【一〇八恋星☆水滸伝】呉用後伝 第六章 第一話~第五話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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こんばんは!


毎回ここに書くネタに苦しんでます、まなみんです!!


今日、特に何もなかったしな~


さて、期間限定イベントの案内が出てましたね~

てか、あのニコ生のなんちゃらラジオのごり押しがちょっとウザイのですがwww

そんでは、イベントまでぼちぼち更新の呉用さん後伝レポです。

ネタバレですけど。



*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆



翌日、朝早くに召集がかかった。
眠い目をこすりながら広間に行くと、そこには渋い顔をしたみんながいた。


(何があったんだろう・・・?)


異様な空気に気後れしながらも、広間の隅に腰を下ろす。


呉用「全員、揃ったか」


呉用さんの声のトーンが、普段よりもだいぶ重い。


呉用「すでに、知っている者も多いと思うが、李俊が・・・牢を抜け、梁山泊から出て行った」

(え・・・っ!)


私以外のも知らなかった人が多かったのか、広間がざわつく。


呉用「李俊と一緒に、張横、童猛らも出て行ったようだ」

(そんな・・・これからまた反乱の鎮圧に行かなきゃならないっていうときに・・・)

林冲「一体どうして、李俊くん・・・」
呉用「・・・何か聞いていなかったのか、阮小五」
阮小五「はい。僕や張順は何も・・・」
李逵「そんなの、先生の言うことが気に入らなかったからに決まってんだろ。おいらだって納得できねえ。朝廷に媚びを売るってだけじゃなくて、あんなふうに水塞の旦那を牢にぶちこんだんだからよ」

wwwアンタは黙っててwww

呉用「・・・・・」


李逵さんの言葉を聞いても、呉用さんは微動だにしない。


(李逵さんはいつもすぐに自分の心をむき出しにするけど、呉用さんは、いつだって全てを自分一人で抱え込んでしまうから・・・)


そんな呉用さんを見つめていて、なんだか悲しい気持ちがこみ上げてくる。


林冲「とりあえず、手が空いている隊に後を追わせたほうがいいな。正直言って、今、李俊くんがいなくなるのは厳しいし」


そう言って林冲さんが立ちあがる。
でも・・・。


呉用「いや、その必要はない」
林冲「どういうことだよ、呉用さん・・・」
呉用「李俊たちを追う必要はない。志の違う者がいても、邪魔になるだけだ。阮小五たちも、考えが違うなら、出て行ってもかまわない」
阮小五「・・・・・っ」
林冲「その言い方は、ちょっとひどいんじゃないの」


林冲さんがわずかに目を細めた。


(あの林冲さんが・・・怒ってる)


広間中に漂う殺気が体を打つ。


呉用「私は事実を述べているだけだ。無理に、こちらの志を押し付けるのはよくない」
林冲「しかし、オレたちは仲間じゃないか。違うっていうの?たとえ志や考え方が違ったとしても、語り合い、分かち合う。梁山泊は、そういう場所なんじゃなかったの?」
呉用「・・・それで、戦に勝てるのか。平和は訪れるのか」
林冲「オレは、分かり合えない者のために、命を張りたいとは思わない」
呉用「ほぅ・・・ならば、君も出ていくといい」

(呉用さん・・・!?)


呉用さんの冷たい言葉に耳を疑う。


呉用「他の者も同様だ。宋江様の・・・私の命に従えないものは出て行って構わない。追いもしないし、責めもしない」


静まり返った広間に呉用さんの声だけが響く。


呉用「どうした?誰も出ていかないということは、従う、ということだな」
林冲「別に、呉用さんに従うわけじゃないよ。オレは、宋江さんを慕っている。だから、宋江さんに従うまでだ」
呉用「・・・他の者も同じか」


広間を見回しながら、呉用さんが問いかける。
誰も何も言わなかった。
けれど、それが答えだった。


呉用「どういう考えだろうと勝手だが、ここにいる限りは、私の命は宋江様の命だと思って従ってもらう。まず、我々がしなければならないことは、李俊に追手を出すことではない。田虎を討つことだ。我こそは、と出陣する気持ちのある者は?」


その呉用さんの言葉に、みんなが下を向いた。

wwwPTAの役員決めみたいだなwww


呉用「どうやら、誰にもその気がないらしいな」
林冲「宋江さんの命なら受けるよ」
宋江「・・・・・」


林冲さんは、宋江さんを見つめながら言ったけれど、宋江さんは何も言おうとしなかった。


呉用「言っただろう。この件に関しては、私が全てを統括する。宋江様が命を下すことはない」
林冲「なら、オレは出陣しない」


きっぱりと林冲さんが言い切った。

wwwガキんちょwww

他の人も同意するように頷いた。


呉用「・・・分かった」


呉用さんがため息交じりに呟いた。


呉用「ならば、こちらから指名しよう。史進」
史進「・・・はい」
呉用「少華山を率いて、田虎討伐へ向かってくれ」
史進「・・・・・」


いつもなら、即座に返答をする史進さん。
そんな史進さんにも迷いの心が見えた。


呉用「・・・史進」


もう一度、呉用さんが史進さんの名前を呼んだ。


史進「・・・承知」
李逵「史進さんっ!そんな命令聞くこたないぜぃ!」

すっこんでろ!゚・゚*・(゚O゚(☆○=(`◇´*)o


頷いた史進さんに向かって、李逵さんが言ったけれど・・・。


史進「いや、俺は命令されたことを遂行するだけだ。・・・ここにいる限りは」
呉用「・・・では、史進はただちに進発の準備をするように。李俊に関しては捨て置く。探したい者は梁山泊に迷惑がかからない程度に勝手にやるといい。以上だ」


そう告げると、呉用さんは振り返ることなく広間を出て行った。
それに続いて、他の人たちも腰を上げ始める。


馬麟「・・・郁里さん。大丈夫ですか?」

www全然平気(・∀・)www

郁里「・・・はい」
馬麟「呉用先生は・・・」


馬麟さんが静かに口を開いた。


馬麟「呉用先生は、何を苦しんでいらっしゃるのでしょうか・・・」


馬麟さんが目を伏せ、言う。


馬麟「私に・・・何かできることはあるのでしょうか」
郁里「馬麟さんは、とても気が利く方ですから。自然にふるまっていればいいと思いますよ」
馬麟「え?あ、ああ・・・ありがとうございます」


突然、私に褒められたことに、馬麟さんは驚いたように目をぱちくりとさせた。


郁里「でも・・・少し、“人”のことを考えすぎではないでしょうか。これから、梁山泊の軍師になるんですから、こんなときは、みんなを呉用さんの代わりに引っ張る・・・それぐらいの心積もりがあったほうがいいと思います」

www何様ですかwww

馬麟「そんな、恐れ多い・・・」
郁里「いえ。きっと、呉用さんもそれを望んでいるはずです」


それだけ言うと、私は広間を後にした。



*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:



(私・・・馬麟さんに嫉妬してる)


チリチリと胸が妬ける。


(馬麟さんは勘が鋭いから、きっと呉用さんの気持ちもわかっているはず。そんな馬麟さんなら、呉用さんの代わりにみんなを説得することもできるし、現状を打破することもできる。でも、私は・・・呉用さんに触れることができなければ、その心中を知ることもできないなんて)


自分がひどく無力な人間のように思えてくる。
悔しさに涙がこぼれそうになり、足早に自分の部屋へ向かう。
その時・・・。


???「おーい、姐御!」


振り返ると、呂方くんがこちらに向かってかけてくるのが見えた。


郁里「呂方くん・・・どうかしたの?」


いじけている顔を見られたくなくて、私はわずかに顔を逸らす。


呂方「いや、一言、お礼を言っときたくてさ」
郁里「私にお礼?」
呂方「いや、その・・・ありがとうな。馬麟どのにはっぱかけてくれてさ」


どうやら、さっきの私と馬麟さんの会話を聞いていたらしい。


郁里「はっぱをかけるだなんて、そんな・・・」
呂方「馬麟どのは、頭もキレるし、気も利く。でも、決定的なものが足りなかったんだ。それが、さっき姐御が言ってた、自分の力で動くってことなんだけど。呉用先生が何を望んでいるかばっかり考えて、自分で考えるってことを、ちょっとばかし忘れてるんだもんなぁ。見てるこっちが歯がゆくてさ」

(そこまで・・・考えてなかったな・・・)

呂方「でも、さすがは姐御!呉用先生が考えていることを、ちゃんとわかってるんだもんな」


1:一応、恋人だから
2:私は何もしてない←
3:かいかぶりすぎだよ


郁里「お礼を言われるようなことは、何もしてないよ」
呂方「そんなことはないよ、姐御は・・・」
郁里「やめて!」


思わず語尾が強くなる。

wwwめんどくせー女だ~www


呂方「姐御・・・?」
郁里「私は・・・そんな風に言ってもらえるような、立派な人間じゃないよ・・・」


呂方くんを前に、何だかいたたまれない気分になって目を伏せたその時・・・。


???「郁里!」



*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆



呼び捨て・・・ということは、呉用さんかな?

つか、勝手にうじうじ悩んで八つ当たりとかwww

呂方は災難だね(笑)