【一〇八恋星☆水滸伝】呉用後伝 第五章 第十一話~第十五話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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こんばんは!


ただ今、腰痛に悩まされております、まなみんです!!


まあ、職業病みたいなもんですが。


さて、ちまちま進めております、呉用さんの後伝レポです。

李俊がそろそろウザくなってきてますwww

ネタバレ~



*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆



呉用「出陣は宋江様の意向だ。それ以上の説明がどこにある?」
李俊「それじゃあ、納得できないって言ってんだろ」
呉用「それほど自信がないのか?」
李俊「なに・・・?」
呉用「田虎討伐に向かい、勝利を手にして帰ってくる自信が」
李俊「・・・っ!」


李俊さんの体が動いた。


呂方「呉用先生!」


呂方くんの鋭い声が広間中に響く。
見ると、李俊さんが呉用さんに向かって、刀を突き付けていた。
その刀をギリギリのところで呂方くんが防いでいる。

wwwおお~さすが近衛だね、素早いwww


李俊「・・・もういっぺん、言ってみろ・・・」
呉用「ああ、何度でも言ってやろう。お前は、田虎を討つ自信がないのだろう」
李俊「ふざけるなっ!」
呂方「李俊どの、剣を引いてください!」
李俊「どけ、チビスケ!」


李俊さんが剣をふりかぶった。


郁里「駄目っ!!!」


私の体は無意識のうちに動いていた。


馬麟「危ない、郁里さん・・・!」


馬麟さんの制止を振り切り、刀を今にも振り下ろそうとしていた李俊さんの腰に抱きつく。


郁里「やめてください、李俊さん!呉用さんを斬って、どうなるんですか」
李俊「離せっ!俺は・・・」


その時だった。
心の中にある思考が流れ込んできた。
思わず、李俊さんの顔を見る。


郁里「李俊さん・・・?」


私の様子に、李俊さんはハッとしたような表情を浮かべた。


李俊「お嬢ちゃん、ひょっとして・・・」


ゆるゆると李俊さんが刀を下ろした。
その瞬間、呉用さんの声が響いた。


呉用「李俊を捕えろ」
阮小五「先生!」


李俊さんから刀を取ろうとしていた阮小五くんが険しい表情を見せる。


郁里「何を言ってるんですか?呉用さん!」
呉用「仲間に向かって刀を突きつけるという、危険行為。それに、命令違反・・・今後、何をするかわからないような者を野放しにしておくわけにはいかない。聞こえないのか。阮小五、李俊を捕えよ!」
阮小五「・・・できません」
呉用「ならば、君も李俊と共にとらえられるか」
阮小五「これが命令違反とおっしゃられるなら」
呉用「・・・っ、誰でも良い!急ぎ、李俊を・・・」


呉用さんが声を張ったけれど、誰も動こうとはしなかった。


(呉用さんを信じたい・・・そう思っている私でさえ、今の呉用さんの言葉には反発せずにいられない)

www八方美人で忙しいねwww


その時・・・。


馬麟「郁里さん、どいていただけますか」


いつの間にか馬麟さんが私のかたわらにいた。


郁里「馬麟さん・・・」
馬麟「呉用先生の命令です。李俊さんを捕えますので」
郁里「そんな・・・っ!」
呂方「馬麟どの、これを」


今度は呂方くんが近づいてきて、縄を馬麟さんに渡した。
それから、呂方くんが少し強引に私を李俊さんから引き離す。


阮小五「呂方、やめてくれないか・・・」
呂方「・・・これは命令だ」


苦々しく、二人が言葉を交わす。

www馬麟さんと呂方くんが一番大人だなwww


(本当に李俊さんは捕えられてしまうの・・・?)

郁里「駄目です、だって李俊さんは・・・」

wwwアンタが一番ウザイwww

李俊「お嬢ちゃん!」


私の言葉を李俊さんが声を荒げて遮る。


李俊「いいんだ、何も言うな」


そう言うと、どこか悲しげな笑みを浮かべた。


(李俊さん・・・)


そのまま、李俊さんは馬麟さんと呂方くんに連れられて、広間を出ていく。
広間は、痛い程の静寂に包まれていた。


林冲「本当に、これでいいんだね、呉用さん」
呉用「・・・・・・」


林冲さんの問いかけにも、呉用さんは黙って見つめ返すだけだった。


宋江「・・・ここは一度、散会しようか。田虎討伐については、また改めて」
呉用「一つ言っておくが、田虎討伐は、もう決定事項だ。討伐に反対する者は、今のうちに申し出よ。その者は、宋江様の考えに反する者として、梁山泊から出て行ってもらう」
李逵「黙ってきいてりゃ・・・なんだぃ!」


今度は、李逵さんがいきり立った。

wwwまためんどくさいのが出てきたよwww


李逵「おいら、先生が言ってること、ちっともわかねえよ。それに、親分だってなんでなんも言ってくれねぇんだぃ!」


李逵さんの大きな声。
その声はなんだかとても悲しいものに聞こえた。
まるで、心の叫び。


宋江「私はね・・・」
呉用「李逵!」


宋江さんが何か言おうとしたのを遮るようにして、呉用さんが口を開いた。


呉用「この件に関しては、私が全ての責任を負う。宋江様の意見はお聞きしているが、最終的な決定は私が下している。何か言いたいことがあるなら、私に言えば良い。しかし、何か意見があったとしても、私の意にそぐわなければ、聞き入れるつもりはないから、そのつもりでな」
李逵「そんなの横暴じゃねえかよ!」
呉用「横暴と言われようと、何と言われようと・・・これが、梁山泊のためなのだ」
李逵「そんなの、おいらにゃちっともわかんねえよ!そりゃ、おいらは難しいことは考えられねえ。けどな、なんかこんなのは嫌なんだよ!!」


それだけ言うと、李逵さんはあっという間に広間から飛び出していった。


戴宗「全く、不器用な人間だね」


戴宗さんがポツリと言い、広間から出ていく。


(戴宗さん・・・李逵さんを追いかけたんだろうか)


人が少なくなった広間は、とても静かな空気が広がっていた。


呉用「他に、何か言いたいことがある者は?」


ぐるりと呉用さんが広間を見回す。
けれど、誰もが押し黙ったまま、ピクリとも動かなかった。


呉用「では、散会」


重苦しい空気のまま、軍議は終わった。



*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:



郁里「呉用さん!」


広間を出た呉用さんの後を追う。


呉用「・・・なんだ」
郁里「あの、李俊さんはあんなふうに言っていましたけど・・・」
呉用「その話は、聞きたくない」


呉用さんの冷たい視線に、それ以上のことは何も言えなくなって、立ち尽くしてしまう。
そんな私を一瞥して、呉用さんは背を向けた。


(なんだか・・・呉用さんが遠い・・・)



*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:



薄暗い廊下に、点々と松明が灯っている。
この場所には、他の場所とは違う湿っぽさがあった。

wwwそりゃ、地下だからねwww


郁里「李俊・・・さん」
李俊「お嬢ちゃんか?」


私が訪れたのは、李俊さんが捕えられてる牢だった。


李俊「・・・何しに来たんだ、こんなところに。どうせ俺を訪ねてくるんなら、もうちょっと雰囲気のある場所を選べばいいものを。ここじゃ、かわいがってやりたくても、そうはいかねぇからな」
郁里「こんな時に、何言ってるんですか!食事を持ってきたんです。昨日、捕えられてから何も食べていない、と聞いたので」
李俊「ちっ・・・食いたくねえな」
郁里「食べてください。でないと、口の中に無理矢理ねじ込んででも、食べてもらいます」


そう言うと、李俊さんが驚いたように目を見開いた。


李俊「ほぉ。随分と刺激的なことを言ってくれるじゃねぇの、お嬢ちゃん」


李俊さんがニヤリとすると、柵の間から手を伸ばし、私が持ってきた饅頭を取った。


李俊「こりゃ・・・ブサイクな饅頭だな」
郁里「こ、これでもうまくできたほうなんです!」
李俊「もっと練習したほうがいいんじゃねぇか?ボーっとしてっと、誰かさんに逃げられちまうぞ。ま、安心しろ。そん時は、俺がちゃんと面倒見てやるからな」


そう言って、笑いながら饅頭にかぶりつく李俊さん。


李俊「・・・で、その誰かさんを弁護するために来たんだろ」
郁里「別に・・・ただ、李俊さんと話がしたくなっただけです」
李俊「嬉しいこと言ってくれるじゃねぇか。この柵さえなけりゃ、今すぐこの場で抱きしめてやるのに」


陽気に笑う李俊さんを、じっと見つめる。
その瞳がわずかに揺れた。


李俊「・・・読んだんだろ、俺の心ん中」
郁里「・・・ごめんなさい」
李俊「別に謝ることはねえよ。でも、軍師ドノには言うなよ」
郁里「そんな・・・だって、李俊さんはみんなのことを、これまで戦ってきた人たちのことを思って・・・」
李俊「そういうのは、言葉で伝えるもんじゃねぇんだよ」


李俊さんが唇をかみしめ、言う。
その横顔はひどく、辛そうだった。


郁里「でも、言葉で伝えなきゃわからないことのほうが多いじゃないですか」
李俊「その言葉、そっくりそのまま軍師ドノに言ってやれよ」
郁里「えっ?」


1:どういう意味?
2:呉用さんは本音を隠してる?
3:何も言えない←


郁里「今は何も言えません。呉用さんも、苦しんでいるような気がするから・・・」
李俊「だがな、軍師ドノが本音を言ってくれりゃ、納得する奴も多いはずだぜ。今のままじゃ・・・そのうち孤立しちまうだろうに」

(梁山泊の中で、呉用さんが孤立・・・)


それは、私もうすうす予感していたことだった。
ただ、李俊さんの口から改めてその言葉を聞くと、なんだかとても恐ろしいことのように思えた。


李俊「さてと」


李俊さんが立ちあがり、柵から離れた。


李俊「そろそろ戻った方がいいぜ、お嬢ちゃん」
郁里「でも・・・」
李俊「こんなところで油売ってっと、軍師ドノがヤキモチ妬いて、何するかわかんねえだろ。俺もこれ以上、睨まれるのは勘弁願いたいからな」
郁里「きっとすぐに、出られますよ」
李俊「・・・ああ、こっちだってそのつもりだぜ」


ニッと微笑み、李俊さんが言う。


郁里「そうしたら・・・今度は冷静に呉用さんと話をしてみてくださいね」
李俊「けっ、そりゃあっちにその気があれば、の話だな」


そう言うと、李俊さんは、牢の隅に腰掛け目を閉じた。
もう話は終わりだというように。
そんな李俊さんを見て、私も牢を後にする。


(早く、みんなが分かり合えるといいんだけど・・・)


けれど、その翌日。
私の願いはもう叶わないのだと、思い知らされることになった・・・。



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プレイ中はイライラしっぱなしの後伝だったのですが、レポしながら読み返してると、結構よくできたシナリオだな~と思ってます←何様

ただ、やっぱヒロインちゃんや李俊や李逵がウザいのは変わらないですがwww