【一〇八恋星☆水滸伝】史進外伝 恋星の章 第十一話~第十五話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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こんばんは!



今日はやけに喉が渇いて、お茶をガンガン飲んでいるまなみんです!!



お腹たっぷんたっぷんwww



さて、のんびり進めております史進レポです。


実は最近、誘惑三国志恋華というアプリを始めました。


恋星水滸伝とよく似た話で、なかなか(今のところ)面白いです!



それでは、話は戻って、いつものネタバレ!!




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




暗闇の中だったけど、はっきりと史進くんの視線を感じることができた。



史進「今は、守りたい、辛い目に遭わせたくない、という気持ちが強い。でも・・・」



史進くんは言葉を途切れさせ、それから、私の首筋に顔をうずめた。



郁里「し、史進くん・・・っ?」



驚き、声がかすれる。



史進「少し、困っている」

郁里「え・・・」

史進「お前を抱きすくめたい、という気持ちもあるんだ。その気持ちを・・・持て余してしまっている」



トクトクと体の中に鼓動が響いている。



(この鼓動は私のもの?それとも・・・)



もう、ほとんど告白しているような史進くんの言葉に、私はなんと答えていいのかわからなくなってしまう。



史進「・・・・・・」



史進くんがため息をついた。

その吐息が私の首をくすぐる。



郁里「んっ・・・」



思わず、声を漏らすと、史進くんが勢いよく体を起こした。



郁里「な・・・っ」

史進「変な声を出すな!」


wwwこれもデジャヴwww



顔を真っ赤にして照れているのか、怒っているのか・・・史進くんが声を荒げる。



郁里「へ、変な声ってなに!そんな声、出してないもん!」

史進「いや、出した!男をそそるような声を出した!」


wwwそそられてるんだwww


郁里「なにそれ!知らない!そもそも、男をそそるような声ってどんなの!?」

史進「お、俺にそんな真似ができるわけないだろう!」

郁里「じゃあ、知らない!それに、もしそんな声を出してたとしたら、史進くんが悪いんだから!」

史進「なぜ、そういう話になるんだ」

郁里「史進くんが私の首に息がかかるように話すから!」

史進「それの何が悪いって言うんだ!?」

郁里「妙な気分になっちゃっただよ!」

史進「妙な気分ってなんだ!」

郁里「私だって・・・!」


wwwくっだらね~痴話げんかだな~( ̄Д ̄;;www



そこまで言いかけて、ハッとする。



(私ったら、何を言おうとしてるの・・・)


史進「郁里?」



言葉を詰まらせた私を、史進くんが不思議そうに見つめる。



(うまくごまかせる気がしない・・・)


郁里「私だって・・・抱きしめてほしいって思うことはあるんだよ・・・」

史進「・・・・・!」



史進くんが動揺したのがはっきりとわかった。



史進「それは、守ってもらいたい、という意味でか?」

郁里「理由なんて考えられない。ただ、抱きしめてほしい、ってそんな風に思うの・・・!」

史進「それは俺と同じ気持ち、ということか」


(ああ、もう恥ずかしい!)



思いがけず、自分の気持ちを吐露することになってしまい、私は恥ずかしさで胸がいっぱいになる。



(どんな顔して史進くんを見ればいいの・・・)



合わせる顔がなくて、じっとうつむいたままでいると・・・。



史進「・・・・・」



そっと、優しく抱き寄せられた。



史進「俺は郁里を抱きしめたい。郁里は俺に抱きしめられたい。そうだな?」



はっきりと言葉にされると恥ずかしかったけれど、小さく頷く。



史進「なら、抱きしめるなら、今しかない、と思った」

郁里「・・・うん。抱きしめて、どう思った・・・?」


(な、何を聞いてるんだろう、私ってば・・・史進くんの気持ちはうっすら、と・・・ううん、かなりはっきりわかっているけれど、ちゃんとした言葉がほしい)


史進「どう思った、か・・・」



史進くんは思案するように黙り込んだ後・・・。



史進「気持ちいいものだな、郁里を抱きしめると」
郁里「き、気持ちいい?」

史進「ふわふわと柔らかくて・・・抱き心地がいい」


wwwぬいぐるみかwww


(そういう回答は求めてないの・・・っ)



地団太踏んでしまいそうな気持ちになっていると、そっと体が離された。



史進「郁里は気持ちよくないのか?」


(何を聞いているの、史進くんってば・・・)



でも、いたって真剣で、それでいて不安そうなのはよくわかる。



(え、えっと・・・)


郁里「気持ちいいって言うか・・・」



1:嬉しい

2:変なこと聞かないで

3:もっと抱きしめてほしい←



郁里「もっと抱きしめてほしい。そういう気分になる、っていうこと、だよ・・・」



小さい声でそう言うと、史進くんは優しく、私の頬をなでてくれた。

史進くんの指がぎこちなく、私の肌を伝う。



史進「郁里・・・」



史進くんとの距離が少し近づいていく。



(え・・・っ。これは・・・)



戸惑いはあったけれど、私にはもう抵抗が出来なかった。

唇が触れ合いそうになった瞬間・・・。



郁里「っくしゅん!・・・あ」

史進「~~~~~!!」



史進くんの顔が真っ赤になったのがわかった。

それから私の体をぎゅうっと抱きしめる。



郁里「ご、ごめんなさい・・・」

史進「謝るな!ああ、もう・・・」



ため息交じりに言った後、史進くんはそのまま横になった。



史進「もう寝るぞ!眠くなくても寝るぞ!」

郁里「は、はい・・・」



トクン、トクン、トクン・・・。

私を抱きしめたまま横になった史進くんの鼓動が静かに響く。



(こんなふうに抱きしめられて眠ることになるなんて・・・)



緊張のせいか、それとも、温もりを分け合ったからなのか・・・。

私の体はホカホカと温まりつつあった。



(すごくドキドキしてたのに、今は史進くんの温もりに安心し始めている・・・)



しばらくして、史進くんの寝息が聞こえ始める。


www寝るの、ハヤッ!www



(あ、寝た・・・)



さっきまで、あんなに大騒ぎしていたのが嘘みたいだ。

それに、宋軍に追われているということも・・・。



(みんな、無事だろうか・・・)



不安が過ったとき、史進くんの大きな手が私の背中をなでた。



(起きた?)



こっそりと史進くんの様子をうかがう。

でも、さっきまでと変わらずぐっすり眠っているようだった。



(無意識のうちに・・・?)



そんな優しさが、とてもうれしかった。

そして、実感する。



(ああ・・・やっぱり、私は史進くんが好きなんだな・・・)



私も史進くんの背中に手を回し、そっとなでる。



(おやすみなさい・・・)



私は静かに夢の世界に引き込まれてった。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




【史進から見た景色】




冷えていた郁里の体が次第に温まっていくのを感じた。



(目を閉じていれば、眠れるだろうか・・・)



そうは思っても、しっかりと郁里を抱きしめたまま、俺は目を閉じることが出来ずにいた。

触れ合った部分から、郁里の心音が伝わってくる。



(体調は悪くなさそうだ。よかった・・・)



ホッとすると同時に、胸の奥がザワザワとしてくる。



(危機が迫っているときだと言うのに、俺は何をやっているのか・・・いや、これは郁里を守るための手段であって・・・)



もちろん、下心があったわけではない。

しかし、肌が触れあった瞬間に、一瞬、脳が沸騰するように熱くなったのは事実だった。



(これでは助平男みたいではないか!)



何人かの顔が浮かんでは消えたが・・・。


www奴らのことだろうwww



(これでは、彼らのことを強く言えないではないか・・・いや、別に誰でもいいわけではない!俺は郁里がいいわけであって・・・郁里が・・・いいのか?そうだ。俺は郁里がいいのだ・・・だが・・・この状態でそれを言っても・・・誰がどう見ても、下心満載だ!)



頭の中がぐるぐると混乱していく。



(早く、朝にならぬものか・・・)



この手を離したい、離したくない。

抱きしめたくない、抱きしめたい。

俺の中でさまざまな思いが反発しあう。



(とはいえ・・・結局落ち着くところは一緒だな・・・郁里を守りたい。それだけだ・・・)



腕の中で郁里がわずかに身じろぎをした。

ふわりと甘い香りがする。



(・・・戴宗殿や李俊がよく言っていたな。女は甘くいい匂いがする、と。その香りで男を惑わす・・・本当だろうか)


www虫や動物じゃあるまいしwww



寝息を立て始めた郁里の額にコツン、と自分の額を合わせる。



(いや、違うな・・・きっと、好きな女だからいい匂いがするのだ。心地よい匂いでないと、こうやって抱きしめることもできないからな・・・)


郁里「・・・くん」



郁里がぼそりと声を発し、思わず体を震わせる。

見ると、目はしっかりと閉じたままだった。



(寝言か・・・?)



しばらくその寝顔を見つめていると・・・。



郁里「史進くん・・・怪我しちゃダメだよ・・・」



ぼそぼそと言う郁里にふっと笑みをこぼした。



(全く・・・)



その体をしっかりと抱きしめ直した。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




【郁里から見た景色】




???「・・・さん。頭、娘さん・・・」


(ん・・・?誰かが史進くんのこと呼んでる?)


???「娘さん、大丈夫かい」

郁里「ん・・・」

史進「うぅん・・・」



私がむくりと体を起こすと同時に、史進くんも起き上った。



郁里「誰かの声が・・・」

朱武「やあ、お目覚めかい?」



洞窟の出入り口のところには朱武さんの姿があった。



郁里「朱武さん、無事だったんですね!」

朱武「まあね・・・それにしても・・・」



朱武さんは言葉を切ると、楽しげな様子で私と史進くんを見比べた。



郁里「なんですか・・・?」



私の問いかけに、朱武さんは大げさに肩をすくめて見せた。



朱武「僕が苦労して走り回っている間に、頭は大人の梯子を昇っちゃったみたいだねぇ」


www階段じゃなくて梯子www


郁里「何を・・・」



言いかけてハッとする。



(私たち、着物を脱いだまま・・・!)


史進「はっ・・・早く着ろ、郁里」

郁里「う、うん」



朱武さんは慌てる私たちを嬉しそうに眺めたあと・・・。



朱武「頭、どうだった、僕を出し抜いて娘さんを抱いた感想は」

史進「まだだ!」

郁里「まだです!」

朱武「まだ、ってことはこれからだったのかな。無粋な真似をしてしまったね。一回くらいなら待てる・・・」


wwwぎゃはははは!о(ж>▽<)y ☆www


郁里「ち、違いますから!そういうことはしませんっ!」

朱武「・・・説得力ないよ、裸で抱き合っていながら」

郁里「っ・・・!」

史進「まともに取り合うな、郁里」



一足先に着物を着た史進くんが言う。



(も、もう・・・妙に余裕ぶって・・・)


史進「朱武、戦況はどうだ」



朱武さんに対する問いかけにハッとする。



(そうだ・・・バカなこと言ってる場合じゃなかった)


朱武「もう少し、二人と楽しい話をしていたかったんだけどねぇ」



朱武さんの表情が少しだけ険しいものになる。



朱武「楊春、陳達とは合流した。どちらの隊も大きな痛手を受けている」

史進「右近殿たちは」

朱武「そちらはまだ。手練れに見えたから、大丈夫だとは思うけど」

史進「・・・そうか」

朱武「頭の隊以外はまともに宋軍の襲撃を受けた。かなり、兵の数は減っている」



史進くんが悔しげに唇をかみしめた。



朱武「それと、もうひとつ」

史進「・・・まだあるのか」

朱武「ん」



朱武さんがわずかに目を伏せた。

その憂いの満ちた表情に、ザワリと不安が過る。



史進「なんだ、早く言え」

朱武「・・・少華山が堕ちた」




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




朱武の「一回なら待てる」に盛大に吹いてしまったwww


史進は一回どのくらい時間かかるんだろう←下品