【恋人は専属SP】石神秀樹・ブライダル編 Episode 10 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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大好きゲームのプレイ日記です。

モ○ゲーなどのソーシャルや、月額登録アプリなど、節操無しで乙女ゲームを食い散らかしてます。

攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

こんばんは!



せっかく休みなのに、本気の大掃除をしてしまったまなみんです!!



明日から普通に仕事なのに・・・(TωT)



さて、糖度低めの石神さんブライダル編です。


甘さ控えめなのは、いつものことですがねwww



それでは、ネタバレ!!




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(ここにいてもいいってこと・・・?)



石神さんはソファに座り、パソコンに向かっている。


wwwソファに座ってパソコンって、すごくツライ体勢だと思うのwww



亜弥子「あの・・・」

石神「もう少ししたら一区切りつきますので、夕飯にしましょう。プリンも一緒に出してください」
亜弥子「は、はい!」



モニターを見つめたまま告げられ、私はとりあえずキッチンに戻る。



(どうしてって・・・聞かない方がいいかな・・・)



A:黙って大人しくしてる←

B:引き留めた理由を聞く

C:喜んではしゃいでみる



(まだ時間ありそうだし、もう一品サラダでも作っておこう。お豆腐が買えたから、豆腐サラダにしようかな。石神さん、気に入ってたし)


亜弥子「辛くない麻婆豆腐も作れるようになったから、いつか食べてもらおうかな」

石神「・・・楽しみにしています」

亜弥子「き、聞こえてました!?すみません」

石神「いえ・・・」



理由はわからないけれど、石神さんが傍にいることを許してくれた。

今はそれだけで充分だった。




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夜、石神さんのシャワーを手伝って、肩のガーゼを替えて包帯を巻きなおす。



亜弥子「抜糸、まだなんですね。傷は痛みますか?」

石神「多少は痛みますが慣れました。こちらの協力者に医者がいるので診てもらっていますから、ご心配なく」

亜弥子「傷跡、残りそうですね」

石神「ええ。しかし男ですから、気にはしません」

亜弥子「石神さんが気にしなくても、私は石神さんが傷つくのは嫌です・・・」



銃声が響いて石神さんが肩を押さえた瞬間を思い出すと、身体が震える。



石神「・・・私のことをそんなふうに思ってくれる人が、今はいるんですね」



包帯を巻いた手に石神さんの手が重なった。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




ベッドに横になって静かな夜が訪れた。



亜弥子「石神さん・・・」

石神「眠れないのか?」

亜弥子「石神さんと一緒にいるのに、眠るのがもったいない気がして」

石神「稽古も佳境なんだろう?休めるときに休んでおいたほうがいいぞ」

亜弥子「はい・・・」



ケガをしていない方の手が私の手をそっと握った。



石神「これまでずっと誰かと眠るのが苦手だった。一人でいることに慣れすぎていたから」

亜弥子「私と一緒で、よく眠れますか?」

石神「ああ・・・亜弥子のぬくもりが心を穏やかにしてくれる。捜査中に、緊張が解けることはめったにないのにな」

亜弥子「一緒に眠れるときは眠ってください」

石神「そうだな・・・」



傍らの石神さんを見ると、石神さんは天井をじっと見つめている。

その瞳から考えていることはわからない。



(聞きたいことはいっぱいあるけど・・・でも、今は・・・)



ただ温もりを感じていたくて、私は目を閉じて石神さんの手に触れていた。




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翌日稽古が終わった後、私は後藤さんと昴さんと一緒に石神さんのアパートにやってきた。



石神「そろそろ来ると思っていた」

昴「なら、話は早い。事件の詳細を聞かせてもらおうか。こっちでも、ある程度調べはつけてある」

石神「調べがついているなら、オレに聞く必要はないのでは?」

昴「今回の事件、単独で捜査できるレベルじゃねーだろ。お前ら公安だって、こっちで動くには人員が不足してるはずだ」

石神「確かにな。あらかじめ捜査員は派遣してあるが・・・実働できる人間は少ない」

昴「事件解決に協力してやる。だが、お前のためじゃない。オレたちは亜弥子を守るSPだ。亜弥子を守ることにつながるなら協力するって意味だからな」


wwwうぜぇwww←口悪い


石神「SPは我々公安の捜査のため、黙ってマルタイの盾になっていればいいものを」

昴「そのお決まりの文句はもう聞き飽きてるんだよ」


www私はアンタを見飽きてますがwww


石神「フン、とりあえず座れ」



昴さんと後藤さんがソファに座って、私は二人にコーヒーを淹れる。



石神「亜弥子さん、貴女にも関わることです。一緒に聞いてください」

亜弥子「はい」



私たちが座ると、石神さんが立って軽くメガネを直した。



石神「今回の事件、当初の予想通り、犯人の目的は平泉内閣の解散。総理を政界から追放することだ。その脅迫材料として亜弥子さんを狙って、ロンドンまでやってきた」

昴「こっちの想定内過ぎて、つまんねーな」

石神「犯人にはもう一つ、亜弥子さんを排除したい目的があるのだが・・・その説明はあとでもいいだろう。現段階で必要なのは、こちらで動いている実行犯から、黒幕を引っ張り出すことだ」

昴「この前、亜弥子を襲ってきたヤツらからは何も情報は出なかったのか?」

後藤「ヤツらは現地で雇われた男たちで依頼者の情報は何一つ渡されていなかった。裏稼業の斡旋を受けた日雇いの捨て駒だ」

石神「黒幕はまだロンドンに滞在していると踏んでいる。雇われの人間ではなく、黒幕に通じている人物をおびきよせたい」

昴「それなら、そらに亜弥子の変装をさせる。真壁と海司を警護につけて犯人たちをおびき出そう」

石神「実行犯がこれまでのように雇われの外国人なら、それが通用するが・・・亜弥子さんの顔をよく知っている場合は失敗するぞ」

昴「万が一、失敗したとしても亜弥子が危険な目に遭うわけじゃない。アイツ等には注意するようには言っておく」

石神「だが、犯人の神経を逆なでする可能性がある。今回の黒幕は総理の座を狙うような男だ。プライドは高いはずだ」

後藤「犯人は最終的には亜弥子の命を奪うこともためらわないだろう。下手な手は打たない方がいい」

亜弥子「それなら・・・そらさんじゃなくて、私が囮になればいい・・・」

石神「それは認められません」



言うより早く、石神さんに却下される。



亜弥子「でも、黒幕をおびき出すには、私が動いた方がいいんですよね?犯人を刺激しないためにも、そらさんの変装じゃなくて、私が出た方が・・・」

石神「駄目です。総理の娘である貴女を囮捜査になど使えません」

昴「けど、時間はねえだろ。日本で総理が襲撃を受けて、亜弥子まで襲われた。間を空ければ足がつくと犯人は考えるだろう。このまま放っておけば、より強引な手段に出ることも考えられる」

後藤「お前たちで亜弥子を守り切れるのか?」

昴「当然だ。オレが率いる班員は全員精鋭のSPだからな」


www憲太もかwww


亜弥子「昴さんもこう言ってますし、お願いします!私にやらせてください!」

石神「・・・許可できません」



頑なな石神さんに、私はそれでも言葉を重ねる。



亜弥子「石神さんは・・・昴さんたちを信頼できる仲間だと思ってるんですよね?」

石神「信頼していたとして、それが無茶な作戦を許可する理由にはなりません」

亜弥子「私が・・・私たちが傷つくのが怖いからですか?」

石神「!」



一瞬、石神さんの目に動揺が走った。



(石神さん一人にすべてを抱えてほしくない・・・)


亜弥子「石神さん、わかってください。石神さんが私たちを大切に思ってくれているように、私も一柳班のみんなも、石神さんのことを心配してるんです。一人ではできないことも、力を合わせれば解決できる・・・それは石神さんもよく知ってるんじゃないですか?」

石神「必要であれば、一柳たちに応援を頼みます。しかし、貴女を巻き込むことはできません」

亜弥子「それが事件を解決するための最短の道だったとしてもですか?」

石神「事件解決よりも、貴女の安全の方が優先されるのですよ」

昴「このまま事件を長引かせるのも、亜弥子を囮に使うのも、危険度で言ったら同じようなもんだろ。石神、オレたちを・・・亜弥子を信頼してるなら、賭けに出ろ」

石神「賭けは負けることがある」

昴「なに弱気になってんだ。オレたちとお前らが組んで挑むんだぞ。誰が相手でも負けるはずねーだろ」

亜弥子「石神さんが抱えてるもの、私たちにも分けてください。私は石神さんと結婚するんです。だから、守られるだけじゃなくて、分かち合いたいんです」

石神「・・・・・・」

後藤「・・・石神さん、少し外します」

昴「亜弥子、コイツに言いたいことがあれば、ここで全部ぶつけてみろ」



昴さんと後藤さんは席を立つと部屋の外に出て行った。



石神「・・・・・・」



石神さんは厳しい表情のまま、テーブルに置いた捜査資料を見つめている。



A:名前を呼ぶ←

B:頬に触れて視線を合わせる

C:ため息をつく



亜弥子「秀樹さん」

石神「・・・どうしたんですか?急に」

亜弥子「名前を呼んだら、私の顔を見てくれるかなって思って」



私はソファから立ち上がる。

そのまま石神さんの前に座り直して、その目をまっすぐに見つめた。



亜弥子「ワガママを言ってるって自覚はあります。でも・・・今回協力したいと思うのは、お父さんのためでもあります。お父さんの命を脅かす犯人を捕まえるためなんですから」

石神「時間があまりないのはわかっています。だからこそ、私は病院を抜け出してまで捜査を続けている」

亜弥子「このまま石神さんが一人で捜査を続けて、無理をして倒れでもしたら・・・。皆を、私を信じてください。失うことを恐れないで。力を合わせれば、きっとすべてがうまくいきます」


恐れるに決まってんだろ。過去を知ってるくせに、残酷なこと言うなぁ(-""-;)



私は石神さんの両手を包んだ。

祈るように、その手に力を込める。



亜弥子「石神さんがクリスマスカードに書いてくれたメッセージ、覚えてますか?」

石神「・・・『貴女の進む道が、いつも黄金の日々と共にありますように・・・私の全てを絞るように、切実に・・・祈りたい。亜弥子は、私の“生きる意味”です』」

亜弥子「同じ言葉を私も石神さんに贈りたいです。わかってください・・・共に生きる意味を。貴方の苦しみを分かち合えることが・・・私の幸福なんです」

石神「亜弥子・・・」



石神さんが顔を伏せ、両手を包んでいる私の手に額をつけた。

私の名前を呼ぶ声は苦しいくぐもった声で。

胸が締め付けられる。



石神「オレは・・・大切なものの守り方を知らない。ただ・・・亜弥子を・・・仲間たちを失うことが怖い。こんな感情は初めてだ」



石神さんの表情は見えない。



(石神さんの中で何かが変わろうとしている・・・)


石神「けれど、わからないと言ってるだけでは、恐れているだけでは何も守れない・・・か」



顔を上げた石神さんの目には、いつもの鋭さと冷静さが戻っていた。



石神「・・・今まで以上に危険な任務になる」

亜弥子「覚悟の上です。一柳班の皆が・・・石神さんたちが守ってくれると信じてます」

石神「・・・わかった。オレも亜弥子を信じよう。決行は二日後だ」



昴さんと後藤さんが戻り、作戦会議が始まった。





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このルートのヒロインちゃんはちょっと出しゃばりですな~



てか、あんま石神さんを弱い人っぽく書かないでほしい・・・