【一〇八恋星☆水滸伝】短命二郎・阮小五ルート 第八章 第十一話~第十五話(特別シナリオつき) | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

こんばんは!



すでに半分寝ております、まなみんです!!



年を取ると、ほんと夜更かしが出来なくなりますよね~←誰に同意を求めているんだ



では、阮小五レポです。


イベントはまだ手探りの状態で~す。


ネタバレ!!




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○




私たち・・・阮小五くんと扈三娘さんと私の三人が大広間についた時には、もうみんなが集まっていた。



呉用「遅いぞ」

阮小五「申し訳ありません」

郁里「すみません」

扈三娘「・・・悪かったね」


www三者三様www


呉用「では、只今より、軍議を始める。まずは李俊、報告を」

李俊「承知」



呉用さんに言われて、李俊さんが立ち上がった。



李俊「先日、曾家が不穏な動きをしているという情報が入ったってことで、偵察に行ってきたんだが、どうやら奴らは、すでに梁山泊を攻める準備を整え終えている模様」



李俊さんの報告にみんながどよめいた。

でも、阮小五くんは顔色ひとつ変えずに、その話をじっと聞いている。



李俊「しかも、曾家は水軍を強化している。乗り込む気満々だ」

李逵「返り討ちにしてやろうぜい」

林冲「そうだな。ここに攻めてくることがわかっていれば、こちらも攻撃しやすい。オレの隊と史進の隊で先手を取れば、行ける」

呉用「守りはどうする。二つの隊が出れば、手薄になるぞ」

李俊「何だよ、信用ねえなあ。俺たち水軍は、そんなに頼りねえか?」

呉用「そんなことを言っているのではない。私はただ・・・」

李俊「それは信頼してねえって言うんだよ。ここは俺のシマだ。やられるわけがねえ。なあ、阮小五」

阮小五「え?あ・・・は、はい」



阮小五くんがはっきりとそう頷いた。

でも、私には、その後、一瞬だけ目を伏せたようにも見えた。



呉用「そうか。では頼んだぞ、李俊、阮小五」

李俊「任せとけ」

阮小五「・・・・・・」

呉用「では今日の軍議はこれまで。各自、いつ戦が始まってもいいよう、備えておけ」



それぞれが大広間から出て行くというのに、阮小五くんは、厳しい表情のまま動こうとしなかった。



郁里「阮小五くん」

阮小五「・・・・・・」

郁里「阮小五くんっ」

阮小五「あ・・・すみません。なんでしょう?」

郁里「・・・戦争になるの?」

阮小五「ええ。今度ばかりは避けられません。・・・すみません」



阮小五くんが辛そうな顔をして謝った。


www何故謝るのかwww



郁里「阮小五くん・・・」



1:わかってるよ←

2:どうして?

3:謝らないで



郁里「わかってるよ。私だって、すぐに全てが変わるとは思っていない。ただ、阮小五くんが、そう考えてくれたことが、嬉しい」

阮小五「郁里さん・・・ありがとう。あなたにそう言ってもらえると、救われます」

郁里「阮小五くん、行こうか」

阮小五「・・・ええ」



阮小五くんの背中を押し、大広間を出ようとすると。



扈三娘「・・・・・・」


(扈三娘さん?なんだか、こっちを睨んでいるみたいだけど、どうしたんだろう?)



私は、扈三娘さんの視線が気になりながらも、阮小五くんと大広間をあとにした。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




【阮小五から見た景色】




軍議からの帰り、僕はずっと戦のことを考えていた。



(戦をすれば郁里さんが悲しむ。そしてまた、憎しみの連鎖が続く。だからといって、戦をしないわけにはいかない。しかも、僕が描いた地図を敵が持っているのだから、自陣での戦いとはいえ、不利なのは梁山泊なのだから)


郁里「阮小五くん?」



郁里さんが心配そうな顔をして僕を見ていた。



(ダメだ。僕がこんな顔をしていたら・・・彼女を不安にさせてしまう)



僕は意識して郁里さんに微笑みかけた。



阮小五「郁里さん、すみませんが先に戻ってくれませんか?僕は・・・その・・・親分にちょっと話があるので」

郁里「李俊さんに、話?」



まるで僕の嘘を見抜いているような目に、つい視線をそらしたくなる。



(どうしよう、何か気づかれただろうか・・・)


wwwバレバレだからねwww



すると、郁里さんが先に視線を落とし、こくりとひとつ頷いた。



郁里「わかった。それじゃ、先に戻っているね」




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




☆特別シナリオ発生!☆




親分と話がある。

そう嘘を吐いて、郁里さんには先に部屋に戻ってもらうことにした。



(きっとあなたは・・・気づいてますよね。気づいていて、そうやって気づかないふりをしてくれる。そんな女性に出会ったのは・・・初めてですよ)


郁里「阮小五くん?」



ぼーっとしていた僕を、郁里さんが不安そうな顔で見つめていた。



阮小五「そうだ、郁里さん。戦が始まる前に、なにか美味しいものを食べませんか?」

郁里「え?」

阮小五「うん。なにかこう・・・力がつくような、とても美味しいものが食べたいですね」

郁里「あ、それいいね。でも・・・阮小五くんはなにが食べたいの?」

阮小五「郁里さんの食べたいものを用意しますよ。それで、その時は・・・僕の話を、聞いてくれますか?」

郁里「うん。もちろんだよ」



郁里さんが優しく微笑んでくれる。

まるであの光のように、凛として、柔らかくて、穏やかで・・・思わず触れたくなるような・・・。



(今はまだ、だめなんだ・・・今はまだ・・・)


郁里「それじゃ、私は部屋に戻ってるね。阮小五くんも早くいかないと、李俊さん待たせちゃうよ」

阮小五「あの・・・郁里さん・・・すみません」



いきなり謝ってしまった僕に、郁里さんは一瞬驚いた顔を見せてから、おどけたように肩をすくめた。



郁里「何のこと?」

阮小五「・・・・・・」

郁里「それじゃ、ご飯の話、忘れないでね。私・・・待ってるから」

阮小五「・・・はい」



郁里さんは笑顔で僕に手を振り、去っていった。



阮小五「待ってる・・・から、か」



僕は去っていく郁里さんの背中を見つめながら、ため息を吐いた。



(もうこれ以上、あなたを待たせることはできない。早く、決着をつけなければ・・・)




☆特別シナリオ終了☆




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【阮小五から見た景色】




『先に戻っているね』



そう言って微笑みながら去っていく郁里さんの背中は、何だかとても寂しそうで、僕の胸が苦しくなる。



(すみません、郁里さん。でも・・・正直、僕はどうしていいかわからないんです。どうしたら、この梁山泊を守れるのか。どうしたら、あなたを悲しませずに済むのか・・・)



ため息を吐いて、どこへともなく歩き出したときだった。



???「なにさ、辛気臭い顔して。今から戦の準備をする男の顔とは思えないね」



呆れたような声がして振り返ると、案の定、扈三娘さんが立っていた。



扈三娘「・・・・・・」

阮小五「すみません。元々こんな顔なんです。・・・失礼します」



関わるのは面倒だと思い、軽く会釈をしてその場から去ろうとした。

すると・・・。



扈三娘「アンタ、これから命のやり取りをしようって大事なときに、余計なことを考えてるんじゃないだろうね?」

阮小五「余計なこと?」



その言葉が、僕の胸の奥をザラリとなでた。



阮小五「どういう意味ですか?」

扈三娘「はっきり言わないとわかんないのかい?アンタ、曾家を全滅させれば、またアタシみたいな人間を生むって思ってるんだろう?」

阮小五「!?」



驚く僕の頬を、扈三娘さんがペチペチと軽く叩いた。



扈三娘「一晩飲み明かした仲じゃないか。それくらいわかるさ」



扈三娘さんがにやりと微笑んだ。



(・・・敵わない。本当にこの人には敵わない。でも・・・)



僕は、頬に触れていた扈三娘さんの手をそっと払った。



阮小五「扈三娘さんの言うとおりです。でも、僕が考えているのはそれだけじゃない」

扈三娘「・・・・・ほお」

阮小五「郁里さんは、憎しみは憎しみを産む。連鎖する。そう言った。恨みを恨みで上塗りしていたら、永遠に戦は終わらないって」

扈三娘「言ってたね。でもそれは理想論だ」

阮小五「僕もそう思っていた。でも・・・思い出したんです」

扈三娘「・・・・・・」

阮小五「あなたは・・・扈三娘さんは憎しみの鎖を断ち切った。僕たちを、家族を皆殺しにした梁山泊を許したことで!そう、憎しみの連鎖は断ち切ることができる。扈三娘さんが何よりの証拠だ」

扈三娘「・・・・・・」

阮小五「あなたは僕たちを許した。家族を皆殺しにした梁山泊を」

扈三娘「アンタ、一つ勘違いしてるよ」

阮小五「勘違い?」

扈三娘「アンタたちがウチらを潰さなかったら、ウチらがアンタたちを潰してた。そうだろう?」

阮小五「・・・殺らなければ、殺られる・・・」

扈三娘「そうさ。それをいちいち気にとめていたら、命がいくつあっても足りないよ」

阮小五「・・・しかし」

扈三娘「それにね。確かに今回の戦は、晁蓋様の仇討ちになる。でもね、仕掛けてくるのは曾家なんだ。アタシたちは・・・」

阮小五「降りかかった火の粉を払うだけ。悪いのは、晁蓋様を殺し、なおもまだ梁山泊を攻めようとする曾家だ」

扈三娘「よくわかってるじゃないか。それなのに、何をそんなに悩んでんだい?」

阮小五「・・・・・・」



僕は、答えられなかった。

答えられずに、ただ扈三娘さんから目をそらす。

すると・・・。



扈三娘「あーっ、まったくイライラするヤツだね、アンタはっ!」

阮小五「えっ!?」



扈三娘さんは、いきなり僕の胸倉を掴むと、そのまま壁に押し付けた。

そして・・・。



ガンッ!



阮小五「っっっっ!」



額に激痛が走り、目の前に星が飛んだ。


www一歩間違えれば大惨事www



阮小五「な、何をする・・・」

扈三娘「目が覚めたかい?」



気づけば、すぐ目の前に扈三娘さんの顔があった。

彼女は、僕を囲うように壁に両手をつき、額をぴたりとくっつけたまま睨みつけている。



(この人、僕に頭突きを・・・!?いったい何を考えてる・・・いや、なんて人なんだ)



呆れて物も言えない僕を、扈三娘さんが睨み続ける。



扈三娘「戦は始まるんだ。いつまでもウジウジしてないで、腹をくくりな!」




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ここのところ、つっこみどころが少なくて寂しいですwww