こんにちは!
あやうく昼寝の子供といっしょに寝落ちるところだったまなみんです!!
冬のフトンはあかんわ~www
さて、石神さんのエピローグです♪
なんせ本編クリアに半年もかかったので、感激もひとしおですヘ(゚∀゚*)ノ
いつもどおり、ネタバレ・ツッコミでいきます~
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
抜けるような青空が広がる暑い日。
私はいつものように入院中の石神さんのお見舞いに訪れていた。
wwwヘンな日本語www
ナースセンターの前を通り石神さんの病室の前まで来ると、扉の向こうから明るい声が聞こえてくる。
亜弥子「黒澤さんに後藤さん!お久しぶりです」
後藤「久しぶりだな、亜弥子」
黒澤「元気にしてましたか?」
亜弥子「はい。おかげさまで」
後藤「それはよかった」
黒澤さんは何かに気づいたように、さっと腰を浮かせた。
黒澤「おっと、オレたちお邪魔ですかね」
後藤「だな。石神さん、オレたちはこれで失礼します」
後藤さんも立ち上がった。
www他人のルートでは察しのいい男・ごっとんwww
亜弥子「え?ま、待ってください。せっかく来てくれたんですから、ゆっくりしていってください」
黒澤「えー?でも~そうしたいのはやまやまなんですけど・・・ほら、可愛い恋人との甘い時間を邪魔したら、石神さんに怒られちゃうかなって」
黒澤さんはそう言いながらチラチラと石神さんに視線を送る。
後藤「俺たちも無粋な真似はしたくないからな」
黒澤「ねぇ・・・」
二人はじっと石神さんを見つめた。
(・・・もしかして、面白がってる?)
www間違いなくねwww
石神「・・・ゆっくりしていけ」
石神さんは渋い顔で答えた。
黒澤「本当ですか!?じゃあ、お言葉に甘えて!」
黒澤さんはニコニコして腰を下ろした。
wwwお前が座るんかいwww
私は二人に改めて向き合うと、深く頭を下げる。
亜弥子「先日は危ないところを助けに来ていただいて、本当にありがとうございました。あの時はバタバタしてて、ちゃんとお礼が出来なかったので」
後藤「気にするな。アンタも怖かっただろ」
亜弥子「私はもう大丈夫ですよ」
私は笑顔で答えた。
黒澤「へへへ。この笑顔のために頑張りましたよね」
後藤「ああ」
黒澤「正直、石神さんが羨ましいっす」
後藤「・・・ああ」
後藤さんたちはニヤニヤしながら石神さんを見る。
石神「・・・・・」
黒澤「まさか石神さんが体を張って亜弥子さんを守るなんてね」
後藤「近くで見ていたが、映画みたいだった」
黒澤「うわ~!オレも近くでじっくり見たかったなぁ・・・全米が泣いたとか噂の石神さんの・・・」
wwwなんだ、全米ってwww
石神「ゴホン」
石神さんの咳払いで、後藤さんと黒澤さんの会話がぴたりと止まる。
石神「ところでお前たち、仕事はどうしたんだ?」
黒澤「牧瀬に押し付けてきました」
石神「そんなことで後輩に示しがつくのか?」
石神さんの鋭い視線に、黒澤さんはびくりとする。
黒澤「その刺すような視線、久しぶりだからめちゃくちゃ怖い・・・」
後藤「ああ・・・」
黒澤「でも、懐かしいような・・・やっと石神さんが帰ってきてくれたんだなって思っちゃいます。うっ石神さん、生きてて良かった・・・!」
wwwある意味、ドMwww
石神「そこで感傷に浸るな」
黒澤「すみません!調子に乗りすぎましたね!」
後藤「戻ります」
黒澤「じゃ、亜弥子さん、また今度」
亜弥子「あ、はい。ありがとうございました」
後藤さんと黒澤さんは足早に病室を出て行った。
石神「まったく・・・」
賑やかだった病室は急にシンとなる。
私と石神さんは先日お互いの気持ちを伝え、晴れて恋人同士となった。
でも、まだお互いどう接したらいいのかわからないでいる。
だけど二人でいるときのこの沈黙は気詰まりではなく、ただ石神さんのそばにいることが私には心地いい。
亜弥子「今日は・・・」
A:いい天気ですね
B:何をしてました?←
亜弥子「後藤さんたちが来る前は何をしてたんですか?」
石神「リハビリをしてから、外を散歩しました。天気が良かったので」
亜弥子「リハビリって何をするんですか?」
石神「寝てばかりだと体が鈍るので、リハビリセンターで軽い筋トレをしています」
www石神さんが筋トレwww
亜弥子「良かった。順調に回復してるんですね」
石神「ええ。退院したら、すぐに現場復帰するつもりです」
亜弥子「実は来週、演劇部の舞台があるんです」
石神「ああ。亜弥子さんは大学で演劇をしていましたね。どういった劇なんですか?」
亜弥子「笑いあり、涙ありのスペクタクルエンターテイメントラブロマンスです」
www出たwww
石神「亜弥子さんの役どころは?」
亜弥子「私はとある国の王女なんです。お忍びで外国に遊びに来ているという設定の」
wwwどっかで聞いたことのあるようなwww
石神「王女・・・貴女にぴったりですね。日程が合えば是非行かせていただきます」
亜弥子「やった!石神さんが来てくれるなら、もっともっと頑張って練習しますね」
石神「私も頑張らないといけませんね」
石神さんは柔らかく微笑むと、そっと私の手を握った。
石神「それに・・・退院したらまず、総理にご報告に行かないと」
亜弥子「石神さん・・・」
(私とのこと、真剣に考えてくれてるんだ・・・)
亜弥子「はい!」
私が笑顔で答えると、石神さんも微笑み返してくれた。
窓の外からは小鳥の軽快な鳴き声が聞こえてくる。
穏やかな雰囲気が心地良かった。
亜弥子「退院したら食べたいもの、ありますか?」
石神「亜弥子さんの手料理と・・・その・・・何か甘いものが食べたいですね。病院では糖分の摂取はかなり制限されていますので」
少し照れたように石神さんが告げる。
その様子がとても愛おしい。
亜弥子「わかりました・・・とびっきり美味しい料理作りますね。甘いものも、一緒に食べに行きましょう」
石神さんの手をぎゅっと握り返した。
ガラリ
石神「・・・・・!」
突然開け放たれたドアに、石神さんと私は身を強張らせる。
振り返ると、桂木班のメンバーだった。
昴「見舞いに来てやったぜ」
wwwお坊ちゃまはこっちでもノックなしかwww
海司「あ、個室だ。テレビに冷蔵庫・・・あれ?これオレの部屋より快適なんじゃねえの?」
wwwどんな部屋に住んでんだ、海司www
瑞貴「亜弥子さん、お見舞い持って来ましたよ」
瑞貴さんは果物の入ったバスケットをサイドテーブルに置いた。
瑞貴「リンゴはウサギさんに切ってくださいね」
石神「お前たち・・・」
呆然とする石神さんがやっと放った一言は、誰の耳にも入っていないらしい。
それまでの穏やかな空気が一転して、病室は騒がしくなった。
そら「ぎゃー!スパイ石神が亜弥子ちゃんの手を!」
瑞貴「見過ごせませんね」
そら「病室で何考えてんのっ!?いやらしい!」
そらさんは石神さんの手をぺちぺちと叩きながら、繋いでいた手を引き離した。
なにすんのよっ(#`ε´#)
亜弥子「いやらしいって・・・」
石神「いきなりやってきて何なんだ、お前たち」
そら「ふう。危ないところだった。もう少し来るのが遅かったら、どうなってたことか・・・想像するだけで恐ろしいぜ」
瑞貴「そらさん、僕たちだけでも亜弥子さんを守り抜きましょう」
そら「そうだな!」
そらさんと瑞貴さんは腕と腕をがっと交差させ、何かを誓い合っている。
亜弥子「えっと・・・」
石神「・・・小芝居はよそでやってくれないか」
バタバタバタバタ・・・ガラッ
桂木「お前たち!病室で何を騒いでるんだ!!廊下の先まで聞こえたぞ!」
www班長もノックなしwww
桂木さんの一喝で、みんな一瞬で黙り込んだ。
すると、桂木さんの後を追いかけるようにして看護士のおばさんが病室に入ってきた。
wwwおばさんって失礼だな、おいwww
看護士「ちょっとあなた!」
桂木「え?」
看護士「ここは病室ですよ。何を騒いでるんですか」
桂木「はい。それを今注意していました」
看護士「注意?」
桂木「ええ。私の部下が騒がしくしたものですから」
看護士のおばさんは病室内をぐるりと見回す。
wwwまたおばさん言うた。「看護士さん」でええやんwww
桂木班の皆は一斉に下を向き押し黙っている。
看護士「貴方以外はみんな静かなもんじゃないの」
桂木「いや、今はそうですが」
看護士「言い訳しないの!」
看護士のおばさんはピシッと桂木さんを叱りつけた。
看護士「ナースセンターの前を貴方が大きな体で走り抜けたのはしっかり見たんですからね!怒鳴り声も大きかったし・・・全く、どういう神経をしてるんですか」
桂木「・・・・・!」
www大きい体とかwww
看護士さんに怒られ、桂木さんはみるみる小さくなっていく。
桂木「申し訳ありません・・・」
その新鮮な姿に、誰もが下を向いたまま口に手を当て肩を震わせている。
ここで笑うと、看護士のおばさんの矛先がこちらにも向かってきてしまう。
(笑っちゃいけないと思うと、余計につらい・・・)
海司「くっ・・・ぐふっ」
昴「おい、耐えろよ」
桂木「・・・本当に申し訳ありませんでした」
看護士「今度うるさい声が聞こえたら、帰ってもらいますからね。本当にもう・・・最近の若い人はなってないんだから」
ぷりぷりしながら、看護士のおばさんは帰っていった。
私は深く息を吐き出した。
海司「もう限界!」
海司は真っ赤な顔で腹を抱えて笑いだした。
昴「おい、どんどん海司の顔が赤くなるから、こっちまで笑うところだったじゃねぇか」
瑞貴「はぁ。ずっと息止めてたから倒れるかと思いました」
そら「ヤバイ!腹筋がおかしくなりそう・・・病院に行かないと」
桂木「お前たちの薄情さはよーくわかったよ」
昴「実際、ボリュームが大きかったのは桂木さんですよ」
瑞貴「最悪のタイミングでしたよね」
海司はさっきのことを思い出したのか、また笑い出した。
亜弥子「海司、さっきから笑いすぎだよ」
石神「全く、お祭りメンバーは本当に騒がしいですね」
桂木班のみんなのやりとりに、石神さんがくすりと笑った。
そら「うわっ!あの、スパイ石神が笑ってる」
瑞貴「ほんとだ・・・しかもいつものニヤリじゃない」
昴「怒られる桂木さんに、笑う石神・・・これは何かの前兆じゃないか?」
そら「きっと薬の副作用か何かでおかしくなっちゃったんだ・・・」
冷やかされ、石神さんの笑顔はどんどん凍りつき無表情になっていく。
亜弥子「もう!あんまり石神さんをからかわないでください」
そら「・・・!!亜弥子ちゃんが、亜弥子ちゃんが・・・公安に寝返ったー!」
瑞貴「桂木班の亜弥子さんだったのに・・・」
wwwそんな瞬間は一度だって無かったがなwww
そら「そうだそうだ!オレたちの亜弥子ちゃんがスパイの彼女になっちゃうなんて」
瑞貴「やっぱり女の人って、危険な匂いのする男に弱いんですかね」
そら「俺たちだって、結構危険だよ?亜弥子ちゃん!俺らと公安、どっちが危険かはっきりしてよ」
www危険違いwww
A:SPの方が危険
B:公安の方が危険←
亜弥子「公安の方が、危険な任務もあると思いますけど」
そら「裏で何してるかわからない公安め・・・」
瑞貴「ミステリアスの差ですか・・・」
昴「どっちにしたって、お前たちに勝ち目はねぇよ」
wwwお前にもな(σ・∀・)σwww
そら「ひどい!昴さんだって、負けちゃってるくせに!」
昴「あ?オレがいつ誰に何で負けた?」
www何月何日何時何分何秒地球が何回回ったとき~、と同じレベルだなwww
昴さんとそらさんに、ピリッとした空気が流れる。
亜弥子「あ、あの!リンゴ、食べます?良ければ剥きますけど」
瑞貴「はい。ウサギさんにしてください」
リンゴの皮をむくと、病室に爽やかなリンゴの香りが広がった。
お見舞いにもらった果物は、あっという間にみんなのおなかに入ってしまった。
石神「お前たちはここにリンゴを食べにきたのか」
そら「敵に果物を送ると見せかけて、全部食べるのがオレたちの作戦だ」
wwwちっさwww
桂木「これじゃ、お見舞いで持って来た意味がないだろう」
みんなが騒ぐ中、昴さんが石神さんに改まった様子で切り出した。
昴「石神。お前のこと、ちょっと見直した」
石神「一柳・・・」
昴「・・・亜弥子を絶対に大切にしろよ」
www身内かwww
石神「お前に言われるまでもない」
石神さんは穏やかな表情で答えた。
それから数日後、石神さんは無事に退院した。
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石神さんが退院してからしばらく経ったある日。
私たちはお父さんに会いに総理官邸に来ていた。
お父さんは忙しいスケジュールの合間を縫って、時間を作ってくれていた。
石神「お忙しい中、時間を作っていただきありがとうございます」
総理「今回は大変だったね。まずは退院おめでとう。なかなかお見舞いにも行けなくて申し訳なかった」
石神「恐れ入ります」
総理「それで、亜弥子と石神君が私に話と言うのは?」
石神「今日は亜弥子さんのお父様である平泉総理に、亜弥子さんとの交際を了承していただきたく、参りました」
総理「ほう・・・」
石神「亜弥子さんは、私の頑なだった心を理解し、安らぎを与えてくれました。総理もご存知の通り、公安という部署は家族にも秘密が多い部署です。そのことで亜弥子さんを悲しませることもあるかもしれません。ですが、私は精一杯亜弥子さんを大切にします」
石神さんは一呼吸置くと、真剣な眼差しでお父さんを見つめた。
石神「亜弥子さんとの交際、ご了承いただけますか」
総理「うむ・・・」
お父さんは石神さんの言葉を、終始穏やかな表情で聞いていた。
総理「全然問題ないよ」
石神「え・・・?」
拍子抜けしたのか、石神さんは目を丸くしている。
私はくすりと笑った。
総理「石神君なら真面目だし、何より命がけで亜弥子を守ってくれることは実証済みだからね」
お父さんは笑顔で、石神さんの肩を軽く叩いた。
石神「ありがとうございます」
総理「亜弥子のこと、よろしく頼んだよ」
お父さんはにっこり笑った。
総理「さて、会議の時間だ。またゆっくり話をしよう」
お父さんは公務に戻っていった。
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帰りは石神さんが車で送ってくれることになった。
亜弥子「仕事に戻らなくていいんですか?」
石神「ええ、直帰の申請はしてあります。ところで、公演の準備は進んでますか?」
亜弥子「順調です」
石神「公演の後・・・よければ食事にでも行きませんか?」
亜弥子「もちろん!ふふ、石神さんと付き合ってから、初めてのデートですね」
石神「そういう・・・ことになりますね」
(せっかくだから何か、いつもと違うことをしたいな・・・)
ふと、石神さんのスーツが目に留まった。
(そういえば石神さん、私服でもいつもかっちりした格好だよね)
亜弥子「あの、ちょっと寄り道してもいいですか?」
石神「はい」
石神さんと一緒に人気のセレクトショップに入った。
奥のメンズコーナーに行くと、石神さんは戸惑ったような表情を浮かべた。
石神「私はファッションのことはあまり・・・」
亜弥子「コーディネートは任せてください!石神さんにぴったりの服を選びますから」
石神「あの時のスーツのことを気にしているのなら、大丈夫ですよ」
亜弥子「それもありますけど、私が石神さんの服を選びたいんです」
石神「・・・わかりました。よろしくお願いします」
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エピローグでアバターミッションとか、ありえなくない?(・∀・)
エンダー、全然足りないしwww
てか、ヒロインちゃんって結構貢ぐ人だよね~