【一〇八恋星☆水滸伝】九紋竜・史進ルート 第八章 第六話~第十話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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大好きゲームのプレイ日記です。

モ○ゲーなどのソーシャルや、月額登録アプリなど、節操無しで乙女ゲームを食い散らかしてます。

攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

こんにちは!



猛暑のため、毎日ほぼすっぴんで仕事しておりますまなみんです!!



だって、化粧しても汗ですぐ流れちゃうんだもん。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。



それでは暑いのでとっととレポに行きます!


ネタバレ&ツッコミあり!!




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




初めて見る戴宗さんの真剣な表情。

私も思わず戸惑ってしまう。



戴宗「史進が子猫、お前のことをどう思っているか・・・これは、戦場においても大問題なんだよ。お前の命に関わるくらいな・・・」



その言葉に、私の体は硬直した。

戴宗さんが史進くんに一歩近づく。

ただならぬ雰囲気を感じたのか、史進くんの表情も真剣なものになった。



戴宗「史進、お前はただ、勝ちたいがためだけに子猫ちゃんを連れていくのか?この子はなあ、さっきお前を指して『史進さんは物じゃない』と言った。・・・・・俺も同じことを言おう。子猫は、物じゃない。それはかつて、お前も言った言葉じゃないのか?」

史進「・・・・・・」

戴宗「連れて帰る自信がないなら・・・一人で行け」



史進くんは戴宗さんの瞳を見つめたまま、黙っている。

でもそれは、決して返答に窮している様子ではない。



(みんな・・・史進くんのことを真剣に考えている。そしてそれを、史進くんも知っている・・・だから)



次々と現れる梁山泊の人々によって、私も史進くんも、いつも大いに惑わされてしまう。

だけどみんな・・・史進くんのことを・・・よく考えてくれている。



史進「俺は・・・郁里のことは大切だと思っている。ただそれが、頭たちを大切だと思うのと同じなのかどうかはわからない」

戴宗「・・・・・・」

史進「しかし、郁里は必ず、連れて帰る」

郁里「史進・・・さん・・・」

史進「それは、俺が郁里を失いたくないからだ・・・」



史進くんが言い終えると・・・戴宗さんはフッと表情を緩めた。



戴宗「まったく・・・やっと言ったか。お前にとって子猫はもう、原じゃなくて郁里でいいんだな」

史進「・・・ああ」

戴宗「だとよ、子猫ちゃん。お前さんもそろそろ『史進くん』って呼んでやったらどうだい。ほんと、お子様の相手は楽じゃねえな」

史進「・・・世話をかける」

戴宗「あっはっはっ!お前のそういうところ、嫌いじゃねえぜ。・・・まあ、せいぜいがんばれ」



ひらひらと手を振り、戴宗さんは軽い足取りで去っていく。

ちらりと見えたその横顔は、どこか満足そうでもあった。



史進「全く・・・おちおち出陣の準備もできないな」



ため息まじりに言ったあと、史進くんが私の方へ向き直った。

それから・・・史進くんがそっと私の手を握った。

その手は熱くて・・・心地いい。



郁里「ど、どうしたの・・・?」



自然に振舞おうとするけれど、わずかに口ごもってしまう。

それ以上、何を言っていいのかわからなくて、私はただ史進くんの真っ直ぐな瞳を見つめた。



史進「いや・・・何でもない」



ふっと、手が離される。

少し、寂しい気持ちになった。



(もう少し・・・触れていたかったな、なんて・・・・私の心もずいぶん・・・)


史進「無事に戻ってこられることができたら、言う」


www言ったも同然www


郁里「・・・え?」

史進「続きは、戻ってからだ」



史進くんは何かを決意したようにそう言うのだった。

その先の言葉は・・・きっと私の心を・・・暖かくしてくれるものに違いない。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




そして・・・決戦の日がやってきた。

戦いを前に、史進くんはみんなを集めて前に立った。



史進「これまで、お前たちに歯がゆい思いをさせてしまった。これは、頭である俺の責任だ。悪かった」



ためらうことなく史進くんは、部下たちに頭を下げた。

突然のことに、ざわめきが起こる。



???「・・・頭は悪くない」



誰の声だったかと、思わず声の主を探してしまう。

それはふだん、ほとんどしゃべらない楊春さんが珍しく発した声だった。


www普段しゃべらないと言うか、声が小さすぎなだけじゃwww



楊春「俺たちは、どこまでも頭についていく」


セ、セリフが「・・・・・」じゃないっ( ̄□ ̄;)



そうだ!そうだ!という声が軍の中から続く。

その声は徐々に熱を帯び、戦を前にした男たちの雄叫びへと変わっていく。



史進「お前たち・・・」



史進くんの声はわずかに震えている気がする。

しばしの間、沈黙して仲間たちの雄叫びを浴びていた史進くんは、やがてぐっと拳を握り、顔を上げた。



史進「今日は、暴れ尽くせ。黒龍騎士団の強さを見せつけるんだ!」



史進くんの声に、雄叫びはいっそう大きくなった。



史進「行くぞ、郁里」

郁里「うん」

史進「しっかり捕まっておけ」

郁里「・・・ねえ、史進くん」

史進「なんだ」

郁里「大丈夫だよ、絶対に勝つ」

史進「・・・・・」



史進くんの頬が、少しだけ緩んだ。

すっと、私の髪をひと撫でする。

それは・・・これから戦いに赴く男性の手とは思えないほど、繊細で、優しかった。



史進「当たり前だ。俺たちは勝つ!そして、お前と一緒に・・・戻ってくるんだ」



そう言うと、史進くんは馬の腹を蹴る。

風を切り、馬が走り出した・・・。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




戦場に出るなり、黒龍騎士団と高廉軍が入り乱れる乱戦となった。



史進「目指すは高廉の首のみ!突き進め!」



全く勝利があげられない、となじられていた姿が嘘のようだった。

史進くんは目の前の敵を次々と斬り捨てていく。


あっさり言っちゃってるけど、次々と殺してるってことだよね?(  ゚ ▽ ゚ ;)



郁里「史進くん、右側に!」

史進「ああ」



不意に現れた敵にも冷静に反応する。

私にも、敵の動きが手に取るように見えた。

短く状況を伝えると、史進くんは素早く反応する。

私を信頼してくれているのが、よくわかった。



史進「不思議なものだな・・・」

郁里「不思議って何が・・・?」



敵を斬り捨てながら、史進くんは私にだけ聞こえるくらいの声で話しかける。

戦いの最中だというのに、その姿からは余裕が感じられた。



史進「いや・・・お前が一緒にいるだけで、こんなに周りがよく見えるなんてな。もう・・・お前を離すことはできない」


www天然ですwww



恥ずかしげもなく言う史進くんに、私は一瞬、ここが戦場だということを忘れてしまいそうになってしまった。



(そういうことは、もっと違うところで言ってほしいよ・・・)


www全くだwww



おそらく、敵の先鋒集団を切り抜けたのだろう。

敵からの攻撃が途切れた。

ふうっと、息をついた・・・その時。



兵士「か、頭ぁ!」



先頭を行く兵たちの、ただならぬ叫び声。



史進「来たか・・・!」



見上げると、そこには空を悠々と舞う大蛇。

慌ててあたりを見回すと、高廉の姿が確認できた。

大蛇は容赦なく兵たちを呑みこんでいく。



兵士「頭!あのバケモンは、楊春殿が引き受けるそうです!」



楊春さん付きの兵が来て、そう報告した。



史進「しかし、それでは楊春が危険に・・・」

兵士「大丈夫です。前回、あの大蛇を退けたのも楊春殿ですから!」

史進「えっ・・・」


(そうだったんだ・・・)



前に妖術の大蛇に遭遇したとき、私は自分から発せられた光の力が大蛇を撃退したのだと思っていた。

だけど・・・それは勘違いだとわかった・・・。

大蛇を撃退する力を備えているのは、楊春さんだったのだ。


wwwハズカシー!(/ω\)www



兵「だから心配するなとの伝令でした!さあ、頭は高廉を!」

史進「・・・わかった」



史進くんが馬の速度を早める。

すぐ近くでは、大蛇が獲物を求めて牙を光らせていた。

その胴をかすめるように、私たちは駆けていく。



史進「高廉も、対策は練ってきているようだな。だが、公孫勝殿もいる。楊春もいる。大丈夫だ!」



楊春さんと公孫勝さんの妖術防御が効いているようで、大蛇は身をよじらせて苦しんでいる。

だけど・・・パワーが足りないのか、消える気配はない。

むしろ、体を傷つけられたことに対する怒りで、動きが荒く、激しくなっていく。



史進「早く・・・決着をつけなければ・・・」



密着した史進くんの体から、わずかな焦りを感じる。

私は、史進くんの体に回した腕に力をこめた。



郁里「・・・・・!」



その時、私の手に史進くんの手が重ねられた。

もっと触れていたいと願った・・・気持ちいい感触。

私の鼓動は跳ね上がった。



史進「俺に力を貸してくれ、郁里」



力と、絶対の信頼がこもった声。

私はなんとしても、史進くんの信頼に応えたいと思った。



郁里「私にできることは、なんでもする」

史進「ああ・・・。俺たちは、二人で一つだ」


wwwどっかで聞いたことのあるセリフだwww



高廉を目指して駆ける史進くんの周りには、ごく少数の兵たちがついてきていた。



史進「陳達の仇もとってやらないとな」


www死んでないwww



私は・・・そしておそらく史進くんも、込みあがってくる熱い想いを胸に押し込んで、ひたすら逃げる。

そして・・・目指す敵の姿をとらえた。



高廉「・・・来たか、九紋竜史進」

史進「とうとう、ここまでたどり着いた・・・いくぞ、郁里」

郁里「うん!」

史進「いざ、高廉、勝負・・・・・!」



手綱を引き、馬を立ち止まらせる史進くん。

その視線の先には・・・高廉。

再び、史進くんと高廉が相対することとなった。



高廉「女など連れて、お前、戦をなめてんのか」


ま、言われるわな(・∀・)


史進「違うな。こいつを連れているから・・・勝てるんだ!」



史進くんは馬の腹を蹴り、突進する。

そして、鋭く槍を突き出した。

常人であれば槍先を見ることも難しいであろうその一撃を、高廉は難なくかわした。



高廉「そんなものか、九紋竜・・・」



不気味な笑みを浮かべながら、高廉が剣を振り下ろした。

史進くんには、高廉の剣が正確に見えていた。

鋭い剣の一撃をいなすと、そのまま再び槍を突き出した。



高廉「・・・・・!」



その動きは、高廉の予想を上回る速さだったようだ。

とっさに高廉は避けたけれど、史進くんは攻撃の手を休めない。

そして・・・。



高廉「ぐ・・・あっ」



繰り出した槍が、高廉の体に突き刺さった。

史進くんの体越しに、突き刺さった感覚が私に伝わってきた。

それは初めての経験で・・・私の体には衝撃が走った。


そりゃそうだろう。(´д`lll)



史進「目を閉じていろ、郁里」

郁里「・・・大丈夫。私も史進くんと一緒に戦っているんだから・・・っ」



史進くんがわずかに笑ったのがわかった。

戦いに身を置く覚悟をしたのなら、この場面から目を背けてはいけない。

私は、心の中で自分にそう強く言い聞かせた。



史進「とどめだ、高廉!」



声にならない声が響く。

それは、高廉の絶命の叫びだった。

槍を引き抜くと、高廉の身体は地面に沈んだ。



史進「・・・終わった・・・こんなにもあっけないものなのか・・・?」



わずかに息を弾ませながら、史進くんが言った言葉に私はハッとした。

そう・・・あっけなさすぎる。

素人の私でも、釈然としないものを感じた。

私は慌てて、扈三娘さんにもらった手鏡を取り出す。


wwwコレ、誤植www扈三娘からじゃなくて、顧大嫂からだろうwww



郁里「史進くん、これ・・・!」

史進「!妖術、だと!?ならば、本物の高廉はどこに・・・!?」

郁里「史進くん、危ない!」



高廉に付き従っていた兵の一人が、史進くんに向かって剣を振り下ろした。



史進「!!」



ガチンと、硬いもの同士がぶつかる音が響く。

ギリギリのところで、史進くんが剣の一撃を防いだ。



???「全く・・・こんなにあっさりと見破られてしまうとはな」



ため息まじりの声。

私たちに不意打ちを仕掛けたその兵士は、ゆっくりと兜を脱ぎ捨てた。



史進「高廉・・・!」

高廉「これまでの様子を見ている限り、私が出るまでもないと思っていたが・・・」

史進「では、今まで俺たちが戦っていた高廉は・・・」

高廉「全て、私が作り出した影武者だよ」



言葉が終わる前に、両者が動いた。

剣と槍が触れ合う音が響く。



高廉「私を引きずり出すとはなかなかだ。褒めてやろう、九紋竜史進」

史進「お前などに褒められても、何もうれしくはないっ!」



いったん高廉から距離を取り、史進くんが槍を構え直した。

史進くんの槍はとても重たいものだというのに、とてもなめらかに、曲線を描くように動く。

それはあまりに軽やかで美しくて、思わず見とれてしまいそうになった。



史進「臆病風に吹かれて、己の戦いを放棄するような奴にはな!」



音もなく動いた槍が、一瞬ふっと消えた。

かと思うと、次の瞬間、槍の先は高廉の腹へと吸い込まれていた。



高廉「な、なんだと・・・微塵の・・・迷い・・・も・・・ないとは・・・」



高廉自身も、自分に何が起こったかわからないといった表情だ。

だけどその胸からは、高廉の生命が流れ落ちていく。

高廉はそのまま、馬から転げ落ち・・・動かなくなった。


wwwあれ!?高廉ていつの間に馬に乗ってたの!?www



史進「・・・俺の力だけでは・・・ないからな・・・」



史進くんは高廉を見下ろし、自分に向けて囁くように言った。



1:すごかったよ←

2:史進くんの勝ちだよ

3:お疲れ様



郁里「すごかったよ、史進くん。すごく、強かった」

史進「俺は・・・ちっともすごくない。郁里がいたからだ。郁里がいたから、勝てた」



私を見つめると、史進くんは優しく微笑んでくれた。



史進「怪我はないか?」

郁里「うん」


wwwしがみついてただけだしねwww


史進「・・・そうか、よかった。これで、戴宗殿との約束が守れそうだ。陣へ、戻ろう」

郁里「うん」



史進くんの言葉に頷いたときだった。



郁里「・・・・・!」



体に衝撃が走った・・・!

わき腹が熱くなり・・・じわじわと、痛みがそこから広がる・・・。

すぅっと体の力が抜けていく・・・。



史進「ん、郁里?」



史進くんの声が聞こえた。

すぐ側にいるはずなのに・・・なんだか遠くから聞こえるみたい。



史進「郁里!?どうしたっ!?」

郁里「史進くん、私・・・」



史進くんを安心させたくて、私は言葉を発しようとした。

でも、それはかなわず・・・。



史進「郁里っ!!!郁里っっ!!!!」



私の意識は突然、ぷつりと途絶えた。




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




最近、切実にタブレットが欲しい・・・。


スマホはいらないから(笑)


ケータイとタブレットの二台持ちだと、どれくらいかかるんだろう・・・




てことで、本日の私的名ゼリフ~




「連れて帰る自信がないなら・・・一人で行け」 by 戴宗




オトナの男、かっこい~い!!(≧▽≦)




以上!!