こんにちは!
仕事が急遽、休みになり、ヒマを持て余しているまなみんです!
だって、誰も遊んでくれないんだもん(。・ε・。)←子供か
ヒマならブログを更新・・・ということで、石神さんレポです!
本来このエピソードはスチルつきなんですが、ワタクシったら保存に失敗してupできないんですよ、奥様!!←誰
・・・・・・というわけで、スチル抜きでupします~
毎度しつこく言いますが、ガッツリネタバレ!そしてSPたちに容赦なし!完レポでもないテキトー自己満レポですが、「まあ、ヒマだしちょっと付き合ってやるか」程度に許していただける方のみ、読み流してください(・∀・)
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大学の前で私とそらさんは男たちに囲まれ、廃ビルへと連れてこられた。
犯行グループのリーダーはかつて石神さんが逮捕し、先日釈放されたばかりの小川という男。
私たちは後ろ手に縛られ、コンクリートの上に座っている。
そら「お前たちの要求は何だ!オレたちをどうするつもりだ!?」
www人質の決まり文句www
小川「・・・オレの要求は同胞の釈放と・・・石神の命だ」
亜弥子「そんなことをして、何になるんですか!?」
wwwこれも決まり文句www
小川「石神をかばうのか?クク・・・ウワサはやはり、本当だったようだな」
そら「ウワサ?何の話だ・・・?」
小川「その女は総理大臣の娘だろう?石神が総理大臣の娘に近づいているという情報が入ってな」
亜弥子「そんな話・・・どこで・・・」
小川「出世欲の塊の石神らしい話だ。数日前、雨の中一緒に行動しているところを仲間が見ているんだよ」
あ、アレ、見てたんだwww
(あ・・・もしかして、公園で傘を貸してもらったとき・・・)
小川「石神はかなりの切れ者だ。ここで始末しておかなければ、他の仲間も危ないからな」
小川は下卑た笑い声をあげると、携帯電話を取り出した。
小川「さて・・・交渉といくか。総理の娘とあっちゃ、向こうも要求を飲むしかないだろうがな」
亜弥子「そらさん・・・」
そら「今は落ち着いて・・・。様子を見て、必ずオレが助けるから」
どうせなら、さらわれないようにして欲しかったよ┐( ̄ヘ ̄)┌
私の耳元でそらさんが力強くささやく。
小川「何だと!?ふざけるな!」
警察に電話をかけた小川が、電話口で怒鳴った。
小川「クソッ!警察の野郎・・・そんな話は信じない、本当でも要求に応えるつもりはないと、切りやがった!」
そら「なっ・・・お前!ちゃんと石神に伝わるようにかけたのかよ!110番したんじゃねーだろーな!」
www子供のイタズラかいwww
小川「そんなマヌケな真似するか!上層部の人間につながる電話は調査済みだ」
犯罪者に番号知られてるとか、大丈夫か警察www
そら「なら、警察は・・・石神は亜弥子ちゃんを見捨てるっていうのか!?」
亜弥子「・・・・・・」
そら「アイツ・・・無愛想で冷たいヤツだけど・・・それでも!それでも・・・仲間だって思ってたのにっ」
そらさんが悔しげに唇を噛む。
(石神さんが私たちを見捨てた?本当に・・・?)
そう考えたとき、私の頭に最初に浮かんできたのは・・・石神さんの笑顔だった。
『まったく、貴女という人は・・・』
その言葉で始まる話は大抵呆れ気味のときだけれど、それでもどこか優しさがあって・・・。
『たまにはこういうのも・・・悪くはないですね』
そう言って笑ってくれるときがある。
『桂木班なら大丈夫です。彼等は・・・必ず貴女を守り抜くでしょう』
時々聞かされる石神さんの本音は、桂木班への敬意と信頼を表していた。
(そんな石神さんが、本当にそらさんと私を見捨てたりする・・・?)
亜弥子「ううん・・・そんなことしない・・・」
そら「亜弥子ちゃん?どうしたの?」
亜弥子「そらさん、石神さんの答えには何か理由があるはずです」
そら「理由って・・・どんな理由?ややこしい話なら勘弁してほしいんだけど・・・」
小川「ゴチャゴチャうるせぇな!仕方ねぇ、この女の悲鳴を聞かせてやれば、信じるだろう」
小川が携帯を片手に、ポケットからナイフを取り出した。
私に手が伸びてきた時・・・ビルの中に一際高い靴音が響いた。
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
???「やれやれ、私一人を始末するのに、随分と必死のようだな」
(この声・・・!)
ダーリン!待ってたぁ~ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ
亜弥子「石神さん!」
そら「石神!?」
ビルの入り口に立っていたのは、いつもと同じく表情ひとつ崩していない石神さんだった。
石神「小川、私を指名だそうだな。まぁ、理由は見当つくが・・・」
石神さんが私とそらさんに目を向ける。
石神「派手に出たものだな。SPごと総理のお嬢さんを誘拐、人質とは」
小川「武器を捨てて両手を挙げろ。この女の命を助けたければな」
ここにきて、初めて石神さんが私を見た。
(石神さん・・・笑ってる・・・)
石神「銃はこれだけだ。他にはない」
石神さんは銃を床におくと、両手を挙げる。
そら「石神・・・アンタ、死ぬ気かよ・・・!」
小川「覚悟はできてるんだろうな」
石神「お前を刑務所にもう一度ぶち込む準備なら万端だが?」
小川「澄ました顔しやがって・・・!どこまでも気に食わない野郎だぜ!」
小川が石神さんに銃を向けた。
小川「てめぇの頭をぶち抜く瞬間を何度も夢見たぜ。だがこれで実現できそうだ!」
石神「・・・・・・」
亜弥子「石神さん!」
私とそらさんが縄を解こうと身じろぎしたその瞬間・・・。
ドカーン!
亜弥子「!?」
そら「亜弥子ちゃん!伏せて!」
そらさんが私の身体をかばうように床に伏せ、頭上に爆風が流れた。
石神「逃がすか!」
小川「うぐっ・・・!」
煙る部屋の中で、石神さんが小川の顔を殴り飛ばしたのが見えた。
そのまま、みぞおちに膝蹴りを入れ、床に身体を押さえつけると手錠をかける。
おおっ!珍しいパワープレイ(〃∇〃)カッコイー
(石神さん・・・すごい・・・)
後藤「石神さん!ビル内の犯人確保完了しました」
黒澤「犯人確保までほんの数分、新記録じゃないですか!?」
そら「後藤!黒澤!」
ビルの入り口には後藤さんと黒澤さん、その後ろには犯人グループを連行している警察部隊の姿が見えた。
石神「バカを言え。我々にはこのくらい普通のことだ」
小川「くそっ・・・くそっ!またしてもお前に・・・!!」
石神「小川・・・よく聞け」
石神さんは小川の髪をつかむと、無理やり顔をあげさせる。
石神「彼女を傷付けたな。お前の取り調べはきっちり時間をかけてやる。覚悟しておけ」
黒澤「うっわー!いまの怖っ!マジで怖っ!オレなら完璧泣いてますよ!」
wwwそういや自分の本編でもよく泣いてたね、アナタwww
後藤「だから、誰も石神さんには逆らわねーようにしてんだよ」
石神「後藤!黒澤!小川を連れていけ!」
黒澤「はい!」
後藤「了解です!」
後藤さんと黒澤さんに小川の身柄を渡すと、石神さんがインカムで話をしながらこちらにやってきた。
石神「広末、桂木さんから連絡だ。ビルの駐車場に新しいグループがやってきたらしい。応援に行ってくれるか?」
そら「それはいいっすけど・・・亜弥子ちゃんの警護は?」
この有様で「警護」とか言うかねwww
石神「私が引き継ぐ。行ってくれ」
はっ!二人きり・・・?(///∇///)
石神さんに縄を解いてもらったそらさんは、桂木さんの応援に向かった。
続いて、私の腕の縄も解いてくれる。
石神「亜弥子さん、お待たせしました」
亜弥子「石神さん、どうしてここに・・・」
石神「貴女がいるのに、来ないわけがないじゃないですか」
亜弥子「でも・・・警察は要求に応えないって犯人が・・・」
石神「あれは作戦です。それに・・・」
石神さんは一旦言葉を切ると、僅かにためらう素振りを見せてから口を開く。
その顔には、どこか決意にも似たものが見えた。
石神「今回、私は仕事ではなく、一人の男として貴女を助けにきました」
キャッホー!!(〃∇〃)
亜弥子「石神さん・・・」
(それって・・・どういう意味なの・・・?)
鈍すぎ・・・!!( ̄□ ̄;)
石神「亜弥子さん」
石神さんが私に手を差し出した。
石神「貴女を必ず、SPたちのもとまで無事に送り届けます」
亜弥子「あ・・・」
石神「どうしました?」
亜弥子「それ、前にも同じ事を言ってくれましたよね・・・」
ホテルで私が動けなくなった時。
あの時も、石神さんの手が私を支えてくれた。
石神「・・・そうでしたね」
私が石神さんの手に触れると、そのまま強い力で握り返された。
石神「あの時も亜弥子さんは腰を抜かしてましたね」
亜弥子「その時は確かにそうでしたけど、今は違います!」
石神「ふっ・・・分かってますよ」
立ち上がると、歩き出す前に石神さんが振り返った。
石神「本当に・・・無事でよかった・・・」
亜弥子「石神さん・・・」
私なら、ここで「怖かったぁ~」って抱きつくんだがwww←アホ
万感の想いを込めたような石神さんの声に、私の胸がいっぱいになる。
ビルの外から差し込む光で照らされた石神さんの笑顔は・・・微塵の冷たさもなく、温かい。
(私・・・石神さんのこんな笑顔が見たかったんだ。この笑顔を、ずっと見ていたいって思う・・・)
私は石神さんに手を引かれて、廃ビルの外に出た。
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
ビルの外にはたくさんのパトカーが集まっていた。
桂木「藤堂さん!」
向こうから、桂木班のみんなが走ってくるのが見えた。
瑞貴「お怪我はありませんか?」
そら「オレがついてたから大丈夫だって。ね?亜弥子ちゃん」
お前がついてて、このザマだろうが~ヾ(。`Д´。)ノ
昴「って・・・石神、お前らどうして手なんかつないでんだよ」
亜弥子「あ・・・」
みんなの視線がつないだ手に集まる。
石神「亜弥子さんを安全にここまでお連れするために手をひいただけだ」
昴「それなら、もう離してもいいんじゃねぇか?」
石神「まだ完全に安全確認が終わったわけではないからな。念のためだ」
そら「とか言って、本当は亜弥子ちゃんの手を離したくないんじゃねーの?」
石神「お前と一緒にするな、広末。亜弥子さん、もう大丈夫ですか?」
亜弥子「もう少しだけ、手を繋いでもらっててもいいですか?震えちゃって・・・」
石神「私は構いませんよ。落ち着くまでお付き合いします」
瑞貴「亜弥子さん、このハンカチを口に当ててみてください。すーっとして気持ちが落ち着きますよ」
亜弥子「ありがとうございます。ハーブのいい香り・・・」
桂木「よし、我々も車に戻るとしよう。藤堂さん、ご無理なさらず、ゆっくり来てくださいね」
桂木さんを先頭に、SPのみんなが車に戻っていく。
石神「車までお送りしましょう」
亜弥子「ありがとうございます」
(よかった・・・みんな無事で・・・石神さんとも仲直りできて・・・)
みんなが笑い合う背中に安堵すると、全身から力が抜けた。
石神「亜弥子さん!?」
崩れ落ちそうになった身体を、石神さんが抱きとめてくれる。
石神「もう大丈夫です。何の心配もいりません。貴女は・・・よく耐え抜きました」
亜弥子「は・・・い・・・」
石神さんが私の背中を優しくなでてくれる。
薄れゆく意識の中で最後に見えたのは、石神さんの優しい表情。
その表情に私は確信する。
(私・・・石神さんが好きなんだ・・・昴さんの言うとおり・・・)
力強い腕と温もりに包まれて・・・私はそのまま意識を失った。
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ひとこと・・・。
気付くの、おっそ!!