こんばんは!
今日はあちこちの電器屋さんに、パソコンを見に行っていたまなみんです!!
やっぱ増税前に駆け込み購入すべきか・・・悩み中です。
なんか、最近夜眠くってレポがはかどっておりません(笑)
それでは、いつもどおりのネタバレです!
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
林冲さんはにっこりと笑みを浮かべて史進くんに問いかける。
林冲「それとも、オレがいると困る理由でもあるわけ?」
史進「っ・・・それは・・・」
史進くんは言葉を詰まらせたあと、苦々しい表情を浮かべた。
史進「・・・特にない」
林冲「じゃあ、そういうわけでよろしくね、郁里ちゃん」
郁里「・・・はい!」
史進「郁里はいいのか、林冲が一緒でも」
1:もちろん
2:そんなに嫌?
3:二人になりたかった?←
郁里「二人になりたかった?」
ちょっとからかうように聞いてみた。
林冲さんもいるし、変なことは言わないだろうと思ったのだが・・・。
史進「・・・悪いか」
郁里「えっ?」
史進「二人になりたいと思うのは、悪いことか?」
wwwさすが天然男子www
郁里「・・・そ、そんなことはないけど・・・」
史進「ならいいではないか!」
www逆ギレwww
史進くんは少しムスッとした様子で馬を進め始めた。
(いろんな意味で・・・にぎやかな旅になりそう・・・かな)
林冲「郁里ちゃんは少華山は初めてだよね」
林冲さんが馬を並べて話しかけてくれる。
郁里「はい、梁山泊以外の山に行けるとは思っていなかったので、ちょっと楽しみです。戦の準備だって言うのに、こんなこと言ったら不謹慎かもしれないけど・・・」
林冲「そんなことはないよ。見聞は百の書物にも勝るって言うからね」
郁里「ええ、この辺りは綺麗な花が多いですよね」
林冲「そうそう・・・この先に行くとね、もっと・・・」
そんなふうに林冲さんと会話を弾ませていると・・・。
史進「郁里」
後ろから史進くんの声が降ってくる。
郁里「なに?」
少しだけ首をひねると、妙に真剣な表情の史進くんと目が合った。
史進「俺の馬に乗っていると話しづらいだろう。どうせなら林冲の馬に乗せてもらうか」
郁里「え・・・」
それだけ言うと、ふいっと視線をそらされた。
(これは・・・もしかしなくても・・・や・・・やきもち・・・かな・・・)
wwwだね( ̄∀ ̄)www
ムスッとした史進くんの表情は、さきほどよりもずっと不機嫌であることを表していた。
(でも、せっかく三人でいるんだから、もっと仲良く過ごしたいな)
郁里「あの、史進く・・・」
林冲「郁里ちゃん」
史進くんにちょっぴり反論しようとした私の言葉を林冲さんが遮る。
林冲「・・・・・・」
林冲さんの方を見ると、笑顔で首を横に振った。
(何も言うなってこと?)
まあまあ、郁里ちゃんも落ち着いて。
林冲さんにそう言われている気がした。
郁里「・・・・・・」
そんな林冲さんに向かって私は小さく頷く。
史進「・・・くっ・・・もういいっ」
郁里「えっ、ちょっと、史進くん!」
言いながら史進くんは馬の速度を速める。
史進「林冲の馬に乗るほうが、お前にとって幸せなら・・・それでも・・・」
そう言いつつも、史進くんの馬はどんどんスピードが速くなっていく。
林冲「史進ー!言ってることとやってることがちぐはぐだけどー!」
wwwめっちゃ笑顔www
史進「・・・うるさいっ!」
林冲さんの声を後ろに聞きながら馬は進んでいく。
(こんな状態で・・・大丈夫なのかなあ)
これからの旅路にほんの少しの不安とウキウキが入り混じるのだった。
☆特別シナリオ発生!☆
梁山泊を出て数日が経った。
今日はこの旅初めての野宿だった。
史進「野宿は怖くないのか?」
寝る段になり、史進くんがふと思いだしたように言った。
郁里「え?」
史進「野宿に慣れていないなら、森の中で眠るのは怖いのではないのか」
郁里「・・・そう言えば、全然怖くないな」
先ほどまでは林冲さんも起きていて、三人でワイワイと盛り上がってたからかもしれない。
史進「そうか、ならいいが・・・」
そう言うと、史進くんは布を持って立ち上がった。
郁里「あれ、どこに行くの?」
史進「寝に行くだけだ」
郁里「え・・・っ」
史進くんの言葉に私は思わず驚きの声を発する。
郁里「史進くん、ここで寝るんじゃないの!?」
史進「な・・・っ」
あっという間に史進くんの顔が赤くなる。
史進「お前と一緒に寝たりでもしたら、明日の朝、林冲になんと言われるか・・・」
郁里「それはそうだけど・・・」
途端に先ほどまでは全く感じていなかった恐怖がこみ上げてくる。
史進「な・・・なぜ、そんなに不安そうな顔を急にするんだっ?」
wwwwwwww
郁里「さすがに、一人で寝るのは怖いな、と思って」
史進「しかし・・・」
(でも、史進くんが言うことももっともだし、無理を言ったらいけないよね)
郁里「ごめんね史進くん、変なこと言って。林冲さんのところで寝てくれていい・・・」
でも、史進くんは私の言葉を無視するようにして、隣に寝転がった。
郁里「史進くん?」
史進「怖いと言っているのに、放っておくわけにもいかないだろう」
郁里「いいの?」
史進「嫌なのか?」
問いかけで返され、私は慌てて首を横に振る。
史進「さっさと寝ろ。明日も早いんだから」
郁里「うん!」
触れ合うか触れ合わないかの距離で横になる。
(なんだかあったかい・・・)
そんな私たちの話を、寝たフリをしながら林冲さんが聞いているとも知らず・・・私はほんのり幸せに浸るのだった。
☆特別シナリオ終了☆
少華山への旅路はのんびりとしたものだった。
ときどき林冲さんと史進くんのやりとりに笑いをこぼしつつ、進んでいく。
その道中に、ぽつんと現れる小さな集落に寝泊りをしながら、ゆっくりと旅をつづけた・・・。
そして、またひとつの村に到着した。
史進「ここまで来ると、少華山ももう目と鼻の先だな」
史進くんが少し感慨深げに言った。
そして・・・。
村人1「おお、これは史進さま!」
私たちの姿を確認するなり、村の人たちが飛んできた。
史進「今夜、一晩泊まらせてくれる宿を探しているのだが・・・」
村人1「それでしたら、ぜひ長老の家に」
史進「感謝する」
どの村に行っても、みんな笑顔で迎えてくれる。
それには理由があった。
村人2「陳達さまたちには大変お世話になって・・・近頃、また湧き出ていた盗賊たちを追い払ってくださって」
史進「村の者には日頃から世話になっている。たやすい用だ」
どうも、陳達さんたちが少華山に変える道々で、盗賊や山賊など排除しているらしい。
村人1「史進さまたちが通るであろうこともお聞きしていました。村のみなも首を長くして待っていたのですよ」
馬から降りた私たちを村の人たちが案内してくれる。
史進「朱武たちは、首尾よく進んだようだな」
林冲「ここまでの道中で一度も剣を抜かずに済んだのは、彼らのお手柄か」
おかげで私たちはとても安全に旅することができた。
郁里「・・・・・・」
史進「郁里、疲れたか?」
郁里「あ、ううん、大丈夫・・・」
(安全だったのはいいんだけど、少し気が重いこともあるんだよね・・・)
泊めてもらえるお家の前まで来て、私たちは小さくため息をついた。
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
家の中に通されてすぐ・・・。
村の女1「失礼します!」
(きた・・・!)
村の女性たちがどやどやと入ってきたのを見て、私は小さくため息をついた。
村の女1「史進さまたちが来られていると・・・」
史進「ああ、世話になる」
村の女2「来ていただくのはとってもうれしいんですけど・・・」
女性たちの目が私の方へと向く。
村の女2「この方ですか、朱武様の想い人というのは・・・!」
郁里「違います」
www即答www
女性たちが言い終える前にきっぱりと言う。
村の女2「朱武さまが・・・っ、最近、興味のある女がいるから、と、村の女たちには見向きもせず・・・」
うわー!!めんっっどくせー!!!めっちゃ嫌いなタイプの女だぁー!!!
郁里「はあ・・・」
村の女2「少華山には女性はいないはず。ということは、やっぱりあなたが・・・」
村の女1「あの方にそんな女性がいると思うだけで・・・」
www勝手に苦しんでろよwww
よよよ、と泣き始める女性たちに私は深いため息をつく。
なにせ、行く先々で毎回、このような事態になっているので、さすがに辟易していた。
林冲「大変だねぇ、郁里ちゃんも」
苦笑まじりに林冲さんが言う。
郁里「朱武さんが何を言ったか知りませんが、私は朱武さんの想い人ではありません」
村の女1「でも・・・」
郁里「朱武さんはもっと色っぽい女性が好きだと思いますよ。・・・たとえば、あなたたちのように」
これはここに来るまでに学んだ切り返しだった。
村の女2「あ・・・それは確かに・・・こんな細っこい女に、朱武さまが惹かれるとは思えないねぇ・・・」
郁里「・・・・・・」
村の女1「朱武さまがそばに置かれる女は、たいてい村一番の美貌の持ち主だったし」
(とっっても失礼な話ですが!・・・でもこれが一番効き目があるというのが悲しい・・・)
wwwそいつら殴ってもいいよ(・∀・)www
村の女2「・・・ごめんなさいね、疑ったりして」
郁里「いえ・・・」
村の女1「あの、それでしたら、これを朱武様に渡していただけないかしら?」
村の女2「あ、あたしも・・・」
wwwお断りだwww
女性たちは手紙や贈り物を置いて、そそくさと家を出て行く。
これもどこの村でも見られた光景だ。
林冲「朱武は下手をすると、盗賊たちよりもタチが悪いかもねぇ」
郁里「確かに・・・」
林冲さんの言葉に頷いたときだった。
史進「全く、見る目がない奴ばかりだな」
史進くんがため息混じりに言った。
史進「郁里以上に良い女はここまでで見てこなかったが、皆、己をしっかりと見直したことがあるのだろうか」
www天然爆弾www
郁里「・・・・・っ!」
深刻そうな表情で言う史進くんに、顔がかあっと熱くなる。
史進「郁里の魅力を分かってもいないのに、あのような言い方・・・理解に苦しむ」
林冲「・・・ぷっ」
林冲さんはあわてて私たちに背を向けたけど、肩は小刻みに震えていて、笑いをこらえているのがよくわかった。
史進「そもそも、郁里の良いところは・・・」
郁里「史進くん・・・」
史進「なんだ?」
郁里「あの、恥ずかしいので、もう、結構です・・・」
史進「・・・・・!俺は今、声に出して言っていたか!?」
ぎゃはははは!о(ж>▽<)y ☆そうきたか!
郁里「・・・・・・」
林冲さんがたまりかねたように噴き出した。
林冲「あっははははははっ!」
史進「お、思っていたことが口に出てしまったようだ・・・気にするな」
気にするわ!!!ヘ(゚∀゚*)ノ
郁里「う、うん・・・」
林冲「くっくっ・・・腹・・・痛・・・」
林冲さんは笑いすぎて涙ぐんでいる。
史進「にしても・・・またずいぶんと手紙を預けられたものだな」
捨ててもいい?(・∀・)
郁里「そ、そうだね」
顔を赤くしたまま話題を変えるようにして、村の女性たちが置いていった手紙を史進くんが手に取る。
史進「全部、朱武宛て・・・」
郁里「あ、ううん。楊春さん宛てもあるよ」
林冲「おっ、これも楊春宛てだ」
ようやく笑いが収まったらし林冲さんも話に加わる。
林冲「へえ・・・意外。楊春への手紙も多いんだね」
史進「朱武は分かるが・・・なぜ楊春なんだ?」
林冲「さあ・・・」
郁里「うーん、でもなんだか分かる気がするな」
私の言葉にますます二人は首を傾げる。
郁里「楊春さんは何事にも動じない強さみたいなものがあって、そういうのもひとつの魅力だと思うけど」
林冲「ちょ・・・っ、郁里ちゃん」
林冲さんが驚いたように私の言葉を遮る。
それから、史進くんのほうをちらりと見た。
史進「まあ、確かに。楊春はいい奴ではあるが」
何事もなく返事をする史進くんの言葉に、林冲さんは目を丸くした。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
やっぱ史進外伝は楽しいな~
ますます天然っぷりに磨きがかかってるようなwww
とりあえず、村の女どもはぶっ飛ばしたいですが!