こんにちは!
風邪のせいでとうとう声が出なくなってしまったまなみんです!!
明日仕事なのに、どうするよ自分www
さて、まったりレポ中の石神さん続編レポ、終わりに近づいて参りました~
いつもどおりのネタバレでどうぞ!!
※注意!!※私はSP(特に昴)に容赦ありません。嫌いなので。
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私は三人に言われてアパートに寄って濡れた服を着替えた。
昴「亜弥子、このまま官邸に向かうけどいいか?」
後藤「しばらく向こうに部屋を用意してもらえ。何かあったらすぐに情報も入る場所だからな」
亜弥子「はい。ありがとうございます・・・」
ごっとんの言うことなら聞きます(・∀・)
黒澤さんがチラッと疲れ切った表情の私を見た。
黒澤「官邸に着いたら、なんか温かい飲み物でも用意してもらいましょう」
官邸に着いてすぐ、部屋を用意してもらった。
後藤「もう今日は遅い。明日詳しく話すから、今は休め」
昴「そうだな。クリアな頭でないと判断力が鈍るからな」
黒澤「これ、飲んでくださいね」
黒澤さんが温かいコーヒーを差し出してきた。
wwwカフェインwww
後藤「コーヒーを飲んだら余計に眠れないだろう」
黒澤「あ、そうですね・・・ごめんなさい」
亜弥子「いえ、大丈夫です。皆さん、ありがとうございます」
黒澤さんから缶コーヒーを受け取り、部屋の中に入った。
部屋に入って早々、私はベッドに倒れこみ目を閉じた。
亜弥子「・・・・・」
(そっか・・・当たり前だと思っている日常って、こんな風になくなっちゃうんだ。こんな風に、ある日突然なくなっちゃうんだ・・・いけない、そんなこと考えたらダメだ・・・石神さんは絶対戻ってくる。悪いことをしている訳がないんだから。今は、少しでも寝よう・・・)
私は石神さんの言った言葉を思い出していた。
『亜弥子に会えないと、ここが痛い』
(私も、痛い・・・石神さん・・・)
・°・(ノД`)・°・
亜弥子「・・・っ・・・うっ・・・っく・・・」
私は石神さんの胸の暖かさを思い出して、ベッドの中でこっそり泣いた。
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翌朝、SPルームの扉を開けると全員がそろっていた。
後藤さんと黒澤さんもいる。
昴「起きたか。説明するから座れ。頭はちゃんと起きてるか?」
すぐ仕切ろうとする。ウザイんだよね(-""-;)
A:まだボーっとしている
B:はい←
C:説明を頼む
D:無視する←私
亜弥子「はい。よく寝てすっきりしてます」
桂木「話は全て後藤と黒澤から聞きました。藤堂さんは本来、事件の中身を知る必要はないことです。ただ、今回のことは話が別です。石神の恋人である藤堂さんも事情聴取・・・いえ、公安の取調べを受ける可能性があります。私たちは藤堂さんを守るために、持っている情報は全員で共有したいと思います」
亜弥子「はい・・・」
昴「パジャマと黒澤はこんなことに参加して大丈夫なのか?公安なのに」
後藤「こういうときくらいその呼び方やめろ、ローズマリーが。それにオレは石神さんの部下だぞ」
黒澤「ハハ、オレ、結構何やっても食っていける自信ありますもん!クビになってもなんともないです!」
そら「黒澤はホントにそうだよね・・・」
wwwグルメ情報誌のライターとかねwww
瑞貴「続き、お願いします。班長」
桂木「石神が公安に連行されたのは、機密情報を無断でコピーした形跡があるからだそうです」
亜弥子「機密情報ですか?」
後藤「情報の内容は、『外交機密費』の予算と内訳。『外交機密費』は外交を円滑に行うための費用で、簡単に言うと会社での『接待費』みたいなものだ」
瑞貴「『外交機密費』って非公開ですもんね・・・」
後藤「『外交機密費』のデータが世間に流出したら大変なことになるからな」
そら「なんで石神がそんなものを・・・?」
黒澤「それも不明です。石神さんは黙秘を続けているようです」
www公安の取調べで黙秘wwwさすが石神さんwww
その時だった。
ピピピッ!
(あれ、私の携帯。知らない番号?)
亜弥子「ちょっとすみません」
ピッ!
亜弥子「はい、もしもし・・・」
???「藤堂亜弥子だな」
亜弥子「・・・どなたですか」
私の声に、その場にいた全員が振り返る。
???「DVDを持って第三埠頭のA倉庫に来い」
亜弥子「えっ?」
???「何のDVDだかわかるな?石神秀樹が持っているものだ」
亜弥子「私は、知りません・・・」
???「石神秀樹の恋人のおまえならわかっているはずだろう」
亜弥子「本当に知らないんです・・・」
???「そのDVDはおまえ自身が持って来い。ほかの人間ではだめだ」
亜弥子「あなたは誰ですか?」
???「山野裕介を知っているな?昨日、石神のマンションを出たところを預かった」
亜弥子「!!」
???「18時に第三埠頭のA倉庫。DVDが警察の手に渡ったり、1分でも遅れたら、山野裕介を殺す」
亜弥子「山野さんに何をしたんですか!!」
???「今は生きているよ。今は、ね?偽物を持ってきてもわかる。どんなDVDか山野を拷問して聞き出しているからな」
亜弥子「・・・・・」
???「渡せば山野裕介は生きたまま返してやる」
亜弥子「どんなDVDなんですか?私、本当に知らないん・・・」
???「魚だよ」
電話が一方的に切れる音がした。
昴「どうした!?」
私は迷ったけれど、みんなに今の電話の内容を伝えた。
昴「石神の持っているDVDを持って来い・・・?亜弥子、中身は何か知っているか?」
亜弥子「いえ・・・」
桂木「石神が機密情報をコピーしたことと関係があるのかもしれないな」
海司「つーか、相手は誰だ?」
亜弥子「わからない・・・でも早くしないと、山野さんが・・・」
桂木「あまり時間がないな」
瑞貴「石神さんに聞くわけにはいかないんですか?」
後藤「石神さんは取調室に軟禁されている。部下のオレたちは会うことはできない」
桂木「石神はおそらく、DVDが警察の手に渡ったら山野さんが殺されると考えて、取調室では何もいえないだろう」
瑞貴「『外交機密費』をコピーしたDVDだと思われて取られるかもしれませんからね」
昴「どっちみち、そのDVDがないとどうにもならないな。亜弥子、何か場所に心当たりはあるか?」
亜弥子「・・・・・」
(何か思い当たること・・・)
亜弥子「とりあえず、私は石神さんのマンションに行ってきます」
後藤「なら、オレも一緒に行こう。桂木さんたちは先に第三埠頭のA倉庫へ向かってくれませんか」
桂木「ああ、任せろ。桂木班はシフトから外れているから大丈夫だ」
後藤「ありがとうございます。黒澤、お前は連絡係としてここに残れ。石神さんのことで進展があれば教えてくれ」
黒澤「わかりました」
後藤「行こう、亜弥子」
亜弥子「はい!」
はぁ~いε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ
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私の合鍵を使って石神さんの部屋に入った。
後藤「石神さんの部屋に勝手に入って家探しするのは気が進まないが、この際仕方がない・・・」
亜弥子「山野さんの命がかかってますから、きっと許してくれます」
私と後藤さんは部屋を探したけれど、それらしいものは何もなかった。
後藤さんは何枚かあるDVDを片っ端から再生して中身を確認している。
後藤「・・・どれも関係なさそうだな。相手は何と言ってたんだ?」
亜弥子「魚だよ、って・・・」
後藤「魚?」
亜弥子「はい。それしか言わずに切れたんです」
後藤「考えてみれば、公安の連中もこの部屋を家宅捜索しているはずだ。石神さんがコピーしたデータを探すために。それでも見つかっていないということか・・・。そのDVDはこの部屋じゃないのか?」
A:この部屋じゃないのかも
B:わからない
C:きっとこの部屋←
亜弥子「きっとこの部屋だと思うんです。外に置くのは危険だし」
後藤「オレもそう思うんだが・・・」
私はその時、部屋のディスカスに目がいった。
亜弥子「ごめんなさい、こんなときですけど、ディスカスにご飯をあげる時間なんで・・・」
後藤「ディスカス?・・・ああ、その魚か」
亜弥子「すぐに終わりますから」
私は冷凍庫を開けてディスカスのえさの袋を取り出した。
(ディスカスハンバーグって名前のエサだったよね)
その時、袋に違和感を覚えた。
(ディスカスのエサに何か入ってる・・・)
亜弥子「後藤さん!!」
後藤「!!」
私は公安の人たちに連れて行かれるとき、私の肩に手を乗せて微笑んだ石神さんの言葉を思い出した。
『ディスカスを頼みましたよ』
(これだったんだ!!あの時は公安の人がいたから、何も言えなかったけど、石神さんは私がディスカスの世話をするって信じて、メッセージをくれたんだ)
私と後藤さんは、流水でえさの袋を洗い、袋に包まれたDVDをそっと取り出した。
後藤「DVDが・・・二枚入ってる」
亜弥子「どっちを持って行けば・・・」
後藤「待て。袋にメモが入ってる」
私と後藤さんはメモを読む。
後藤「・・・亜弥子は確か演劇サークルだったよな」
wwwへっぽこ女優ですwww
亜弥子「はい」
後藤「イチかバチか。これはお前にかかってると言ってもいい」
亜弥子「・・・大丈夫です。やれます」
後藤「よし。桂木さんたちにも連絡しておく」
私はディスカスにご飯をあげて、ゆらゆらと泳ぐ姿を見つめた。
(・・・必ずご主人様と友達を助けるからね)
後藤「時間がない。黒澤と交代する」
亜弥子「はいっ」
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17時45分。
私は途中で交代した黒澤さんに連れられて、第三埠頭のA倉庫近くに向かった。
黒澤さんは離れたところに車をつけて、真剣な顔で私をみた。
黒澤「・・・オレも全力で亜弥子さんを守ります」
亜弥子「はい」
黒澤「クビになるのなんか全然怖くないですけど、亜弥子さんに何かあったら石神さんに申し訳が立たないし、オレも生きていけませんから」
黒澤さんはそう言うと、いつもの顔で笑った。
亜弥子「黒澤さん・・・」
黒澤「気を付けていってください・・・オレはここからは見つからないように援護に回ります」
亜弥子「はい」
黒澤さんが息を殺して物陰に隠れた。
私は倉庫の前に歩いていって、重い扉を開けて中に入る。
中を開けると真っ暗で埃っぽい匂いがした。
亜弥子「・・・・・」
???「藤堂亜弥子だな」
私はまっすぐ声のする方に歩いていった。
to be continued
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佳境に入ってきましたね~
今回は、ちょこちょこ出てくるSP(班長除く)にイラッとしましたが、ごっとんがかっこよかったのでおk:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
それではまた明日!・・・かな?