【一〇八恋星☆水滸伝】史進外伝 第三章 第十一話~第十五話(特別シナリオつき) | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

大好きゲームのプレイ日記です。

モ○ゲーなどのソーシャルや、月額登録アプリなど、節操無しで乙女ゲームを食い散らかしてます。

攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

こんばんは!



お弁当に昨日の残りのおはぎを入れたら、夫に怒られてしまったまなみんです!!



だって・・・余ってたんだもん・・・(´・ω・`)



さて、史進レポも半ばまで来ました~


いつも通り、ネタバレ!!




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




部屋を飛び出したときには、すでに史進くんの姿は見えなかった。



(もしかしたら、と思ったけど・・)



私が勘を働かせてやってきたのは、少華山に来た日に、史進くんが連れてきてくれた場所だった。

ひらひらと蝶が舞う中を、私はゆっくりと歩く。



史進「・・・何故、追ってきた」

郁里「・・・気づいていたんだ?」

史進「とっくにな・・・どうして来たんだ」



背を向けられているせいで、史進くんの表情は見えなかった。



郁里「元気がないのかな、と思って」

史進「そんなことはない」

郁里「じゃあ、落ち込んでる?」

史進「どっちも同じようなものじゃないのか」



ほんの少し、強張っていた史進くんの背中が緩んだ気がした。



郁里「横に行ってもいい?」

史進「・・・・・・」



少しの沈黙のあと、史進くんが頷いたのがわかった。

ゆっくりと横に並び、史進くんを見上げる。

その頬はわずかに赤い。



史進「無様なところを見せた」

郁里「そう・・・?」

史進「何者かに襲われた、と聞いた瞬間から、郁里のことで頭がいっぱいになった。正直・・・怪我したのが魯智深殿だと知って、俺はホッとした」


www正直者www



かすり傷とはいえ、魯智深さんが怪我をしてしまったことは、憂えるべきことだというのはわかってる。



(だから・・・史進くんがホッとしたっていうのを聞いて、喜んだりしちゃいけないんだよね)


史進「駄目な人間だな」

郁里「・・・そんなことないよ」


(私だって、駄目なこと、考えてる)



1:背中をなでる←少華山

2:手を握る



そっと背中をなでると、史進くんが体を強張らせた。



史進「・・・今は・・・やめてくれるか。情けなさが・・・溢れてしまう・・・」



史進くんは私の手を取ると、なでるのを止めさせるかわりにぎゅっと握った。



史進「・・・郁里」




☆特別シナリオ発生!☆




史進くんの瞳が私をとらえる。

何かを決意したときの瞳。

すごく些細なことでも、決意をしたときにはこの瞳をする。

この前も・・・。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




史進「郁里・・・少し邪魔していいか」

郁里「・・・どうぞ」



部屋で魯智深さんに借りた書を読んでいると、史進くんが部屋にやってきた。


www字、読めるの!?(  ゚ ▽ ゚ ;)www



郁里「ど、どうしたの?」



史進くんに突発的に抱きしめられて以来、初めてまともに二人きりで話す機会がなかった。

そのせいか、私は少し緊張してしまっていた。



史進「この前は・・・その・・・すまなかった」



強い意志を込めた瞳で言う。



(何を決心してここにきたの・・・?)



そう考えながら、史進くんに向かって問い返す。



郁里「この前って?」


wwwわかってるくせに、やな女だな~www


史進「その・・・突然、抱きしめてしまった」



恥ずかしそうに史進くんが言ったせいか、私はカッと頬を熱くする。



郁里「べっ・・・別に気にしてないよ・・・」


(うそだけど・・・)


wwwうそかいwww


史進「戦を控えた大事なときに、みだらなことを・・・」


wwwみだらって・・・www


郁里「みだらって・・・そんなことを言ったら、日常的にもっとすごいことしてる人たちがいるし・・・」

史進「・・・お前は、あれが日常でもいいのか」

郁里「えっ!?」


(す、好きな人となら・・・)



そう思いつつも、話がややこしくなりそうなので黙っておく。



史進「とにかく。これからは、時と場所を考えるようにする」

郁里「・・・へっ?」

史進「それだけだ」



そう言うと、史進くんはさっさと部屋を出て行く。



(・・・えー・・・それを言うためにわざわざ来たの?)



史進くんが言った言葉を反芻する。



(時と場合によっては・・・またああやって・・・抱きしめてくれるっていう意味?)



史進くんが部屋を出て行ったあとも、私はしばらくドキドキしていた。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




史進「郁里?」



史進くんに呼ばれ、ハッとする。



史進「どうかしたのか?」

郁里「う、ううん・・・」

史進「ならいいが。それで・・・ひとつ聞きたいことがある。郁里は・・・」




☆特別シナリオ終了☆




小さいけれど、はっきり史進くんの声が聞こえる。



(この声、好きだな・・・)



私を呼んでくれたその声に、ほんのりと幸せを感じる。



郁里「なに?」

史進「散歩は楽しかったか?」



1:それなりに

2:楽しかったよ←

3:ごめんね



郁里「楽しかったよ」



史進くんが嫌な気分になるかもしれない、と思ったけど、嘘をつくのは嫌だった。



史進「・・・そうか」



しかし意外にも、史進くんは柔らかい笑みを浮かべた。



史進「魯智深殿となら、きっとそうだろうと思った」

郁里「あの二人、特に魯智深さんは最初、少し変わった人だな、って思ってた・・・っていっても、梁山泊の人たちはみんなちょっと変わってるから、基準がわからないけど」

史進「ずいぶんな言われようだな」

郁里「あはは、ごめん。失礼だったかな。でも、魯智深さんは全然違う“変わった人"だったんだよね。なんていうか、筋の通らないことはしなさそう、というか」

史進「魯智深殿はもともと官だったんだ」

郁里「官・・・役人ってことね。じゃあ、最初からお坊さんというわけではないんだ?」

史進「己の信じた正義に忠実に生きている人だ。その正義に反する者を見ると、我慢できなくなり・・・」

郁里「それがきっかけで何かやらかしちゃったの?」


wwwやらかした、ってアンタwww


史進「まあ、ある人物を助けるために、悪漢を拳で三発ほど・・・。義憤が高じてはじめた喧嘩だったが、相手の打ちどころが悪く、殺してしまった」



魯智深さんの大きな手を思い出して、少しゾッとした。



史進「最初は自首しようとしたんだが、助けられた者たちが全員で彼をかばってな。彼らの気持ちも汲み取って、官憲からの追及を逃れるために出家したんだ」

郁里「へえ・・・複雑な人生だね」

史進「旅をしている最中にもよく悪人を懲らしめていた。俺もそこに偶然居合わせ、魯智深殿と共に凶賊たちを倒したことがある」



その時のことを思い出したのか、史進くんはクツクツと笑い声を漏らした。



史進「魯智深殿が仲間にした者たちは本当に良い男ばかりで、多くが梁山泊で活躍をしている」


(強くて、信頼されているんだ)



史進くんの話を聞いているだけでも、それはよくわかる。



史進「男気に溢れる人で・・・あの方に惚れない男はいないと思う」



そこでフッと史進くんは表情を曇らせた。



史進「男だけではないな。楊志殿はどんな女も魯智深殿に惚れる、と言っていた」


(確かに、魯智深さんはとても魅力的な人だと思う。でも・・・)



そんなことを考えていると、そっと繋いでいた手が離された。

そして、私からふいっと視線を外した。



史進「魯智深殿と一緒にいて楽しかったのなら、それはとても良いことだと思う。事実、郁里に寂しい思いや退屈な思いをさせているのは気になっていた」



忙しい中でありながら、私のことを気遣ってくれたのがうれしかった。

でも、そんな私の気持ちを伝え難いような・・・史進くんはそんな厳しい表情をしていた。



郁里「どうしたの?」



おそるおそる尋ねると、史進くんは私から視線を外し、ゆっくりと背を向けた。



史進「その・・・お前も・・・魯智深殿のような男がいいのか?」


wwwまったくタイプではありません!(・∀・)www



その声が尋ねる問いかけに、私は思わず、体をこわばらせた。

ズキン、と胸が痛んだ。



(でも、そんな質問をさせてしまったのは私のせいだ)


www自覚はあるんだwww



目の前の大きな背中。



郁里「ごめんね・・・」



そっと、その背中に私は頬をつけて体を預けた。



史進「・・・・・!」



史進くんの体がわずかに強張ったのがわかった。



郁里「心配かけて、ごめんなさい」

史進「い、いや・・・心配しすぎなのは・・・俺かもしれない・・・し、朱武にも言われたところだ・・・」

郁里「・・・ううん。史進くんが心配してくれるの、うれしいよ」



史進くんの熱い体に、私も次第に緊張が増してくる。



(でも、ちゃんと言わなくっちゃ)


郁里「魯智深さんは確かにすごい人だと思う。優しいし、強いし。魯智深さんが素晴らしい人だって言うのはよくわかるんだけど、でも、気持ちが昂ったりはしないの」

史進「昂る・・・?」

郁里「そう。体が熱くなったりとか、その人のことだけしか考えられなくなったり、その人のためにだったらなんでもする!って思ったり・・・」



一気にそう言うと、わずかに私たちの間には沈黙が流れた。



史進「郁里には・・・心が昂る相手はいるのか?誰といたら、心が昂るんだ?」



史進くんの問いかけに、私はひとつ深呼吸をした。

少し緊張して、呼吸を整えていると・・・。



史進「俺は・・・」



史進くんの手が、私の手の上に重ねられた。



史進「・・・俺はな、郁里・・・」



史進くんがそう言って振り返ろうとした・・・が。



???「頭!ここにいたか!」



突然、響いた声に私と史進くんはパッと体を離す。



史進「どっ・・・なっ・・・見てたかっ!?」

陳達「ああっ!?何をこの非常時に・・・あっ・・・」



陳達さんは私の顔を見て、しまった、という顔をした。

私はあわてて目を逸らす。



史進「な・・・なんだ、はやく言え」

陳達「いや、それが・・・さっき、傷だらけの村人が塞に来て・・・」



史進くんの顔つきが突然厳しくなった。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




陳達さんの報告を聞いて急いで塞へ戻ると・・・。



史進「どういうことだ」

朱武「この村人たちが、山賊に襲われた、と言ってきてね・・・」



数人の村人たちが怯えた目で史進くんを見上げた。

それぞれがどこかしらに怪我を負っている。



史進「陳達、間者の可能性は」

陳達「すでに確認はとったぜ。少華山に兵として入っている村の者が、数名いたからな。全員、昔ながらの顔見知りだそうだ」

史進「・・・そうか」



陳達さんの言葉に頷いてから、史進くんが村の人たちを見る。



史進「山賊が襲ってきたというのは本当か?」

村人「へえ、急に襲ってきやがって、女や金目のもの、食料を略奪・・・今も居座っているんですわ」

史進「その中から抜け出してきたのか」

村人「へえ」

史進「そうか、お前が無事でよかった。まずは少華山で手当てを受けていくといい」

村人「オラより、どうか村を・・・!」

史進「ああ、もちろんだ。わかっている」



兵たちに支えられるようにして、村人たちが医療所へと向かう。



郁里「大丈夫かな・・・」

朱武「血が多く見えるから、驚いただろうけど、傷自体は大したことないのさ・・・傷はね・・・」

郁里「?」

朱武「村人たちの話を統合すると、少華山の周囲にある五つの村が、それぞれほぼ同時に襲われたみたいだ」

陳達「どうする?」

史進「ん?助けるのか、否か、ということか?」

陳達「ばか言うなよ頭ぁ。どうせアンタぁ、助けに行くんだろ」

史進「む」

陳達「俺が聞いているのは、方法だよ」
朱武「さしあたり、少華山に兵を残すかどうか。それが問題だねぇ」



その場にいる全員が、史進くんの指示をあおいでいる。



(どうするの・・・史進くん!)




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




春休みのせいか、チャリのガキンチョがうろちょろしててうっとおしいです。


車の前に飛び出してくるんじゃない!


これだから子供にチャリは買いたくないんだよね~