こんばんは!
子どもが二人して風邪を引いて困ってます、まなみんです!!
子どもがしんどそうなのは、見てるとツライのですよ・・・
それでは、本日の石神さんレポです。
今日は登場してくれるでしょうwww
ネタバレ!!
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入院しているはずの病院から姿を消した石神さん。
私は後藤さんと一緒に、石神さんが借りているというアパートを訪れた。
亜弥子「石神さん・・・」
石神「亜弥子・・・」
石神さんは驚いた様子で私を見たあと、後藤さんに厳しい視線を向けた。
石神「なぜ、亜弥子を連れてきた」
後藤「亜弥子に負担を掛けたくないって気持ちはわかりますが、石神さんの行動は逆効果です。黒澤に知られたら、また怒って日本から電話してきますよ」
石神「・・・・・・」
後藤「亜弥子」
後藤さんに背中を押され、家の中に入ってしまう。
後藤「多少の食材は冷蔵庫に入っているだろうから、明日まで石神さんを頼むぞ」
亜弥子「は、はい・・・」
www他人ルートのごっとんは、ホント気の利くいい男だなwww
そう言って後藤さんは帰ってしまった。
石神「・・・・・・」
亜弥子「あ、あの・・・」
部屋に通され、最初に目に入ったのはテーブルの上のノートパソコンと積まれた資料。
(ケガも治ってないのに、捜査を続けて・・・)
石神さんの背中が、この部屋に他人が入ることを拒絶しているように見えて言葉が出ない。
(やっぱり、来ちゃいけなかったかな・・・)
石神「何もないですが、とりあえず座ってください」
亜弥子「はい。失礼します・・・」
私がソファの端に腰を下ろすと、石神さんはパソコンの前に座った。
亜弥子「あの・・・ケガの具合はどうですか?」
石神「傷口は縫ってあるので、塞がるのを待つだけですよ」
亜弥子「・・・痛みはないんですか?」
石神「鎮痛剤のおかげで、多少は痛みますが仕事に支障はありません」
作業の途中だったのか、石神さんはキーボードを数回打ってから私に向き直った。
メガネの奥の瞳は表情が読めなくて、出会ったばかりの頃のようだった。
石神「今日は仕方ありませんが、ここには来ないようにしてください。犯人の狙いは貴女ですから。私はこんな状態です。何かあっても貴女を守りきる保証がありません」
亜弥子「はい・・・」
石神「明日、朝一で後藤を迎えに来させます。それで屋敷に帰ってください」
亜弥子「・・・わかりました」
(迷惑かけちゃったな・・・)
A:泣く
B:怒る
C:謝る←
亜弥子「本当にごめんなさい・・・どうしても石神さんの無事な姿を見たくて・・・迷惑をかけたことはよくわかってます」
石神「いえ・・・私も言い過ぎました。いきなり病院から消えれば心配するのは当たり前ですね」
石神さんは目を閉じて小さく息を吐くと、軽くメガネを直した。
亜弥子「軽率な行動だったのはわかってます。でも・・・お願いですから、無茶しないで。何も言わずに、どこかに行かないで・・・」
(目の前にいるのに、こんなに遠くに感じる)
石神「・・・悪かった」
石神さんは私の隣に来ると、肩を抱き寄せた。
その温かさと匂いに、私はまた泣きそうになってしまう。
亜弥子「石神さん・・・」
石神「オレは・・・何も変わってないな・・・良かれと思って何も話さずにいたが、それで亜弥子を余計に不安にさせて」
亜弥子「立場上、話せないことが多いのもわかってます。でも、でも・・・.」
石神「ああ・・・」
亜弥子「無事でよかった・・・っ」
石神「肩を撃たれたくらいで死にはしない」
涙で揺れる視界を見上げると、石神さんが苦笑するのがわかった。
石神「オレにそんなことを言ってくれる人ができるとは・・・これでよかったんだろうか・・・」
亜弥子「え・・・?」
石神「・・・いや、なんでもない。亜弥子が無事でオレも安心している」
石神さんはその胸に顔を伏せさせると、優しく頭をなでてくれた。
私が落ち着くまで、何度も何度も。
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その日の夜、私はキッチンで夕飯の支度をしていた。
(ジャガイモとタマネギがあったから、野菜スープと、ハムとチーズのサンドイッチでいいかな。結構、食材があるってことは・・・石神さん、自炊してたのかな)
私が準備している間、石神さんはパソコンに向かい続けている。
(本当なら、まだ安静にしてなきゃいけないはずだよね)
この部屋で石神さんがどんな生活をしていたかは容易に想像ができる。
きっと一日の大半をパソコンの前で過ごしたのだろう。
(仕事が第一・・・それが石神さんだってわかってるけど・・・)
夕食を作り終えると、私は石神さんに近づいて手に触れた。
亜弥子「夕飯の用意ができました。簡単なものですけど・・・」
石神「いえ、十分です。ありがとうございます」
亜弥子「あの・・・今日はもう、終わりにすることはできませんか?無理して熱でも出たら、それこそ寝込むことになるかもしれませんし・・・」
私の言葉に石神さんは手を止める。
(余計な口出しだったかな・・・)
石神「そうですね。あと5分・・・今、調べているものが片付いたら、パソコンは閉じましょう」
亜弥子「わかりました。じゃあ、食卓のテーブルで待ってますね」
石神「ああ・・・すぐに行く」
石神さんらしく、きっかり5分後に食卓についた。
石神「温かい料理を見るのは久しぶりだ」
亜弥子「食材が結構冷蔵庫に入ってましたけど・・・石神さん、料理してたんですか?」
石神「こっちでの仕事が長引きそうになった夜に買出しに行ったんですが、結局手をつけないままになってしまいました」
亜弥子「自炊しようとは思ってたんですね」
石神「食事には気を付けるように、貴女によく言われてましたからね。不規則な生活をする分、栄養バランスには気を配るようにと」
亜弥子「はい・・・日本ではどうしてたんですか?」
石神「結局、一度味噌汁と作っただけでした。ですから、貴女の手料理がありがたいです。どれくらいぶりでしょうね・・・一緒に食事をするのは」
亜弥子「私がロンドンに来てからは初めてですよね」
wwwあれ、クリスマスは?www
石神「そうですね。ということは・・・1年半ぶりか・・・懐かしく感じるはずだ」
スープを一口飲んで、石神さんは表情を和らげる。
石神「美味い・・・きちんとした食事を身体が欲していたのがわかります」
wwwたかが野菜スープとサンドイッチで大げさwww
亜弥子「病院にいれば、バランスのいい食事が摂れたのに・・・」
石神「病院の消灯は9時。それ以降はパソコンを使うことも電話で連絡することもできません。何より盗聴の確認ができませんからね。病室で捜査をすることは不可能だったので、出ざるを得ませんでした」
亜弥子「でも、傷口の消毒とか・・・」
石神「それくらいは自分で何とかなりますから。撃たれたのが利き手じゃなくて助かりました」
亜弥子「・・・少しでも調子がおかしいと思ったら、病院に行ってくださいね。またすぐに抜け出してもいいので」
石神「抜け出していいんですか?」
亜弥子「病院に行かないで我慢してるよりは、ずっと良いです。できれば、抜け出すときは連絡してほしいです・・・」
石神「フッ・・・貴女も面白いことを言いますね」
亜弥子「そうですか?でも、現実的な方法を考えないと・・・一番は治るまで入院してることですけど、それが無理だっていうのは、よくわかりましたから」
石神「確かに、なかなかいい妥協案です」
亜弥子「捜査を進めたいのもわかりますけど、睡眠もなるべくとるようにしてください。食事をする暇もないときは、せめて野菜ジュースとかだけでも・・・」
伝えておきたかったことを、一生懸命思い出しながら伝えていると、石神さんがクスクスと肩を揺らして笑い始めた。
亜弥子「私・・・おかしなこと言ってますか?」
石神「いや、将来の姿が目に浮かんできた」
A:口うるさいですか?←
B:説教なんてできません
C:叱られないようにしてください
亜弥子「私・・・口うるさいですか?」
石神「いや、日常生活に関しては、オレが頓着しなさ過ぎなだけだ。後藤ほどじゃないがな。仕事が立て込めば食事を抜く癖ができているのはわかっている」
亜弥子「ご飯は元気の素ですから、出来るだけ食べるようにしてくださいね」
石神「ええ・・・・・分かってる。亜弥子の言う通り、仕事の手を止めて食事にしたのは正解だった。気分転換になって、頭もよく回りそうだ」
亜弥子「顔色が少しよくなったみたいで安心しました。部屋に入ったときは青白くて心配だったんです」
石神「倒れて捜査が出来なくなったら、それこそ本末転倒だ。今夜は早く休むか・・・」
亜弥子「はい。ぜひ、そうしてください。石神さん、お風呂はどうしますか?傷口もあるし・・・」
石神「左肩は上がらないんだ。亜弥子・・・手伝ってくれるか?」
亜弥子「えっ・・・は、はい、もちろん・・・」
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食事を終えて、私は石神さんの髪を洗うのを手伝った
先に髪を乾かして、椅子に座ってもらい温かいタオルを手にする。
亜弥子「石神さんの分け目、自然に乾くとこうなるんですね・・・」
石神「つむじの関係で、そうなるみたいですね。子供の頃から、こんな感じだったので学級委員など押し付けられたものです」
(横わけの子供の頃の石神さん・・・可愛いかも・・・山野さんならきっと写真持ってるよね)
石神「今、祐介に頼んで写真を見せてもらおうと思いませんでしたか?」
www心を読む石神さんwww
亜弥子「え、口に出してましたか!?」
石神「そのくらいは口に出さずともわかりますよ。貴女は素直な人ですから」
石神さんのシャツを脱がせて、包帯はそのままに温かいタオルをあてていく。
石神「・・・肩こりもとれてしまいそうですね」
亜弥子「肩こりもひどい方ですか?」
石神「ええ、デスクワークが多いですし、そうでないときは緊張した場にいることが多いですからね。肩がこっているのが、いつの間にか普通の状態になってしまいました」
亜弥子「時々ストレッチをするだけでも、かなり違うって小杉先輩から聞いたことがあります。小杉先輩は大学の在学中にマッサージ師の資格も取得したので、確かだと思いますよ」
www相変わらずの超人ぶりだなwww
石神「小杉さんは多彩な方ですよね。公安の協力者に欲しいくらいです」
亜弥子「小杉先輩なら優秀な捜査員になっちゃいそうですね」
背中を拭いて、私は石神さんの右手にタオルを渡す。
亜弥子「じゃあ前は自分で・・・」
石神「いや・・・」
石神さんが私の手首をつかんだ。
じっと見つめられ、自然に頬が熱くなってくる。
石神「前も頼む」
亜弥子「は、はい・・・」
熱を孕んだような瞳で見つめられ、私は小さく頷くと、石神さんの胸にタオルを当てた。
(石神さんの鼓動が聞こえる・・・)
石神「亜弥子」
亜弥子「えっ・・・」
石神さんの顔が近づいてきて、唇をふさがれた。
冷たい唇が熱を分け合うまで深いキスが施される。
石神「すまない・・・」
亜弥子「い、いえ・・・」
口づけが解かれると、私は真っ赤になって石神さんの身体を拭いていく。
その後、私はお風呂に入り、石神さんのシャツを借りて一つのベッドに入った。
石神「こうして一緒に寝るのはクリスマス以来か」
亜弥子「そうですね。石神さんの体、温かいです・・・」
石神「ああ・・・」
石神さんは温もりを確認するように、私の手に指を絡めた。
静かな夜・・・安堵と石神さんの温もりに、急速な眠気に襲われる。
石神「こんな幸せは・・・オレには過ぎたものなのかもしれない・・・」
瞼を閉じた頃、遠くで石神さんの悲しい声が聞こえた気がした。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
な・・・なんて暗い話なんだ・・・。(´д`lll)
てか、相変わらずの低糖シナリオですな!
でも愛してますが!!