【幕末志士の恋愛事情】桂小五郎 第拾参話【GREE版】 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

こんばんは!



睡魔がもう背後まで来ております、まなみんです!!



今、寝転がったら瞬殺ですwww




それではとっとと参ります、桂さんレポです。


めっちゃネタバレ!!




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




【長州藩・桂小五郎】




桂「時を超える・・・そんなこと本当にあるのか・・・?」


www今さらですか!!www


高杉「あるのかって?今見たものが答えじゃないか!」



確かに・・・あの光景を見せられたら、綾が時を超えて来たと、信じるしかない・・・。

飾りに触れた途端、綾の体が輝きはじめた。

私はそれを見た瞬間、思わず綾を強く抱きしめていた。

あれから綾は意識を失っている・・・。



桂「なあ晋作、一旦藩邸に戻らないか?」

高杉「心配すんな。特に異常はなかっただろ。寝てるようなもんだ!」

桂「しかし・・・」



私は、綾の存在を確かめるように、柔らかな髪をなでた。



高杉「もう少し、ここで様子を見るぞ。少し確かめたいことがある」



晋作は、私の戸惑いとは別に、嬉々としている。

新しい出来事に出逢って、嬉しくて仕方ないといった感じだ・・・。



高杉「しかし・・・まさか、お前に先を越されるとはな!」

桂「先を・・・越す?私がいったい何をした?」

高杉「綾を抱きしめたじゃないか!」

桂「そ、それは・・・」

高杉「俺は思わず魅入っちまった。だが、お前は綾にかけよった・・・」

桂「でも・・・私がしたことは、綾さんにとって、果たしていいことだったのかな?」

高杉「どういうことだ?」

桂「綾さんにとっては、あのまま未来に帰ったほうがよかったのかもしれない。今考えると、そう思ってね・・・」

高杉「・・・いいんじゃないか?冷静になれば、そういう可能性にも思い当たる。だが、あの瞬間・・・お前は何かを感じたんだろ」

桂「ああ。思い込みかもしれないけど、綾さんが助けを求めている気がしたんだ・・・」

高杉「だったらきっとそうだ。心配するな!綾は感謝こそすれ、恨んだりするか!」

桂「なんで、晋作がそれを言い切れるんだ!」

高杉「そんなもん、端から見てりゃ誰でもすぐわかるぞ!」

桂「それは・・・どういうことだ?」


wwwニブイですwww


高杉「阿呆!そんなもん自分で考えろ!もっとも。そう鈍感じゃいつまでたっても答えは出ないかもしれないがな・・・」

桂「だから、私は鈍感なんかじゃない!」

高杉「はいはい。分かった、分かった。だったら、消えちまいそうな綾を見て、鈍感じゃない小五郎くんはどう思ったんだ?」

桂「それは・・・」



あの時、私が何を思ったか・・・。

私は・・・綾を帰したくなかった。

ここで帰してしまったら、二度と綾に会えなくなってしまう・・・。

それがたまらなく怖かった・・・。



桂「離したくない・・・そう思うと、たまらなく怖くなったんだ」

高杉「怖い?」

桂「ああ、綾さんを失ってしまうのが怖かった。だから、なりふり構わず彼女を抱きとめた。身勝手だよな・・・」



私がそう言うと、晋作はため息をついて大きく頭を振った。



高杉「まったく、なっちゃいない・・・。お前は、なぜそっちに思考がいくんだ?『離したくない』じゃないだろ。『欲しい』だ!」

桂「どういうことだ?同じような意味じゃないか・・・」

高杉「いいか、『離したくない』だと離れることが前提だ。その時点でいろんな状況を考えちまってる。わかるか?」


wwwごめん、高杉さん。私、アホだからよくわかんないわwww


桂「ああ・・・」

高杉「だがな、『欲しい』は、何が何でも手に入れたいっていう意志の表れだ。同じ意味に感じられるが、向いてる方向が全然違う。いいか、小五郎!お前はいずれ、この国を先導する一人になる」

桂「ああ、私もそのつもりさ。お前をしっかりと補佐して、新しい国を作っていくんだ・・・」

高杉「・・・・・そうなると、お前の重大な欠点が問題になってくる」

桂「私の欠点?」

高杉「お前は、人や状況にあまりに気を使いすぎる。それは、お前の一番の長所でもある。だがな・・・上に立つ人間には、どうしたらいいかって判断じゃなく、どうしたいかって意志が重要になる時がある」

桂「わかってるさ。痛いくらいにね・・・。でも、それは私が判断で、お前が意志であってくれればいいんだろ。ちがうのか?」

高杉「・・・・・・」


。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。



晋作の表情を見て、私の中で、ある疑念が浮かび上がった。

そして、その疑念を仮説にして、これまでの状況を考えると、一つの結果にたどり着く・・・。


www桂さんらしい、まわりくどさwww



桂「晋作・・・お前、まさか・・・私に何か隠してるのか・・・」

綾「う、う・・・ん」



晋作を問い詰めようとしたとき、綾の意識が戻った。

私の心は、安堵と不安が入り混じってこれまでにないほど混乱していた。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




【主劇・綾】




まだ、目の前がぼんやりしていた。

誰かが、私の顔をのぞきこんでいるみたい・・・。



綾「こ、小五郎さん・・・」

桂「ああ、気がついたかい?」

綾「あ、はい・・・ここは・・・?」

桂「社だよ・・・」

綾「そう・・・よかった」

高杉「おう!また会ったな!」



近くにいた高杉さんが私に声をかけてくれた。



高杉「見せてやりたかったぞ!綾が消えそうになった時の小五郎の顔を・・・」

桂「ば、ばかな!何を言って・・・」

高杉「まったく・・・何を言ってじゃないだろ!人の女にいつまで膝枕してるつもりだ!」

綾「あ!?」



高杉さんに言われて気がついた。

私は、小五郎さんに膝枕をされていた・・・。



綾「ご、ごめんなさい!」



慌てて私は、体を起こそうとする。



桂「大丈夫だよ。急に起き上がると危ない」



そう言って、小五郎さんは私の肩に手をおき、優しく手伝ってくれた・・・。



高杉「ふん!」

桂「晋作、どこに行くんだ?まだ話は終わってないぞ!」

綾「え?」



言われて見ると、高杉さんはどこかに行こうとしていた。



高杉「わかってる!小便だ!」



そう言って高杉さんは、片手をひらひら振りながら行ってしまった。



桂「まったく・・・」

綾「どうしたんですか?」

桂「え?何がだい?」

綾「小五郎さん、なんだか不安そうな顔してるから・・・」

桂「あ、ああ。大丈夫だよ。それより綾こそ大丈夫かい?」

綾「・・・・・・」

桂「ん?どうかした?」

綾「やっと、わたしのこと・・・さん付けせずに呼んでくれましたね。私が小五郎さんって呼ぶようになったとき、ほんとは私も同じように呼んでもらえたらなって・・・。だから、やっと呼んでもらえたから、なんだか嬉しくて・・・」



小五郎さんは、私の髪に優しく触れる。



桂「本当は、綾に謝ろうと思っていたんだ・・・ひょっとしたら、私が未来に帰るのを邪魔してしまったかもしれないからね・・・あの時、綾を抱きとめさえしなければ、君はあのまま・・・」

綾「そんな!だって、私は・・・」

桂「ああ、わかってる・・・嫌と言うほどわかったよ。自分の鈍感さが・・・」

綾「え?」

桂「謝るなんて、とんだ無粋をするところだったよ・・・。綾・・・私は、君を・・・」



そう言って、小五郎さんは私を見つめる。

今までに感じたことがないくらい、熱い眼差しで・・・。

私の心臓は、ドキドキを通り越してバクバクしていた。

どうしよう・・・。



・い、今はだめです!

・そ、そういえば高杉さんは?

・ ・・・・・・←



小五郎さんの顔が近づいてきて・・・。



綾「・・・・・・」



私は思わず目を閉じた。


・・・・・・・・・・・・あれ?


いつまでも変わらない状況に、私はそっと目を開けた。

小五郎さんが、目の前で思いつめた表情をしていた。



桂「遅い・・・」

綾「え?」

桂「晋作の奴、遅すぎる・・・まさか」



すると、小五郎さんは立ち上がったかと思うと、高杉さんが去った方に走り出した。

私も慌てて後を追う。

私と小五郎さんは、社の先にある原っぱまで来た。

そこには、信じられない光景が・・・。



綾「そ、そんな・・・」

桂「晋作!!」



小五郎さんが駆け寄って、うつぶせに倒れている高杉さんを抱き起こす。



桂「!!」



高杉さんの胸元は、夕日よりも濃い赤で染まっていた。



綾「いやぁ!」



小五郎さんが、高杉さんの胸に耳を当てて、脈を確かめる。



桂「大丈夫だ。息はしている」

綾「よかった・・・。でも、どうしてこんなことに・・・」

桂「・・・とりあえず、藩邸に戻ろう」



そう言って、小五郎さんは、高杉さんをそっと背負った。

気がつくと、太陽は西の山に沈み始めていた・・・。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




高杉さんは、その夜遅く、大勢の藩士たちが見守る中で目を覚ました。

小五郎さんは、藩邸に戻ってから高杉さんが目を覚ますまで、ずっと側についていた。

食事もとらず、必要最低限しかしゃべらず、ずっと思いつめた表情で・・・。

そんな小五郎さんを知ってか知らずか、目を覚ました高杉さんの第一声は・・・。



高杉「腹が減った!めし!」



だった・・・。

藩士のみんなからは安心の笑いが起こり、それぞれが高杉さんに声をかけて戻っていった。

でも、小五郎さんも私も、それが高杉さんの気遣いだと気がついてる。



桂「なぜ黙っていた!」

高杉「うるさい!でかい声を出すな!ちょっと血を吐いたぐらいで大騒ぎすんなよ。あんなもん、誰だって吐くだろ」

綾「絶対!吐きません!」

高杉「お!なんだ、綾。お前まで小五郎の味方か?」

綾「味方とか、そういうことじゃないでしょう!」

高杉「まったく!夫婦そろって病人をいじめるなよ」

綾「まだ、夫婦じゃありません!!」

高杉「まだ?まだってことは、いずれ夫婦になるってことか?」

桂「人の揚げ足を取るな!」

高杉「今度は、旦那が援護射撃か?」

桂「晋作!茶化すのはやめろ!」

高杉「!!」

桂「本当に・・・本当に大丈夫なのか・・・」

高杉「それは・・・」



その時、廊下を走るけたたましい足音が聞こえた。

そして、障子の向こうから藩士の人の声がした。



藩士「中岡様が、火急の用で・・・」



え?慎ちゃん?


そう思った瞬間。

藩士の言葉の途中で障子が開いた。



慎太郎「助けてください!!」



飛び込んできた慎ちゃんは、傷だらけだった・・・。

私の長い一日は、まだ終わりそうになかった・・・。




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次はスチル付きになりますので、アメ限にしま~す(・∀・)/



ってことで本日の私的名ゼリフ~




「腹が減った!めし!」 by高杉さん




高杉さんは、気配りの人でもあるんですね~



以上!!