【恋人は専属SP】石神ルート episode 8 【本編】 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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大好きゲームのプレイ日記です。

モ○ゲーなどのソーシャルや、月額登録アプリなど、節操無しで乙女ゲームを食い散らかしてます。

攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

こんにちは!



仕事が急遽、休みになり、ヒマを持て余しているまなみんです!



だって、誰も遊んでくれないんだもん(。・ε・。)←子供か



ヒマならブログを更新・・・ということで、石神さんレポです!


本来このエピソードはスチルつきなんですが、ワタクシったら保存に失敗してupできないんですよ、奥様!!←誰



・・・・・・というわけで、スチル抜きでupします~



毎度しつこく言いますが、ガッツリネタバレ!そしてSPたちに容赦なし!完レポでもないテキトー自己満レポですが、「まあ、ヒマだしちょっと付き合ってやるか」程度に許していただける方のみ、読み流してください(・∀・)




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




大学の前で私とそらさんは男たちに囲まれ、廃ビルへと連れてこられた。

犯行グループのリーダーはかつて石神さんが逮捕し、先日釈放されたばかりの小川という男。

私たちは後ろ手に縛られ、コンクリートの上に座っている。



そら「お前たちの要求は何だ!オレたちをどうするつもりだ!?」

www人質の決まり文句www


小川「・・・オレの要求は同胞の釈放と・・・石神の命だ」

亜弥子「そんなことをして、何になるんですか!?」


wwwこれも決まり文句www


小川「石神をかばうのか?クク・・・ウワサはやはり、本当だったようだな」

そら「ウワサ?何の話だ・・・?」

小川「その女は総理大臣の娘だろう?石神が総理大臣の娘に近づいているという情報が入ってな」

亜弥子「そんな話・・・どこで・・・」

小川「出世欲の塊の石神らしい話だ。数日前、雨の中一緒に行動しているところを仲間が見ているんだよ」


あ、アレ、見てたんだwww


(あ・・・もしかして、公園で傘を貸してもらったとき・・・)


小川「石神はかなりの切れ者だ。ここで始末しておかなければ、他の仲間も危ないからな」



小川は下卑た笑い声をあげると、携帯電話を取り出した。



小川「さて・・・交渉といくか。総理の娘とあっちゃ、向こうも要求を飲むしかないだろうがな」

亜弥子「そらさん・・・」

そら「今は落ち着いて・・・。様子を見て、必ずオレが助けるから」


どうせなら、さらわれないようにして欲しかったよ┐( ̄ヘ ̄)┌



私の耳元でそらさんが力強くささやく。



小川「何だと!?ふざけるな!」



警察に電話をかけた小川が、電話口で怒鳴った。



小川「クソッ!警察の野郎・・・そんな話は信じない、本当でも要求に応えるつもりはないと、切りやがった!」

そら「なっ・・・お前!ちゃんと石神に伝わるようにかけたのかよ!110番したんじゃねーだろーな!」


www子供のイタズラかいwww


小川「そんなマヌケな真似するか!上層部の人間につながる電話は調査済みだ」


犯罪者に番号知られてるとか、大丈夫か警察www


そら「なら、警察は・・・石神は亜弥子ちゃんを見捨てるっていうのか!?」

亜弥子「・・・・・・」

そら「アイツ・・・無愛想で冷たいヤツだけど・・・それでも!それでも・・・仲間だって思ってたのにっ」



そらさんが悔しげに唇を噛む。



(石神さんが私たちを見捨てた?本当に・・・?)



そう考えたとき、私の頭に最初に浮かんできたのは・・・石神さんの笑顔だった。



『まったく、貴女という人は・・・』



その言葉で始まる話は大抵呆れ気味のときだけれど、それでもどこか優しさがあって・・・。



『たまにはこういうのも・・・悪くはないですね』



そう言って笑ってくれるときがある。



『桂木班なら大丈夫です。彼等は・・・必ず貴女を守り抜くでしょう』



時々聞かされる石神さんの本音は、桂木班への敬意と信頼を表していた。



(そんな石神さんが、本当にそらさんと私を見捨てたりする・・・?)


亜弥子「ううん・・・そんなことしない・・・」

そら「亜弥子ちゃん?どうしたの?」

亜弥子「そらさん、石神さんの答えには何か理由があるはずです」

そら「理由って・・・どんな理由?ややこしい話なら勘弁してほしいんだけど・・・」

小川「ゴチャゴチャうるせぇな!仕方ねぇ、この女の悲鳴を聞かせてやれば、信じるだろう」



小川が携帯を片手に、ポケットからナイフを取り出した。

私に手が伸びてきた時・・・ビルの中に一際高い靴音が響いた。


キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!



???「やれやれ、私一人を始末するのに、随分と必死のようだな」


(この声・・・!)


ダーリン!待ってたぁ~ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ


亜弥子「石神さん!」

そら「石神!?」



ビルの入り口に立っていたのは、いつもと同じく表情ひとつ崩していない石神さんだった。



石神「小川、私を指名だそうだな。まぁ、理由は見当つくが・・・」



石神さんが私とそらさんに目を向ける。



石神「派手に出たものだな。SPごと総理のお嬢さんを誘拐、人質とは」

小川「武器を捨てて両手を挙げろ。この女の命を助けたければな」



ここにきて、初めて石神さんが私を見た。



(石神さん・・・笑ってる・・・)


石神「銃はこれだけだ。他にはない」



石神さんは銃を床におくと、両手を挙げる。



そら「石神・・・アンタ、死ぬ気かよ・・・!」

小川「覚悟はできてるんだろうな」

石神「お前を刑務所にもう一度ぶち込む準備なら万端だが?」

小川「澄ました顔しやがって・・・!どこまでも気に食わない野郎だぜ!」



小川が石神さんに銃を向けた。



小川「てめぇの頭をぶち抜く瞬間を何度も夢見たぜ。だがこれで実現できそうだ!」

石神「・・・・・・」

亜弥子「石神さん!」



私とそらさんが縄を解こうと身じろぎしたその瞬間・・・。



ドカーン!



亜弥子「!?」

そら「亜弥子ちゃん!伏せて!」



そらさんが私の身体をかばうように床に伏せ、頭上に爆風が流れた。



石神「逃がすか!」

小川「うぐっ・・・!」



煙る部屋の中で、石神さんが小川の顔を殴り飛ばしたのが見えた。

そのまま、みぞおちに膝蹴りを入れ、床に身体を押さえつけると手錠をかける。


おおっ!珍しいパワープレイ(〃∇〃)カッコイー



(石神さん・・・すごい・・・)


後藤「石神さん!ビル内の犯人確保完了しました」

黒澤「犯人確保までほんの数分、新記録じゃないですか!?」

そら「後藤!黒澤!」



ビルの入り口には後藤さんと黒澤さん、その後ろには犯人グループを連行している警察部隊の姿が見えた。



石神「バカを言え。我々にはこのくらい普通のことだ」

小川「くそっ・・・くそっ!またしてもお前に・・・!!」

石神「小川・・・よく聞け」



石神さんは小川の髪をつかむと、無理やり顔をあげさせる。



石神「彼女を傷付けたな。お前の取り調べはきっちり時間をかけてやる。覚悟しておけ」

黒澤「うっわー!いまの怖っ!マジで怖っ!オレなら完璧泣いてますよ!」


wwwそういや自分の本編でもよく泣いてたね、アナタwww


後藤「だから、誰も石神さんには逆らわねーようにしてんだよ」

石神「後藤!黒澤!小川を連れていけ!」

黒澤「はい!」

後藤「了解です!」



後藤さんと黒澤さんに小川の身柄を渡すと、石神さんがインカムで話をしながらこちらにやってきた。



石神「広末、桂木さんから連絡だ。ビルの駐車場に新しいグループがやってきたらしい。応援に行ってくれるか?」
そら「それはいいっすけど・・・亜弥子ちゃんの警護は?」


この有様で「警護」とか言うかねwww


石神「私が引き継ぐ。行ってくれ」


はっ!二人きり・・・?(///∇///)



石神さんに縄を解いてもらったそらさんは、桂木さんの応援に向かった。

続いて、私の腕の縄も解いてくれる。



石神「亜弥子さん、お待たせしました」

亜弥子「石神さん、どうしてここに・・・」

石神「貴女がいるのに、来ないわけがないじゃないですか」

亜弥子「でも・・・警察は要求に応えないって犯人が・・・」

石神「あれは作戦です。それに・・・」



石神さんは一旦言葉を切ると、僅かにためらう素振りを見せてから口を開く。

その顔には、どこか決意にも似たものが見えた。



石神「今回、私は仕事ではなく、一人の男として貴女を助けにきました」


キャッホー!!(〃∇〃)


亜弥子「石神さん・・・」


(それって・・・どういう意味なの・・・?)


鈍すぎ・・・!!( ̄□ ̄;)


石神「亜弥子さん」



石神さんが私に手を差し出した。



石神「貴女を必ず、SPたちのもとまで無事に送り届けます」

亜弥子「あ・・・」

石神「どうしました?」

亜弥子「それ、前にも同じ事を言ってくれましたよね・・・」



ホテルで私が動けなくなった時。

あの時も、石神さんの手が私を支えてくれた。



石神「・・・そうでしたね」



私が石神さんの手に触れると、そのまま強い力で握り返された。



石神「あの時も亜弥子さんは腰を抜かしてましたね」

亜弥子「その時は確かにそうでしたけど、今は違います!」

石神「ふっ・・・分かってますよ」



立ち上がると、歩き出す前に石神さんが振り返った。



石神「本当に・・・無事でよかった・・・」

亜弥子「石神さん・・・」


私なら、ここで「怖かったぁ~」って抱きつくんだがwww←アホ



万感の想いを込めたような石神さんの声に、私の胸がいっぱいになる。

ビルの外から差し込む光で照らされた石神さんの笑顔は・・・微塵の冷たさもなく、温かい。



(私・・・石神さんのこんな笑顔が見たかったんだ。この笑顔を、ずっと見ていたいって思う・・・)


私は石神さんに手を引かれて、廃ビルの外に出た。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




ビルの外にはたくさんのパトカーが集まっていた。



桂木「藤堂さん!」



向こうから、桂木班のみんなが走ってくるのが見えた。



瑞貴「お怪我はありませんか?」

そら「オレがついてたから大丈夫だって。ね?亜弥子ちゃん」


お前がついてて、このザマだろうが~ヾ(。`Д´。)ノ


昴「って・・・石神、お前らどうして手なんかつないでんだよ」

亜弥子「あ・・・」



みんなの視線がつないだ手に集まる。



石神「亜弥子さんを安全にここまでお連れするために手をひいただけだ」

昴「それなら、もう離してもいいんじゃねぇか?」

石神「まだ完全に安全確認が終わったわけではないからな。念のためだ」

そら「とか言って、本当は亜弥子ちゃんの手を離したくないんじゃねーの?」

石神「お前と一緒にするな、広末。亜弥子さん、もう大丈夫ですか?」

亜弥子「もう少しだけ、手を繋いでもらっててもいいですか?震えちゃって・・・」

石神「私は構いませんよ。落ち着くまでお付き合いします」

瑞貴「亜弥子さん、このハンカチを口に当ててみてください。すーっとして気持ちが落ち着きますよ」

亜弥子「ありがとうございます。ハーブのいい香り・・・」

桂木「よし、我々も車に戻るとしよう。藤堂さん、ご無理なさらず、ゆっくり来てくださいね」



桂木さんを先頭に、SPのみんなが車に戻っていく。



石神「車までお送りしましょう」

亜弥子「ありがとうございます」


(よかった・・・みんな無事で・・・石神さんとも仲直りできて・・・)



みんなが笑い合う背中に安堵すると、全身から力が抜けた。



石神「亜弥子さん!?」



崩れ落ちそうになった身体を、石神さんが抱きとめてくれる。



石神「もう大丈夫です。何の心配もいりません。貴女は・・・よく耐え抜きました」

亜弥子「は・・・い・・・」



石神さんが私の背中を優しくなでてくれる。

薄れゆく意識の中で最後に見えたのは、石神さんの優しい表情。

その表情に私は確信する。



(私・・・石神さんが好きなんだ・・・昴さんの言うとおり・・・)



力強い腕と温もりに包まれて・・・私はそのまま意識を失った。




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ひとこと・・・。



気付くの、おっそ!!