【恋人は専属SP】石神ルート episode 5 【本編】 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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大好きゲームのプレイ日記です。

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攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

こんにちは!



下の子も無事退院し、いつもの生活に戻りつつあるまなみんです!



付き添いで病院に籠もっている間に、すっかり季節が変わってしまった感じですwww


上の子もとうとう花粉症が始まりました。


てか、なぜか家族で上の子だけが花粉症なんですがwww



さて、そんなことより遅々として進まない石神さんレポです(笑)


ネタバレ・ツッコミ満載の上、完レポではありません!


端折りまくりです!


ご理解のいただける方のみ、ドーゾ。




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




次のイギリス行きのスケジュールを確認したあと、私はお父さんと久しぶりに昼食をとった。



平泉「亜弥子と二人で食事をするのは久しぶりだったね」

亜弥子「はい」

平泉「亜弥子・・・何だか元気がないね」

亜弥子「え?ううん・・・そんなことないよ!ランチもすごく美味しかったし・・・」

平泉「そうかい?それならいいんだが・・・。私が心配しすぎなのかもしれない。あまり心配していると、うっとうしいと嫌われてしまうかな」

亜弥子「そんな・・・」


(何も言わないと、お父さんを余計に心配させちゃうかな・・・)


亜弥子「あの・・・実は・・・少しだけ悩んでいることがあって・・・」


どうやったら石神さんをオトせるのでしょうか←違


平泉「よかったら、話を聞かせてもらえるかな?」

亜弥子「あのね、最近、ようやく仲良くなれたっていうか・・・少し距離が縮まったかなって人がいたんだけど・・・」

平泉「お友達の話だね」


なぜ、オトコだと思わないのかwww


亜弥子「うん・・・。その人が急に冷たくなった気がして・・・どうしたのかなって」



私の話を聞いて、お父さんは考えるように腕を組んだ。



平泉「亜弥子はその人の態度が変わった理由が知りたいんだね?」

亜弥子「私が悪いことをしたなら、謝りたいと思って・・・」

平泉「どんなことにも必ず理由やきっかけはあるはずだ。なぜだろう、と悩むより・・・まずは自分を振り返ってみるのはどうかな。自分が相手に話したこと、どんなふうに一緒に時間を過ごしたのか・・・それで、いつから、どんなふうに相手が変わったのかを考えてみるといい」


そうした上でわからないから悩んでるんじゃ?www


亜弥子「そうしたら・・・理由がわかるかな?」

平泉「ヒントくらいは見つかるかもしれないよ。それでもダメだったら、とっておきの方法を試すんだ」


おっ?(・∀・)


亜弥子「とっておきの方法?」

平泉「直接、相手と話してみることだよ」


それが出来れば苦労はしねぇー!!(=◇=;)


平泉「亜弥子が真摯に話をすれば・・・きっと相手も応えてくれるはずだよ」

亜弥子「うん・・・」


(話せる機会があったら、石神さんに聞いてみよう)


平泉「亜弥子なら、きっと上手くいくと信じているよ」

亜弥子「ありがとう、お父さん」


もったいぶって言う割には、内容の薄い話をありがとうwww



お父さんに話すことで、気持ちの整理がついたような気がした。

できることをやってみよう・・・そう、思えるようになっていた。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




官邸を出ると、太陽は隠れ周囲は薄暗くなっていた。



(一雨きそう・・・。天気予報で突然の雨に注意って言ってたっけ)



早足に駅までの道を歩いていると、ついに大きな雨粒が落ちてきた。



亜弥子「降ってきた・・・。たしか、折り畳み傘持って来たはずだけど・・・」


私は折り畳み傘使わない人wwwだって、持ち歩くとかさばるもん(・∀・)



立ち止まってカバンの中を探すものの、傘は見つからない。



亜弥子「あ!劇で使う衣装を入れるために、一回、下駄箱の上に出して・・・」


(そのまま忘れてきちゃったんだ・・・)


wwwwww



雨足は強くなるばかりで、私の足元はあっという間に濡れてしまった。

周囲を見回すと、公園の東屋が見えた。



(あそこで雨宿りしよう)



近くの公園まで、私は走った。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:





激しく降る雨をぼんやりと眺める。



亜弥子「通り雨だからすぐに止むと思うんだけど・・・。それにしても、すごい雨・・・」



大雨警報が出そうな降り方に、私は濡れた服をハンカチで押さえる。



亜弥子「自分を振り返る・・・か」



お父さんとの話を思い出して、私は石神さんとの間にあったことを思い返す。



(フランス観光に行ったときまでは変わりなかった。そらさんたちの代わりに警護してもらって・・・)



フランスでの最後の夜、何か変わったことはなかっただろうか。



亜弥子「あ・・・電話・・・?石神さんの電話が鳴って、あの時の石神さん・・・」


(みたこともないほど、怖い顔してた・・・)


亜弥子「でも、仕事の電話だったら、特別なことじゃないのかもしれないし・・・」



考えても、なかなか答えは見つからない。

雨でけむる公園を眺めていると、公園に入ってくる人影が見えた。

その人影は、真っ直ぐこちらにやってきた。



亜弥子「!」


(石神さん!?)


石神「こんなところで雨宿りとは・・・天気予報くらい見たらどうですか?」


見た上で忘れたんだよ~んヘ(゚∀゚*)ノ


亜弥子「天気予報は見ました。それで、ちゃんと折り畳み傘も用意しました。でも、荷物を入れ替えたときに、玄関に忘れてきちゃったんです・・・」

石神「・・・・・」

亜弥子「ドジなのは分かってますよ・・・」



怖くて石神さんの顔を見られずにいると、クスッと笑う声が聞こえた。



石神「まったく・・・亜弥子さんらしいですね」

亜弥子「・・・・・」



思わず顔を上げると、石神さんが笑っていた。



(石神さんが笑ってくれた・・・)



それだけのことで、目頭が熱くなってしまった私は慌てて下を向いた。



石神「どうしたんですか?」

亜弥子「い、いえっ。自分のそそっかしさに落ち込んでるだけです」

石神「そういうところも貴女の魅力になっているんじゃないですか?」


(〃∇〃)キャア


亜弥子「え・・・?」



顔を上げて石神さんを見上げると、石神さんは戸惑うように視線をそらせた。



石神「私には・・・わかりかねることですが。SPの連中なら、そう言って慰めるのではと思っただけです」

亜弥子「慰めてくれたんですか?」

石神「言葉尻をとらえる人ですね・・・。私は呆れているだけです」


(でも・・・前みたいに冷たい表情はしてない・・・)


亜弥子「石神さんは、いままで傘を忘れたことは一度もないんですか?」

石神「そうですね・・・一度だけありますよ」

亜弥子「え!あるんですか!?」


そりゃあるだろうwww


石神「そんなに嬉しそうな声で聞かないでください。子供の頃の話ですよ」


(子供の頃の石神さんって・・・どんな感じなんだろう?)


石神「忘れたときに幼稚園の先生が傘を貸してくれて・・・それが嬉しかったのを不思議とよく覚えています」

亜弥子「幼稚園の頃の石神さんは可愛かったですか?」


ヘンな質問www「はい、可愛かったですよ」って答える人なんかいないだろうwww


石神「さあ・・・周りからは可愛げのない子だと評判でしたよ」

亜弥子「ふふっ。それが、石神さんの魅力なのかもしれないですね」

石神「私をからかってるんですか?まったく・・・」



ため息をついた石神さんがはっとしたように瞬きをした。



亜弥子「石神さん?どうかしましたか?」

石神「・・・何でもありません。コレをどうぞ」

(石神さん・・・また声が固くなった・・・?)



私の前に折り畳み傘が差し出された。



石神「この傘で、駅まで行ってください」

亜弥子「でも、すぐに止むと思うので・・・」

石神「いつ止むという確証はないでしょう。このままここにいて、風邪でもひかれたら困ります」

亜弥子「・・・それじゃあ、お借りします」



折り畳み傘を受け取って、私は思いきって口を開いた。



亜弥子「あの、石神さん。ひとつ聞いてもいいですか?」

石神「手短にお願いしますよ」

亜弥子「こうして傘を貸してくれるのは・・・私を心配して・・・ですか?」

石神「え・・・?」

亜弥子「それとも、仕事だから・・・ですか?」

石神「亜弥子さん・・・」



(こんな聞き方はよくないかもしれないけど・・・石神さんが何を考えてるのか、知りたい・・・)



石神「・・・・・」



石神さんは黙ったまま、視線をそらした。

黙ったままの石神さんが見れなくて、私も下を向く。



石神「貴女は・・・どちらだと思うんですか?」


質問に質問で返すんじゃないっ(笑)



顔を上げると石神さんが私を見つめていた。

雨のせいなのか・・・

冷たく見えるはずの石神さんの目が、濡れて揺らいでいるように見える。



亜弥子「心配してくれてるなら・・・うれしいです・・・」

石神「・・・そうですか。貴女がそう思いたいなら、そう思っていても構いません・・・」


あっ!卑怯な逃げ方っ!ヾ(。`Д´。)ノ


石神「後藤と黒澤に車から閉め出されたんですよ」

亜弥子「後藤さんと黒澤さん?」



石神さんの視線を追っていくと、公園の前には一台の車が止まっていた。



石神「車に乗せないなら、せめて傘だけでも届けろと、大雨の中、放り出されたんです」


ごっとん、黒澤氏、グッジョブ(o^-')b


亜弥子「えぇ!?私のせいですみません!後藤さんと黒澤さんにお礼を言っておいてください」

石神「ええ・・・」

亜弥子「石神さん・・・。私は・・・石神さんとの距離が縮まったように感じていたんです」

石神「・・・・・」

亜弥子「それは勘違いだって・・・この間、はっきりと否定されちゃいましたけど」



私が苦笑しても、石神さんは何も答えない。



亜弥子「でも・・・もしかしたらって・・・思っていても、いいですか?」

石神「それはどういう意味ですか?」

亜弥子「もしかしたら石神さんは、何か事情があって、私に冷たくなったのかもしれないって・・・」

石神「・・・・・」

亜弥子「私を嫌いになったわけじゃないって・・・思っていても、いいですか?」



私と石神さんの視線がぶつかる。



石神「貴女という人は・・・どうして、そこまで私を信じようなんて・・・思えるんですか?」


好きだから~(〃∇〃)


亜弥子「私が信じていたいからです・・・」

石神「・・・人がいいにも程がありますよ・・・こんな私を信じるなんて・・・。貴女がもっと・・・」



石神さんが、辛そうに俯く。



(どうして・・・そんなに苦しそうな顔をしてるの・・・?)


亜弥子「石神さ・・・」



私が石神さんの手に触れようとしたとき、車のクラクションが聞こえた。


こらー!邪魔すんなー!!ヽ(`Д´)ノ



石神「!」



はっとした石神さんが顔を上げる。



石神「・・・失礼しました。風邪をひかないうちに早く駅に行ってください」

亜弥子「あ、あのっ・・・石神さん!」



石神さんは、振り返らずに雨の中を走って行ってしまう。



(また・・・きちんと話せなかった・・・)


そうか?けっこうズバズバと言いたい放題だったような気がwww



石神さんから借りた傘を見つめ、私はしばらくそこから動けなかった。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




翌日、私は石神さんに傘を返すために官邸に向かっていた。



(会えるとは限らないけど・・・。会えなかったときは・・・あとで考えよう)



駅前で信号待ちをしていると、可愛らしい洋菓子店が目に入る。



亜弥子「石神さんとフランスで食べたプリン美味しかったな・・・」


(私・・・気がつけば石神さんのことばっかり考えてる。そんなにショックだったのかな・・・)


鈍感ですかwww



信号が変わって歩き出すと、後ろから視線を感じた。



(なんだろう・・・この感じ、気持ち悪い・・・)



おそるおそる後ろを振り返ってみるが、行き交う人だらけで怪しい人は見当たらない。

急に怖くなった私は、小走りで官邸に急いだ。




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆



ねえねえ、いくら総理の娘だからって、官邸ってそんな軽い気持ちで行っていいとこなの?(笑)


てか、そんなに簡単に入れるもんなの?


修学旅行で東京には行ったけど、その辺は行ってないんだよね~