【恋人は専属SP】石神秀樹・ブライダル編 Episode 11 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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大好きゲームのプレイ日記です。

モ○ゲーなどのソーシャルや、月額登録アプリなど、節操無しで乙女ゲームを食い散らかしてます。

攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

こんばんは!



世間はゴールデンウィークと言われておりますが、もちろんそんなものは存在しないまなみんです!!



てか、今年はあんまり連休になってないような・・・。



さて、イマイチ萌えの足りない石神さんブライダル編です。


今回はスチルはまったく載せておりません(笑)


だって・・・あんまり良くないんだもん・・・


それでは、いつものネタバレですよ~




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今回の事件の黒幕をおびきだす、囮作戦決行当日。

一柳班の皆と後藤さんと綿密な打ち合わせをし、私は石神さんと2人でロンドンの街に出た。



亜弥子「秀樹さん」



私は名前を呼んで、石神さんの腕に手を添えた。

傍から見れば普通にデートしているカップルに見えるだろう。



石神「亜弥子さんは、もうロンドン・アイには乗られたんですか?」

亜弥子「はい。こっちに来てすぐに小杉先輩や劇団の方々と一緒に」

石神「そうでしたか。亜弥子さんがロンドンに来てから一年半・・・早いものです」



周囲を警戒しつつ会話を交わし、景色を見るフリをする。

こんな状況でも、石神さんと他愛のない話ができるのは嬉しかった。



A:何だか楽しいですね←

B:緊張しますね

C:ロンドン・アイに一緒に乗りたいです



亜弥子「何だか楽しいですね」

石神「そうですか?」

亜弥子「石神さんと会えたのに、一緒に出掛ける機会も全然なかったから・・・」

石神「今回は観光で訪れたわけではないですからね。休暇の時には、いろいろ回りましょう」

亜弥子「はい!」



石神さんはテムズ川を眺めるように、遊歩道の柵に手をつくと私の肩を抱き寄せた。



亜弥子「い、いいんですか?皆が見てるはずなのに・・・」

石神「恋人らしいところを見せて犯人を油断させるためです。どの程度我々のことを知ってる人間が配置されてるかわかりませんが・・・警戒されたら終わりですから」

亜弥子「肩・・・痛みませんか?」

石神「貴女が傍にいてくれるおかげで痛みも和らいでますからご心配なく」



刻まれた微笑に、私は肩に置かれた石神さんの手に触れた。



亜弥子「テムズ川の景色・・・こっちに来てから何度も見ました。でも・・・石神さんと一緒に見る景色は格別です」

石神「オレと亜弥子は全然違う世界を見てきた。そのオレたちが同じ景色を眺めて・・・同じことを感じられるんだろうか・・・」

亜弥子「同じじゃなくてもいいと思うんです」



私と共にいることを望んでくれた石神さんだけれど。

時々、離れそうになる心を感じて不安になる。



(でも、きっと・・・不安なのは私だけじゃないんだ。石神さんだって・・・)



話すことで、少しでも分かり合いたい。



亜弥子「思ってること、感じてることを話して・・・相手の気持ちに寄り添えればいいと思いませんか?家族って、そういうものだと思うんです」

石神「家族・・・か」

亜弥子「私は今、石神さんと一緒にいられて嬉しいなって思ってます。石神さんは?」

石神「オレも亜弥子と一緒にいられて嬉しい。その一方で・・・亜弥子がこっちで過ごした時間を思って悔しさも感じる」

亜弥子「悔しさ・・・ですか?」

石神「ああ・・・オレの知らない亜弥子を知ってる一柳たちに妬いているのかもしれない。誰よりも傍で、亜弥子のことを見ていたいから」

亜弥子「私を支えてくれてるのは、いつだって石神さんです。ロンドンで頑張れるのだって、石神さんの理解と支えがあるからなんです」

石神「そうだな・・・オレも離れていても、亜弥子に支えられてる」



石神さんの視線が遠くに投げられる。



石神「これが・・・人を愛するということなんだな」



しばらく言葉もなく私を抱き寄せてから、石神さんは肩から手を外す。



石神「次は、どこか寄りたいところはありますか?」

亜弥子「いいお天気なので、ハイドパークにでも行きませんか?」

石神「距離も場所もちょうどいい。そうしましょう」

亜弥子「そういえばこの間、清澄さんにマスターを笑わせると裏メニューが頼めるっていうロンドンパブを教えてもらったんです。今度、一緒に行きましょう」

石神「笑わせる自信はないですが・・・ぜひ」

亜弥子「ダジャレとかでいいんでしょうか」

石神「あらかじめ黒澤から仕入れておきましょうか。アイツなら英国ジョークも知っているでしょう。

亜弥子「ふふっ、それもいいかもしれませんね」


(このデートが・・・捜査じゃなかったら、もっと楽しいんだろうな)




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亜弥子「サーペンタイン・レイクの南にはダイアナ妃の記念噴水があるんですよね」

石神「ええ、そちらに行くのもいいですが、今日はこちらに・・・」



石神さんが後ろを気にする様子を見せる。



(犯人たちが現れた?)



傍らの石神さんを見上げると、目だけで小さく頷かれた。



石神「オレがついてる」

亜弥子「は、はい!」



医師がさんが私の手を強く握る。

周囲の様子をうかがいながら、私たちは公園内の人気のないところへと足を向けえた。



男A「そこの二人、止まれ」



コツ・・・という高い足音が背後に響くと同時に声をかけられる。



石神「来たか・・・」



振り返ると、そこには五人の東洋人の男が立っていた。



男A「その女に用事がある。こちらに来てもらおうか」

石神「全く・・・予想通りで面白くない。発音の乱れもない・・・お前たち、日本人だろう」

男A「・・・それがどうした。大人しく言うことを聞けば、手荒な真似はしない」

石神「日本人であるということは、直接上とつながっていることを示している。お前たちのボスに会わせてもらおうか」



メガネを押し上げながら、冷静な声で応じる石神さんに男たちが動揺しているのがわかる。



男B「コイツらを、このまま連れていっていいんですか?なにか企んでるような・・・」

男A「俺たちの役目は女の確保だ。ここで騒がれるのも面倒だからな・・・男も連れていく」

亜弥子「秀樹さん・・・」



私は石神さんの腕に抱きつき、怖がる様子を見せた。



(一柳班が見張ってるはずだから・・・このまま黒幕のところに行ければ目的は達成される・・・)



男A「怖がる必要はないよ、お嬢さん。大人しく言うことを聞けば、殺すこともない」

亜弥子「本当ですか・・・?」

男A「ああ。男の処分も向こうで決めればいい。とりあえず、車に乗せろ」



男たちが拘束しようと近づいてきて、石神さんはそれを片手で制した。



石神「抵抗するつもりはない。さっさと車まで案内しろ」

男A「いちいちうざったい男だな。自分の置かれてる立場をわきまえろ!」



石神さんが後ろ手に縛られる。

近くに待機していた車に押し込められ、車は寂びれた郊外を抜けて行った。




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亜弥子「ここは・・・」



辿り着いたのは森のそばの静かな墓地。

向こうの道路には黒塗りの車が一台止まっているのが見えた。



(もしかして、あの車に黒幕が・・・?)


石神「取引の場所に墓地か・・・ここにオレを埋めるつもりか?」

男A「さっきから舐めた口ばかり利きやがって・・・!!」



車を降りると、私と石神さんは引き離された。



石神「彼女に手荒な真似をするな。虚勢を張る暇があるなら、さっさと用件を話せ。こっちも暇じゃないんだ。お前たちのボスのおかげでな」

男A「このっ・・・澄ました顔で調子に乗りやがって・・・!」


(石神さん、わざと挑発するような言い方を・・・)



リーダー格の男が石神さんの胸ぐらをつかんだ、その時。



???「やめろ。彼はまだ殺すとは決めていない」



止まっていた黒塗りの車から男が一人降りてくる。

聞き覚えのある声、見覚えのある背格好の、その人は・・・。



亜弥子「尾田さん・・・」

石神「やはり貴方でしたか」

尾田「私だと気付いていたのか。やはり君の捜査眼は凄い」

石神「貴方の計画は穴だらけです。この程度で私たちを欺けると思われたのなら心外ですね」

尾田「はは、そうかもしれない。石神君の能力は私も認めている。共に平泉を退陣させ、トップを目指さないか?私が総理になった暁には、いずれ君に警察庁長官の座を・・・」

石神「お断りします。私は実力で昇り詰めますので」

尾田「そうか・・・残念だな・・・」



尾田外務大臣は胸ポケットからタバコを取り出すと火をつける。



尾田「私が黒幕で驚いたかな?亜弥子さん」



A:薄々気づいてました

B:どうして、こんなことを?←

C:貴方を許しません!



亜弥子「尾田さんが、どうしてこんなことを・・・外務大臣として、お父さんとの関係も良好だったんじゃ・・・」

尾田「表向きはそうしていなければ、平泉の近くに行くことができなかったからね。総理といい貴女といい、親子そろって人が好い。おかげで、私は動きやすかったよ」

亜弥子「貴方の目的は総理の座なんですね」

尾田「小山失脚後には、私が総理になるはずだった。私は自分のものを取り返すだけなのだよ」

亜弥子「・・・けれど、貴方は総裁選で父に負けたはずです」

尾田「平泉が総裁選に立候補さえしなければ・・・党内は私を次期総裁にすることでまとまっていたんだ!」

石神「尾田の言い分を聞いても無駄ですよ。自分の都合のいいようにしか解釈していませんから。総裁選で敗れたからといって、亜弥子さんを人質に退陣を迫ろうとするとは・・・単純すぎて呆れるほどです」

尾田「石神君・・・相変わらず言ってくれるね」

石神「貴方に遠慮する必要はありませんからね。娘まで使って自分の欲望をかなえる・・・よくそんな下種な考えが浮かぶものです」

尾田「ふん、どうせ実の娘じゃないんだ。ここまで育ててやったんだから恩を返すのが当たり前だ。私の出世の道具くらいにはなってもらわねば困る」


(実の娘じゃないって・・・石神さんに紹介しようとしてた娘さんのことだよね・・・でもだからって娘を道具扱いするなんて・・・!)



尾田外務大臣はタバコを吸い終えると、吸殻を捨てて足で踏みつぶした。


ポイ捨てすんなぁ~!!ヾ(。`Д´。)ノ



尾田「平泉も君もどこまでも腹の立つ男だ。私が目をかけてやっている間に、言うことを聞けばよかったものを」



尾田外務大臣が石神さんに近づいていく。

その前に立ち、スーツの内ポケットから取り出したのは鈍い色で光る拳銃だった。



尾田「最後のチャンスだ。私の手駒として働くなら、命は助けてやる」



銃口が石神さんのこめかみをとらえる。

石神さんは尾田外務大臣に冷笑で答えた。



石神「お断りします。たとえ私を仲間に引き入れて、平泉総理を退任に追い込んだとしても・・・全てにおいて、平泉総理に劣っている貴方に日本の総理大臣は務まらないでしょう」

尾田「言わせておけば・・・公安風情が・・・!」



ガッ!という鈍い音が響く。

尾田外務大臣は拳銃で石神さんの頭を殴りつけた。



亜弥子「石神さん!」

尾田「奴には嫌でも総理の座を降りてもらう。平泉の娘を使って、なんとしてでもな。党内の支持は私に集まりつつあるんだ!」

亜弥子「私を人質にしたところで、父は貴方との取引には応じたりしません!」

尾田「生意気な口を利くな。お前も殺されたいのか」

石神「平泉総理との取引が終われば、どちらにしろ殺すつもりでしょう?主犯である貴方が我々に顔を見せている時点で、先は見えています」

尾田「そこまでわかっているなら、話は早い。石神、私に従うなら生かしてやろうと思ったが・・・ここで、お別れとは残念だよ」



石神さんのこめかみに銃口が突きつけられる。

ゆっくりと尾田外務大臣の指が引き金にかかった・・・。




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他の方の素敵ブログとか見てみると・・・結構ブライダル編に好意的なんですよね。


ヒロインちゃんのロンドン行きは別としてね。


そういうの見ると、私ってひねくれてるなぁ~って思いますwww


感動する場面では、素直に感動できる素敵な大人女子になりたいです←意味不明