こんにちは!
今年はなんだかお花見チャンスを逃してしまいそうなまなみんです!
や、「お花見」って言っても、桜の下で飲み会のアレじゃないですよ?
単純に、ゆっくり桜が見たいのです。
私、お酒飲めないしwww
さて、まったり更新中の石神さんレポ、残すところあと2話となりました!
本日も公安に甘く、SPに厳しく参ります!!
ネタバレ、萌え、ツッコミ満載ですよ~
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石神さんに恨みを持つ男が釈放後に起こした事件。
それは、石神さんたち公安と桂木さんたち警備部の活躍によって、一人の怪我人もなく幕を閉じた。
亜弥子「最後の最後で気を失っちゃうなんて・・・情けないなぁ・・・」
事件が片付き、みんなと一緒に車に戻るところで私は気を失ってしまった。
(安心しちゃったのかな。石神さんが褒めてくれて、私を抱きとめてくれて・・・)
私の背に触れていた石神さんの手。
その暖かい記憶は鮮明で、同時に石神さんの笑顔を思い出す。
(私・・・石神さんのこと、好きになってたんだ・・・)
wwwやっと気付きましたかwww
そう思った途端、顔に血が上るのを感じた。
亜弥子「これからどうしようかな・・・」
小さく呟いて窓の外を見ていると・・・病室のドアがノックされた。
亜弥子「はい、どうぞ」
そら「亜弥子ちゃん!大丈夫!?」
桂木「そら!病室に飛び込むヤツがあるか!」
海司「そうッスよ、そらさん!こういうときは家族同然の人間が一番に入るべきで・・・」
www家族同然でいいんだwww
瑞貴「あ、海司さん・・・。今、亜弥子さんの家族ポジションでいいって、さりげなく認めましたね?」
海司「い、いまのはそういう意味じゃねぇよ!」
昴「入り口でごちゃごちゃ言ってんなよ。後ろがつかえてんだ」
桂木班のみんなが中に入ってくる。
班長と瑞貴以外は帰って(・∀・)
桂木「お前ら、静かにしないか!ここは病院なんだぞ!」
www実は班長の声が一番デカかったりするwww
桂木さんのカミナリにみんなが肩をすくめる。
同時に看護士さんが廊下から顔を見せる。
看護士「どうしました!?」
亜弥子「い、いえっ、何でもありません!すみません・・・」
看護士「病室で大きな声を出すのは控えてくださいね。まったく、最近の若い子は・・・」
そら「班長のせいですよ?」
桂木「な・・・今のは騒ぎながら部屋に入ったお前たちへの注意だろう」
瑞貴「でも・・・班長が大声出した時に看護士さん来ましたよね」
wwwでも、班長は「最近の若い子」ではないゾwww
桂木「瑞貴まで・・・。そもそも、お前たちが騒がなければこんなことに・・・」
(いつもの桂木班だなぁ・・・)
何だか嬉しくて、私は思わず笑ってしまう。
桂木「藤堂さん・・・コホン・・・失礼しました」
昴「元気そうだな、亜弥子」
亜弥子「はい。ただの疲労だったみたいで・・・。ご心配をおかけして、すみませんでした」
桂木「藤堂さんが元気になられてよかった。これは私たちからのお見舞いです」
亜弥子「わ、ありがとうございます」
桂木さんから紙袋を受け取った時、再びノックの音が響いた。
亜弥子「はい」
後藤「亜弥子、調子はどうだ?」
黒澤「亜弥子さーん!オレ、めっちゃ心配したんですよー!」
ドアが開いて、後藤さんと黒澤さんが入ってくる。
昴さんと後藤さんが顔を見合わせて、お互い小さく舌打ちをする。
黒澤「あーあ、似たもの同士、イチイチいがみ合わなくてもいいのに」
wwwwww
昴・後藤「似てない!」
黒澤「はいはい、怒鳴らないでくださいよ。それはそうと、亜弥子さん!これ後藤さんとオレからのお見舞い品です」
亜弥子「ありがとうございます」
黒澤さんから果物が入った紙袋を受け取る。
(あれから・・・石神さんは大丈夫だったのかな・・・)
後藤「石神さんは事件の事後処理に追われててな。少し手間取っているようだった」
亜弥子「あの・・・石神さんはもう安全なんですよね?犯人は全員逮捕されたんですよね?」
黒澤「もちろんです!全員確保しました。オレたちと桂木班っていいチームでしたよね!」
昴「勝手にお前らとチームにするな」
昴はすっこんでて(-""-;)
黒澤「う・・・、一柳さんも石神さんに負けず劣らず、怖い方ですねぇ」
後藤「黒澤、お前は少し黙ってろ。亜弥子、石神さんはあとで必ず見舞いにくる」
ウン(〃ω〃)
亜弥子「はい」
桂木「さて・・・長居をして藤堂さんを疲れさせるわけにはいかないからな。そろそろお暇しよう」
瑞貴「お大事になさってくださいね」
後藤「無理しないようにな」
黒澤「退院したら、快気祝いしましょうね!」
桂木「では、失礼します」
亜弥子「はい。皆さんもお気をつけて」
みんなが部屋を出て行くと、少し寂しくなる。
横になって、私はよく晴れた青空を見上げる。
それは、フランスで見た青い空とよく似ていた。
(石神さんとのフランス・・・楽しかったな・・・)
フランスで過ごした時間を思い返しているうちに・・・私はいつの間にか眠ってしまっていた。
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亜弥子「んっ・・・」
私は部屋に入ってくる風の匂いで目を覚ました。
(いつの間にか眠っちゃってたんだ。窓・・・開けっ放しだったっけ・・・)
窓の方に視線を送ると、最近よく見つめていた背中があった。
亜弥子「石神さん・・・?」
私の声に応えるように、石神さんがゆっくりと振り返った。
石神「起こしてしまいましたか?すみません」
全然大丈夫(〃∇〃)←文法間違い
亜弥子「いえ!私のほうこそ、眠ってしまって・・・起こしてくれてよかったのに・・・」
石神「とても気持ちよさそうに寝ていたので、忍びなくて。お加減はいかがですか?」
亜弥子「おかげさまで大丈夫です。ご迷惑をおかけしてしまい、すみませんでした」
石神さんはベッド脇のイスを引くと、腰をかけた。
石神「冷蔵庫にお見舞いのプリンを入れておきました。よかったら、召し上がってください。フランスで貴女が気に入った店のプリンです。日本にも銀座に一店舗だけあるんですよ」
亜弥子「わあ、ありがとうございます」
微笑を浮かべていた石神さんが真剣な眼差しで私を見つめた。
石神「・・・亜弥子さん」
亜弥子「はい?」
石神「私は貴女に謝らなければいけません」
亜弥子「謝る?」
石神「はい。私のせいで貴女を今回の事件に巻き込み、危険な目にあわせてしまいました」
亜弥子「そんなこと・・・石神さんは助けにきてくれたじゃないですか」
石神「それだけではありません。私は・・・自分勝手な行動で貴女を傷付けてしまった」
亜弥子「あの・・・石神さん。私に冷たい態度をとったのは、事件から遠ざけるためだったっていうのは本当ですか?」
石神「・・・後藤から聞きましたか?」
苗字の呼び捨てって、なんか異常に萌えるんですがwww
亜弥子「・・・はい」
石神「失礼なことをたくさん言ってしまったと思っています。今さら遅いかもしれませんが、私を・・・許していただけますか?」
亜弥子「はい。石神さんが大変な立場だったってことはよくわかりましたから」
石神「やはり貴女は優しい人ですね・・・」
亜弥子「それは・・・石神さんが優しいからです。石神さんに避けられたのは寂しかったけど・・・その分、今みたいな時間がどれだけ大切なものだったのか、よくわかりました」
石神「亜弥子さん・・・」
石神さんの瞳が細められた。
亜弥子「本当に嫌われたのかと思って・・・」
石神「・・・・・・」
亜弥子「色々考えたんです・・・」
石神「貴女を・・・嫌いになれた方がどんなに楽だったか・・・」
(〃∇〃)!!
石神さんが絞りだすような声で答えた。
石神さんは俯いていて、私は石神さんの表情を知ることはできない。
石神「初めは・・・大したことではないと思っていたんです。自分の気持ちを殺すのには慣れている。それが私の仕事でしたから」
どこか自嘲するような笑いだった。
石神「けれど・・・現実は私の想像を超えていました。貴女の声を聞いて、顔を見て・・・そのうえで貴女を遠ざけることがあんなに辛いとは・・・」
(〃∇〃)!!!
亜弥子「石神さん・・・」
石神「考えないようにしようと思っても、貴女のことが頭から離れないんです。おかしな魔法でもかけられたのかと思いましたよ」
(石神さんがそんなに私のことを・・・ウソじゃない・・・よね・・・?)
石神「仕事にさえ集中できない時がありました。仕事の鬼と言われ、サイボーグとさえウワサされるこの私がです」
(〃∇〃)!!!!
ようやく顔をあげた石神さんが、私を真っ直ぐに見つめてくる。
その目はいつもの冷たいものではなく・・・熱を帯びた眼差しだった。
石神「公安に配属された時から、仕事一筋で生きていくと決めていました。そういう生き方しかできないと思っていたんです。でも・・・」
亜弥子「でも・・・?」
石神「ダメでした・・・抑えることが、どうしてもできなかったんです」
(石神さん・・・)
早くなった鼓動を抑えるように、私は胸元に手を置いた。
石神「とめることができなかった・・・貴女を好きだという気持ちを」
キタ━━━(〃∇〃)━━━!!!
亜弥子「!」
石神「好きだと自覚したら、もう抑えることは無理なですね・・・」
明瞭な声で告げられた言葉に私は息を呑む。
亜弥子「本当・・・ですか?」
石神「え?」
亜弥子「今の言葉は、本当ですか・・・?」
石神「・・・はい。世の中には理性で制御できないものがあると・・・初めて知りました」
石神さんが苦笑した。
石神「ですが、一般の人から見れば、私は裏社会の人間です。貴女の隣に居ることはできないんです」
∑(゚Д゚)
(え・・・?)
石神さんが視線を逸らす。
石神「・・・この職に就いた事を悔いているわけではありませんが・・・あのお祭りチーム達が羨ましく感じました」
亜弥子「どうしてですか?」
石神「亜弥子さんの傍に相応しいのは、彼らSP達のように、いつでも傍に居られるような存在だと思ってますから」
(そんなこと・・・)
亜弥子「どうして、そんなこと言うんですか・・・?」
石神「亜弥子さん?」
亜弥子「私はいつでも傍にいてくれる人が、自分に相応しいとか・・・そんなことは思いません」
石神「・・・・・・」
亜弥子「離れていることが多くても、会えない日が続いてもいいです」
石神「亜弥子さん・・・」
亜弥子「それでも、私は好きな人と一緒にいたいって思います。だから、私は・・・」
(石神さんが好きで、石神さんと一緒にいたい・・・)
wwwなぜそれを声に出さないのかwww
そう伝えようとした私の手に、石神さんがそっと手を重ねる。
石神「・・・亜弥子さん、今はそれだけで十分です。ありがとう・・・」
そう言って石神さんの手が離れかけた時、思わず握り返した。
亜弥子「石神さん、私は・・・」
私が口を開きかけた時、看護士さんがやってきた。
看護士「すみません、面会のお時間は終了となります」
邪魔すんなぁ~ヾ(。`Д´。)ノ
石神「・・・もう、そんな時間ですか」
石神さんが手を離して、イスから立ち上がる。
石神「遅くまですみませんでした」
亜弥子「いえ、あの、石神さん!」
石神さんはドアまで行くと、一度だけこちらを振り向いた。
石神「最後に貴女に伝えることができてよかった。また、できるなら・・・貴女と一緒にいたかったですが・・・」
Σ(゚д゚;)
亜弥子「え・・・?」
(最後って、どういうこと・・・?)
後半の声は独白に近く、よく聞き取れなかった。
ベッドから立ち上がろうとした私を、石神さんは片手で制す。
石神「まだ安静にしてなくてはいけませんよ。お大事に・・・」
亜弥子「石神さん・・・?」
石神さんは軽く頭を下げると、部屋を出て行く。
(石神さん・・・さっき何て言ったの?)
できるなら・・・の先の言葉が知りたい。
けれど、別れ際の石神さんの背中は私が追うことを拒んでいるようにも見えた。
亜弥子「石神さん・・・私のことが好きだって・・・言ったよね?夢じゃ・・・ないよね」
嬉しいはずなのに、それでも最後の石神さんの言葉が気になって・・・。
私は漠然とした不安感を抱えていた。
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数日後、私は無事に退院することができた。
お父さんやSPのみんなに挨拶に行き、帰りは昴さんが送ってくれることになった。
イヤ、いいです。遠慮します(・∀・)
官邸の玄関に出ると、後藤さんと黒澤さんの姿があった。
後藤「亜弥子、待ってたぞ」
黒澤「なかなか来ないから、こっちから探しに行こうかと思っちゃいましたよ」
亜弥子「あ、すみません・・・お父さんたちと話をしていたので・・・。あの、何かあったんですか?」
昴「つーか、こういうときに来るのは石神じゃねぇのか?何でお前らなんだよ」
後藤「亜弥子、話がある」
昴「オレを無視するんじゃねぇよ。石神はどうした」
昴さんの問いに、後藤さんと黒澤さんが顔を見合わせた。
後藤「・・・石神さんは来ない」
昴「あ?なんでだよ」
後藤「・・・海外に行ったんだ」
亜弥子「え・・・?」
(海・・・外・・・?)
後藤さんの言葉に、私は返す言葉を失った。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
何度見ても、石神さんの告白シーンはイイ!!
普段ストイックな分、萌えますwww