【智多星・呉用】第四章 第六話~第十話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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※ネタバレしてます!!

※選択肢はすべて5UPのものです!!

※簡易レポです!!



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郁里の胸の連星が光を放っている。



郁里「どうして光って・・・」

呉用「今まで、こんなことは?」

郁里「いえ、一度も・・・」

呉用「さっきの・・・私と妹の夢をみたことに、何か関係しているのかもしれない」

郁里「え・・・」

呉用「私が考えていたことを夢に見る。これだけでも、とんでもない偶然だ。そして、時同じくして連星が光っていた・・・すべて偶然で片づけるには、逆に無理があるとは思わないか?」

郁里「確かに・・・。あの・・・」

呉用「ん?」

郁里「ずっと気になっていたんですけど、レンセイって何ですか」

呉用「ああ・・・まだ説明していなかったか。梁山泊に集う英雄と呼ばれる男たちには、体の一部に必ず円形のアザのようなものがある。この印のあるものは、梁山泊では指導的立場を執る。私はここに」



そう言って呉用が首の後ろを見せる。



郁里「・・・私の胸のマークと似ている・・・」

呉用「我らは、武芸に秀でたり、知力で勝ったりと、何かしら特技を持つものが多い。君の場合は、人の考えていることを夢に見る能力なのかもしれぬ・・・。今度またこのようなことがあったら、私に言うように」

郁里「・・・はい」



とりあえず、今日のところはもう寝ようということになり、二人は布団に入る。

郁里は、もっと呉用のことが知りたいのでまた夢を見たいと思うのだった。



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翌日・・・


二人は昼間から曾兄弟に舞を命じられ、部屋に向かっていた。

その途中、ある部屋の前で聞こえてくる声に足を止めた。



???「梁山泊に忍び込ませている間者によると・・・」

郁里「・・・・・・っ!」

???「一人はあぶりだされたようだが、一人はまだうまくやっているようだ」

呉用「今、話しているのは、曾索と・・・あとは曾塗か。・・・史文恭もいそうだな」



郁里が呉用を見ると、呉用は驚いたような表情を見せた後、しっ、と唇に指を当てた。

さっきの呉用の言葉が、耳に聞こえたのではなく、頭に直接響いてきたような気がして、郁里は戸惑った。



曾塗「もうひとりがどこまで情報を掴んでくるかが胆になるな」

曾索「兵力の把握。そして、攻める前にもう少し力を削いでおきたい」

曾塗「・・・となると、暗殺か」

曾索「宋江あたりを・・・」

曾塗「宋江の周囲は警備が厚いだろう。晁蓋のこともある」

呉用「・・・・・・」

曾塗「宋江が無理ならば・・・林冲」

史文恭「林冲チャンはね、よっぽど卑怯な手を使うか~複数人で戦わないと、無理だよ!彼、強いから」

曾索「ふん・・・あとは呉用か」

曾塗「呉用は、梁山泊の頭脳だ。あやつの存在がなくなれば、こちらも戦いが進めやすくなる」



呉用が殺されるかもしれない・・・そう思うと、郁里は体が震えてきた。

思わず呉用を振り返ろうとしたとき、ギシッと床が軋んだ。



曾索「誰だ!?」

曾塗「ネズミでもいたのか?」

曾索「いや・・・」



二人はなんとか身を隠し、そのままその部屋を離れた。

じゅうぶん部屋から離れたところで、郁里は呉用の名前を呼んだ。



呉用「暗殺のことを気にしているのか」


1:大丈夫ですよね

2:怖いです

3:死なないでくださいね←5UPアップ


郁里「・・・死なないでくださいね。呉用さんが死んだら、私・・・」



不安がる郁里の頭を、呉用がためらいがちに撫でた。



呉用「今は、この後の舞に集中しろ。動揺はしないように」

郁里「・・・はい」



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二人はいつもどおり曾兄弟の前で舞を披露する。

夜もまた舞を頼むと言われ、その場を後にしようとしたとき、曾索に呼び止められた。

髪飾りを拾ったのだが、どちらかのものではないかと聞かれる。

郁里が自分のだと言うと、曾索の顔がニヤリとゆがんだ。

郁里は捕まってしまい、一人、牢獄に入れられてしまった。



曾索「何を聞いた」

郁里「・・・何も聞いていません」

曾索「馬鹿な女め。嘘をついても何もいいことはないぞ。優しく聞いているうちに、答えておくのが賢明だ」



郁里は、自分のうかつさに自己嫌悪に陥っていた。

しかし、呉用が捕まってないことに安堵もしていた。



曾索「なぜ、口を割らない?聞いたことを素直に話せば、助けてやらなくもない。それとも、聞いた話を誰かに伝えようとでもしているのか?」

郁里「・・・何も聞いていません」

曾索「まあいい。女をしゃべらせる方法なら、いくらでもあるからな」



梁山泊や呉用に迷惑がかかる、と頑なに口を割らない郁里に、曾索は下卑た笑みを残して牢から出て行った。

牢の窓から月を眺めながら、郁里がため息をついたとき、女装をしていない呉用がやってきた。

すばやく鍵をあけると、郁里を縛っていた縄を解いてくれる。



郁里「呉用さん・・・どうして・・・」

呉用「怪我はないか」

郁里「呉用さん・・・・・・っ!」



郁里が抱きつくと、呉用はそっと抱きしめ返した。



郁里「もう・・・会えないかと思った・・・」

呉用「・・・そんなわけないだろう。早く逃げるぞ」

曾塗「ほう・・・・・・・・・」



そこに曾家の兄弟5人が現れた。



呉用「・・・・・・っ」

曾索「伝説の踊り子は男でした・・・とはな。これは、とんでもないものを味見するところだった」

呉用「お前こそ、寝首をかかれなくてよかったな」

曾索「ふん・・・そんなことを言っていられるのも今のうちだ。お前たちは何者だ?」

曾塗「ん・・・この男・・・。私の記憶違いでなければ、梁山泊の呉用ではないか・・・?」



思わず焦りの表情が出た郁里を、曾塗は見逃さなかった。



曾塗「・・・思いもよらないものが飛び込んできたようだな。天は我らに味方しているということか」

曾索「暗殺する手間が省けた」

郁里「呉用さん・・・・・・」

呉用「・・・何も心配する必要はない」

曾塗「そのような言葉、気休めでしかないな」

(ダメ・・・・・・・このままじゃ・・・・・・!)


曾索が剣を構えたとき、郁里の連星が輝きはじめた。



呉用「郁里・・・・・・」

郁里「え・・・・・・」

曾塗「女、まさか・・・・・・っ」



曾塗は郁里に近づくと、無理やり着物をはだけさせた。

あらわになった胸を隠そうにも、両腕はしっかりとつかまれていた。



呉用「貴様・・・・・・!やめろ!やめないかっ!」

曾塗「報告が入っている。突然、胸に星の印がある女が現れた。その女は天女ではないか、と・・・」

曾索「これは良いものを手に入れましたね」

呉用「彼女は・・・何も関係ない!」

曾索「黙れェッ!」

郁里「呉用さん!」



呉用が曾索に殴り飛ばされる。



曾塗「聞きたいことは山ほどある。二人とも牢にぶちこんでおけ。女は別の使い道もあるからな・・・」



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ヒロインちゃん、大失敗の巻でした(笑)



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