こんばんは!
お弁当に昨日の残りのおはぎを入れたら、夫に怒られてしまったまなみんです!!
だって・・・余ってたんだもん・・・(´・ω・`)
さて、史進レポも半ばまで来ました~
いつも通り、ネタバレ!!
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部屋を飛び出したときには、すでに史進くんの姿は見えなかった。
(もしかしたら、と思ったけど・・)
私が勘を働かせてやってきたのは、少華山に来た日に、史進くんが連れてきてくれた場所だった。
ひらひらと蝶が舞う中を、私はゆっくりと歩く。
史進「・・・何故、追ってきた」
郁里「・・・気づいていたんだ?」
史進「とっくにな・・・どうして来たんだ」
背を向けられているせいで、史進くんの表情は見えなかった。
郁里「元気がないのかな、と思って」
史進「そんなことはない」
郁里「じゃあ、落ち込んでる?」
史進「どっちも同じようなものじゃないのか」
ほんの少し、強張っていた史進くんの背中が緩んだ気がした。
郁里「横に行ってもいい?」
史進「・・・・・・」
少しの沈黙のあと、史進くんが頷いたのがわかった。
ゆっくりと横に並び、史進くんを見上げる。
その頬はわずかに赤い。
史進「無様なところを見せた」
郁里「そう・・・?」
史進「何者かに襲われた、と聞いた瞬間から、郁里のことで頭がいっぱいになった。正直・・・怪我したのが魯智深殿だと知って、俺はホッとした」
www正直者www
かすり傷とはいえ、魯智深さんが怪我をしてしまったことは、憂えるべきことだというのはわかってる。
(だから・・・史進くんがホッとしたっていうのを聞いて、喜んだりしちゃいけないんだよね)
史進「駄目な人間だな」
郁里「・・・そんなことないよ」
(私だって、駄目なこと、考えてる)
1:背中をなでる←少華山
2:手を握る
そっと背中をなでると、史進くんが体を強張らせた。
史進「・・・今は・・・やめてくれるか。情けなさが・・・溢れてしまう・・・」
史進くんは私の手を取ると、なでるのを止めさせるかわりにぎゅっと握った。
史進「・・・郁里」
☆特別シナリオ発生!☆
史進くんの瞳が私をとらえる。
何かを決意したときの瞳。
すごく些細なことでも、決意をしたときにはこの瞳をする。
この前も・・・。
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
史進「郁里・・・少し邪魔していいか」
郁里「・・・どうぞ」
部屋で魯智深さんに借りた書を読んでいると、史進くんが部屋にやってきた。
www字、読めるの!?( ゚ ▽ ゚ ;)www
郁里「ど、どうしたの?」
史進くんに突発的に抱きしめられて以来、初めてまともに二人きりで話す機会がなかった。
そのせいか、私は少し緊張してしまっていた。
史進「この前は・・・その・・・すまなかった」
強い意志を込めた瞳で言う。
(何を決心してここにきたの・・・?)
そう考えながら、史進くんに向かって問い返す。
郁里「この前って?」
wwwわかってるくせに、やな女だな~www
史進「その・・・突然、抱きしめてしまった」
恥ずかしそうに史進くんが言ったせいか、私はカッと頬を熱くする。
郁里「べっ・・・別に気にしてないよ・・・」
(うそだけど・・・)
wwwうそかいwww
史進「戦を控えた大事なときに、みだらなことを・・・」
wwwみだらって・・・www
郁里「みだらって・・・そんなことを言ったら、日常的にもっとすごいことしてる人たちがいるし・・・」
史進「・・・お前は、あれが日常でもいいのか」
郁里「えっ!?」
(す、好きな人となら・・・)
そう思いつつも、話がややこしくなりそうなので黙っておく。
史進「とにかく。これからは、時と場所を考えるようにする」
郁里「・・・へっ?」
史進「それだけだ」
そう言うと、史進くんはさっさと部屋を出て行く。
(・・・えー・・・それを言うためにわざわざ来たの?)
史進くんが言った言葉を反芻する。
(時と場合によっては・・・またああやって・・・抱きしめてくれるっていう意味?)
史進くんが部屋を出て行ったあとも、私はしばらくドキドキしていた。
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
史進「郁里?」
史進くんに呼ばれ、ハッとする。
史進「どうかしたのか?」
郁里「う、ううん・・・」
史進「ならいいが。それで・・・ひとつ聞きたいことがある。郁里は・・・」
☆特別シナリオ終了☆
小さいけれど、はっきり史進くんの声が聞こえる。
(この声、好きだな・・・)
私を呼んでくれたその声に、ほんのりと幸せを感じる。
郁里「なに?」
史進「散歩は楽しかったか?」
1:それなりに
2:楽しかったよ←
3:ごめんね
郁里「楽しかったよ」
史進くんが嫌な気分になるかもしれない、と思ったけど、嘘をつくのは嫌だった。
史進「・・・そうか」
しかし意外にも、史進くんは柔らかい笑みを浮かべた。
史進「魯智深殿となら、きっとそうだろうと思った」
郁里「あの二人、特に魯智深さんは最初、少し変わった人だな、って思ってた・・・っていっても、梁山泊の人たちはみんなちょっと変わってるから、基準がわからないけど」
史進「ずいぶんな言われようだな」
郁里「あはは、ごめん。失礼だったかな。でも、魯智深さんは全然違う“変わった人"だったんだよね。なんていうか、筋の通らないことはしなさそう、というか」
史進「魯智深殿はもともと官だったんだ」
郁里「官・・・役人ってことね。じゃあ、最初からお坊さんというわけではないんだ?」
史進「己の信じた正義に忠実に生きている人だ。その正義に反する者を見ると、我慢できなくなり・・・」
郁里「それがきっかけで何かやらかしちゃったの?」
wwwやらかした、ってアンタwww
史進「まあ、ある人物を助けるために、悪漢を拳で三発ほど・・・。義憤が高じてはじめた喧嘩だったが、相手の打ちどころが悪く、殺してしまった」
魯智深さんの大きな手を思い出して、少しゾッとした。
史進「最初は自首しようとしたんだが、助けられた者たちが全員で彼をかばってな。彼らの気持ちも汲み取って、官憲からの追及を逃れるために出家したんだ」
郁里「へえ・・・複雑な人生だね」
史進「旅をしている最中にもよく悪人を懲らしめていた。俺もそこに偶然居合わせ、魯智深殿と共に凶賊たちを倒したことがある」
その時のことを思い出したのか、史進くんはクツクツと笑い声を漏らした。
史進「魯智深殿が仲間にした者たちは本当に良い男ばかりで、多くが梁山泊で活躍をしている」
(強くて、信頼されているんだ)
史進くんの話を聞いているだけでも、それはよくわかる。
史進「男気に溢れる人で・・・あの方に惚れない男はいないと思う」
そこでフッと史進くんは表情を曇らせた。
史進「男だけではないな。楊志殿はどんな女も魯智深殿に惚れる、と言っていた」
(確かに、魯智深さんはとても魅力的な人だと思う。でも・・・)
そんなことを考えていると、そっと繋いでいた手が離された。
そして、私からふいっと視線を外した。
史進「魯智深殿と一緒にいて楽しかったのなら、それはとても良いことだと思う。事実、郁里に寂しい思いや退屈な思いをさせているのは気になっていた」
忙しい中でありながら、私のことを気遣ってくれたのがうれしかった。
でも、そんな私の気持ちを伝え難いような・・・史進くんはそんな厳しい表情をしていた。
郁里「どうしたの?」
おそるおそる尋ねると、史進くんは私から視線を外し、ゆっくりと背を向けた。
史進「その・・・お前も・・・魯智深殿のような男がいいのか?」
wwwまったくタイプではありません!(・∀・)www
その声が尋ねる問いかけに、私は思わず、体をこわばらせた。
ズキン、と胸が痛んだ。
(でも、そんな質問をさせてしまったのは私のせいだ)
www自覚はあるんだwww
目の前の大きな背中。
郁里「ごめんね・・・」
そっと、その背中に私は頬をつけて体を預けた。
史進「・・・・・!」
史進くんの体がわずかに強張ったのがわかった。
郁里「心配かけて、ごめんなさい」
史進「い、いや・・・心配しすぎなのは・・・俺かもしれない・・・し、朱武にも言われたところだ・・・」
郁里「・・・ううん。史進くんが心配してくれるの、うれしいよ」
史進くんの熱い体に、私も次第に緊張が増してくる。
(でも、ちゃんと言わなくっちゃ)
郁里「魯智深さんは確かにすごい人だと思う。優しいし、強いし。魯智深さんが素晴らしい人だって言うのはよくわかるんだけど、でも、気持ちが昂ったりはしないの」
史進「昂る・・・?」
郁里「そう。体が熱くなったりとか、その人のことだけしか考えられなくなったり、その人のためにだったらなんでもする!って思ったり・・・」
一気にそう言うと、わずかに私たちの間には沈黙が流れた。
史進「郁里には・・・心が昂る相手はいるのか?誰といたら、心が昂るんだ?」
史進くんの問いかけに、私はひとつ深呼吸をした。
少し緊張して、呼吸を整えていると・・・。
史進「俺は・・・」
史進くんの手が、私の手の上に重ねられた。
史進「・・・俺はな、郁里・・・」
史進くんがそう言って振り返ろうとした・・・が。
???「頭!ここにいたか!」
突然、響いた声に私と史進くんはパッと体を離す。
史進「どっ・・・なっ・・・見てたかっ!?」
陳達「ああっ!?何をこの非常時に・・・あっ・・・」
陳達さんは私の顔を見て、しまった、という顔をした。
私はあわてて目を逸らす。
史進「な・・・なんだ、はやく言え」
陳達「いや、それが・・・さっき、傷だらけの村人が塞に来て・・・」
史進くんの顔つきが突然厳しくなった。
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陳達さんの報告を聞いて急いで塞へ戻ると・・・。
史進「どういうことだ」
朱武「この村人たちが、山賊に襲われた、と言ってきてね・・・」
数人の村人たちが怯えた目で史進くんを見上げた。
それぞれがどこかしらに怪我を負っている。
史進「陳達、間者の可能性は」
陳達「すでに確認はとったぜ。少華山に兵として入っている村の者が、数名いたからな。全員、昔ながらの顔見知りだそうだ」
史進「・・・そうか」
陳達さんの言葉に頷いてから、史進くんが村の人たちを見る。
史進「山賊が襲ってきたというのは本当か?」
村人「へえ、急に襲ってきやがって、女や金目のもの、食料を略奪・・・今も居座っているんですわ」
史進「その中から抜け出してきたのか」
村人「へえ」
史進「そうか、お前が無事でよかった。まずは少華山で手当てを受けていくといい」
村人「オラより、どうか村を・・・!」
史進「ああ、もちろんだ。わかっている」
兵たちに支えられるようにして、村人たちが医療所へと向かう。
郁里「大丈夫かな・・・」
朱武「血が多く見えるから、驚いただろうけど、傷自体は大したことないのさ・・・傷はね・・・」
郁里「?」
朱武「村人たちの話を統合すると、少華山の周囲にある五つの村が、それぞれほぼ同時に襲われたみたいだ」
陳達「どうする?」
史進「ん?助けるのか、否か、ということか?」
陳達「ばか言うなよ頭ぁ。どうせアンタぁ、助けに行くんだろ」
史進「む」
陳達「俺が聞いているのは、方法だよ」
朱武「さしあたり、少華山に兵を残すかどうか。それが問題だねぇ」
その場にいる全員が、史進くんの指示をあおいでいる。
(どうするの・・・史進くん!)
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春休みのせいか、チャリのガキンチョがうろちょろしててうっとおしいです。
車の前に飛び出してくるんじゃない!
これだから子供にチャリは買いたくないんだよね~