こんばんは!
実家で蚊に刺されまくった、まなみんです!!
山奥の田舎なので、すごいんですよ・・・ヤブ蚊が(TωT)
さて、イベント中ですが呉用さん後伝のレポです。
イベントレポは・・・イベント終了後のupの方がいいかなと考えてます。
それでは、いつものネタバレです。
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血相を変えた馬麟さんに呼ばれて、私は史進さんと一緒に広間へと急いだ。
そこにはすでに呉用さん、宋江さんのほか、林冲さんや李逵さん、呂方くんも集まっていた。
(呉用さん・・・)
久しぶりに見た呉用さんの姿にグッと胸が締め付けられる。
でも、呉用さんは全く私のほうを見ようとしない。
それがひどく悲しくて・・・でもどうしようもできないから、膝の上で拳を固めた。
(今はそれどころじゃない・・・)
でないと涙がこぼれ落ちてしまいそうだった。
林冲「そんなのダメだよ、宋江さん!」
李逵「そうだ、親分!あの史進さんだって勝てなかったんだ」
林冲「そうだ。今回の勝利で向こうは勢いに乗ってるだろうし、何より、そんな危険を冒すなんて、無謀もいいところだ」
林冲さんたちが、必死になって宋江さんに何かを訴えていた。
郁里「何があったの・・・?」
少し離れたところで、様子を見守っていた呂方くんに尋ねる。
呂方「ああ、姐御。それが・・・宋江さまが田虎討伐に行くって言い出したんだ」
郁里「えぇっ!?」
宋江「疲弊した史進たちを、再び戦場に送り込むわけにはいかないからね」
宋江さんの言葉を聞いて、隣にいた史進さんが再び唇をかむ。
史進「俺がふがいないせいで、頭に迷惑を・・・」
郁里「史進さん・・・」
悔しさをにじませる史進さんに、私は容易に声をかけることができなかった。
なんだか、さらに傷つけてしまいそうな気がして・・・。
林冲「だからって、宋江さんが出ることはないはずだ!こんなときに・・・」
wwwじゃあ、お前が行けよwww
林冲さんの言葉に、みんなの表情がこわばった。
(ただでさえ、梁山泊のみんなの心がバラバラになりそうなのに、宋江さんがいなくなったら、どうなってしまうんだろう)
でも・・・。
宋江「こんなときだからこそ、だよ。誰も出陣したがらない。ならば、頭である私が、皆の手本にならなければならないのは、明らかじゃないかな?」
林冲「でも・・・」
林冲さんがさらに何かを言い募ろうとしたとき・・・。
阮小五「宋江さま、先生、ちょっとよろしいですか?」
呉用「どうした、阮小五」
阮小五「朝廷から、使いが来ています」
宋江「・・・やれやれ。負けた時は、行動が速いんだね、朝廷というところは。別室に通しておいてくれるかな。すぐに行くよ」
阮小五「承知」
阮小五くんが出ていくと、宋江さんがみんなを見回した。
宋江「そういうわけだ。とりあえず、今は田虎に勝つことを考えなければ。でないと、今度は我々が窮地に立たされることになる。官軍が梁山泊討伐を再開する危険も、他の反乱軍が、ここぞとばかりに襲撃してくる可能性もあるからね」
にこやかに、でも淡々と話す宋江さんに、みんなは黙り込んでしまう。
すると、宋江さんがにわかに表情を引き締めた。
宋江「田虎に討伐に行くのは決定事項とする。そして、私が主将を務める。それから史進、君にも一緒に来てもらうよ」
史進「はっ!次は、負けません」
その言葉を聞くと、宋江さんの顔に微笑みが戻った。
宋江「うん、よろしく頼むよ。じゃあ、私は朝廷の使者と会ってこようかな。呂方、一緒に来てくれるかな」
呂方「承知!」
呂方くんを連れて、宋江さんが広間を出て行った。
残された人たちは、みんな黙り込み、重苦しい空気が漂う。
林冲「この戦に勝ったら・・・この先、反乱軍と戦わなくても済むって保証は、ないよね」
ポツリと林冲さんが言う。
史進「愚問だな」
そんな林冲さんのつぶやきを、史進さんがピシャリとはねのける。
史進「人間は欲深い生き物だ。田虎に勝てば・・・」
林冲「味をしめて、また新たな命令を下してくる・・・か」
その二人のやり取りを聞きながら、私はちらりと呉用さんの方を見た。
呉用「・・・・・」
呉用さんは、何も言わず、ただ目を伏せているだけだった。
その表情からは、何を考えているのかを推し量ることはできなかった。
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朝廷からの使者が来てから数日後。
慌ただしく準備を整え、宋江さんが軍を率いて出陣していった。
馬麟さんを軍師として連れて行ったため、しばらくの間、私は呉用さんお手伝いをすることとなった。
(こんなときに不謹慎かもしれないけど、呉用さんの仕事をお手伝いできるのはうれしいな)
ちらりと呉用さんの方を見る。
呉用「・・・手が止まっているぞ、郁里」
文に目を落としたまま、呉用さんが言った。
郁里「あ・・・っ!」
呉用「真面目に仕事ができないなら、邪魔なだけだ」
郁里「・・・ごめんなさい」
少しでもいいから、呉用さんのことを見つめていたい・・・。
そう思ったけれど、その願いはあっけなく禁じられてしまった。
www仕事中だからねwww
郁里「宋江さんたち、必ず勝ちますよね」
呉用「戴宗の報告によれば、優勢に戦いを進められているようだ」
郁里「よかった!馬麟さんも、軍師としてうまくやっているんですね。進発前に話をしたときは、軍師として出陣するのは初めてだから、と少し不安そうだったんですけど」
ふと、呉用さんの手が止まった。
郁里「呉用さん?」
呉用「いや・・・馬麟とは、ずいぶんうまくやっているようだな」
郁里「はい、馬麟さんってとても気が利く方なので・・・かゆいところに手が届くというか、一緒にいて気楽に過ごせるんですよね」
呉用「・・・どうせ、私は気が利かないからな」
郁里「え?」
呉用「いや、なんでもない」
小さく息を吐くと、呉用さんは手を止めて、私の方を見た。
呉用「そういえば、あの話は聞いたか?」
郁里「あの話って・・・?」
呉用「先日の、朝廷から来た使者の話だ」
田虎に勝たずして史進さんが戻ってきてすぐに、朝廷から使者が来て宋江さんに話をしていった。
郁里「いえ、まだ何も聞いていません」
呉用「そうか。もし、次に田虎に負けるようなことがあれば、それなりの罰を覚悟せよ・・・とのことだったそうだ」
郁里「遼に勝ったことに対する褒賞ももらってもいないのに・・・ですか?」
呉用「ふふふ。郁里もずいぶんと言うようになったな」
郁里「それは・・・私は、みんなみたいに国を変えたい、とか高い志は持っていないけど、自分は何もせずに文句を言っているだけの人は嫌いなんです」
wwwそれは李逵に対する宣戦布告かい?www
呉用「・・・まるで自分の事を言われているような気分だな」
郁里「えっ・・・?」
呉用「今、私は命令を下しているだけで、自分は何もしていない。こうして文を書いたり、指示を飛ばすだけだ。皆はそんな私を見て、さぞかし鬱憤が溜まっているだろうな」
郁里「そんなことっ!」
自嘲的に笑う呉用さんを見て、思わず声を張ってしまう。
けれど・・・。
呉用「ないとは言い切れない。そうだろう」
郁里「そんな・・・呉用さんは、誰よりも苦しんでるじゃないですか。私の見当違いかもしれないですけど・・・心を痛めるような事柄は全部、呉用さんが引き受けていますよね?」
呉用「・・・・・」
呉用さんが黙り込む。
郁里「その苦しみを、私にも少し分けてもらえませんか」
(私・・・出しゃばったことを言ってるのかな)
wwwあ、わかってるやん(・∀・)www
そんな思いが頭をよぎるけれど、疲れた横顔を見せる呉用さんに、私の心の中はどうにかして力になりたい・・・という思いでいっぱいだった。
郁里「呉用さんっ!」
少しでも呉用さんの力になりたい。
そんな思いを込めて、呉用さんをじっと見つめる。
wwwウザすぎwww
けれど、さっと呉用さんは目を逸らしてしまう。
呉用「そんな目で見るな。何もかも、話してしまいたくなるだろう」
1:ごめんなさい
2:話してください
3:話したくないんですか?←
郁里「話したくないんですか?」
呉用「と言うより、話すべきことではない。苦しみを感じるのは、私ひとりでいい・・・」
呉用さんの言葉に、思わず眉根を寄せる。
(なんだか一瞬、呉用さんの本音が見えたような・・・)
見えかけた本音も慌てて隠してしまう呉用さん。
私の存在を無視されたような気がして、寂しくなる。
郁里「呉用さん、全部自分の中に抱え込まないでください。呉用さんは、一人じゃないんですよ?梁山泊のみんなだっているし、私だって・・・」
呉用「違う!」
私の言葉を呉用さんが鋭い口調で遮る。
呉用「私は・・・一人だ」
呟くように言った呉用さんの言葉が、私の胸に刺さる。
呉用「これまでだって一人だった。それはこれからも変わらないし、私自身、それで構わないと思っている。いや、むしろ私は一人でいるべきなのだ」
(それって・・・)
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相変わらずのウザさです、ヒロインちゃんは(笑)
私の性格がドライすぎるのかしら・・・。
割と簡単に、「相談に乗るよ」みたいな人がいるけど、聞いた話がシャレにならんくらいダークな話だったり、全然わからない仕事の話だったらどうするよ。
リアクションに困るし、答えにも困るでしょうが。
どんな質問や相談にも完璧な答えが出来て、救えるならOKだけど、そんな完璧超人、私は会ったことないですwww
ヒロインちゃんは・・・きっと「私と仕事とどっちが大切なの?」とか質問しそうなタイプだな~
ちょっと公私混同が過ぎるのではないかしら・・・
ハッ!真面目な感想を言ってしまったwww