※この記事は、2013年9月11日に下書きした記事です!※
こんにちは!
久々に休みと晴れの日がかぶって、ご機嫌のまなみんです!!
お布団干せる~♪
さて、GREE版の石神さんルートです。
ちまちまといつ公開できるのかわからないのにレポしておりますwww(現在9/11)
鬼ミッションをクリアしての9話目!
ほぼ完レポ!ネタバレのツッコミあり!!
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教育実習に行く朝。
出かける前に食事だけ作って、慌ただしく飛び出したので、今朝は石神さんと顔を合わせていなかった。
(いけない、自分の予定はちゃんと伝えておかないと)
私は駅のホームで石神さんにメールした。
『お伝えするのが遅くなってすみません。今日から小学校で教育実習です。帰りがいつもより遅いですが、よろしくお願いします』
(石神さんも忙しいから返事はないだろうな)
電車に乗って一息ついたときにバイブが震えた。
そっと相手を確認する。
(あ、石神さんからメール・・・もう返事が来たんだ!)
すぐに開いてみた。
『スケジュールは把握しています。帰宅時間の件、了解しました』
亜弥子「・・・・・・」
(そっか。最初にスケジュールを話したもんね)
メールはまだ続いていた。
『普段どおりの藤堂さんで大丈夫です。どうか頑張ってください』
その様子を、同じ車両から監視していた牧瀬が見ていた。
牧瀬は窓の外を見るふりをしながらもう一度彼女の方を見た。
亜弥子はしまった携帯を取り出して、また画面を見ながら微笑んでいた。
ーー何をやってるんだろう、あの人は?
牧瀬「・・・・・」
牧瀬は視線を逸らすと、目を細めて何事もなかったように前を向いた。
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実習先の小学校に着いた。
職員室で自分の指導教官に挨拶して話を聞く。
峰岸「最初はできなくて当たり前です。まずは子供たちと一緒に楽しんでください。子供たちの話をちゃんと聞くことが何よりも大切ですよ」
亜弥子「はい!」
峰岸先生がもう一人の先生に声をかけた。
峰岸「もう一人の教育実習生の方は、田中先生のクラスですよね」
田中「はい。そろそろいらっしゃると思います」
峰岸「じゃあそろったら一緒に校長先生の所に行きましょうか」
田中「そうですね」
(あ、もう一人の教育実習生の人、隣のクラスなんだ。良かった、心強い・・・)
???「失礼いたします」
そこにもう一人の教育実習生らしい人が入ってきた。
牧瀬「初めまして。牧瀬と申します。今日からお世話になります」
(牧瀬さん!?)
思わず声を出しそうになったけれど、牧瀬さんが鋭い目でこちらを制した。
A:どうしてここにいるか聞く
B:仕事で私の監視に来たんだ←
(そうか・・・石神さんが心配して牧瀬さんをつけてくれたんだ。でも・・・公安の人だってバレちゃいけないんだろうから、気をつけないと)
牧瀬「同じ実習生の方ですか?よろしくお願いしますね」
www潜入捜査ならごっとんの方がいいwww
慌てて頭を下げた。
(牧瀬さん、めちゃくちゃにこやかで、いつも見る無表情な感じと全然違う。私のために小学校にまで来てくれたんだな)
指導教官たちと一緒に校長室に向かった。
少し遅れて私と牧瀬さんも従う。
牧瀬「・・・・・・」
亜弥子「あの・・・すみません」
小声で牧瀬さんに話しかける。
牧瀬「は?」
牧瀬さんは正目を見たまま、返事をした。
亜弥子「私のためにここまで来てくれたんですよね・・・?わざわざすみません」
牧瀬さんはフッと嫌味な笑い方をした。
牧瀬「私だって子供の相手なんてイヤですよ。うるさいし、言うことを聞かないし」
亜弥子「・・・すいません」
牧瀬「ただ、これが仕事ですから仕方がありません。それとも、アナタの近くに安全に監視できる方法が他にあるんですか?」
亜弥子「・・・そうですね」
牧瀬「ここで何かあったら私の責任問題になりますしね」
亜弥子「はい・・・」
牧瀬「失礼」
牧瀬さんは私を追い越して先に行ってしまった。
(前からちょっと思ってたけど、牧瀬さんって冷たい・・・。石神さんは冷たく見えて優しい人だけど、そういう感じでもないよね・・・。私、かなり嫌われてるみたい)
www今さらですなwww
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教育実習がスタートした。
教室に入って、さっそく生徒の前で自己紹介することになった。
峰岸「今日から教育実習で来た藤堂先生です。それではご挨拶をお願いします」
藤堂「は、はい。藤堂亜弥子です」
生徒達「・・・・・」
子供たちの視線が一気に自分に集まる。
亜弥子「あの・・・」
(あがって頭が真っ白になってきた・・・足がガクガク・・・)
亜弥子「・・・し、趣味は食べること・・・あ、あと眠ることです」
子供たちがどっと笑う。
(いけない、何言ってるんだろ・・・)
生徒「食べて寝るだけなの?」
生徒「変なのーっ!」
峰岸「静かに!」
亜弥子「えっとそれだけじゃなくて・・・ちゃんと勉強も運動もします」
またみんなが笑った。
www前途多難だなwww
峰岸先生がパンパンと手を打つ。
峰岸「はい、静かに!たくさん食べて、寝ることは基本。大事なことだよ~。それで勉強して運動すれば、言うことなしだね。藤堂先生みたいな立派な大人になれるってことです」
生徒「はーい!」
wwwちょっと苦しいwww
峰岸先生がうまくフォローしてくれる。
(よ、良かった・・・)
次に峰岸先生の授業を見学させてもらう。
まずは国語の授業だった。
峰岸「じゃあ教科書17ページを開いて」
自分も緊張しながら教科書を開いた。
峰岸「この間はここを読んでもらいました。“あんないたずらをしなけりゃよかった”ここの部分だけど、この時キツネはどんな気持ちだったと思う?考えてみて」
(キツネ???・・・そんなの出てきたかな)
慌てて教科書をめくる。
亜弥子「・・・・・?」
(そんなのいない・・・17ページだよね?)
峰岸「じゃあ、藤堂先生ならどんな風に思いますか?」
また子供たちが一斉に私を見る。
亜弥子「え!あの・・・キツネって漢字、もう習うんですか?」
先生は私のめくっている本を見て、歩いてきて小声で教えてくれた。
峰岸「先生、それ副教材の漢字ドリルです・・・」
wwwあがりすぎwww
子供たちがまた笑う声が聞こえたーー。
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亜弥子「・・・はぁ」
職員室で次の授業の準備をしていると、自然にため息が出てしまう。
(なんか・・・ちゃんとやろうとすればするほど失敗ばかり・・・)
そこに牧瀬さんと牧瀬さんの指導教官の田中先生が入ってきた。
田中「牧瀬くん、子供に大人気だね。つかみがうまいっていうか。それにもう生徒全員の名前を覚えてて驚いたよ」
牧瀬「いえ、まだまだご迷惑をおかけすることも多いと思いますが、よろしくお願いします」
(私の方が現役の教育学部生なのに・・・)
亜弥子「・・・・・」
さらに落ち込んでしまう。
隣に座った牧瀬さんを見上げると、憐れむように私を見た。
牧瀬「かなりあがっていたようですね。藤堂センセイ?お隣のクラスからしょっちゅう笑い声が聞こえてきましたよ」
A:虚勢を張る
B:コツを聞いてみる←
(ここで腹を立てても仕方ないし・・・牧瀬さんのやり方を聞いてみれば、勉強になるかもしれない)
亜弥子「あの・・・どうすればあがらなくてすみますか。私、あがると特に失敗が多くなって・・・」
牧瀬「さあ?」
(・・・聞いた私がバカだった)
牧瀬「ああ、アナタにぴったりのいい言葉があります」
亜弥子「いい言葉ですか?」
思わずちょっと期待して顔を上げてしまった。
牧瀬「“ダメな奴は何をやってもダメ”・・・真実を突いた素晴らしい言葉です」
ムキー!!ヾ(。`Д´。)ノ
亜弥子「・・・・・」
(ダメな奴は何をやってもダメ・・・か。ものすごく気持ちが落ち込んできた・・・)
どんまい(´・ω・`)
少しでも元気を取り戻したくて、もう一度石神さんからのメールをそっと読み返す。
(いつもどおりの私で大丈夫・・・そうだよね。私は私にしかなれないんだもの。頑張らなきゃ・・・)
牧瀬「石神さんがこんなメールを!?」
こぉらぁっ!!覗き見とか、サイッテー!!((o(-゛-;)
バッと振り返ると、いつの間にか背後に回りこんだ牧瀬さんが私のメールを見ていた。
亜弥子「か・・・勝手に見ないでください!」
慌てて携帯をしまった。
牧瀬「・・・・・」
牧瀬さんは私を冷たい目で見下ろした。
牧瀬「・・・アナタみたいなこれといってとりえのない人に、なんだって石神さんが肩入れするのかわからない」
亜弥子「石神さんは別に肩入れはしてないと思います・・・」
牧瀬「フン、捜査だってこんなやり方は非効率極まりない。まさか空港でアナタに協力できることはないか、なんて頼まれて・・・ほだされたから?実に石神さんらしくない・・・」
(石神さんらしくないって・・・それは牧瀬さんが考える石神さんらしい、だよね。牧瀬さんが知らない面だってあるはずなのに・・・どうしてそんなこと言うのかな・・・)
亜弥子「・・・牧瀬さんの知らない石神さんだっていると思いますよ」
牧瀬「私の尊敬する石神さんは、このようなメールをする人ではありません」
亜弥子「・・・・・?」
男の嫉妬、みっともない!(-""-;)
牧瀬「・・・納得がいかない」
牧瀬さんはぶつぶつ言いながら職員室を出て行ってしまった。
(石神さんのことを尊敬してるのは確かみたいだけど・・・これからしばらくは牧瀬さんと一緒なんだと思うと・・・ちょっと気が重いな)
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教育実習一日目が終わった。
帰りの電車に乗ってぼんやり景色を眺めていると、窓に水滴がついた。
(あ、雨だ・・・)
たちまち景色が見えなくなるほど、横殴りの激しい雨が降ってきた。
(わ・・・どんどん降ってきた。凄い雨だなぁ。今日に限って、カサを持ってきてないや。コンビニでカサ、買おうかな。なんだか今日はついてない・・・)
そういう日もあるさ(´・ω・`)ドンマイ
改札を出て外を見ると、ザーッという激しい音で何も聞こえない。
(予想以上に降ってる・・・。これじゃ、コンビニに着くまでにびしょぬれだよね。少しここで様子を見ようかな・・・)
暗い空を見上げたときだった。
???「おかえり」
亜弥子「!」
振り向くと・・・そこには石神さんが立っていた。
亜弥子「石神さん・・・」
石神「亜弥子は相変わらずだな。天気予報を見なかったのか?」
そういうと、石神さんはフッと笑った。
手に持っていたカサを広げて私に渡してくれる。
(びっくりした・・・。そっか、外では恋人同士だった)
亜弥子「ありがとう・・・ござ・・・えっと」
(なんか、うまく恋人っぽく話せない・・・)
石神「帰るぞ」
亜弥子「あ・・・」
石神さんは私の手を取って、雨に煙る街を歩き出した。
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ザーッという感覚がマヒするような雨の音と、石神さんのひんやりとした手の心地よさで、頭がぼんやりする。
亜弥子「・・・・・」
石神「・・・・・・」
帰り道は一言も話さなかった。
ただ雨の中をしぶきをあげて二人で歩く。
(ずーっと雨の中を、こうして歩いていたい・・・。石神さんといると私、どうしてこんなに落ち着くんだろう・・・)
家までの道はあっという間だった。
玄関を開けると、何か焦げた匂いがする。
亜弥子「・・・・・?」
きょろきょろしていると、石神さんはカサをたたみながらきまり悪そうに言った。
石神「いつも作って頂くばかりなので、たまには自分で作ろうと思ったのですが」
亜弥子「石神さんが・・・」
石神「すみません。鍋を焦がしてしましました」
着替えてから石神さんが作ってくれたご飯を食べることにした。
石神「今から何か出前でも取った方がいいんじゃないでしょうか」
亜弥子「いえ、石神さんが作ってくれたものが食べたいです」
石神さんが作ってくれたのはカレーだった。
大きなジャガイモがごろごろ入っている。
(懐かしい感じのカレー・・・)
www褒め言葉に聞こえない件www
亜弥子「美味しい・・・」
一口食べて、心からそう思った。
じゃがいもが固かったり、まだ溶けていないルーがあったり、大きさがバラバラな人参が入っていたけれど・・・。
そのカレーは何よりも美味しく感じた。
www全然褒めているように感じない件www
石神「食事を美味しく作るのは、大変なことですね。自分で作ってみてわかりました」
亜弥子「私・・・こんなに美味しいカレー、食べたことないです」
石神「そんなことはないでしょう・・・」
亜弥子「石神さんは普段お料理しないって言ってましたよね。それでも一生懸命作ってくれたんですよね。その気持ちが本当に・・・本当に・・・嬉しいです・・・」
カレーを食べながら・・・いつの間にか泣いていた。
石神「・・・・・・」
亜弥子「私・・・頑張ります。教育実習。失敗することより、失敗を怖がる方がダメですよね。これ本当に・・・本当に美味しい・・・!」
そう言って涙をぬぐってカレーを食べ続けた。
石神さんは何も言わず、私のことをじっと見ていた。
石神「・・・・・」
石神さんは立ち上がって・・・私の頭にそっと手を乗せた。
亜弥子「・・・・・っ」
石神「コーヒーでも淹れます」
亜弥子「・・・っ・・・ひっく・・・っ」
石神さんの優しさで、涙は後から後から流れて止まらなかった。
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今日は石神さんに夕食を作ってもらったので、私がお皿を洗って石神さんが拭くことになった。
亜弥子「・・・・・」
石神「・・・・・・」
やっぱり話をしないまま、並んで食器を片付ける。
(それでも、あったかい・・・。人がいるって・・・ううん。石神さんがいるってあったかい)
石神さんがコーヒーを飲むときに使っている、シャチの絵のついたマグカップを手に取ったとき、ふと思い出した。
亜弥子「いけない・・・・・」
石神「どうしました」
亜弥子「あっ、大きな声だしてすみません。みどりから水族館のペアチケットをもらったんですけど、その期限が今度の日曜日だったことを思い出したんです」
石神「水族館ですか」
亜弥子「はい。みどりが水族館に行ったとき、くじ引きで当たったみたで。日曜ってすぐですよね」
(私は勝手な行動はできないし、ペアチケットだから誰か二人で行けるような人に譲ろうかな)
ぼんやり考えながらコップを洗っていた。
石神「私でよければ、つきあいますが」
石神さんはお皿を拭きながら淡々と言った。
亜弥子「えっ・・・」
(石神さんが一緒に水族館に行ってくれる!?)
思わずお皿を落としそうになった。
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9章ここまで~
そして来ました!鬼ミッション!!
今回はアバターミッションでつ(TωT)オカネガナイヨ