こんばんは!
風邪気味で一日中頭痛がひどかったまなみんです!!
薬を飲んだら少し楽になりましたが・・・私、なぜかバファ○ンが効かないんですがwww
さて、イベントのため中断していた呉用さんの後伝レポを再開します。
これからどんどん暗くなっていくのかと思うとウンザリですが、愛する呉用さんのために頑張ります←意味不明
それでは、ネタバレでやんす。
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なかなか温まらない体を布団にもぐりこませたその時、ふわりと何かが体を包み込んだ。
郁里「ご、呉用さん・・・?」
わずかに声を震わせながら、尋ねる。
呉用さんが、私の体を布団越しにしっかりと抱きしめていたのだ。
呉用「・・・・・」
見ると、呉用さんの顔は真っ赤だった。
www今さらwww
郁里「みんなに聞こえてしまうんじゃないですか?」
呉用「最近の考察の結果、いくらかの障害物を間に挟んでいれば、思考が伝わらないらしい、ということがわかった」
wwwなんなんだ、その仕組みはwww
郁里「あ・・・」
(そういえば、いつもより、思考が伝わってきづらい感じがする・・・)
うっすらとしか、呉用さんが何を考えているかわからない。
郁里「確かに、これならみんなには伝わらなさそうですね」
呉用「寒そうだったので、つい、な・・・」
郁里「でも、これでは呉用さんが寒いんじゃ・・・」
呉用「私なら平気だ。それより、今はただ・・・郁里にこうして触れていたい」
きっぱりと口に出して言われて、頬がカッと熱くなる。
それと同時に、呉用さんが布団に顔をうずめた。
(呉用さん・・・?)
はっきりとはわからないけれど、呉用さんが何か悩んでいるのがわかった。
もやもやとした心の動きが私にも伝わってくる。
郁里「朝廷とのことで、悩んでるんですか・・・?」
呉用「・・・伝わってしまったのか?」
郁里「いえ、これは私の推測です」
呉用「読まずとも、ずっと一緒にいると、分かってしまうものなのだな」
wwwそんな大層なもんじゃないでしょ。タイミング的に、それしかないしwww
呉用さんが表情を曇らせながら言った。
郁里「もし辛いなら・・・」
呉用「いや、大丈夫だ」
呉用さんが小さく首を振る。
呉用「大丈夫だ。大丈夫だが・・・今は、こうさせてくれ・・・」
呉用さんに触れて、なぐさめてあげたい。
でも、触れてしまえば、呉用さんの思考が伝わってきてしまう。
(きっと今、呉用さんは自分の心を読まれたくないんだよね・・・)
そう考えると、抱きしめ返すこともできない。
この人の体を、今温めてあげることができない・・・。
それが私にはとても寂しく感じられた。
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宋江さんたちが朝廷から戻ってきた翌日から、戦の準備が始まった。
遼軍の侵攻は性急で、数日後には林冲さんが隊を率いて出立して行った。
それ以外の人も、それぞれ自分の任務についている。
もちろん、呉用さんも例外ではない。
(戦場じゃなくても、やることはいっぱいあるんだな・・・)
私は、梁山泊で留守番をすることになっている。
力仕事ではあまり役に立たないので、馬麟さんの手伝いをすることになったのだ。
馬麟「・・・考え事ですか?」
郁里「え・・・?」
机の上に散らかった書類をまとめていると、馬麟さんが声をかけてきた。
馬麟「顔色が優れないようですね」
ニコリと微笑んで馬麟さんが言う。
(馬麟さんの笑顔って、人をリラックスさせる効果があるよね・・・ついでに、心も緩んじゃう感じ)
だから、つい、心の内を話してしまいたくなる。
郁里「大丈夫かな、と思ってしまって。その、梁山泊の中のことなんですけど」
馬麟「・・・李俊さんのことですね」
郁里「李俊さんもそうですけど、みんな、なんだかピリピリしている気がして」
朝廷の命令を受け入れることに、賛成している人は、私が知っている限りでは一人もいなかった。
郁里「宋江さんが言うなら・・・という感じですよねみんな」
馬麟「ここにいる人たちは、朝廷に対して不満を抱えている人ばかりですから。当然のことでしょう」
郁里「でも、馬麟さんはあまり不満そうじゃないですよね?」
馬麟「僕は、呉用先生のことを信じています。呉用先生が朝廷の命令を聞くと言っているのなら、その裏に何かしらのお考えがあるはず。郁里さんも、そう思っているんじゃありませんか」
wwwあ、一人称「僕」だったっけwww
郁里「・・・はい」
でも、ふと疑問を感じる。
(馬麟さんはそれでいいんだろうか。呉用さんが言うならそれでいい、って、何か信念がないと、ここで生きていくのは辛いんじゃ・・・)
そんな思考に浸っていると。
呂方「馬麟どの!姐御!」
郁里「あれ、呂方くん。そんなに慌てて、どうしたの?」
呂方「林冲どのが戻られたんだよ」
郁里「え・・・っ」
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林冲さんが戻ったという話を聞いて、私は馬麟さんと共に広間へと向かった。
郁里「林冲さん!」
林冲「やあ、郁里ちゃん、ただいま」
郁里「無事のご帰還、おめでとうございます」
林冲「ありがとう」
もう、報告は終わっているのか、広間に人の姿はまばらだった。
郁里「あの、薬箱を借りてきたので、擦り傷とか、私にできるところはここで手当てさせてください」
wwwヒロインちゃんの、こういう親切の押し売りがウザイwww
林冲「ああ、そうしてもらえると、助かるよ」
馬麟「遼に大勝されたそうですね」
林冲「・・・ああ。しばらくの間、国境は守られると思うよ。遼が立て直すまでには時間がかかるはずだ。ただし、立ち直ったときは、これまで以上の強敵になっている可能性があるけどね」
馬麟「そうですね。遼は敗北を喫した相手である、あなたの戦術を模倣してくるかもしれない。だとしたら、手ごわい相手になりますね」
林冲「呉用さんには、遼軍についての分析は伝えてある。キミも、話を聞いておくといいんじゃないかな」
馬麟「ふむ、確かに。では、さっそく・・・」
そのまま、馬麟さんは広間を出て行った。
私はシンと静まり返った広間で、黙って林冲さんの擦り傷を手当てする。
林冲「手当てがうまくなったね、郁里ちゃん」
郁里「ここにいると、否応なしに怪我人と多く会いますから。できるだけ、こんな機会は減るといいんですけど・・・」
言いながら、林冲さんの顔を見る。
林冲「・・・ん。どうかした?」
郁里「林冲さんこそ、どうかしたんですか?」
林冲「えっ!」
郁里「戦に勝って帰ってきたのに、顔色が冴えないみたいですけど。まるで・・・負けて帰ってきたみたい」
私がそう言うと、林冲さんは苦笑いを浮かべた。
林冲「参ったな・・・負けたみたいって・・・オレ、今までにそんな顔を一度でも見せたことあったかな。郁里ちゃんが来てからは、連戦連勝のはずなんだけど」
郁里「あ・・・」
思わず、照れ笑いをしてしまう。
郁里「でも、もし負けたとしたら、こんな顔をするんじゃないかなって思って。なんだか全然、表情が冴えない感じなので」
林冲「大丈夫だってば。郁里ちゃんが心配するようなことは、何もないよ」
郁里「・・・・・」
じっと林冲さんの顔を見つめる。
しばらくにらめっこをしていたけれど・・・観念したように、林冲さんがすっと目線を外した。
林冲「粘り強いなあ、郁里ちゃんは」
郁里「それ、褒めてますか?」
林冲「褒めてる、褒めてる。敵わないなあって」
郁里「じゃあ・・・話してくれますよね。林冲さんがそんな顔をしている理由」
林冲「んー・・・正直、遼軍には楽勝だったんだけどね。なんかこう・・・スッキリしなくてさ」
林冲さんが観念したように口を開いた。
林冲「戦っててもむなしいって言うか、今まではどんな戦でも、この戦に勝利すれば、思い描く江界に近づくって思ってた。でも、今はそれがないんだ」
郁里「朝廷の命を受けて戦うことにやっぱり、疑問を感じているということですか?」
林冲「まあ・・・平たく言っちゃうとそうかな。オレはオレなりに、呉用さんの言うことにはいつも納得して動いてきたつもりだけど、今回はどうしても、納得がいかないんだ」
今、朝廷の命を受けて、熱心に動いているのは呉用さんだけだ。
郁里「きっと、呉用さんにも、何か考えがあって・・・」
私が呉用さんを弁護するようにそう言うと、林冲さんは苦笑いを浮かべた。
林冲「そりゃあ、郁里ちゃんならそんな風に考えられるかもしれないけどさ。なんと言っても、掛け値なしに呉用さんのことを信じられるんだから」
郁里「・・・・・」
林冲「でも、他の皆はそう簡単にはいかないんだよ」
1:仲間なのに?
2:みんなのために・・・
3:分かる気もします←
郁里「それは分かる気もしますけど・・・」
林冲「・・・無理しないで。こんなことで郁里ちゃんを苦しめたくないんだ。オレたちと呉用さんの間で板ばさみになって、辛い思いをするのはキミだからね」
林冲さんの言葉に胸が痛んだ。
(つまり、すでに呉用さんとみんなの間に、溝ができてしまっているということ・・・?)
林冲さんの様子をそっと窺うと、寂しげな表情を見せていた。
郁里「はい、終わりました」
林冲「ありがとう、郁里ちゃん」
郁里「またいつでも言ってくださいね」
私がそう言うと、林冲さんがニコリと微笑んで、広間から出て行った。
(やっぱり呉用さんは、今回の事で、みんなから孤立してしまっている・・・のかな?)
一人になった途端、呉用さんのことが心配でたまらなくなる。
(今、呉用さんはお仕事中、かな。行ったら迷惑だよね・・・)
しばらくの逡巡のあと、私は意を決して腰を上げた。
(ちょっとだけ、ちょっとだけでも、呉用さんの顔が見られれば・・・)
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今日はサクサク進んだな~
最近は眠くてレポ一本上げるのに2~3日かかったりしてたのにwww