※この記事は、2013年11月3日に下書きしたものです!※
こんばんは!
咳のし過ぎで胸が痛いまなみんです!!
決してときめいているわけではありませんwww
夏前からちまちまと下書きしてましたプレミアムの石神さんレポ、残すところ2話となりました!
ま、upするときは一気にやるので、あまり感動はないでしょうがwww
スチルが載せられないのが残念ですが、良いシナなのでお楽しみいただければ幸いです( ´艸`)
それでは、いつもどおりのネタバレとSPへの容赦ないツッコミでヨロシク!!
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倉庫内のあちこちから発砲音が響く。
リーダー「!?」
リーダーはハッとしたように私から銃をそらして音の出る方を振り返った。
(銃の音?)
恐る恐る入り口を見る。
白い硝煙の漂う中、見覚えのあるシルエットがゆっくりと浮かび上がった。
(あ・・・あれは・・・!!)
桂木「動くな!」
(桂木さん!)
wwwごめん、班長。石神さんかと思ったよwww
そこには桂木班のメンバー全員が立っていた。
www班長以外の登場シーンはカットしましたwww
亜弥子「みんな!」
牧瀬「どうしてここが・・・」
桂木「全員伏せろ!」
A:自分も伏せる←
B:あたりを見回す
亜弥子「っ!!」
私は桂木さんが言うとおりに、とっさに体を横にして身を低くした。
バンッ!
カキーン!
発砲音のあとに、至近距離で大きな金属音が響く。
亜弥子「・・・・・っ!」
あまりの驚きに、声にならない叫びをあげてしまう。
(伏せてなかったら、当たってたかも・・・)
心臓が恐怖で縮み上がりそうになった。
あちこちで銃撃戦が起こる。
リーダーの周りにいた男たちは、八方に散りそれぞれ物陰に隠れて応戦の体制をとった。
牧瀬「っ!」
犯人が乱射した弾の一部が、私たちの近くをかすめていく。
激しい銃声に気づいたらしく、倉庫の奥から次々と犯人グループの増援が現れた。
リーダー「サツだ!始末しろっ!」
男たちは荷物と荷物の間を移動して活路を開こうとする。
桂木「前方3つ右前を狙え!」
その瞬間、昴さんが3つ先のコンテナに向かって発砲した。
物陰から半身で銃を構えた犯人は、引き金を引く前に銃を弾き飛ばされた。
ブルーシートのかかった荷物の上に、犯人グループのひとりが登っていった。
男は高い位置から眼下のそらさんを狙おうとしている。
亜弥子「そらさん、危ないっ」
瑞貴「失礼します」
男が気づかないうちに、その足元に回り込んだ瑞貴さんが、笑顔でブルーシートを思い切り引っ張る。
犯人「うわあ!」
体勢を崩し荷物の上から滑り落ちた男にそらさんが飛びかかる。
犯人「ぐぇ」
wwwぐぇ、ってwww
腹部にそらさんの一撃をくらった男はうめき声をあげ気絶した。
(すごい・・・みんな息ぴったり)
桂木班のみんなの連携の取れた動きに、犯人グループの男たちが次々に倒されていく。
犯人「ヤバイ・・・こいつら強いぞ」
男たちの間に動揺が広がった。
リーダー「数はこっちが多いんだ!怯むんじゃねえ!」
大声でリーダーの男が叱咤すると、男たちは覚悟を決めたように攻勢に出た。
犯人「皆殺しにしてやる!」
昴さんが前方にいた男を撃ったときだった。
横から手が伸びて、隠れていた男が昴さんのこめかみに銃を向けた。
昴「・・・・・っ!」
(昴さん!!)
バーン!
犯人「うっ・・・」
昴さんのこめかみに銃を当てていた男が、うめき声を上げて地面に崩れ落ちた。
昴「!」
後藤「ぼやっとするな」
キャー!(〃∇〃)
男の背後には、銃を構えた後藤さんが立っていた。
黒澤「亜弥子さん、お待たせしました~♪」
入り口近くには黒澤さんが立ち、笑顔で犯人に発砲している。
亜弥子「後藤さんと黒澤さん!」
(公安とSPのみんなが協力してるなんて・・・!)
後藤さんと黒澤さんが現れると、形勢不利とみた犯人グループの一部が倉庫の奥に逃げ出していく。
状況の悪さを悟った男たちに焦りが見て取れた。
犯人「こうなったら・・・!」
男は床に落ちていた鉄パイプを拾って黒澤さんに殴りかかる。
振り下ろされた鉄パイプは、虚しく床を打った。
黒澤「頭脳派なだけじゃないんですよ!」
くるりと一回転した黒澤さんは、男の首筋に一撃を加えた。
黒澤さんの後ろにまた別の男が現れ鉄パイプを振り上げる!
そら「黒澤!」
そらさんがガッと鉄パイプを掴んで、男を投げ飛ばした。
黒澤「うわ、すみません。お礼は合コン一回で良いですか!?」
そら「うーん・・・二回?」
後藤「油断するなよ」
次々と倒れていく仲間を前にして、犯人グループの手下たちはすっかり戦意を失っていた。
リーダー「くそ・・・!」
次々と倒される仲間を見て、リーダーの男は私と牧瀬さんの方を向いた。
その顔には先ほどまでの余裕の表情はなく、青ざめていた。
リーダー「話が違う」
亜弥子「え・・・?」
(話が違うって・・・?)
wwwいい加減、気づけwww
牧瀬「ふっ・・・何のことを言ってるのかわかりませんが、これでアナタたちも終わりですね」
リーダー「なんだと?」
牧瀬さんは目を細めると、愉快そうに口を歪めた。
牧瀬「現役総理大臣の娘を誘拐、殺人未遂に脅迫に銃刀法違反に器物損壊・・・あらら・・・てんこもりだ。その罪は重いですよ。特にリーダーのアナタ。獄中でそのくだらない一生を終える可能性も高いですね」
リーダー「・・・・・っ!」
牧瀬「もっとも、無事に刑務所にたどり着ければ、ですけど」
リーダー「・・・・・」
牧瀬「アナタは仕事に失敗した。バックとやらを考えればありうるでしょう」
リーダー「!」
畳み掛けるように放った牧瀬さんの言葉に、リーダーの男は思い当たることがあるのか、みるみるうちに顔を赤くした。
(こんな風に刺激したら怒らせちゃうんじゃないかな・・・なんか様子がおかしいし・・・)
リーダー「ちくしょう・・・ちくしょう」
口の中でぶつぶつ何か言っている。
リーダー「・・・こうなりゃ全部始末してやる!」
男はガッと私に銃口を突きつけた。
ニヤリと笑う顔。
牧瀬「・・・・・」
亜弥子「!」
事態に気づいた昴さんがこちらに駆けてくるのが視界の隅に映った。
しかし足元に発砲され一瞬足が止まった。
桂木「藤堂さん!」
桂木さんも犯人に銃を向けたけれど、その腕を横から別の男が叩き落とす。
たった数秒。
SPや公安の皆が一斉にこちらを向き、ひとりひとりが私の方に手を伸ばしてくれる。
亜弥子「・・・・・っ」
目を閉じて・・・全てを覚悟した。
ここで死んでしまっても、きっと皆が事件を終わらせてくれるはず。
(でも・・・だけど・・・せめて最後に・・・もう一度だけ会いたかった。石神さん・・・)
頭上で発射音が聞こえる。
その瞬間、誰かが私の体に覆いかぶさってきた。
大きくて温かい体が私を優しく包み込む。
???「っ・・・」
着弾の衝撃がその体ごしに伝わるーー
(え・・・)
リーダー「!」
リーダーが一瞬ひるんだすきをついて、昴さんが男の銃を蹴り上げた。
昴「後藤!」
その瞬間、背後にまわりこんだ後藤さんが男の腕をねじりあげた。
後藤「22時18分、確保!」
リーダーの男が捕縛され、倉庫内で応戦していた男たちは次々に戦意を喪失していった。
亜弥子「・・・・・」
周りの喧騒から切り離されたように、私は茫然と私に覆いかぶさる“その人”を見上げた。
銃弾を受けた場所から流れ出る血で、みるみるうちに床に赤が広がっていく・・・。
亜弥子「・・・いや・・・いやだ・・・」
石神「間一髪・・・でしたね」
亜弥子「石神さん・・・」
石神「ご・・・無事・・・で・・・すか」
石神さんは、デパートで私を助けてくれたときと同じ言葉で・・・あの時と同じように私の方に手を伸ばした。
血だらけの・・・あのほっそりした指先で私の頬を撫でる。
石神「・・・・・」
亜弥子「・・・石神さん・・・石神さん!!」
後藤さんが走ってきて、私と牧瀬さんの縄をほどいてくれた。
後藤「石神さん・・・」
私は解放された手で、すぐに石神さんの手をぎゅっと握った。
石神さんの頭を膝の上に乗せると、青白い顔で弱々しく微笑んだ。
桂木「瑞貴!救護班を呼べ」
瑞貴「はい!」
www救急車じゃなくて?www
黒澤「オレは車両を誘導してきます!」
瑞貴さんと黒澤さんが走っていった。
亜弥子「どうして・・・」
言いたいことは山ほどあるのに、次々に溢れ出る涙に喉が詰まって言葉にならない。
桂木さんは石神さんのネクタイをほどいて呼吸を確認している。
励ますように声をかけた。
桂木「・・・石神。お前が万が一のことを考えてオレ達に渡してくれた受信機が役に立ったぞ。藤堂さんの行方がわからなくなってからすぐに発信があった」
石神「渡しておいたものが・・・役に立ったんですね」
桂木「ああ」
『かまいません。監視担当者に伝えておきます。ただ何かあったら例のものを使ってください』
指にはめられた指輪を見つめる。
(一緒に暮らし始めたとき、石神さんが渡してくれた指輪・・・宝石部分を押し込んだり、強い衝撃を受けると私の居場所が発信されるって話してた。石神さんは・・・受信機をSPの人たちに渡してくれたんだ・・・。あんなに・・・仲が悪そうだったのに・・・)
海司「なんでオレたちに受信機を渡したんだよ。いつもは秘密主義のくせに・・・」
石神さんは目を閉じたまま、青白い顔で答えた。
石神「私に・・・万が一のことがあったら、亜弥子さんを守れない・・・からな。お前たちの仕事は・・・警護だろう。嫌なら・・・転職したらどうだ」
そら「バカスパイ!」
そらさんが泣きそうになりながら石神さんの反対側の手を握った。
昴「マルタイの警護は公安の仕事じゃないんじゃねえのかよ」
ごらぁっ!重傷なのにしゃべらせんな!ヾ(。`Д´。)ノ
石神「一柳・・・」
昴「らしくねぇことしてんじゃねぇよ」
昴さんがにやりと笑う。
その言葉に、石神さんもかすかに口角を上げた。
石神「亜弥子さんを守ったのは・・・マルタイだからじゃない。亜弥子さんが・・・私の大切な・・・」
石神さんが瞳だけをわずかに私の方に向けた。
綺麗な瞳に、泣きじゃくる私の姿が映る。
石神「亜弥子・・・」
亜弥子「石神さん・・・」
石神「私の・・・大切なーー・・・」
次の瞬間、石神さんの体からガクッと力が抜けた。
私の手から石神さんの腕がすべり落ちる。
亜弥子「え・・・」
(うそ・・・)
亜弥子「石神さん・・・石神さん・・・」
手を握りながら何度呼びかけても・・・返事はない。
青白い顔からは生気が消え失せている。
亜弥子「いや・・・いやぁーっ」
桂木「大丈夫です。気を失っただけですよ。おそらく急所は外れています」
www班長、冷静すぎwww
亜弥子「っ・・・は・・・い・・・ぅっ」
wwwちょっと恥ずかしいねwww
瑞貴さんが先導して救護班の人たちが現れた。
手際よく石神さんを担架に乗せる。
後藤「お願いします!」
wwwここ、セリフはごっとんなのに立ち絵が班長www
亜弥子「・・・・・」
呆然と運ばれていく石神さんを見ていると、桂木さんが再び声をかけてくれた。
桂木「藤堂さんも念のために検査を受けましょう。警察病院に向かいます」
亜弥子「は・・・い・・・」
桂木さんが車で病院に連れて行ってくれることになった。
まだ手や足が震えている私を、そっと支えてくれる。
桂木「大丈夫ですか」
亜弥子「ええ・・・」
震えがおさまらない体で倒れこむように車に乗り込むと、後藤さんが駆け寄り窓を軽く叩いた。
桂木「どうした?」
後藤「病院までご一緒させてください。内密のお話があります」
桂木「わかった」
後藤さんは後ろの座席に乗り込むと、厳しい顔でミラー越しに桂木さんを見た。
桂木「何かあったのか」
後藤「今しがた本庁から連絡がありました。波多野防衛大臣の遺体が自宅から発見されたそうです」
桂木「!」
亜弥子「えっ・・・・・!」
桂木「死因は?」
後藤「解剖の結果待ちですが、自殺の線が濃厚です。遺書が見つかり、刑事課は事件性はないと判断しているということです」
(遺書・・・)
後藤「遺書では、今回の亜弥子をめぐる一連の騒動の、自供と思われる記述もあるとのことです」
桂木「それはまた・・・異例の速さだな」
桂木さんは鋭い目で前方を睨むと、グッとアクセルを踏んだ。
後藤さんはミラー越しに桂木さんの顔を見た。
後藤「ええ。不自然なほどに」
桂木「・・・そうだな。わざわざ教えてくれてありがとう」
後藤「いえ。何かあった場合、逐一桂木さんに報告するように石神さんから言われていましたので」
(事件の黒幕だった波多野防衛大臣が・・・死んだ・・・どうして自殺なんか・・・)
A:どうして自殺なんか・・・←
B:これで解決したんでしょうか?
亜弥子「どうして自殺なんか・・・」
後藤「・・・・・」
後藤さんは何も言わなかった。
桂木「藤堂さんは、事件のことは忘れてご自分のことを気にかけてください。これから慌ただしくなるでしょうし。そういえば教育実習はいかがでしたか?」
www今、する質問か?www
(桂木さん、あんまりこの話に関心を持って欲しくないみたい・・・)
車が動き出したとき、倉庫の前で風に吹かれながら立ち尽くしている牧瀬さんが見えた。
亜弥子「・・・・・」
牧瀬さんは固く縛られ少し赤くなった手首をさすりながら、何かを思案するように地面を睨みつけていた。
細められた瞳には一点の光もなく、深い闇のよう。
(牧瀬さん・・・?)
桂木「20分ほどで着きます」
亜弥子「は、はい」
車は警察病院に向けて走り出した。
気になって振り返ってみると、もう牧瀬さんの姿はどこにもなかった。
倉庫はみるみるうちに遠ざかり、やがて見えなくなった。
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騒動の舞台となった倉庫には、警察関係者が途切れることなく出入りしている。
そこから少し離れた場所で一人立ち尽くしている男の姿があった。
自分の背広の襟を探っている。
???「・・・これか」
忌々しげに何かを床に投げつけた。
???「・・・いつの間にこんなもの」
革靴で発信機を力任せに踏み潰す。
牧瀬「・・・なかなかやるじゃないか・・・石神・・・!」
その目には暗い・・・禍々しい炎が宿っていた。
牧瀬「・・・平泉と娘もろとも駆逐してやる」
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数日後、集中治療室から一般病棟に移った石神の元に部下の後藤と黒澤が面会に訪れた。
後藤「石神さんの言ったとおりでしたね」
石神「最初からモグラの見当はついていた」
黒澤「逆スパイとはいい度胸ですね~。じゃあ石神さんはアイツの発信機を追ってあの場に?警護課の方たちは亜弥子さんの発信機を追って倉庫に来たんですね?」
石神「ああ。行き先は同じだったが」
黒澤「波多野のことは自殺ということであっという間に片付きましたけど、あれでよかったんですか?遺書はどう見ても脅されて書いた感がありましたけど」
石神「今はそういうことにしておけ」
後藤「アイツはどうしますか?」
石神秀樹はメガネを持ち上げてニヤッと笑った。
石神「泳がせろ。本ボシにたどり着くまではな」
to be continued
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次回、いよいよクライマックス!
そして、来たよキズナミッション!!
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