【一〇八恋星☆水滸伝】呉用後伝 第六章 第十一話~第十五話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

こんばんは!



実家で蚊に刺されまくった、まなみんです!!



山奥の田舎なので、すごいんですよ・・・ヤブ蚊が(TωT)



さて、イベント中ですが呉用さん後伝のレポです。


イベントレポは・・・イベント終了後のupの方がいいかなと考えてます。


それでは、いつものネタバレです。




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




血相を変えた馬麟さんに呼ばれて、私は史進さんと一緒に広間へと急いだ。

そこにはすでに呉用さん、宋江さんのほか、林冲さんや李逵さん、呂方くんも集まっていた。



(呉用さん・・・)



久しぶりに見た呉用さんの姿にグッと胸が締め付けられる。

でも、呉用さんは全く私のほうを見ようとしない。

それがひどく悲しくて・・・でもどうしようもできないから、膝の上で拳を固めた。



(今はそれどころじゃない・・・)



でないと涙がこぼれ落ちてしまいそうだった。



林冲「そんなのダメだよ、宋江さん!」

李逵「そうだ、親分!あの史進さんだって勝てなかったんだ」

林冲「そうだ。今回の勝利で向こうは勢いに乗ってるだろうし、何より、そんな危険を冒すなんて、無謀もいいところだ」



林冲さんたちが、必死になって宋江さんに何かを訴えていた。



郁里「何があったの・・・?」



少し離れたところで、様子を見守っていた呂方くんに尋ねる。



呂方「ああ、姐御。それが・・・宋江さまが田虎討伐に行くって言い出したんだ」

郁里「えぇっ!?」

宋江「疲弊した史進たちを、再び戦場に送り込むわけにはいかないからね」



宋江さんの言葉を聞いて、隣にいた史進さんが再び唇をかむ。



史進「俺がふがいないせいで、頭に迷惑を・・・」

郁里「史進さん・・・」



悔しさをにじませる史進さんに、私は容易に声をかけることができなかった。

なんだか、さらに傷つけてしまいそうな気がして・・・。



林冲「だからって、宋江さんが出ることはないはずだ!こんなときに・・・」


wwwじゃあ、お前が行けよwww



林冲さんの言葉に、みんなの表情がこわばった。



(ただでさえ、梁山泊のみんなの心がバラバラになりそうなのに、宋江さんがいなくなったら、どうなってしまうんだろう)



でも・・・。



宋江「こんなときだからこそ、だよ。誰も出陣したがらない。ならば、頭である私が、皆の手本にならなければならないのは、明らかじゃないかな?」

林冲「でも・・・」



林冲さんがさらに何かを言い募ろうとしたとき・・・。



阮小五「宋江さま、先生、ちょっとよろしいですか?」

呉用「どうした、阮小五」

阮小五「朝廷から、使いが来ています」

宋江「・・・やれやれ。負けた時は、行動が速いんだね、朝廷というところは。別室に通しておいてくれるかな。すぐに行くよ」

阮小五「承知」



阮小五くんが出ていくと、宋江さんがみんなを見回した。



宋江「そういうわけだ。とりあえず、今は田虎に勝つことを考えなければ。でないと、今度は我々が窮地に立たされることになる。官軍が梁山泊討伐を再開する危険も、他の反乱軍が、ここぞとばかりに襲撃してくる可能性もあるからね」



にこやかに、でも淡々と話す宋江さんに、みんなは黙り込んでしまう。

すると、宋江さんがにわかに表情を引き締めた。



宋江「田虎に討伐に行くのは決定事項とする。そして、私が主将を務める。それから史進、君にも一緒に来てもらうよ」

史進「はっ!次は、負けません」



その言葉を聞くと、宋江さんの顔に微笑みが戻った。



宋江「うん、よろしく頼むよ。じゃあ、私は朝廷の使者と会ってこようかな。呂方、一緒に来てくれるかな」

呂方「承知!」



呂方くんを連れて、宋江さんが広間を出て行った。

残された人たちは、みんな黙り込み、重苦しい空気が漂う。



林冲「この戦に勝ったら・・・この先、反乱軍と戦わなくても済むって保証は、ないよね」



ポツリと林冲さんが言う。



史進「愚問だな」



そんな林冲さんのつぶやきを、史進さんがピシャリとはねのける。



史進「人間は欲深い生き物だ。田虎に勝てば・・・」

林冲「味をしめて、また新たな命令を下してくる・・・か」



その二人のやり取りを聞きながら、私はちらりと呉用さんの方を見た。



呉用「・・・・・」



呉用さんは、何も言わず、ただ目を伏せているだけだった。

その表情からは、何を考えているのかを推し量ることはできなかった。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




朝廷からの使者が来てから数日後。

慌ただしく準備を整え、宋江さんが軍を率いて出陣していった。

馬麟さんを軍師として連れて行ったため、しばらくの間、私は呉用さんお手伝いをすることとなった。



(こんなときに不謹慎かもしれないけど、呉用さんの仕事をお手伝いできるのはうれしいな)



ちらりと呉用さんの方を見る。



呉用「・・・手が止まっているぞ、郁里」



文に目を落としたまま、呉用さんが言った。



郁里「あ・・・っ!」

呉用「真面目に仕事ができないなら、邪魔なだけだ」

郁里「・・・ごめんなさい」



少しでもいいから、呉用さんのことを見つめていたい・・・。

そう思ったけれど、その願いはあっけなく禁じられてしまった。


www仕事中だからねwww



郁里「宋江さんたち、必ず勝ちますよね」

呉用「戴宗の報告によれば、優勢に戦いを進められているようだ」

郁里「よかった!馬麟さんも、軍師としてうまくやっているんですね。進発前に話をしたときは、軍師として出陣するのは初めてだから、と少し不安そうだったんですけど」



ふと、呉用さんの手が止まった。



郁里「呉用さん?」

呉用「いや・・・馬麟とは、ずいぶんうまくやっているようだな」

郁里「はい、馬麟さんってとても気が利く方なので・・・かゆいところに手が届くというか、一緒にいて気楽に過ごせるんですよね」

呉用「・・・どうせ、私は気が利かないからな」

郁里「え?」

呉用「いや、なんでもない」



小さく息を吐くと、呉用さんは手を止めて、私の方を見た。



呉用「そういえば、あの話は聞いたか?」

郁里「あの話って・・・?」

呉用「先日の、朝廷から来た使者の話だ」



田虎に勝たずして史進さんが戻ってきてすぐに、朝廷から使者が来て宋江さんに話をしていった。



郁里「いえ、まだ何も聞いていません」

呉用「そうか。もし、次に田虎に負けるようなことがあれば、それなりの罰を覚悟せよ・・・とのことだったそうだ」

郁里「遼に勝ったことに対する褒賞ももらってもいないのに・・・ですか?」

呉用「ふふふ。郁里もずいぶんと言うようになったな」

郁里「それは・・・私は、みんなみたいに国を変えたい、とか高い志は持っていないけど、自分は何もせずに文句を言っているだけの人は嫌いなんです」


wwwそれは李逵に対する宣戦布告かい?www


呉用「・・・まるで自分の事を言われているような気分だな」

郁里「えっ・・・?」

呉用「今、私は命令を下しているだけで、自分は何もしていない。こうして文を書いたり、指示を飛ばすだけだ。皆はそんな私を見て、さぞかし鬱憤が溜まっているだろうな」

郁里「そんなことっ!」



自嘲的に笑う呉用さんを見て、思わず声を張ってしまう。

けれど・・・。



呉用「ないとは言い切れない。そうだろう」

郁里「そんな・・・呉用さんは、誰よりも苦しんでるじゃないですか。私の見当違いかもしれないですけど・・・心を痛めるような事柄は全部、呉用さんが引き受けていますよね?」

呉用「・・・・・」



呉用さんが黙り込む。



郁里「その苦しみを、私にも少し分けてもらえませんか」


(私・・・出しゃばったことを言ってるのかな)


wwwあ、わかってるやん(・∀・)www



そんな思いが頭をよぎるけれど、疲れた横顔を見せる呉用さんに、私の心の中はどうにかして力になりたい・・・という思いでいっぱいだった。



郁里「呉用さんっ!」



少しでも呉用さんの力になりたい。

そんな思いを込めて、呉用さんをじっと見つめる。


wwwウザすぎwww


けれど、さっと呉用さんは目を逸らしてしまう。



呉用「そんな目で見るな。何もかも、話してしまいたくなるだろう」



1:ごめんなさい

2:話してください

3:話したくないんですか?←



郁里「話したくないんですか?」

呉用「と言うより、話すべきことではない。苦しみを感じるのは、私ひとりでいい・・・」



呉用さんの言葉に、思わず眉根を寄せる。



(なんだか一瞬、呉用さんの本音が見えたような・・・)



見えかけた本音も慌てて隠してしまう呉用さん。

私の存在を無視されたような気がして、寂しくなる。



郁里「呉用さん、全部自分の中に抱え込まないでください。呉用さんは、一人じゃないんですよ?梁山泊のみんなだっているし、私だって・・・」

呉用「違う!」



私の言葉を呉用さんが鋭い口調で遮る。



呉用「私は・・・一人だ」



呟くように言った呉用さんの言葉が、私の胸に刺さる。



呉用「これまでだって一人だった。それはこれからも変わらないし、私自身、それで構わないと思っている。いや、むしろ私は一人でいるべきなのだ」


(それって・・・)




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




相変わらずのウザさです、ヒロインちゃんは(笑)


私の性格がドライすぎるのかしら・・・。


割と簡単に、「相談に乗るよ」みたいな人がいるけど、聞いた話がシャレにならんくらいダークな話だったり、全然わからない仕事の話だったらどうするよ。


リアクションに困るし、答えにも困るでしょうが。


どんな質問や相談にも完璧な答えが出来て、救えるならOKだけど、そんな完璧超人、私は会ったことないですwww


ヒロインちゃんは・・・きっと「私と仕事とどっちが大切なの?」とか質問しそうなタイプだな~


ちょっと公私混同が過ぎるのではないかしら・・・



ハッ!真面目な感想を言ってしまったwww