこない。
郁里「呉用さん・・・最近は・・・いつも・・・手袋越しで、直に私に触れてくれないから・・・もう、私には触れたくないのかと・・・」
wwwあんだけ心の中のぞかれてその内容をペラペラしゃべられたら、嫌に決まってんだろwww
呉用「・・・すまぬ。皆に知られるのが嫌だっただけだ」
そう言うと、呉用さんはますます顔を赤くした。
呉用「この大変なときに何を考えているのか、と思われては、軍師としての立場がない」
郁里「・・・立場って・・・でも、呉用さんのそういう面を、みんなも親しんでいるのに・・・」
wwwこの子はほんと会社勤めをしてたのかね(-""-;)立場ってすごい大事よwww
呉用「いいのだ。私に親しみやすさなどなくて。私は、憎まれ役でいい」
呉用さんの言葉を心の中で反芻する。
(どうしてそこまで・・・ここまで自分を犠牲にしきれる人・・・そうはいないと思う)
その言葉からは、それだけ呉用さんが梁山泊に対して愛情を持っている、ということがわかる。
郁里「・・・すごい人ですね」
呉用「な、何を急に・・・それに、まったくすごくなどない。戦を前にして、私は今・・・郁里のことばかり考えている」
その瞬間。
呉用さんがそっと私の体を押し倒した。
大げさな言い方ではなくて・・・胸の高鳴る音が、呉用さんに聞こえてしまうのではないかと思うくらいだった。
呉用「郁里・・・」
そっと・・・キスが、そして・・・流れ込んでくる、呉用さんの心。
呉用さんが言ってくれた、『愛している』の一言。
その言葉に嘘偽りのないことが、唇から・・・そして、二人の触れ合っている部分すべてから・・・伝わって、くる。
郁里「・・・どうしたら・・・どうしたら、私の思いを呉用さんに伝えられるの?」
私は、自分の気持ちを、知らず知らずのうちに口に出してしまっていたことに気づいた。
郁里「その、私・・・この気持ちを表す言葉が見つからなくて」
恥ずかしさにうつむきながらそう言うと、呉用さんはフッと笑みを浮かべた。
呉用「ならば・・・言葉の代わりにひとつ、私の願いを叶えてくれないか」
郁里「・・・願い?」
(呉用さんが、私に頼みごとをするなんて珍しいな)
wwwそうでもないだろうwww
でも、だからこそ、それがどんなものであっても、かなえたい。
そんな風に思ってしまう。
郁里「・・・言ってみてください」
呉用「・・・郁里から、口づけをしてほしい」
呉用さんが顔を真っ赤にしながら言った。
郁里「それ・・・だけ・・・ですか?」
呉用「・・・・・っ!この一言を言うまでに・・・私がどれだけ緊張したと思っている!」
そう言うと、呉用さんは盛大なため息をついた。
郁里「あ・・・ごめんなさい。あまりにも、簡単・・・というか・・・私にとっては・・・」
(ご褒美でしかない・・・)
呉用「君にとっては、そうなのかもしれないが・・・」
呉用さんが下を向いて肩を落とした。
その姿が無性に愛おしくなり、頬に手を添えて上を向かせる。
wwwあの、呉用さんはヒロインちゃんを押し倒してるんじゃなかったっけwww
(ほんの少しでもいいから、私の気持ちが呉用さんに伝わりますように・・・)
そう願いながら、心をこめて・・・口づけた。
唇が触れ合った瞬間、胸の中で、何か温かいものが・・・ぱちん、とはじけて体中に広がった。
呉用「・・・ありがとう」
唇を離すと、呉用さんが微笑みながら言った。
郁里「・・・改めてそう言われると・・・恥ずかしいです」
自分の頬が熱くなっていくのが感じられる。
そんな私に呉用さんは・・・。
呉用「そうだ・・・もう一つ、郁里に言っておきたいことがある」
そう言って、急に真剣な表情になった呉用さん。
それまで喜びではちきれそうになっていた胸に、ひんやりとした風が吹き込む。
郁里「な、なんでしょうか」
呉用「方臘との戦が終わったら・・・その・・・」
(な・・・なんだろう・・・)
呉用「だから・・・だな・・・私と・・・一緒にならないか」
wwwヒロインちゃんに引いちゃってるんで、全然萌えないわwww
郁里「・・・えっ!?」
一瞬、自分の耳を疑ってしまう。
けれど、呉用さんの目を見れば、今言われたことが本心なのだとわかる。
呉用「戦が終わってから言うべきことだと、わかってはいるのだが、もしものときのことを考えると・・・」
1:嬉しい・・・
2:また聞かせてください←
3:約束ですよ!
郁里「また、聞かせてください」
呉用「何?」
郁里「戦が終わったら・・・もう一度、聞きたいです。約束してもらうまでは、頷きませんから」
呉用「それは・・・必ず勝たなくてはいけないな」
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
いいシーンなはずなんだけど、ヒロインちゃんがなんか生意気で全然感情移入できない(泣)
なんて乙女ゲームだwww