こんばんは!
今日はやけに喉が渇いて、お茶をガンガン飲んでいるまなみんです!!
お腹たっぷんたっぷんwww
さて、のんびり進めております史進レポです。
実は最近、誘惑三国志恋華というアプリを始めました。
恋星水滸伝とよく似た話で、なかなか(今のところ)面白いです!
それでは、話は戻って、いつものネタバレ!!
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暗闇の中だったけど、はっきりと史進くんの視線を感じることができた。
史進「今は、守りたい、辛い目に遭わせたくない、という気持ちが強い。でも・・・」
史進くんは言葉を途切れさせ、それから、私の首筋に顔をうずめた。
郁里「し、史進くん・・・っ?」
驚き、声がかすれる。
史進「少し、困っている」
郁里「え・・・」
史進「お前を抱きすくめたい、という気持ちもあるんだ。その気持ちを・・・持て余してしまっている」
トクトクと体の中に鼓動が響いている。
(この鼓動は私のもの?それとも・・・)
もう、ほとんど告白しているような史進くんの言葉に、私はなんと答えていいのかわからなくなってしまう。
史進「・・・・・・」
史進くんがため息をついた。
その吐息が私の首をくすぐる。
郁里「んっ・・・」
思わず、声を漏らすと、史進くんが勢いよく体を起こした。
郁里「な・・・っ」
史進「変な声を出すな!」
wwwこれもデジャヴwww
顔を真っ赤にして照れているのか、怒っているのか・・・史進くんが声を荒げる。
郁里「へ、変な声ってなに!そんな声、出してないもん!」
史進「いや、出した!男をそそるような声を出した!」
wwwそそられてるんだwww
郁里「なにそれ!知らない!そもそも、男をそそるような声ってどんなの!?」
史進「お、俺にそんな真似ができるわけないだろう!」
郁里「じゃあ、知らない!それに、もしそんな声を出してたとしたら、史進くんが悪いんだから!」
史進「なぜ、そういう話になるんだ」
郁里「史進くんが私の首に息がかかるように話すから!」
史進「それの何が悪いって言うんだ!?」
郁里「妙な気分になっちゃっただよ!」
史進「妙な気分ってなんだ!」
郁里「私だって・・・!」
wwwくっだらね~痴話げんかだな~( ̄Д ̄;;www
そこまで言いかけて、ハッとする。
(私ったら、何を言おうとしてるの・・・)
史進「郁里?」
言葉を詰まらせた私を、史進くんが不思議そうに見つめる。
(うまくごまかせる気がしない・・・)
郁里「私だって・・・抱きしめてほしいって思うことはあるんだよ・・・」
史進「・・・・・!」
史進くんが動揺したのがはっきりとわかった。
史進「それは、守ってもらいたい、という意味でか?」
郁里「理由なんて考えられない。ただ、抱きしめてほしい、ってそんな風に思うの・・・!」
史進「それは俺と同じ気持ち、ということか」
(ああ、もう恥ずかしい!)
思いがけず、自分の気持ちを吐露することになってしまい、私は恥ずかしさで胸がいっぱいになる。
(どんな顔して史進くんを見ればいいの・・・)
合わせる顔がなくて、じっとうつむいたままでいると・・・。
史進「・・・・・」
そっと、優しく抱き寄せられた。
史進「俺は郁里を抱きしめたい。郁里は俺に抱きしめられたい。そうだな?」
はっきりと言葉にされると恥ずかしかったけれど、小さく頷く。
史進「なら、抱きしめるなら、今しかない、と思った」
郁里「・・・うん。抱きしめて、どう思った・・・?」
(な、何を聞いてるんだろう、私ってば・・・史進くんの気持ちはうっすら、と・・・ううん、かなりはっきりわかっているけれど、ちゃんとした言葉がほしい)
史進「どう思った、か・・・」
史進くんは思案するように黙り込んだ後・・・。
史進「気持ちいいものだな、郁里を抱きしめると」
郁里「き、気持ちいい?」
史進「ふわふわと柔らかくて・・・抱き心地がいい」
wwwぬいぐるみかwww
(そういう回答は求めてないの・・・っ)
地団太踏んでしまいそうな気持ちになっていると、そっと体が離された。
史進「郁里は気持ちよくないのか?」
(何を聞いているの、史進くんってば・・・)
でも、いたって真剣で、それでいて不安そうなのはよくわかる。
(え、えっと・・・)
郁里「気持ちいいって言うか・・・」
1:嬉しい
2:変なこと聞かないで
3:もっと抱きしめてほしい←
郁里「もっと抱きしめてほしい。そういう気分になる、っていうこと、だよ・・・」
小さい声でそう言うと、史進くんは優しく、私の頬をなでてくれた。
史進くんの指がぎこちなく、私の肌を伝う。
史進「郁里・・・」
史進くんとの距離が少し近づいていく。
(え・・・っ。これは・・・)
戸惑いはあったけれど、私にはもう抵抗が出来なかった。
唇が触れ合いそうになった瞬間・・・。
郁里「っくしゅん!・・・あ」
史進「~~~~~!!」
史進くんの顔が真っ赤になったのがわかった。
それから私の体をぎゅうっと抱きしめる。
郁里「ご、ごめんなさい・・・」
史進「謝るな!ああ、もう・・・」
ため息交じりに言った後、史進くんはそのまま横になった。
史進「もう寝るぞ!眠くなくても寝るぞ!」
郁里「は、はい・・・」
トクン、トクン、トクン・・・。
私を抱きしめたまま横になった史進くんの鼓動が静かに響く。
(こんなふうに抱きしめられて眠ることになるなんて・・・)
緊張のせいか、それとも、温もりを分け合ったからなのか・・・。
私の体はホカホカと温まりつつあった。
(すごくドキドキしてたのに、今は史進くんの温もりに安心し始めている・・・)
しばらくして、史進くんの寝息が聞こえ始める。
www寝るの、ハヤッ!www
(あ、寝た・・・)
さっきまで、あんなに大騒ぎしていたのが嘘みたいだ。
それに、宋軍に追われているということも・・・。
(みんな、無事だろうか・・・)
不安が過ったとき、史進くんの大きな手が私の背中をなでた。
(起きた?)
こっそりと史進くんの様子をうかがう。
でも、さっきまでと変わらずぐっすり眠っているようだった。
(無意識のうちに・・・?)
そんな優しさが、とてもうれしかった。
そして、実感する。
(ああ・・・やっぱり、私は史進くんが好きなんだな・・・)
私も史進くんの背中に手を回し、そっとなでる。
(おやすみなさい・・・)
私は静かに夢の世界に引き込まれてった。
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
【史進から見た景色】
冷えていた郁里の体が次第に温まっていくのを感じた。
(目を閉じていれば、眠れるだろうか・・・)
そうは思っても、しっかりと郁里を抱きしめたまま、俺は目を閉じることが出来ずにいた。
触れ合った部分から、郁里の心音が伝わってくる。
(体調は悪くなさそうだ。よかった・・・)
ホッとすると同時に、胸の奥がザワザワとしてくる。
(危機が迫っているときだと言うのに、俺は何をやっているのか・・・いや、これは郁里を守るための手段であって・・・)
もちろん、下心があったわけではない。
しかし、肌が触れあった瞬間に、一瞬、脳が沸騰するように熱くなったのは事実だった。
(これでは助平男みたいではないか!)
何人かの顔が浮かんでは消えたが・・・。
www奴らのことだろうwww
(これでは、彼らのことを強く言えないではないか・・・いや、別に誰でもいいわけではない!俺は郁里がいいわけであって・・・郁里が・・・いいのか?そうだ。俺は郁里がいいのだ・・・だが・・・この状態でそれを言っても・・・誰がどう見ても、下心満載だ!)
頭の中がぐるぐると混乱していく。
(早く、朝にならぬものか・・・)
この手を離したい、離したくない。
抱きしめたくない、抱きしめたい。
俺の中でさまざまな思いが反発しあう。
(とはいえ・・・結局落ち着くところは一緒だな・・・郁里を守りたい。それだけだ・・・)
腕の中で郁里がわずかに身じろぎをした。
ふわりと甘い香りがする。
(・・・戴宗殿や李俊がよく言っていたな。女は甘くいい匂いがする、と。その香りで男を惑わす・・・本当だろうか)
www虫や動物じゃあるまいしwww
寝息を立て始めた郁里の額にコツン、と自分の額を合わせる。
(いや、違うな・・・きっと、好きな女だからいい匂いがするのだ。心地よい匂いでないと、こうやって抱きしめることもできないからな・・・)
郁里「・・・くん」
郁里がぼそりと声を発し、思わず体を震わせる。
見ると、目はしっかりと閉じたままだった。
(寝言か・・・?)
しばらくその寝顔を見つめていると・・・。
郁里「史進くん・・・怪我しちゃダメだよ・・・」
ぼそぼそと言う郁里にふっと笑みをこぼした。
(全く・・・)
その体をしっかりと抱きしめ直した。
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
【郁里から見た景色】
???「・・・さん。頭、娘さん・・・」
(ん・・・?誰かが史進くんのこと呼んでる?)
???「娘さん、大丈夫かい」
郁里「ん・・・」
史進「うぅん・・・」
私がむくりと体を起こすと同時に、史進くんも起き上った。
郁里「誰かの声が・・・」
朱武「やあ、お目覚めかい?」
洞窟の出入り口のところには朱武さんの姿があった。
郁里「朱武さん、無事だったんですね!」
朱武「まあね・・・それにしても・・・」
朱武さんは言葉を切ると、楽しげな様子で私と史進くんを見比べた。
郁里「なんですか・・・?」
私の問いかけに、朱武さんは大げさに肩をすくめて見せた。
朱武「僕が苦労して走り回っている間に、頭は大人の梯子を昇っちゃったみたいだねぇ」
www階段じゃなくて梯子www
郁里「何を・・・」
言いかけてハッとする。
(私たち、着物を脱いだまま・・・!)
史進「はっ・・・早く着ろ、郁里」
郁里「う、うん」
朱武さんは慌てる私たちを嬉しそうに眺めたあと・・・。
朱武「頭、どうだった、僕を出し抜いて娘さんを抱いた感想は」
史進「まだだ!」
郁里「まだです!」
朱武「まだ、ってことはこれからだったのかな。無粋な真似をしてしまったね。一回くらいなら待てる・・・」
wwwぎゃはははは!о(ж>▽<)y ☆www
郁里「ち、違いますから!そういうことはしませんっ!」
朱武「・・・説得力ないよ、裸で抱き合っていながら」
郁里「っ・・・!」
史進「まともに取り合うな、郁里」
一足先に着物を着た史進くんが言う。
(も、もう・・・妙に余裕ぶって・・・)
史進「朱武、戦況はどうだ」
朱武さんに対する問いかけにハッとする。
(そうだ・・・バカなこと言ってる場合じゃなかった)
朱武「もう少し、二人と楽しい話をしていたかったんだけどねぇ」
朱武さんの表情が少しだけ険しいものになる。
朱武「楊春、陳達とは合流した。どちらの隊も大きな痛手を受けている」
史進「右近殿たちは」
朱武「そちらはまだ。手練れに見えたから、大丈夫だとは思うけど」
史進「・・・そうか」
朱武「頭の隊以外はまともに宋軍の襲撃を受けた。かなり、兵の数は減っている」
史進くんが悔しげに唇をかみしめた。
朱武「それと、もうひとつ」
史進「・・・まだあるのか」
朱武「ん」
朱武さんがわずかに目を伏せた。
その憂いの満ちた表情に、ザワリと不安が過る。
史進「なんだ、早く言え」
朱武「・・・少華山が堕ちた」
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朱武の「一回なら待てる」に盛大に吹いてしまったwww
史進は一回どのくらい時間かかるんだろう←下品